ストレッチ

  • 2024.05.23

美脚への第一歩! 骨格を整えるストレッチで歪んだ背骨をリセット | ananweb – マガジンハウス

骨格を整えることからサポートする美脚美容家の吉田直輔さんが、美脚の基礎を作るエクササイズを監修。習慣にして毎日続ければ、1か月でしっかり効果が! 肌見せの季節にも自信の持てる、脚のラインを作りましょう。 美脚を育む姿勢を見直し、自分本来の脚を取り戻そう。 「美脚とは整姿勢の賜物。悪い姿勢が習慣づくと骨格が歪み、美脚が遠のいてしまいます。悪い姿勢で生じた筋肉のアンバランスを整えるのが、私が考案した『やせ骨格ストレッチ』。ストレッチで骨格を整えれば、脚も自然と美しいラインに変わります。ただ、そもそも正しい姿勢を誤解していたり、姿勢を維持する筋肉が使えていない人がほとんどなのが問題なんです」(美脚美容家・吉田直輔さん) そこで確認。正しい姿勢とは、横から見ると、耳、肩、大転子(脚の付け根の外側にある骨の出っ張り)、外くるぶしまでを一直線に結べること。また、ほんの少しひざは緩み、ひざと足の人差し指が正面を向いていることも大事。 「正しい姿勢を維持するために必要なのが、背骨をちゃんと意識できること(背骨の認知)、体幹の安定や、全身を支える足裏の感知力(センサー)があることです」 この3つが、美姿勢と美脚を支える基本の三本柱になる。まずは、この3つを取り戻すためのストレッチからスタート。ここでは、背骨の認知に注目したストレッチをご紹介します。 美脚の三本柱 1、背骨の認知背骨は24個の骨の連なり。横から見てS字ラインを描いた状態だと、骨が連動してスムーズに動くが、悪い姿勢では、背骨が歪み使えない骨も出てくる。「背骨のラインを認知し直すと、姿勢の軸が復活します」 2、体幹の安定頭と四肢を除いた胴体部分が体幹。体の動きの中心として全身の根幹を支えている。「ここが安定していないと、歩いたり座ったりといった日常の動作がしにくくなり、骨格が歪み、脚の悩みも生まれるのです」 3、足裏の感知力全体重を支える足裏は、正しい位置に重心をかけてこそ機能的に働いてくれる。「母趾球(親指の付け根)、小趾球(小指の付け根)、かかとの3点で支えるのが正解。それができないと足裏のセンサーが鈍ります」 背骨の認知 普段の姿勢で失っていた、背骨の感覚を復活させる。 悪い姿勢が習慣づくと背骨はS字ラインを失い、軸を保てなくなって全身のコントロールを失うもの。背骨のラインを作る24個の骨全体を感じられる動きを取り入れると、普段感じにくい背骨の軸を認知できるように。 背骨ゆらし&手足上げ(20回) 悪い姿勢の影響でゆがんでしまった背骨をリセット。赤ちゃんが寝返りを打つようなイメージで、全身の力を抜いて体を揺らそう。 【基本姿勢】 バスタオルを細く長く丸め、その上に後頭部、背骨、仙骨を乗せて仰向けになる。両ひざを立て、足とひざの間はほんの少し開ける。・後頭部・背骨・仙骨をまっすぐ。・丸めたタオルに、背骨が当たるようにする。 【背骨ゆらし】 1、両腕は軽く広げておき、背骨がタオルに当たるのを実感。腰でタオルを潰すイメージでひざを左右に20回ゆらゆらさせる。 2、ひざを深く倒す必要はなく、軽く左右に揺らすだけで十分。揺らしている間、腰が浮き上がらないように注意し、呼吸は自然に続ける。 【手足上げ】 1、基本姿勢の状態で息を吸い、吐きながら右腕と左脚をまっすぐ上に伸ばす。腰のS字ラインをフラットにするイメージで床に押し付けて。 2、息を吐き切ったら、吸いながら基本姿勢へ。反対側も同様に。脚はひざを曲げずに上げられる位置まででOK。1~2を20回繰り返す。 骨盤ムーブ&背骨タッチ(20回) 猫が伸びをするような動きをしながら、背を成す24個の骨の動きを感じてみると、背骨をコントロールする力が蘇ってくる。 1、肩の真下に手、股関節の真下にひざを置いて四つん這いになる。後頭部から仙骨までをまっすぐに。・ひざは股関節幅に開く 2、息を吸いながら背骨を反らす。手のひらで床を押し、骨盤を前傾させるイメージで。頭を大きく反らさず、顎は少し引き視線は前方に。 3、息を吐きながらおへそを背中側に引き込むように骨盤を後傾。肩から首を伸ばす意識はキープ。2~3を20回繰り返す。・視線はおへそ 4、同様の動きをしながら、手のひらで腰から首まで少しずつ触って骨の動きを確認。全然動いていない部分に気付け、普段の姿勢が変わる。 吉田直輔さん 美脚美容家。「骨格改善サロンVes」、オンラインサロン「salonY」代表。郷ひろみ氏の専属トレーナーを務める傍ら、誰でも実感できる美脚メソッドをSNSで配信中。著書に『すごい! YOSHIDA式 やせ骨格ストレッチ』(新星出版社)など。 トップス¥7,700 レギンス¥8,800(共にスピード/ゴールドウイン カスタマーサービスセンター TEL:0120・307・560) ※『anan』2024年5月29日号より。写真・中島慶子 スタイリスト・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・浜田あゆみ モデル・岩田絵莉佳(セントラルジャパン) 取材、文・板倉ミキコ (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/550314/ Source: ananweb

  • 2024.02.11

ヒップアップ&太もものむっちり解消! 座ったままできる“やせストレッチ” | ananweb – マガジンハウス

代謝、血流、自律神経のバランスという、3つの“めぐり”を良くすることで自然とボディラインが整ってくる「やせストレッチ」を習慣に! ボディコーディネーターの山崎麻央さんが伝授! やせストレッチ4つのルール 1、深い呼吸とともに行う。全てのストレッチは深い呼吸とともに行う。椅子の上での基本姿勢も呼吸動作と同じ姿勢なので下記を参考に覚えよう。 2、10秒かけて伸ばす。じわじわと伸ばすことを意識。ストレッチ別に10秒かけて伸ばすものと、伸ばしたところで10秒キープするものがある。 3、気持ちのいい範囲で。柔軟性は人それぞれ。完成形を目指して痛みを感じるほど伸ばすのはNG。自分の「気持ちいいと思える範囲」を目安に。 4、どれか1つでも毎日続ける。めぐりのいいカラダを維持するには継続がいちばんのカギに。深い呼吸とどれか1種類だけでもいいので毎日続けること。 深い呼吸をマスターしよう。 お尻の坐骨の上に垂直に座り、腰が反らないニュートラルな姿勢に。お尻から頭まで軸を通すようにカラダを引き上げたら、両手を肋骨に添えて息を吸う動作へ。毎日10セット。 1、両手で肋骨を包み込む。 2、肋骨を極限まで広げるつもりで、5秒かけて鼻から息を吸う。 3、膣から頭に向かって、細く水を吸い上げるイメージで。 4、肋骨を極限まで閉じながら、10秒かけて息を吐く。姿勢はニュートラルのままで。 ヒップアップ&太もものむっちりを解消する。 股関節が硬いと前ももを使いすぎ、脚が太くなりお尻が垂れる原因に。まずは股関節と前ももをほぐそう。大臀筋を刺激すればより効果的! ヒップが持ち上がるお尻のストレッチ 右足首を左膝に乗せ右脚を横に倒す。股関節が硬い人は、ふくらはぎを乗せても可。息を吐きながら、お尻と右のもも裏が気持ちよく伸びるところまで上体を倒していく。背筋は伸ばしたまま。反対側も同様に。 ・腕は脱力し自然に横に垂らす。・おへそと胸を前に押していく。 太ももが細くなる前もものストレッチ 右手で座面をつかみ、椅子から左のお尻を外して座る。左右の骨盤を同じ高さにして、左膝を曲げ左手で左足をつかむ。息を吐きながら左足を後方に引いていき、10秒かけて前ももを伸ばす。反対側も同様に。 ・お腹を引き上げ、骨盤の高さを合わせる。・左手で左足を引き上げるように伸ばす。 【NG】上体が横に傾いたり、膝が外側に開いてはダメ。また、上体を倒すのでなく足を後ろに引くことを意識して。 ヒップの丸みを作るお尻・もも裏のストレッチ 両足を骨盤の幅に開く。両手を両脚の付け根あたりに当てて、上体を前に倒す。息を吐きながらお尻だけを持ち上げて10秒キープ。内ももに力を入れて、かかとに体重をかけると、もも裏に効かせられる。 ・お尻が少しだけ上がるくらいに上体を倒す。・膝が開かないよう内ももを締める。・つま先ではなく、かかとに体重を乗せる。 山崎麻央さん ボディコーディネーター。加圧、ピラティスインストラクター。臨床分子栄養医学研修会認定カウンセラー。多角的にカラダのケアを行う「ソラーチェ代官山」を主宰。著書に『10秒やせストレッチ』(三笠書房)など。 ブラトップ¥9,350 レギンス¥13,750(共にチャコット・バランス/チャコット TEL:0120・155・653) ※『anan』2024年2月14日号より。写真・中島慶子 スタイリスト・武政 ヘア&メイク・yumi(Three PEACE) モデル・横川莉那(スペースクラフト) 取材、文・鈴木恵美 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/531235/ Source: ananweb

  • 2023.12.09

20~30代でも尿漏れに…泌尿器科医おすすめ、簡単“骨盤底筋トレーニング”で予防を! | ananweb – マガジンハウス

ananフェムケア連載「Femcare file」。今回のテーマは、今からやるべき骨盤底筋トレーニング。尿漏れやお湯漏れ、便秘、冷えなどの女性特有の悩みの原因は、骨盤底筋がゆるんでいるからかも!? 自宅で簡単にできるトレーニングを習慣化して、将来に備えよう。 いつかに備えて早めの対策がお守り代わりに。 骨盤の底にハンモック状についているのが、骨盤底筋と呼ばれる筋肉。実はこの筋肉が衰えると、20~30代でも尿漏れなどのトラブルに見舞われるそう。泌尿器科医の中村綾子先生に、骨盤底筋を鍛える大切さについて伺いました。 「尿漏れ=年配の方の症状だと思っている方も多いのですが、20~30代の女性も例外ではありません。とくに妊娠・出産をきっかけに尿漏れに悩む女性は非常に多いんです。人に相談しにくい症状ですし、そもそも病気だと認識していなくて、吸水ショーツなどをはいてやり過ごしている方もいるのでは? 放置しておくと将来的に、薬をずっと飲むことになったり、最終的には手術するしかないということも。心配な方は泌尿器科を受診しましょう。尿漏れ以外にも入浴後のお湯漏れや便秘、冷えによる生理痛、性交痛が出る人もいます。これらの症状は骨盤底筋がゆるんでいるサインなので、トレーニングをして鍛えるのがオススメ。今は不快な症状がなくても、いつか出産という選択をした際に備えて鍛えておけば心強いですし、産後の排尿トラブル予防もできます」 中村先生直伝! オススメの骨盤底筋トレーニング 特別な道具は使わず、簡単に骨盤底筋を鍛える3つのトレーニング方法を伝授。効果を実感するためには、1か月ほどコツコツ続けてみて。 1、キャット&ドッグ 骨盤底筋に負担がかかる反り腰を改善。 肩の真下に両手、骨盤の真下に膝がくるように四つんばいに。 視線をおへそに向けながら、背中を上げて丸みを持たせるように伸ばす。 視線を上げて、肩甲骨を寄せながら背中を反らし、腹部を伸ばす。2と3を繰り返し10回×3セット行う。 2、カエル脚のストレッチ 骨盤底筋をゆるめて柔軟性を高める! 両肘を床につき、膝を床につけ、カエルのように膝を90度に曲げて脚を開きます。背中はまっすぐに、この姿勢を30秒キープ×3セット行う。 3、タオルを使った運動 腟と肛門を締めて&ゆるめて筋力を効率的にUP。 タオルを筒状に巻き、椅子に座った状態で尿道、腟、肛門に沿わせるように置く。 肛門~腟をゆっくり締めて、ゆるめてを10回×3セット行う。 中村綾子先生 女性医療クリニックLUNA ネクストステージ院長。日本泌尿器科学会認定専門医。雑誌やWeb媒体などで女性の排尿トラブルについて発信中。「女医のいる泌尿器科も増えているので、安心して受診してください」 ※『anan』2023年12月13日号より。イラスト・二階堂ちはる 取材、文・岡井美絹子 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/520530/ Source: ananweb

  • 2023.12.01

筋トレより簡単かつ効果的!? “下半身冷え”を改善する、股関節&足関節ほぐし | ananweb – マガジンハウス

下半身冷えを改善するには、筋トレするより、硬くなった股関節と足関節(足首)をほぐしてあげるのが、簡単かつ効果的! 股関節と足関節がほぐれれば、下半身の筋肉がフル稼働。第二の心臓・ふくらはぎも働きだして、冷えない下半身に変わっていきます。 下半身冷えの原因、固まった関節をほぐす。 筋肉には全身を動かし、熱を生み出すという大切な働きがある。 「特にお尻や太ももなど大きな筋肉がある下半身は、熱を生み出すエンジンのよう。でも、間違った体の使い方をして、上手に使えていない人が多いんです」(ピラティストレーナー・千葉絵美さん) 特に気になるのが歩き方。下半身の筋肉を最小限しか使わない歩き方をしている人がほとんど。 「歩き方を見直すだけでも、下半身の冷えはだいぶ改善します。一方で間違った歩き方を続けていると、股関節と足関節が固まり、血流が滞って冷えやすくなります」 日々の歩き方を見直しつつ、固まりやすい股関節と足関節をマメにほぐせば、滞った血流が改善。冷え知らずの下半身が手に入る。 CHECK! 日々の歩き方を見直そう エクササイズをやるより断然即効性が高いのが、日々の歩き方を見直すこと。股関節と足関節を使った、下半身が温まる歩き方を身につけて、血流を上げていこう。 股関節と足関節が固まり、下半身が冷える歩き方 前かがみ スネと太もも前の筋肉で歩く ペタペタ足を引きずるような歩き方 歩幅狭い 前かがみで腰が落ちた状態だと歩幅が狭くなり、脚の前側の筋肉だけを使った歩き方に。股関節と足関節の可動域も狭まり、硬くなる。 股関節と足関節を柔軟に使い、下半身が温まる歩き方 2cm背を高くするイメージ 足裏~お尻の下半身の筋肉をフル稼働 足指を意識 歩幅広め 身長が2cm高くなるイメージで背筋を伸ばし、足指で地面を掴むように意識。歩幅を広めに歩くと、下半身の筋肉をフルに使える。 1日何回でも行いたい、股関節&足関節ほぐし。 1、とにかくしゃがむ かかとまで床につけてしゃがめないのは、股関節と足関節が硬くなっている証拠。少しずつ床に近づけていこう。 足を腰幅に開いてしゃがみ、つま先は外に向ける。両手は胸の前で合わせ、腕の力で両膝を外に押すようにする。息は止めず、自然な呼吸で。10呼吸キープ。 かかとをつけてしゃがめない人は…両手を軽く床について体を支え、かかとを最大限下ろせるところまで下ろす。重心はかかとの方にかける。その状態をキープして10呼吸。少しずつかかとを床に近づけていく。 2、かかとを上げ下げ 足の指を使ってかかとを上げ下げすることで、足裏からお尻までの筋肉を一気に刺激できる、ハードなエクササイズ。 両手を体の前で軽く床につき、かかとをゆっくり上げ下げ。足の指で床を捉えるイメージで。下げる時は床ギリギリまでで床につけない。5回往復。 LEVEL UP!両手を胸の前で合わせ、足指の力だけでかかとを上げ下げする。 3、股関節をほぐす 座っている時間が長いと硬くなりやすい股関節。座ったままでもできるエクササイズで、こまめにほぐそう。 1、椅子に浅く座り、足を軽く開き膝が直角になるようにする。親指以外の4本の指を太ももの付け根に添える。 2、息を吸いながら、両ひじを引くようにして胸を押し出す。 3、息を吐きながら背骨を丸める。2~3を5回繰り返す。 4、股関節をさらにほぐす 日中はほとんど使っていない、股関節の回旋の動き。内側と外側に回旋させることで股関節のこわばりが取れる。 1、左側を下にして横向きで床に寝る。左手は頭を支え、右手は股関節に当てる。 2、右膝を少し曲げ、股関節と膝を内側に回旋し、次に外側に回旋。この動きを10回繰り返す。呼吸は自然に。左脚も同様に。 トップス¥7,500 パンツ¥12,800(共にルルレモン TEL:0800・080・4090) 千葉絵美さん ピラティストレーナー。ピラティススタジオ「studio‐emi」を主宰。自身が開発した手ぬぐいを使ったトレーニング「手ぬトレ(R)」をYouTubeで配信中。近著は『キレイをつくるピラティス』(白夜書房)。 ※『anan』2023年12月6日号より。写真・中島慶子 スタイリスト・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・浜田あゆみ 取材、文・板倉ミキコ (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/519337/ Source: ananweb

  • 2023.11.05

冷えや便秘、骨盤のゆがみが原因の場合も!? 生理痛を緩和するセルフケア術 | ananweb – マガジンハウス

生理痛は“耐える”ものではなく、その原因となる冷えや便秘、骨盤のゆがみを正すなどセルフケアで改善することも! 生理痛=体からの重要な不調のサイン。 自身も10代の頃から生理痛に悩まされた経験を持つ産婦人科医の駒形依子さん。その経験をもとに、東洋医学に基づいて考案したセルフケア方法を伺った。 「生理中にお腹を締め付けられるような痛みがあるのは、決して当たり前ではないんです。本来、子宮が正常に機能していれば、生理痛にはならないはず。子宮内膜症などの疾患がないのであれば、日々の生活習慣が重なって自律神経の働きが悪くなり、生理痛につながっていることも。つまり生理痛は、生活習慣病ともいえるんです」 そのため、生理痛の改善には、生活習慣の見直しがマスト。まず、生理痛の大きな原因として考えられるのが、「冷え」だ。 「血液が全身を巡らないと体が冷えてしまい、内臓の冷えは痛みのもとになるので、とにかく体を温めることが何より大事。冷たいものを飲むと腸の温度は約2°C下がり、腸に取り囲まれている子宮の温度も下がってしまうんです。冷たいものを飲むのであれば、次は温かい飲み物にするなど、内臓を冷やさないことを日頃から心がけるだけでも生理痛が緩和することがありますよ」 関係ないように思えるが、呼吸が浅いことも、生理痛の原因に。 「気づかないうちに呼吸が浅くなり、体が酸素不足の状態になっている女性はとても多いです。臓器に酸素が十分に行き渡らないと痛みの原因になるので、意識して胸式呼吸をするのも」 また、便秘気味の人は便の重さで子宮が押しつぶされて痛みにつながっているケースもあるので注意が必要だという。さらに、ストレスや不眠によって自律神経の働きが悪くなってホルモンバランスに影響を及ぼし、それが生理痛として現れることもある。 「体はすべてつながっているので、生理痛があるなら、それは子宮だけでなく他の部分にも問題があるという体からのサイン。生理痛=痛み止めだけでやりすごすのではなく、根本的な改善を目指して生活習慣を見直したり、マッサージに取り組むなど、体の声に耳を傾けてほしいですね」 【セルフケア1】冷えの解消につながる胸式呼吸 正しい呼吸をすると、なぜ冷えが解消するの?仕事中など“戦闘モード”の時は無意識のうちに呼吸が浅くなっており、「息を吸えているけれど、吐けていない」状態に。正しい呼吸をすることで、全身に血が巡り、体の隅々まで酸素が行き渡るので、痛みの原因となる冷えの解消につながります。 (1)口からではなく、鼻から息を吸うのが基本。肩は左右に広げることを意識し、上がらないように注意。 (2)吐く場合は、口からゆっくりと30~40秒ほどかけるのが理想。仕事中や就寝前など気づいた時でOK。 【セルフケア2】ゆがみを正す骨盤ストレッチ ゆがみを正すと、なぜ生理痛が緩和するの?骨盤を動かすことで、骨盤内の血液量が増え、子宮が温まり、生理痛の緩和に。ただ、骨盤のゆがみがひどかったり、骨盤まわりの筋肉が硬くなりすぎていると、ストレッチによって腰痛が出ることがあるため注意を。回数を減らすなど最初は痛みが出ない範囲で行って。 【寝て行うストレッチ】 (1)仰向けに寝て、肩を動かさないよう注意しながら右側の骨盤を上げる。(2)左側の骨盤も同様に、交互に10回。就寝前に行うのがオススメ。 【座って行うストレッチ】 (1)背筋を伸ばし、膝が90度くらいに曲がる浅さで椅子に腰かける。両足の裏は床につける。(2)次に、両脚の膝の内側とくるぶしの内側をピタッとくっつける。(3)かかとを床につけたまま、肩を動かさないように、両脚の膝を前後にすり合わせるようにして10回ほど動かす。 【セルフケア3】便秘解消につながる横隔膜マッサージ 横隔膜をほぐすと、なぜ便秘が解消するの?横隔膜を動かすことで内臓も動き、生理痛の原因になる便秘解消につながります。また横隔膜付近には、自律神経が密集しているため、マッサージで横隔膜をほぐすことで自律神経を直接刺激。全身の血行を促進し、新陳代謝を促して快眠やストレス解消にも役立つ。 〈基本の姿勢〉両脚の膝を立て、仰向けに寝る。手は肋骨の下に置く。 (1)肋骨の下に親指以外の4本の指をぐっと入れる。 (2)4本の指を(1)(3)の順に動かし、肋骨に沿ってほぐしていく。 (3)(2)のイラストにある(3)の位置まで指がきたら、ゆっくりと深呼吸をしよう。 【セルフケア4】便秘解消につながる脊柱ほぐし 背中をほぐすと、なぜ便秘が解消するの?脊柱にはツボが多く、ここに点在するツボを刺激し、脊柱付近の筋肉を緩ませ、お腹と背中の張りを取ることで、横隔膜や腸の動きが活発に。その結果、便秘を解消する仕組み。特にお尻の側面のえくぼあたりの「環跳(かんちょう)」のツボは、生理痛に効果的。 (1)肩甲骨と背骨の間にあるツボ「心愈(しんゆ)」から脊柱に沿って、点で示したツボを親指で押す。(2)お尻の側面のえくぼができるあたりのツボ「環跳」がゴール。グリグリとほぐそう。 まだまだある! 生理痛と前向きに向き合うためのTIPS ・飲み物はできるだけ、水に置き換える生理中は血液が失われるので、意識して水分を多めに摂ろう。「利尿作用があるコーヒーやお茶ではなく、水を1日1L以上飲むのが理想。経口補水液だと、さらに」 ・足首まわりだけでも温めよう前述のように、冷えは生理痛の一因。「特に、足首から先の冷えが一番よくないので、家の中でも靴下を履く習慣を。足首まわりにレッグウォーマーを巻くのもオススメです」 ・ガマンせずに痛み止めを飲んでも大丈夫「頼りすぎるのはよくないですが、用量を守っていれば服用することで体に悪い影響はないので、ガマンする必要はありません。ただ、生活習慣を見直すことも忘れないで」 駒形依子さん 産婦人科医。こまがた医院院長。自身が悩んだ経験から、東洋医学を学んでセルフケアを考案。『自律神経を逆手にとって、子宮を元気にする本』(PHP研究所) ※『anan』2023年11月8日号より。イラスト・そばまる 取材、文・音部美穂 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/513954/ Source: ananweb

  • 2023.10.29

肩こり、倦怠感、冷え…“プチ不調”を改善! プロ直伝の「肩甲骨ほぐし」 | ananweb – マガジンハウス

誰もが一つは抱えるプチ不調…。その改善の鍵を握るのは肩甲骨。ガッチガチな肩甲骨をほぐすと、体の動きはスムーズになり、血流も改善して全身スッキリ! “ほぐし”テクをマスターしよう。 自分ではケアしにくい、肩甲骨にアプローチ。 肩こりや倦怠感に冷えなど、多くの人が悩む不調改善には、肩甲骨に注目するのが最も効果的だと鍼灸マッサージ師の石垣英俊さん。 「肩甲骨は背中側の肋骨上に乗っかるようにあり、上下、左右、回転と自由に動きます。ただ、常に四方から筋肉に引っ張られて不安定になりやすく、筋肉が固まると影響を受けやすい骨なのです」 悪い姿勢や緊張などの影響で肩甲骨まわりの筋肉が固まると、血液やリンパ液の流れも悪化し、様々な不調を招く。そこで考案したのが“肩甲骨ほぐし”。自分ではアプローチしにくい肩甲骨を、手ぬぐいで包んだボールで刺激する。 「肩甲骨をツボでほぐすのは、東洋医学的な観点に、筋肉や骨格に関わる解剖学的な観点を融合させたメソッドです。これだけでも十分効果を感じられますが、肩甲骨をほぐしてからさらに異なるケアを加えると、不調改善効果が上がります。気になる不調に合わせて取り入れてみてください」 使うのはコレ! 手ぬぐいを横長に広げ、真ん中にテニスボールを置き、手ぬぐいの上下を折りたたむ。ボールをしっかり包み込むように手ぬぐいを結べば完成。 ほぐす場所 ツボを目印にボールを当て、自分がイタ気持ちよく感じるポイントを探そう。強すぎる刺激は禁物。加減しながら行う。 肩甲骨の内側「膏肓(こうこう)」 肩甲骨のまん中あたりの高さで、骨の外側のキワ。胸の前で腕を組み、肩甲骨を広げるようにすると見つけやすい。胃腸をはじめ様々な不調に効果を発揮する万能なツボ。 肩甲骨のまん中「天宗(てんそう)」 肩甲骨のほぼ中央、やや上寄り。強く押すと腕にかけてズーンと響くような刺激がある場所。背中全体の筋肉をゆるめてくれ、姿勢改善に特に効果的なツボ。 基本の“肩甲骨ほぐし” 肩こりやダルさ、背中の張り、胃腸不良などの解消に、マルチな効果を期待できる2種類のメソッド。続けて行っても、所要時間はわずか1~2分。不調を悪化させないためにも、1日最低1回は行いたい。 肩甲骨の内側ほぐし(左右のツボを上下に各5回刺激する) 1、壁とかかとの間を10~50cmほど空けて立つ。最初は壁に背中からお尻と両手をつけ、両手で体を支えながら自分にちょうどいい距離を見つけよう。右手で手ぬぐいの両端を持ち、ボールを左肩甲骨の膏肓に当て、自重をボールにかける。左手は壁につけて。 2、ボールに自重をかけたまま、ゆっくり呼吸をしながら、軽く膝を曲げ伸ばし。膏肓周辺の上下約4cmあたりを上下に刺激してほぐす。上下繰り返し5回。手ぬぐいを左手に持ち替えて右の肩甲骨も同様に。刺激が強すぎる場合は壁とかかとの距離を近くし、ほぐれてきたら壁から離れるなど、刺激の強さは調節して。 肩甲骨のまん中ほぐし(左右のツボを左右に各5回刺激する) 1、壁から10cmほど離れた位置で壁を右にして横向きに立つ。右足は壁に平行に、左足のかかとを壁に垂直に向ける。左手で手ぬぐいの両端を持ち、右側の肩甲骨の天宗にボールを当てる。右手で左肘を抱えるようにし、ツボを刺激しやすいよう肩甲骨を開く。 2、天宗にボールをはめるイメージで自重をかける。右膝を少し曲げたり伸ばしたりして、ツボ周辺を左右に5回刺激してほぐす。体の向きを変え、手ぬぐいを右手に持ち替えて左側の肩甲骨も同様に。張りを強く感じる方は刺激する回数を増やすといい。 石垣英俊さん 鍼灸マッサージ師、「神楽坂ホリスティック・クーラ」代表。プロの手技を再現するセルフケアアイテムの開発にも注力。『呼吸と自律神経が整う 最強デコルテほぐし』(大和書房)、『鍼灸マッサージ師が本気で考えた ツボ押し手裏剣BOOK』(宝島社)など著書多数。 ブラトップ¥3,990 レギンス¥4,990(共にYES/KIT) ※『anan』2023年11月1日号より。写真・中島慶子 スタイリスト・白男川清美 ヘア&メイク・浜田あゆみ モデル・中嶋杏里沙 取材、文・板倉ミキコ (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/512737/ Source: ananweb

  • 2023.10.27

ヒップが垂れる、太ももの横張り、胸が貧弱に見える…“骨格ウェーブ”の悩み解消エクササイズ4選 | ananweb – マガジンハウス

体の特徴から、ストレート・ウェーブ・ナチュラルの3タイプに分類され、自分をよりよく見せるため活用されている骨格診断。ここでは、華奢で繊細な印象を与え、カーヴィなボディラインが特徴の“骨格ウェーブ”の方が気になりがちな悩みを改善するメソッドをご紹介します。 華奢な上半身と肉感的な下半身が見事な曲線を描く。 「筋肉や骨が目立たない体型で、特にデコルテが薄く、上半身がほっそりして見えます。逆に腰から太ももにかけては、ぷるんとボリューム感が。上半身と腰との差に加えて、胸の下から骨盤までが長いこともあり、くびれが目立ちやすく曲線的。肌はふわふわ柔らかい質感で、引っ張るとよく伸びる人が多いです」(イメージコンサルタント・Rinaさん) 骨格ウェーブの似合うファッション&メイク ウェーブタイプのファッションは、上半身をボリュームアップすることがポイント。ふんわりシフォンのような素材、フリルやレースをあしらったデザインで、デコルテまわりを賑やかに。くびれの目立つ体型が光る、ウエストを絞った服も得意。シューズは華奢なサンダルや細いヒール、バレエシューズなど繊細なものを。バッグは小さめがマッチする。メイクはツヤでハリ感を足すとGOOD。 骨格ウェーブの3大悩み&原因 ヒップが垂れる。 ウェーブタイプのお悩みNo.1は、お尻の形。筋肉が少なめかつ骨盤が前に出やすいため、お尻が垂れて見えたり、横に広がって見える傾向が。ウエストは細いのに腰から上にパンツが上がらない、なんてことも。 太ももの横張りが目立って太く見える。 筋力不足で姿勢が安定せず、片足に体重をかけてしまったり内股になりやすい、という人が多い。そうすると、太ももの側面が横に太くなってしまう。また、太ももの筋肉をうまく使えず、脂肪がつきやすいという弱点も。 胸まわりにボリュームがない。 もともと上半身が華奢で胸板が薄いため、胸が貧弱に見えるという弱点が。加えてウェーブタイプは背中の筋肉をうまく使えず、猫背になったり巻き肩になったりしやすい。そのため、デコルテがペタンコに見えてしまう。 骨格ウェーブのためのEXERCISE 骨格ウェーブは、体幹を含め全身の筋肉が少なめ。そのため骨盤が安定せず、前に出てしまうスウェイバックになりやすい。 「スウェイバックは骨盤が前に、上半身が後ろに行ってしまう姿勢で、バランスをとろうと首も前に。そこにスマホの見すぎなども加わり、猫背やストレートネックになる人が多いようです。お尻や体幹を鍛えるスクワットや、猫背を改善するストレッチで姿勢を整えましょう」(姿勢改善トレーナー・SHOTAさん) ワイドスクワット(10回) 足を大きく広げるスクワットで、内ももの筋肉とお尻を鍛えつつ体幹を強化。股関節のねじれを正して、内股の改善も狙える。 1、足を肩幅の1.5倍くらいに開き、つま先は斜め45度外側に向ける。両手を骨盤に添えてスタンバイ。上半身は力を抜いて、リラックスさせよう。 2、息を吸いながら、太ももが床と平行になるくらいまで腰を落とし、吐きながら腰を上げる。腰を落とす時、ヒザは外に向けて。背筋は常にまっすぐ伸ばす。 もも裏のストレッチ(3秒キープ。反対側も同様に) 骨盤を後ろに引っ張っている太もも裏の筋肉の緊張をほぐして、垂れたお尻を上向きにしよう。腰痛の予防や改善効果も期待できる。 1、片ヒザ立ちになって、肩幅くらいに広げた両手を壁につける。骨盤は前傾したり後傾したりせず、垂直に立てるイメージで。背筋もピンと伸ばすこと。 2、お尻を後ろに引き、立てていた方のヒザを伸ばしてキープ。ヒザを伸ばした方のつま先は上に向ける。ヒザを伸ばした方の、太もも裏の筋肉が伸びるのを感じて。 太もも横張り改善エクササイズ(20回繰り返す。反対側も同様に) お尻の筋力が弱いと股関節が内側にねじれて、内股の原因に。このエクササイズで股関節を外に回す外旋六筋を鍛えれば、内股防止に。 1、床に横向きで寝て、片手を頭の下に、逆の手を腰にあてる。両脚をそろえてヒザを軽く曲げ、体が倒れないよう、体幹を意識してバランスをとる。 2、上側になったヒザを上げて、股関節を広げる。両足はつけたままで、ヒザも曲げたまま。上半身は動かさず、骨盤が後ろに倒れないよう注意。 猫背&巻き肩改善ストレッチ(10回繰り返す。反対側も同様に) 胸を開いて、猫背や巻き肩を改善。自然と胸を張った姿勢になるので、デコルテまわりがボリュームアップして見える。 1、床に正座をする。両手を肩幅くらいに開き、体の前につく。ヒジはまっすぐ伸ばして、背中が丸まらないように注意。アゴを軽く引いておく。 2、息を吸いながら2秒かけて片手を上げ、両腕が直線になるように伸ばす。胸が開き、左右の肩甲骨が近づくのを感じて。2秒かけて手を下ろし、1の姿勢に。 Rina Saikiさん イメージコンサルタント。イメコンサロン「Colorcle」代表。顔タイプ診断、パーソナルカラー診断なども行う。SHOTAさんとの共著『骨格タイプ別ボディメイク』(Gakken)が話題に。 OGIHARA SHOTAさん 姿勢改善トレーナー。パーソナルトレーニングジム「Us Flow」代表。理学療法士として病院で勤務したのち、独立。Rinaさんのサロンと共同で開発した「骨格パーソナルトレーニング」の指導も。 ※『anan』2023年11月1日号より。イラスト・辻野清和 取材、文・風間裕美子 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/512715/ Source: ananweb

  • 2023.09.15

3ステップで“ふくらはぎ”をほぐしてデトックス! 寝る前に仕込めば疲労回復&肌の調子UP | ananweb – マガジンハウス

疲れの原因・老廃物を溜め込んだ夏の体は、第二の心臓ともいわれるふくらはぎを揉みほぐしてケアを。コツは筋肉の「端」を刺激して張った筋肉を効率的にほぐすこと。眠る前に行えばデトックス効果がさらにアップ! ふくらはぎの深部リンパマッサージをご紹介します。 老廃物を流すカギは、筋肉の「端」にあり。 「夏のだるさや疲れの一因となるのは筋肉に溜まった老廃物。通常は筋肉の柔軟な収縮・拡張で押し出され、リンパ管に吸収されますが、夏は運動量が減って筋肉が硬く張りやすいうえ、冷房によって血液もリンパの流れも滞りがち。老廃物が溜まりやすいのです」 と、鍼灸あん摩マッサージ指圧師の夜久ルミ子さん。解消には、下半身を中心にこの「張り筋」をほぐすことが重要という。 「特に、第二の心臓といわれるふくらはぎは重点的に。このとき、筋肉の始まりと終わりを刺激することがカギ。動きの悪い筋肉は、両端が引っ張られたゴムのように硬くなっています。この緊張している端と端をほぐすことで筋肉全体がゆるむ。すると老廃物が排出され、体の深部にあるリンパ管へと流れ込むようになります」 筋肉の末端は、正確に把握しなくても大丈夫。骨のきわに沿って行えば狙いたい部分を刺激できる。 そしてもうひとつ大事なポイントが、寝る前に行うということ。 「睡眠中はリンパ液が流れやすくなるうえ、細胞の活性を促す成長ホルモンの分泌も盛んに。疲れが取れるだけでなく、肌にも好影響です。眠る前に“仕込み”をしておき、あとは体の生理機能を利用して、効率のよい疲労回復を」 ふくらはぎには大事な筋肉が集中。 筋肉の端をほぐすことが大切なのは全身の筋肉にいえることだけれど、ヒラメ筋と腓腹筋の、2つの筋肉が重なっているふくらはぎは、特に重要な部位。こぶしでさするだけでなく、指先を差し込むようにして揉んで、アプローチを。 手はこの形で! 【基本】握りこぶしの4本指の、第二関節を使って刺激。筋肉の端を押さえてから、筋肉に沿ってこする。 【応用】強く刺激したいときは、中指の関節を少し飛び出させて。くるぶし周辺など細かいところもこれで。 【POINT】 先に鎖骨のリンパ節を開けておく 握った手でこする 筋肉の端と端をしっかり刺激 骨のきわに沿って流す 寝る前に行う ふんわりふくらはぎを作る、張り筋ほぐし 【WARMING UP】鎖骨のリンパ節をオープン リンパ液が静脈に流れ込むのが、鎖骨近くの「静脈角」。先にここを開けておくことで、リンパの流れがスムーズに。 1、両手を軽く握って喉仏の両脇のやや上部に当て、3秒押す。鎖骨に向かって手を少しずつずらしながら、2~3か所を同じように押す。 2、両手の人差し指と中指、薬指をかぎ形に軽く曲げ、指先を鎖骨のくぼみに差し込んで3秒押す。5回繰り返す。 3、右耳を左手の人差し指と中指で挟み、手のひらを耳の下に当てる。鎖骨の中心部に向かって4本指を滑らせる。5回繰り返し、左側も同様に行う。 【STEP1】ふくらはぎの筋肉につながる、足裏と足首、足の甲をほぐす 足首から下にはふくらはぎとすね、それぞれ2つずつある筋肉の先端が密集。さすって動かして丁寧に刺激し、ふくらはぎをふっくら柔らかに。 1、右膝を立てて座り、左の足裏の指の付け根に握った右手の第二関節を当てて押す。土踏まずに沿って手をかかとへと滑らせ、さらにくるぶしまで滑らせる。5回繰り返し、右足も同様に行う。 2、右足の甲の、指の付け根に握った右手の第二関節を当てて押し、足首、外くるぶしへと滑らせる。5回繰り返し、左足も同様に行う。 3、左膝を立てて座り、膝裏に両手の4本指を差し込むようにして膝をホールドする。指で膝裏を刺激しながら、つま先を5回上げ下げする。右足も同様に行う。 【STEP2】ふくらはぎの筋肉を集中的にほぐす 足首と膝の内側にある筋肉の先端をぐっと押してから、下から上へ、ふくらはぎの内と外をまんべんなく刺激して。 1、足の裏を合わせて座り、内くるぶしの脇に握った手の第二関節を当てて押す。骨のきわに沿って膝へと手を滑らせ、止まったところで軽く圧をかける。これを5回繰り返す。 2、両膝を立てて座り、足首に握った手の第二関節を当てて押す。すねの外側で膝へと手を滑らせ、止まったところで軽く圧をかける。やや内側を同じようにしてこすり、さらにすねの正面を同じようにしてこする。3つのラインを5回ずつ繰り返す。 3、4本指がふくらはぎに当たるように、両手で足首よりやや上をつかむ。指先をふくらはぎの中に差し込むように、まんじゅうを割るような手つきでふくらはぎを揉む。3秒ほどキープしたら、膝に向かって場所をややずらしながら、2~3か所同様に行う。 【STEP3】太ももと股関節を刺激して、老廃物を送り出す 太ももを下から上へとこすりつつ、そけい部にあるリンパ節も刺激して開放。リンパの流れを上半身へと導いて。 1、膝を立てて座り、握った手で膝の皿のすぐ上を、くぼみに沿って2~3か所押す。 2、足の裏を合わせて膝を開き、ももの内側を、膝の脇に握った手の第二関節を当てて押す。手を脚の付け根に向かって滑らせ、止まったところで軽く圧をかける。1と2を3回繰り返す。 3、両膝を立てて座り、膝の外側に握った手の第二関節を当てて押す。膝から脚の付け根に向かって太ももの外側をこすり、止まったところで軽く圧をかける。3回繰り返したら、太ももの正面も同じようにして3回こする。 夜久(やく)ルミ子さん 鍼灸あん摩マッサージ指圧師、薬剤師。美と癒しを両立する独自のデトックスメソッド「深部リンパ節開放」を提唱。著書に『寝ている間にかってにやせる張り筋はがし』(西東社)ほか。 ブラトップ¥8,500 ショートレギンス¥7,500(共にルルレモン TEL:0800・080・4090) ※『anan』2023年9月20日号より。写真・中島慶子 スタイリスト・白男川清美 ヘア&メイク・佐々木れな(Three PEACE) モデル・中嶋杏里沙 取材、文・新田草子 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/505525/ Source: ananweb

  • 2023.01.27

バッグの持ち方を変えるだけでOK! ペタンコお腹のキープ法3つ | ananweb – マガジンハウス

習慣化したい、ペタンコお腹のキープ法とは? 生活の中で行える3つの方法を美容家・南雅子さんが教えてくれました。 足指エクササイズ 立っても座ってもできる、足指を使ったエクササイズ。美姿勢をキープするのに必須な脚の裏側の筋肉を刺激。首が伸びて肩の力が抜け、前かがみグセを直すのにも最適。 足指上げ下げ(各5秒×10回) 親指以外の4本の指を特に意識して、ゆっくりと上げ下げする。上げた状態を5秒キープ、下げて指で床を押すようにして5秒。10回ほど繰り返す。 指で床押し(5秒×10回) かかとを上げ、親指以外の4本の指裏で床を押す。ゆっくり床を押して5秒キープ、かかとを戻す、を10回ほど繰り返す。片足ずつ行ってもいい。 肩掛けバッグの持ち方 肩掛けバッグの持ち方が、前首、前肩、猫背を誘発。ストラップの位置を調整すると首が伸び、姿勢が整い、いつもよりバッグが軽く感じられるメリットもあり。 肩に掛けたストラップを手で背面に送り込む。鎖骨が開き、ストラップと一緒に肩が後ろに送られるイメージ。【NG】前に抱え込むようにして持つと、首や肩が前に出て背骨が丸まる。 首を伸ばし、腋を締め、片手でバッグを下から支える。腰を反らさないよう注意。バッグが軽く感じられる。 お尻歩き 椅子の上でお尻を左右交互に後ろに進むイメージで行う。股関節への負担が軽減し、垂れ尻予防にも効果が。座っている時間が長い人ほど仕事中に何度も行って。 椅子に浅く座り、背筋を伸ばしお腹を凹ます。左かかとを上げ、親指以外の4本の指で床を押しながら、左肘を後ろに引き、左手で太もも裏から左尻の筋肉を引き上げるようにしてお尻を後ろにずらす。このとき、肩甲骨を中央に寄せるように意識。呼吸は自然に。 手を熊手のようにして、垂れ尻をグーッと持ち上げるイメージで。 手を使う時は肩甲骨を寄せながら行うと、背面の筋肉が使いやすい。 同様に、右かかとを上げ、右肘を後ろに引き、肩甲骨を中央に寄せるようにしながら右手で右尻を持ち上げ後ろに進み、左右交互に続ける。常にお腹は引っ込めて。 両尻が背もたれに近づいたら終了。坐骨が立ち、骨盤に正しく上半身が乗った座り姿勢ができる。 南 雅子さん 美容家。整体エステ『ガイア』主宰。人間本来が持つ、機能的で美しい体づくりを提案。これまで、約12万人の施術を行った実績がある。近著は『たった1回でお腹が凹む 奇跡の股関節ほぐし』(SBクリエイティブ)。 トップス¥12,100 レギンス¥13,200(共にジュリエ ヨガ アンド リラックス TEL:03・5720・8256) バッグ¥9,240(ナージー/ジュンカスタマーセンター TEL:0120・298・133) ※『anan』2023年2月1日号より。写真・内田紘倫(The VOICE) スタイリスト・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・浜田あゆみ モデル・岩田絵莉佳(セントラルジャパン) 取材、文・板倉ミキコ (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/463825/ Source: ananweb