ストレス

  • 2024.04.07

ぼんやりタイムでストレス解消! ストレスから身を守るライフハック8つ | ananweb – マガジンハウス

心の不調に繋がる最大の敵であるストレス。社会との関わりが増えて、人間関係が広くなればなるほど、外部からの刺激は大きなものに。しかしストレスに対する自分自身の感じ方や捉え方を変えて、セルフマネジメントできれば、ストレスとうまく付き合えるようになる! ストレスは溜め込まず、上手に受け流すこと。 環境の変化や仕事が忙しいなど、様々な要因により日常の中で感じるストレス。身近な人間関係はもちろん、最近はSNSの繋がりにより、多くの人とコミュニケーションをとる機会が増え、ストレスを感じる機会も増え続けている。 「ストレスとは、外部からの刺激などによって体の内部に生じる反応のこと。その原因となる外的刺激のことを『ストレッサー』と呼びます。ストレッサーには、天候などによる環境要因、睡眠不足や病気による身体的要因、人間関係、仕事などによる社会的要因が挙げられます。これらは生きていれば必然的に生まれるので、ストレッサーを完全に避けることはできません。しかし自分が感じるストレス反応は、適応力を身につけることで、うまくコントロールすることができるのです」(脳神経外科医・奥村歩さん) だからこそまずは自分のストレス反応に気づくことが重要。ストレスが溜まると、脳の前頭葉の働きが過剰になり、心身に様々な不調が現れる。心身の不調のサインを感じたら、そのきっかけとなる出来事やストレッサーが背後に潜んでいるということなので、早めに対処するようにしたい。 「自分に生じやすいストレス反応を知り、ストレッサーの受け止め方や捉え方を変えれば、自分の中でうまく受け流すことができるようになる。また脳の疲れを癒す習慣を身につけることで、ストレス反応が起きにくくなるので、自分の身を守ることができます」 ストレスから身を守るライフハック ストレスをストレスと意識すればするほど、メンタルヘルスに悪影響を及ぼす。そこでストレスを過度に溜めないための心構えと、脳を心地よく癒す方法を伝授。どれもすぐできるものばかりなので、ストレスフリーな毎日を送るためにレッツトライ! 【ライフハック1】八方美人にならない。 人間関係や周囲のことに気を配りすぎるとストレスが増幅する。「真面目で気配り上手な日本人は、何事にも全力で立ち向かえるのが取り柄ですが、人間が使えるエネルギーには限度がある。だからこそ自分にとって何が大切か、人や仕事に対して優先順位をつけることで、負担を減らすことができます」 【ライフハック2】自分でコントロールできない情報はできるだけ遮断する。 他人の行動や世間の動向を過度に気にしすぎないように、ネットの情報は必要最低限に。「人間は強い不安から、知れば知るほどさらに知りたくなるという性質が。ならば初めから必要以上の情報を自分の中に入れないようにしてみては。世の中の全てのことを知ることはできないと開き直ると、できる気がしませんか」 【ライフハック3】体を動かしたり、アウトプットを増やす。 大量の情報をインプットし続けると、脳の機能が低下し、ストレスは溜まる一方。「だから意識的にアウトプットすること。たとえば趣味活、運動など、カロリーを消費できるようなアクションがベスト。するとストレスに打ち勝とうとする時に働く脳内物質『ノルアドレナリン』が分泌され、心のバランスが整います」 【ライフハック4】マルチタスクは優先順位をつけて行う。 人間の脳はマルチタスクが苦手。あれもこれもと手を出すとストレス反応を引き起こし、脳の情報処理能力が低下。「だから優先順位をつけて、脳に負担の少ないものから取り掛かると、集中力がアップします。また5つあるタスクのうちたとえ3つしかできなかったとしても、3つもできたと割り切ることも大切」 【ライフハック5】一日一善を心がける。 人の役に立つような行動を起こすと、脳と体が健康になり、自分のためにもなる。「人に感謝されることや、自分が満足するパフォーマンスをすると、交感神経が刺激され、脳内物質『ドーパミン』が分泌され、やる気や幸福感を得ることができます」。また自律神経のバランスが整い、入眠しやすくなるというメリットも。 【ライフハック6】気の置けない仲間とおでかけする。 大好きな人と一緒に公園などにおでかけしてストレス発散。「好きな人と触れ合ったり、楽しく会話したりすることで、多幸感を与えてくれる『オキシトシン』が分泌されます。また緑に囲まれ、四季の移り変わりを実感することでセロトニンが活性化され、さらに脳を癒すことができるので、ストレス解消に一石二鳥」 【ライフハック7】ぼんやりタイムで脳内を省エネモードに。 「何もしていない時に活発になるニュートラルな脳のことを『デフォルトモード・ネットワーク』といいます。この大きな働きのひとつが、自分という人間を見失わないためのシステムなので、ぼんやりタイムを設けると、不安やストレス解消の近道になります」。日中に行う30分以内のパワーナップ(仮眠)も効果的。 【ライフハック8】ストレス反応を感じたら3つに分類する。 ストレッサーを認知したら、3つの対処法のどれかに仕分けする癖をつけて。「その1、逃げられるなら逃げる。その2、自分が変わることで適応してみる。その3、適応することができない場合は逃げることも諦めてストレスを受け入れる。冷静に分類することで、ストレス反応に客観的に対処できるようになります」 奥村 歩さん 日本脳神経外科学会認定専門医、おくむらメモリークリニック理事長。認知症やうつ病に関する診察も多く経験し、これまでに10万人以上の患者の脳を診断。『スマホ脳の処方箋 10の生活改善テクニックで脳の疲れがみるみるとれる!』(あさ出版)など、著書多数。 ※『anan』2024年4月10日号より。イラスト・黒猫まな子 取材、文・鈴木恵美 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/541681/ Source: ananweb

  • 2024.04.07

現代人は“史上最悪のメンタル”!? 3つ以上当てはまったら注意、心の不調をチェック | ananweb – マガジンハウス

心の不調のメカニズムや、現代人が置かれている状況についてお勉強。「自分はメンタルが強いから大丈夫!」という過信は禁物。生活習慣がメンタルヘルスに影響を与えるので、今の自分の状態を心の不調チェックで確認して。 心の不調の原因は、脳の使いすぎ! シリーズ累計100万部を突破しているスウェーデン出身の精神科医アンデシュ・ハンセン氏の最新刊『メンタル脳』(新潮新書)によると、現代人は“史上最悪のメンタル”といわれ、とりわけ若年層の心の不調は世界的に広まっているそう。なかでも日本は特に深刻で、高校生の30%、中学生の24%、小学4~6年生の15%が中等度以上のうつ症状を訴えているとの調査結果も。そこで心の不調はなぜ起こるのか、脳神経外科医の奥村歩さんが解説。 「そもそも私たちの体や心をコントロールしているのは脳。“脳を使いすぎている”ことが、心の不調を引き起こしています。昔に比べて生活そのものは便利になりましたが、現代人はマルチタスクで、毎日やることがたくさんあり、人間関係も複雑で不安や心配事を多く抱えているため、日々脳を酷使しています。脳を使いすぎると、脳の機能が低下します。脳には、人の感情をコントロールし、不安を鎮めるシステムがありますが、その中心を担っているのが、大脳の前部分に位置し、人間の運動、言語、感情を司る『前頭葉』です。ところが脳の使いすぎでその前頭葉の機能が低下すると、不安を過剰に感じるようになり、これが心の不調に繋がるのです」 また、もともと日本人は遺伝子的に不安を感じやすい民族で、空気を読んだり、周囲に気を配って人間関係を良くしようとする特質があるため、脳に負担がかかり、メンタルも不安定になりやすい。 「日本人は、幸せホルモンと呼ばれる脳内の神経伝達物質のひとつ『セロトニン』が枯渇しやすい遺伝子を持っています。セロトニンは心身の健康の安定に深く関係しているのですが、人間関係の悩みや生活への不安を抱えるとセロトニンが分泌されにくくなり、脳は疲労困憊状態になります。そして脳を使いすぎている日本人に、さらに追い打ちをかけているのが、現代のデジタル社会やテレワークの定着による運動不足です。特にスマホ依存は情報過多になりすぎて脳を刺激し、大きなダメージを与えます。また働き方の多様化で、出勤しなくても働けるようになり体を動かすことが減ったことで脳はリフレッシュできず、脳を酷使し続ける結果に。そんな疲れすぎた脳を効率よくメンテナンスできるのが実は睡眠。良い睡眠は、外部の刺激(ストレス)から身を守り、脳の健康を保ち、心身を整えてくれるとても大切な時間です。しかし、日本は世界ワーストレベルの睡眠負債大国で、睡眠時間は年々短くなっている傾向にあり、脳の機能を回復できず、心の不調に陥る人が増加しているのです。この状態を放置していると、メンタルがさらに深刻な状態になり、若年層もまた将来認知症になる可能性が高くなるので、今のうちからメンタルヘルス対策をしっかり行うことが大切です」 また新生活が始まる春は、新しい変化にワクワクする一方で、新たな人間関係の構築などにより過度な緊張やストレスを感じやすい季節。知らず知らずのうちに心身に負担がかかっている場合があるため、下記の心の不調チェックで今の自分の状態を確認しよう。その上で、ストレスから身を守る方法を身につけたり、睡眠不足解消など、生活習慣を見直して。 心の不調チェック 最近の自分の状態を振り返りながら、当てはまる項目にチェックしてください。チェックのついた項目が3つ以上だった場合、いま心の不調を感じている可能性があります。5つ以上の場合は心の不調が健康を害し始めている可能性があるので早めの対処を。 頭と体が重い感じがする疲れやすい朝ヤル気が出ないイライラしがち頭痛・目まい・肩こり・胃のもたれを感じる嫌なことが頭から離れない物忘れやうっかりミスが多い仕事・家事の段取りが悪い以前好きだったことやものに興味が持てなくなった四季の移り変わりや旬の食べ物に鈍感 心の不調を招く主な原因 日常生活の中で何気なく行っているアクションが、脳にダメージを与えて心の不調を招くので、因果関係をしっかり把握しておくことがメンタルヘルス対策には有効。知ることで自分ごと化でき、意識も変わるので行動にも変化が表れるはず。 スマホ依存SNSによる不特定多数の人との繋がりが脳の使いすぎを加速。 いつでも気軽に使える便利なツールゆえに、現代人の生活になくてはならないものとなったスマートフォン。「だからこそスマホ依存に陥る人が続出中。しかしネットにあふれる多くの情報を処理できずに、脳の機能が低下。またSNSの普及で、気を使わなければならない相手が膨大に増えたために、脳が疲弊することに。スマホとの付き合い方が現代人の課題。スマホ依存を低減するおすすめの方法が『スマホレコーディングダイエット』です。1日の中でスマホを使った時間と目的をノートに記録し、客観的に認識することでスマホに触れる時間を減らす効果が期待でき、使用時間を見つめ直すきっかけになります」 人間関係日本人は空気を読むのが得意。だからこそ気の使いすぎに注意。 脳にダメージを与える一番の要因が人間関係。「もともと人間の脳は、自分が安全に豊かに楽しく生きるために働くもの。しかし争いを回避するための知恵として、他人の顔色を窺うことに脳のエネルギーをたくさん使うように進化してきました。なかでも日本人はストレスに対して過剰に反応してしまう傾向が。それは島国という閉鎖的な社会環境において、人に嫌われないよう、仲間はずれにならないようにと、周りに気を使いすぎてしまうため、それがストレスになっています。しかしストレスこそ心の不調の最大の敵なので、ストレスに対する適応力を身につけることが大切です」。 睡眠不足睡眠は脳の疲労を飛躍的に軽減! 睡眠不足は脳の大敵と心得て。 複雑な人間関係、スマホ依存、運動不足の三重苦により非常に疲れている脳。その脳の機能をリセットし、最適化してくれるのが睡眠。しかし、日本は他の先進国と比べ1時間も平均睡眠時間が短く、睡眠不足は若い世代ほど強い傾向に。「広島大学が最近実施した生活習慣調査によると、高校3年生の1週間の平均睡眠時間が、日本人全体の平均より短く、高校生のうちから睡眠不足が習慣になっていることが明らかに。しかし質の良い睡眠が取れると脳が整理整頓されるだけでなく、不安も解消してくれるので、熟睡こそが心の不調とサヨナラする最強の解決策です」。 運動不足体を動かすと脳の疲れを癒せる! 現代人の運動習慣が大きな課題。 日本では約3人に1人の成人が運動不足というデータがあり、コロナ禍以降はさらに増加傾向に。「現代人は多くのワーキングメモリーを駆使して、日々目の前の作業に追われています。特にテレワークが定着したことで、働く・休むの切り替えができなくなってしまい、脳は緊張しっぱなしに。そのため脳に疲労が蓄積し、心の不調を招きやすくなっています。体を動かすことは、眠ることと同様、脳にとって非常に良い疲労回復法。もし運動ができる環境になければ、仕事中に定期的に立ち上がり、周りを少し歩くだけでもOK。体を動かし脳の疲労を解消することで、パフォーマンスが高まるため、仕事の効率も良くなります」 奥村 歩さん 日本脳神経外科学会認定専門医、おくむらメモリークリニック理事長。認知症やうつ病に関する診察も多く経験し、これまでに10万人以上の患者の脳を診断。『スマホ脳の処方箋 10の生活改善テクニックで脳の疲れがみるみるとれる!』(あさ出版)など、著書多数。 ※『anan』2024年4月10日号より。イラスト・黒猫まな子 取材、文・鈴木恵美 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/541674/ Source: ananweb

  • 2023.12.21

カフェラテ大好き、昼間の眠気が強い…「心身の不調から太りやすい人」の特徴と対策 – 文・大久保愛 | ananweb – マガジンハウス

イベントが多い年末年始は、食生活や生活リズムが乱れてストレスもたまりがち。気づけばぽってりお腹に…なんて人が続出するシーズンでもあります。そこで、中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、心身のバランスを整え、ダイエットにもつながる食事と、危険なNG習慣を教えてくれます! 年末年始のストレスから太り気味の人はいませんか? 【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 245 忙しく、忘年会もあり、クリスマスもあり、大晦日もあり、盛りだくさんな1か月ですよね。そろそろストレスがたまってきていませんか? ここで、ちょっと深呼吸をしましょう。息をつく間もなくあれこれ考え、動き、スケジュールを埋めていく人も多いと思います。ストレスに強い人でも、気が付かないうちにリラックスを求めていることもあるのではないでしょうか。 リラックスしたいときに、簡単にできる方法として、甘いスイーツを食べたり、甘いカフェラテを飲んだりすることってありますよね。ホッと一息つくと殺伐としていた日常にも一瞬だけ華やぎを取り戻すことができ、再び頑張ることができます。ただ、これに頼りすぎていると、ここぞというときに眠気がやってきたり、持久力がなくなったりしてしまうこともあるかもしれません。さらには、太ってしまうということもありますよね。 冬はただでさえ、食べたり飲んだりする機会が増えるので、太りやすい時です。だからといって、運動量も増やしたくはないので、行動一つひとつに気をつけなければならないですよね。ということで、今週はストレス太りを予防する食薬習慣を紹介していきます。 今週は、ストレス太り対策のための食薬習慣  仲のいい人に「ちょっと太った?」といわれたり、冬服でお腹やお尻の周りが隠れることを嬉しく思ったりすることはないでしょうか。「春になる前にダイエットしたらいいよね」と開き直っている人は注意です。そう簡単に、痩せないからです。冬は、運動量が減り、食べる量が増えることで太ります。つまり、脂肪が増え、筋肉量が減り、痩せにくい体形になるからです。 そこで、ご自身の生活を見直してみましょう。集中できないとき、イライラしたとき、眠気が強いときなどに甘いものに頼ってはいませんか? 今の時期は、濃厚なクリーム系やチョコレート系などの季節限定スイーツも増えています。誘惑が多いですよね。漢方医学では、ストレスに強くなるために『肝』を強化し、代謝を上げていくためには『気』を補うことが必要だと考えます。 ということで、『肝』の働きを強化し『気』の巡りを促し、『気』を補う食薬習慣が大切です。今週食べるとよい食材は【ベリービネガードリンク】です。逆にNGな習慣は、【甘いカフェラテ】です。 食薬ごはん【ベリービネガードリンク】 漢方医学では、「気」の巡りを促し、ストレス解消に役立つとされるお酢。血糖値の上昇を抑えることで、心の安定やダイエットにつながったり、消化を助け栄養の吸収を助けたり、便通をうながしたり、内臓脂肪の燃焼に役立ったり、疲労回復につながったりします。 抗酸化作用が高く、疲れ目対策やストレスケア、美肌にも役立つビタミンCやアントシアニンを豊富に含むベリー系を合わせて、手軽にベリービネガーを作りましょう。ミックスベリーやブルーベリー、イチゴなどはコンビニやスーパーの冷凍コーナーに売っていますよ。 <材料>冷凍ミックスベリー  110g(1袋)酢          100ml蜂蜜         50gくらい水          お好みで <作り方>清潔な容器に材料を入れ、全体になじませる。1時間以上おいたら、お水や炭酸水で割ってお召し上がりください。3~4日するとより味がなじみます。 NG行動【甘いカフェラテ】 カフェラテやカフェオレには、糖質や脂質が多く含まれています。ちなみに、カフェラテ1杯には、約10g程度の糖質が含まれていることがあります。ちょっと休憩と思い、カフェラテとクッキーやビスケットをつまんでいると、糖質やカロリーの摂取量がいつもの食事に上乗せされる形になるので、習慣化すると当然太ってしまいますよね。とくに、今の時期から1月にかけては食べ癖がつきやすい時期です。なるべく、習慣化しないようにしていきたいですね。 年末年始は、数か月ぶり、1年ぶりなど久しぶりに会う人が増えますよね。ベストコンディションの心と体と外見をもって楽しめるように、日ごろからできることは取り入れていきましょうね。そのほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく 食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。 ※食薬とは…『食薬』は、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という古代と近代の予防医学が融合して出来た古くて新しい理論。経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。 近年急成長する予防医学の分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれているところです。 ですが、古代とは違い現代ではさまざまな研究が進み明らかになっていることが増えています。『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が生じる食事としてアウトプットすることに特化したのが『食薬』です。 ※1 農林水産省サイト「アツアツな飲み物にご注意!」 Information <筆者情報>大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田で薬草を採りながら育ち、漢方や薬膳に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・美容を学び、日本人初の国際中医美容師を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、未病を治す専門家として活躍。年間2000人以上の漢方相談に応えてきた実績をもとにAIを活用したオンライン漢方・食薬相談システム『クラウドサロン®』の開発運営や『食薬アドバイザー』資格養成、食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち®」シリーズの展開などを行う。著書『心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売1か月で7万部突破のベストセラーに。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『食薬事典(KADOKAWA)』、「食薬ごはん便利帖(世界文化社)」、「組み合わせ食薬(WAVE出版)」、「食薬スープ(PHP)」など著書多数。公式LINEアカウント@aika 『1週間に一つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。 『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。 ©autumnn/Adobe Stock 文・大久保愛 https://ananweb.jp/column/yoisyokuzai/524297/ Source: ananweb

  • 2023.08.18

心身ともに元気をチャージ! 12星座別「ストレス解消方法」 – 文・脇田尚揮 | ananweb – マガジンハウス

ストレスを感じることがあっても、溜め込む前に解消したいですよね。自分に合った発散の仕方がわかっていれば、心も体もはやく復活できるかもしれません。今回は、12星座別におすすめの「ストレス解消方法」をご紹介します。 おひつじ座(3/21~4/19) あなたの元気を引き出す方法は、前向きな計画を立てることです。エネルギーを使って疲れを増幅させるよりも、発想を変えて「この次はこうしよう!」とポジティブに考えてみましょう。新たなエネルギーがわいてきて、疲れを忘れることができます。疲れているときほど、ワクワクする新しいプランを練ってみて。 おうし座(4/20~5/20) 疲れを感じたら、生活空間を整えてみてください。なるべく快適な環境で過ごせるように工夫するのも、疲れをためない秘訣です。身の回りを自分のお気に入りのもので固め、仕事の合間に飲む一杯のお茶にもこだわりましょう。花や絵を飾ったり、すっきりしたミント系のアロマオイルの香りを漂わせるのも効果的。五感が心地いいと感じる環境を作れば、疲れもやわらいでいくはずです。 ふたご座(5/21~6/21) あなたにぴったりのストレス発散法は、なんにでも興味を持って体験してみること。好奇心を全開にして、いきいきと輝いている状態が続けばストレスはたまりにくいでしょう。家にこもるより、話題のスポットを訪れたり体験型のアクティビティに挑戦してみましょう。 かに座(6/22~7/22) どんなに疲れていても、感謝の一言がもらえれば疲れが吹き飛んでしまうのがあなた。親しい誰かのために料理を作るなど、喜んでもらえることを進んでやってみましょう。親戚の子どもにプレゼントを贈ったり、地域のボランティアに参加するなど、相手の喜ぶ顔を見ることで心が満たされるでしょう。また、ペットの世話や花や木を育ててみるのも癒し効果が期待できそうです。 しし座(7/23~8/22) いつもより少し豪華な場所を訪れることで、あなたの疲れは解消しそうです。少々奮発して、ワンランクアップしたエステやヘアサロンへ行ってみるのもおすすめ。丁重な施術を受け、美しさに磨きがかかることで心身ともにリフレッシュできて、明日への活力がわいてくるでしょう。 おとめ座(8/23~9/22) あなたの場合、ストレスには感覚的な方法より、実践的なアプローチをするほうが良さそうです。例えば、疲労回復や体調不良に効果的な食べ物やサプリメント、エクササイズを研究するなどして、体の調子を整えてみましょう。体の調子が整うことで、心も回復してくるはずです。 てんびん座(9/23~10/23) 「人からどう見られているか」が常に気になって、なかなかリラックスできない傾向にあるあなたは、一人の時間を持つことが疲労回復の秘訣です。ときには、何も計画を入れない休日を過ごしてみて。家にじっと閉じこもっている必要はありません。ショッピングをしたり、映画を見るのも良いでしょう。ただし、気の向くままに一人で行動を。好きなものを自分のペースで楽しめば、心身も整うはず。 さそり座(10/24~11/22) 自分がまだ知らない世界を訪れるのがおすすめ。知らない場所へ足を踏み入れ、見たことのない景色を味わうことに大きな感動を覚えるはずです。大まかな行き先だけ決めて、行った先で知り合った人と交流したり、おすすめの場所を教えてもらったりと、成り行き任せで楽しんでみるのも良いでしょう。自由気ままなソロドライブなどもイライラを鎮めてくれるはず。 いて座(11/23~12/21) 感性が刺激されるようなエキサイティングな体験が、あなたにとって疲労回復の特効薬になりそうです。日常生活でも五感を使った体験を探してみましょう。美術館でアートに触れたり、近所にオープンしたレストランでおいしい料理を食べるなどして感覚にアプローチすることで、あなたの中にエネルギーが蓄えられるでしょう。 やぎ座(12/22~1/19) メリハリをつけて休むことが、あなたにぴったりのエネルギーチャージ方法です。頑張り屋のあなたが走り続けるためには、リフレッシュする時間も必要。その日の疲れはその日のうちに解消することを心がけてください。無理な場合は、週末にまとめてリラックスタイムを。温泉に行ったり、自宅のお風呂に雑誌を持ちこんで本格的な半身浴をしてみるのも良いでしょう。ボーっとするための時間を意識的に設けてみて。 みずがめ座(1/20~2/18) 誰にも邪魔されないプライベートな時間こそ、あなたの疲労を回復させ、エネルギーを生み出す源だといえるでしょう。自分だけの自由な時間の使い方を工夫してみて。掃除や洗濯、買い物などの生活上必要なタスクも、やり方を工夫することでリフレッシュタイムに変わるはず。例えば、外国製の掃除道具を使ったり、石鹸を手作りするのも良さそうです。料理もレシピ通りではなく、あなたの思いのままに作ってみましょう。 うお座(2/19~3/20) 共感力が高いあなたは、喧騒の中で生活していると心が疲れてしまうことが多いかもしれません。相手に合わせすぎたり、嫌だと言えず我慢してしまう場面も少なくないのでは? そんなときはパワースポットに赴き、静寂な空間に身を置くことで、心が浄化されるはず。あなたにとって神社やお寺は、優しく心を癒してくれる神聖な場所と言えます。足を運んで手を合わせるだけで、不思議と心身が整うでしょう。 脇田尚揮/占い・心理テストクリエーター 株式会社ヒューマン・ライフ出版代表取締役社長、企業占術鑑定士、大学講師、秀心寺住職。 ©Halay Alex/Beauty Agent Studio/shutterstock 文・脇田尚揮 https://ananweb.jp/uranai/499946/ Source: ananweb

  • 2023.06.16

パスタ大好き、ストレス過多…「自律神経の乱れで肌荒れしやすい人」の特徴と対策 #218 – 文・大久保愛 | ananweb – マガジンハウス

不規則な生活や気圧の変化などで自律神経が乱れ、特に月経前などに肌トラブルを起こしがちな人が増えているよう。中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、ニキビなどの肌荒れしやすいNG行動と対策を教えてくれます! 最近、ニキビなどの肌トラブルに悩んでいませんか? 【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 218 朝起きて鏡を見たときにニキビがある、赤みがあるなど肌トラブルを発見してしまったときには、朝から気分がブルーになってしまいますよね。人に会うのが嫌になったり、外出する気がなくなってしまったり、一日の気分にも影響してしまうこともあると思います。 また、自律神経が乱れやすい低気圧がやってくる高温多湿のこの時期には、ストレスに敏感になる、だるさを感じやすいなどに加え、ホルモンバランランスも連動して乱れてしまうことがあります。ホルモンバランスの乱れは、月経前のニキビの原因になってしまうことも。 また、糖質、脂質の多い食事をとる習慣などがあったり、寝不足、ストレスが多い人は、当たり前の話になりますが、肌トラブルになやまされやすくなります。とくに高温多湿で肌がベトつき皮脂分泌も増えるこの時期、月経前にできやすいフェイスラインのニキビ対策となる食薬習慣を紹介していきます。 今週は、月経前の肌トラブルの対策となる食薬習慣                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          じんわりと汗をかくようになりましたね。皮脂分泌も増え、毛穴が詰まりやすくなる今日この頃ですが、紫外線量も増え、角栓ができ、毛穴が黒ずみやすくなりますよね。さらに、低気圧やエアコンなどの影響から自律神経が乱れやすい時期とも言えます。そうすると、睡眠の質が低下したり、過食になりやすくなったり、ストレスに弱くなったりとお肌にとってダメージを与える要素がてんこ盛りになります。 また、自律神経が乱れるとホルモン分泌も乱れやすく、月経前のにきび、過食、イライラ、気分の落ち込みなどに悩まされることも増えてしまいます。この状況を漢方医学では、『肝気鬱結』、『湿熱』がたまっている状態と考えます。そこで、自律神経を整えるために『気滞』を解消し、腸内環境を整え、抗酸化を行うために『清熱』し『湿熱』を除去することを考えます。ということで食べるといい食薬は、【アボカドとトマトのサラダ】です。そして、今週のNG行動は、常習的な【パスタランチ】です。 食薬ごはん【アボカドとトマトのサラダ】 味付けを粒マスタードとお酢で整えるので、香り高いイソチオシアネートやクエン酸などの酸味によって「気滞」の改善を促します。また、アボカドやトマトなど抗酸化作用の高い野菜を使うことで、「清熱」や「湿熱」の除去を行います。粒マスタードは常備していない家庭も多いですが、夏野菜のサラダやソテーにスプーン1杯くらい加えると味が締まり、さっぱりとして、機能性も高まるのでおすすめ調味料の一つです。 <材料>酢・オリーブオイル・粒マスタード 各大さじ1アボカド  1/2個(一口大)レタス   4枚(ちぎる)トマト   2個塩     お好みで <作り方>材料をまぜたら完成です。スライスマッシュルームやパプリカ、砕いたナッツなどを入れてもよいです。 NG行動【パスタランチ】 麺類は、たまには良いのですが、常習的になっていたら注意です。パスタランチを想像してみてください。野菜などの食物繊維、お肉や魚介類などのタンパク質が具材として含まれていたとしても、圧倒的に糖質の量が多くはないでしょうか。また、一般的なパスタは油と一緒に和えられていることが多く、糖質や脂質のとりすぎとなってしまい、栄養バランスが乱れやすいメニューの一つとも考えることができます。皮脂分泌が多く肌がベトベトしているとき、ニキビができているとき、便秘がちなときには、和食を中心とするようにしていきましょう。 カラダの状態が反映されるのが、お肌です。毎月、ニキビで悩んでいる方は、肌トラブルだけに注目するのではなく、カラダ全体を整えるようにケアしてみてはいかがでしょうか。ほかにも心とカラダを強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく 食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方がぜひご覧ください。 ※食薬とは…『食薬』は、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という古代と近代の予防医学が融合して出来た古くて新しい理論。経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。 近年急成長する予防医学の分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれているところです。 ですが、古代とは違い現代ではさまざまな研究が進み明らかになっていることが増えています。『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が生じる食事としてアウトプットすることに特化したのが『食薬』です。 Information <筆者情報>大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田で薬草を採りながら育ち、漢方や薬膳に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・美容を学び、日本人初の国際中医美容師を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、未病を治す専門家として活躍。年間2000人以上の漢方相談に応えてきた実績をもとにAIを活用したオンライン漢方・食薬相談システム『クラウドサロン』の開発運営や『食薬アドバイザー』資格養成、食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」シリーズの展開などを行う。著書『心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破のベストセラーに。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『食薬事典(KADOKAWA)』、「食薬ごはん便利帖(世界文化社)」、「組み合わせ食薬(WAVE出版)」、「食薬スープ(PHP)」など著書多数。公式LINEアカウント@aika 『1週間に一つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。 『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。 ©toofuneko/Gettyimages©PeopleImages/Gettyimages 文・大久保愛 https://ananweb.jp/column/yoisyokuzai/490880/ Source: ananweb

  • 2023.03.24

ラーメン大好き、おなかがゴロゴロ…「花粉症が悪化しやすい人」の特徴と対策 #205 – 文・大久保愛 | ananweb – マガジンハウス

花粉症などのアレルギー症状に悩まされていませんか。中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、その対策と症状が悪化してしまうNG習慣を教えてくれます! 今年は花粉症が酷くなっていませんか? 【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 205 桜が満開となる地域が続々と増えてきていますね。春分の日も過ぎ、暖かい陽気の日も長く続くようになり、ようやく長かった冬も終わりを迎えた印象になりました。そして、マスクとの距離感も徐々にもとの生活に戻りつつあります。ですが、花粉症を強烈に感じている方は、マスクとの距離感がより強固なものへと変化していることだと思います。 そして、卒業、入学、進級、転職、転勤などさまざまな区切りとなり変化のときとなる3月。みなさん、健やかにお過ごしでしょうか。今までお世話になった人たちや4月に新しく出会う人たちに対して、爽やかな印象を与えておきたいと考えるかたは多いと思います。ですが、花粉症で常にポケットティッシュを持ち歩き、鼻の周りは赤くむけ、会話をしながら鼻水がたれたり、くしゃみがでてきてしまっては、相手が気にしていなかろうが本調子ではない自分の状態に悲しくなってしまいます。そこで、今週は花粉症が悪化してしまうNG習慣と食べるとよい食薬について紹介していきます。 今週は、花粉症の対策となる食薬習慣                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          肌寒いタイミングもありますが、徐々に暖かくなり、お散歩するのが心地よい季節がやってきました。春のピンク色の花が映えた街並みを思い浮かべるだけで、外出の楽しみが一つ増えてラッキーな気分になりますよね。春の美しさは、あっという間に過ぎ去る儚さも心を動かされるポイントだと思いますが、桜日和のポカポカ陽気のタイミングだ! と狙って外に出ると必然的に降りかかるのが花粉です。 今年から花粉症デビューしたというかたも多いのではないでしょうか。花粉症などアレルギー症状は、漢方では腸内環境が悪化し『湿熱』というアレルギーの原因が体内に存在すると考えられています。また、花粉や黄砂、ウイルスなどの病原菌、寒暖差などから身を守っているものを『肺』や『衛気』とよびますが、これらの働きが低下しているときにも花粉症に悩まされると考えられています。 そのため今週は、『肺』や『衛気』を補う食薬をとりいれて体を守る力を強化し、アレルギーを引き起こす『湿熱』の原因となる食材を食べないようにしましょう。ということで今週食べるとよい食薬は、【キノコたっぷりブリしゃぶ】です。そして、逆に今週のNG行動は、『湿熱』の原因となる【ラーメンを食べる】ことです。 食薬ごはん【今週食べるとよい食薬:キノコたっぷりブリしゃぶ】 『肺』と『衛気』を養う栄養素といえば、免疫のサポートに働くビタミンD、炎症を抑えるオメガ3脂肪酸、腸から整える食物繊維です。これらを1品で叶えてくれるのが、キノコたっぷりブリしゃぶです。ブリにはオメガ3脂肪酸が、キノコ類には食物繊維が豊富に含まれています。そして、キノコ類とブリには共通してビタミンDも多く含まれています。 レシピはこちらです。 <材料>ブリ     2切れ(4ミリくらいにスライス)舞茸・しめじ たっぷりお好みで干しシイタケ 3つ千切り生姜  2片昆布     3cm醤油・みりん 各大さじ1水      400ml <作り方>ブリ以外の材料をお鍋でコトコト煮て、ブリをしゃぶしゃぶにして食べる。 NG行動【ラーメンを食べる】 花粉症がひどい! と鼻をかみながらラーメンを食べてはいないでしょうか? 小麦製品とオメガ6脂肪酸が多い食材ですよね。腸内環境を乱し免疫を低下させたり、炎症を促したりすることで『湿熱』を作り出し、アレルギー症状を悪化させる原因となってしまいます。花粉症がつらいと思っている人は、ちょっと控えてみましょうね。 そして、花粉症に悩む人は、なるべく和食を心がけ、肉と魚があったら魚を選ぶようにしてみましょう。ほかにも心とカラダを強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく 食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方がぜひご覧ください。 ※食薬とは…『食薬』は、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という古代と近代の予防医学が融合して出来た古くて新しい理論。経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。 近年急成長する予防医学の分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれているところです。 ですが、古代とは違い現代では様々な研究が進み明らかになっていることが増えています。様々な研究が進み『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が生じる食事としてアウトプットすることに特化したのが『食薬』です。 Information 大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田で薬草を採りながら育ち、漢方や薬膳に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・美容を学び、日本人初の国際中医美容師を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、未病を治す専門家として活躍。年間2000人以上の漢方相談に応えてきた実績をもとにAIを活用したオンライン漢方・食薬相談システム『クラウドサロン』の開発運営や『食薬アドバイザー』資格養成、食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」シリーズの展開などを行う。著書『心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破のベストセラーに。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『食薬事典(KADOKAWA)』、「食薬ごはん便利帖(世界文化社)」、「組み合わせ食薬(WAVE出版)」、「食薬スープ(PHP)」など著書多数。公式LINEアカウント@aika 『1週間に一つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。 『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。 ©Hiro Kamijo/Gettyimages©Hello World/Gettyimages 文・大久保愛 https://ananweb.jp/column/yoisyokuzai/476017/ Source: ananweb