タレント

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  • 2024.06.02

横澤夏子、友達に友達を紹介するのは「めちゃくちゃハードルが高い」 上手にセッティングする友人を尊敬 | ananweb – マガジンハウス

出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、交友関係を広げてくれる女性、「友達に自分の友達を紹介してくれる女」になりきり。 面倒くさがらず、交流の場をセッティングしよう。 この間、仲のいい友達と集まることになった時、彼女がよく遊びに行く児童館のような遊び場を教えてくれた上、そこの管理人さんを紹介してくれました。最初、友達だけしかいないと思っていたから、管理人さんがいるなら話す内容も変わってきそうだなと少し構えていた私。でも、友達が「この人はこういう人で、いろいろな話を聞いてくれるし、相談にも乗ってもらっていて…」と、管理人さんのプロフィールや人柄を詳細に教えてくれて、結果、みんなで一緒に楽しく過ごすことができたんです。私の子育ての悩みを聞いてアドバイスをくれたりもして。きっと、友達は私たちや管理人さんの性質や状況を見極めて、絶対に大丈夫だと思ったからこそ紹介してくれたんだろうなと。正直、友達に友達を紹介するのは、私にとって、めちゃくちゃハードルが高いこと。私以外の人がちゃんと楽しめているかな? 大丈夫かな? と心配になったり、プレッシャーを感じたりして疲れるのが嫌だから、結局、紹介しない場合がほとんどで…。だからこそ、友達が交友関係の輪を広げているのを見て、そういう機会を作ってくれる人は本当にすごいなと思ったんです。おかげさまで、人間関係に新しい風が吹くという経験ができました。 上手な紹介ができるようになるには、自分の友達に、「こういう人がいるんだけど…」と他の友達の話をして、「その子に会ってみたい」と言われたら、場をセッティングしてみる。こちらの都合でいきなり会わせてしまうと気まずい空気になる可能性も高いので、ちゃんと友達が興味を示してからにしましょう。また、「こういう人がいるよ」と人に紹介できるよう、普段から友達の話をちゃんと聞いて、情報をインプットしておくことも大事だと思います! よこさわ・なつこ 芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。2023年6月に第三子を出産。 ※『anan』2024年6月5日号より。写真・中島慶子 イラスト・別府麻衣 文・重信 綾 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/551800/ Source: ananweb

  • 2024.05.29

加藤清史郎「驚きとプレッシャーです (苦笑) 」 宮崎駿初監督作『未来少年コナン』が舞台化 | ananweb – マガジンハウス

最終戦争後の荒廃した地球。正義感あふれる野生児・コナンが、世界征服を目論む組織に狙われる少女・ラナを助け冒険の旅に出る。宮崎駿さんが初監督を務めたことで知られるアニメ『未来少年コナン』。46年前に放送された名作を、世界的に活躍する演出家インバル・ピントがダビッド・マンブッフと共に舞台化を手がける。インバルというと、日本ではこれまでにミュージカル『100万回生きたねこ』や『ねじまき鳥クロニクル』などを、美しくファンタジックな舞台美術に、コンテンポラリーダンスの表現を取り入れた創造性の高い演出で、観客を釘付けにしてきた人。 宮崎駿さんの46年前の初監督作。「想像の上のものが見られるはずです」 「初めてインバルさんの舞台を観たとき、ひと言目が『なんだこれ、すっげぇ』でした。いろんな技術が出てきている今の時代に、新しい技術を取り入れながらも、舞台機構や装置、小道具、そして何より人の体というオーソドックスな手法を使って、こんなこともできるんだっていう想像外のものを目の前で見せてくれる。なるほどこれが鬼才と言われる理由かって思いました」 と話すのは、本作でコナンを演じる加藤清史郎さん。インバル作品というと、フィジカルと舞台美術や照明などでシーンを舞台上に描き出し、それをつなぎ合わせることで物語を紡いでゆき、セリフもあくまでその要素のひとつという印象。これまでとはまるで違う表現を求められる現場にまだ戸惑っている様子。 「作品自体は絶対に面白くなるんですが、そこに自分の名前が並んでいるのが、驚きとプレッシャーです(苦笑)。これまでも動く役はいろいろ演じてきましたが、俊敏さの種類が違って、しなやかさや伸びやかさが求められるというか…。事前にワークショップもあったんですが、何かの技を習得するというより、ひたすら自分の体を知って、その感覚を研ぎ澄ましていくことを求めていた感じです。すごいのは、同じ動きであっても質感を変えるだけで見え方が全然違うということ。例えば、バク転の動きをするとして、僕がやるとただのバク転になってしまうけれど、やる人がやれば、前から何かが来るのを避けてのけぞって後ろに下がるという動きに見えてくる。ただ自分ができてないので、しょげたりしょげかけたりしています」 原作アニメは、SF冒険譚でありながら戦争の虚しさや人間の本質、人間愛なども描かれている。 「一見ポップに見えるけれど、描いているものはすごく深くて重みがあります。’70年代に作られた作品だけれど、今を生きる僕たちが観てもしっかり届く。伝えたいメッセージを強い言葉で主張するんじゃなく、自然な形で人の心に訴えかけるのがすごいですよね。刺さるというより、染み込んでいくような…。この間、カンパニー全員で共有する時間があったんですが、インバルが、今の時代にこの作品をやることにものすごく意味があるし、僕らはそれを届けないといけないんだと話していて、本当にそうだなと思いました。今回の舞台も、アニメと同じように世界が壊れていくプロローグから始まります。そこをいろんな手法を使って見せていくんですが、最初は人の体だったものが徐々に別のものに見えてきたり、急に人じゃないものになったり。舞台なのにスクリーンを見ているような瞬間もあるし、縦だった世界が横になったり重力を感じさせない場面もあったり。想像を超えた世界が広がっているので、あらゆる世代の方に観てほしいですね」 舞台『未来少年コナン』 宮崎駿監督作、不朽の名作冒険アニメーション『未来少年コナン』(1978年)を舞台化。朽ち果てた地球の片隅、孤島「のこされ島」で野生児のように生きる主人公の少年・コナン(加藤清史郎)。ある日、謎めいた少女・ラナ(影山優佳)と出会うことで、島しか知らなかったコナンの世界は開き、予想もしない大冒険が始まる――。5月28日(火)~6月16日(日) 東京芸術劇場プレイハウス 原作/宮崎駿監督アニメ『未来少年コナン』 演出・振付・美術/インバル・ピント 演出/ダビッド・マンブッフ 出演/加藤清史郎、影山優佳、成河、門脇麦、宮尾俊太郎、今井朋彦、椎名桔平ほか S席平日¥11,000、土・日曜¥11,800 サイドシート平日・土・日曜ともに¥9,000 ホリプロチケットセンター TEL:03・3490・4949 大阪公演あり。 かとう・せいしろう 2001年8月4日生まれ、神奈川県出身。子役を経て、ドラマや舞台で活躍。近作に、ドラマ『最高の教師』、ミュージカル・ピカレスク『LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』などがある。 シャツ¥4,950 パンツ¥6,930(共にCASPER JOHN) 中に着たメッシュプルオーバー¥4,950(AIVER) 以上シアン PR TEL:03・6662・5525 ※『anan』2024年5月29日号より。写真・森川英里 スタイリスト・金 順華(sable et plage) ヘア&メイク・入江美雪希 インタビュー、文・望月リサ (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/550543/ Source: ananweb

  • 2024.05.28

生見愛瑠、神尾楓珠は「群を抜いて変な人 (笑) 」 ドラマ『くるり~誰が私と恋をした?~』現場を語る | ananweb – マガジンハウス

事故で記憶喪失になった緒方まことが、手元に残された指輪がぴったりとはまる男性3人と四角関係の恋を繰り広げる火曜ドラマ『くるり~誰が私と恋をした?~』。7話まで放送が終わり、物語は佳境へ。 “本当の自分とは何か”を、演じながらも考えさせられる物語です。 「火曜22時という枠なのでキラキラした胸キュン系のお話をイメージされる方も多いと思いますが、ミステリー要素もあり、“本当の自分を見つける”という人生で誰もが通るテーマも描かれています。私自身、毎回いろいろ深く考えさせられます」 そう話すのは、まことを演じる生見愛瑠さん。現場を重ねるにつれ、キャラクターへの解像度が高くなっていったという。 「まずは役の設定などを見て、自分の中で想像してから台本を読み、ある程度、役を固めていくのですが、現場に入ると全然違うものになることも少なくないです。だから、撮影が始まってすぐの頃は探り探りでドキドキしていたし、1週間くらいして、やっと役になりきれる感じがありました。記憶喪失になるという設定を重く捉えていたけれど、プロデューサーさんたちと話して、前向きで強い女の子像にしようということに。どんどん明るさを足していくうち、めちゃめちゃ明るい子になっていました(笑)。でも、そうしたことで、ピュアで真面目な女の子に映っていたので良かったです。台本を読んだ時には違和感があったセリフも、現場で他の共演者の方と演じるうちに納得できることも多いし、言いづらいと感じたセリフがあったら、その場で変更することも。みんなでいろいろと相談しながら、リアルタイムで作っていく、舞台のような作品だと感じています。難しいけれど、すごく楽しいです」 まことを巡る3人の男性を演じるのは、瀬戸康史さん、神尾楓珠さん、宮世琉弥さんという豪華な俳優陣。 「学校みたいな感じの、わちゃわちゃした現場です。みなさん、いい人ですが、神尾さんが群を抜いて変な人で(笑)。一番しゃべるし、大事なシーンを撮る直前に突然『オレンジ色が流行っているの?』と聞いてきてびっくりしたことも。でも、ムードメーカーぶりに助けられているし、明るい現場になっています」 大変なシーンを撮影して疲れた時のリフレッシュ法も教えてくれた。 「カロリーを使うからなのか、頑張った日はハンバーガーを食べます。どれだけ遅くなっても絶対に(笑)」 近年、ドラマや映画への出演が続いている生見さん。演技の仕事への考え方にも変化があるという。 「作品を重ねるにつれて役への向き合い方が変わってきたし、自分の意見を伝えられるようになってきて。それが、演じるお仕事の楽しさの一つになっています。バラエティに出ている私が演技をする、というところから、一人の“演じる人”として見られるようになってきたことで、プレッシャーを感じることもあります。でも、演技のお仕事は楽しくて大好きだし、ずっとやりたかったこと。これからも頑張りたいです」 『くるり~誰が私と恋をした?~』 記憶喪失のまこと(生見)が手元に残された男性用の指輪を手掛かりに、“恋の相手”と“本当の自分”を探すラブコメミステリー。まことの前に指輪がぴったりとはまる、自称元彼・西公太郎(瀬戸)、自称唯一の男友達・朝日結生(神尾)、自称運命の相手・板垣律(宮世)の3人が現れ、恋の四角関係を繰り広げる。毎週火曜22時~、TBS系にて放送中。 ぬくみ・める 2002年3月6日生まれ、愛知県出身。『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)、『トークィーンズ』(フジテレビ系)をはじめレギュラー番組多数。映画『モエカレはオレンジ色』などに出演。愛称は「めるる」。 ※『anan』2024年5月29日号より。写真・土佐麻理子 スタイリスト・伊藤ミカ ヘア&メイク・榊ひかる インタビュー、文・重信 綾 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/550538/ Source: ananweb

  • 2024.05.22

七海ひろき「ジョーとしてカッコよくいることが課題」 『サイボーグ009』初の舞台化 | ananweb – マガジンハウス

謎の組織「黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)」により、戦争兵器としてサイボーグに改造された、年齢も性別も人種も様々な9人が、自らの運命に逆らい平和のための闘いに挑む。漫画家・石ノ森章太郎さんが描いた『サイボーグ009』は、誕生から今年で60年。それを記念して初の舞台化が決定。タイトルロールのサイボーグ009こと島村ジョーを演じるのが七海ひろきさん。 「パフォーマンスもふんだんに盛り込まれた楽しい作品に」 「原作を読んでまず感じたのは、いろんなテーマが詰め込まれた作品だということでした。サイボーグに変えられたみんなの、心は人であるのに肉体は機械だという葛藤もありつつ、友情や親子にとどまらずいろんな愛が描かれてもいる。いろんな気持ちになるし、考えさせてもくれる作品だなと思いました。今回の台本も読ませていただいたのですが、ブラック・ゴースト側に従うサイボーグ0010の+(プラス)と-(マイナス)のふたりと戦うのが物語の主軸となっています。ふたりの兄弟愛も感じられますし、ダンスやアクションの分野で世界的に活躍されている方々が出演されて、お芝居だけでなく歌やダンスといったパフォーマンスもふんだんに盛り込まれるはずなので、感覚的にも楽しい作品になるんじゃないかと思います」 ゼロゼロナンバーを背負ったサイボーグ戦士たちは、全身に武器が仕込まれていたり、口から高熱火炎を放射したり、飛行できたりと、ひとりひとりが特殊な能力を持つ。七海さん扮する009は加速装置で高速移動が可能。アクションシーンは、ダンスなども駆使しながら見せていくそうだが、SF的な設定がどう舞台で表現されるのかも楽しみ。 「演出の植木(豪)さんが以前手がけた舞台『進撃の巨人‐the Musical‐』を拝見したのですが、それが素晴らしかったんです。冒頭から作品の勢いを感じさせてくれましたし、ダンスで構成した場面の見せ方も素晴らしくて場作りが巧み。展開は早いんだけど、お客さんを置いていかない演出家さんという印象があります。植木さんなら、キャラクター全員が魅力的に見えるよう作ってくださるはずだと信頼していますので、私はやれることを全力で精一杯やるのみです」 島村ジョーといえば、スマートな容姿に加え、正義感が強く優しい人柄もあり、多くの人が憧れるキャラクター。宝塚歌劇団で男役として活躍した七海さんの009に扮した写真が解禁されると、原作漫画とまた違う凛々しい姿が大きな話題に。 「島村ジョーが初恋の人だったとおっしゃる方もいるくらい人気のキャラクターだけに、イメージを壊さないようにというプレッシャーはあります。彼が戦うのは自分のためではなく、仲間だったり誰かのためであって、優しさが全面にある人。戦闘能力が高い一方、相手を傷つけたくないと葛藤する精神もカッコいい。私としては、ジョーとしてカッコよくいることが課題です」 個性的なキャラクターが揃う作品だけに共演陣も多彩。音波(おとは)みのりさんや声のみの出演の天華(あまはな)えまさんなど、宝塚時代から縁のある面々も。 「音波さんとは、出演が決まったときから、お互いにいろいろ情報交換をしていました。退団してまたこうして縁が繋がることが嬉しいです」 宝塚退団後も、垣根を越えて様々な役柄に挑戦。これまで誰も歩いてこなかった道を伸びやかに切り拓き、新たなファン層を獲得している七海さんの姿は清々しい。 「チャレンジが好きなんでしょうね。退団当初はうまくいかないことも多くて、ぐるぐると考えてしまった時期もありました。でもそういうとき必ず、ファンの方や周りの方が助けてくれて今がある。退団するときに、変わらないために変わり続けたいという挨拶をしたのですが、5年を経た今、その言葉があらためて自分にしっくりきています」 舞台『サイボーグ009』 世界に戦争を引き起こす死の商人の組織に誘拐され、兵器となるべくサイボーグに改造された島村ジョー(七海)。しかし組織に反旗を翻し、同じ志を持った仲間たちと世界平和のための闘いに挑んでゆく。5月18日(土)~26日(日) 東京・日本青年館ホール 原作/石ノ森章太郎 演出/植木豪 脚本/亀田真二郎 出演/七海ひろき、天華えま(声の出演)、高橋駿一、音波みのり、里中将道、桜庭大翔、酒井敏也、川原一馬、Toyotaka、滝澤諒、相澤莉多、中塚皓平、大高洋夫ほか 全席指定1万2500円 Mitt TEL:03・6265・3201(平日12:00~17:00)©石森プロ ©舞台「サイボーグ009」製作委員会 ななみ・ひろき 1月16日生まれ、茨城県出身。2003年、宝塚歌劇団に入団し、男役として活躍。’19年の退団後は、俳優、歌手、声優など幅広く活動し、昨年には舞台プロデュースも手がけた。 ※『anan』2024年5月22日号より。写真・小笠原真紀 インタビュー、文・望月リサ (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/549170/ Source: ananweb

  • 2024.05.19

横澤夏子「びっくりしたものの、すごく嬉しい気持ちに」 人柄を褒める時に使いたい表現とは? | ananweb – マガジンハウス

出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、人の空気を硬度で表現する女性、「硬度で褒める女」になりきり。 辞書を引き、いろいろな形容詞をインプットして。 この間、「雰囲気が柔らかい方ね。でも、意思は固いのね」と、“硬さ”を表す言葉で褒めてくれた方がいたんです。最初は、そんな人がいるんだとびっくりしたものの、見た目ではなく、纏っている空気感みたいなものを評価された感じがして、すごく嬉しい気持ちになりました。それに、言われたほうが嫌な気持ちになることのない、失礼が一切ない表現だなと感心もし、私も人柄を褒める時に真似してみたいと思ったんです。「すごくいい人ですね」のようなフレーズと比べると、少し具体的な感じもしますよね。硬度に関する表現でいうと、お茶などの感想として「口当たりが柔らかい」と言うこともあるし、エステを受けた時の「肌が柔らかくなっていますね」とか、美容院で言われる「頭皮が柔らかいですね」もポジティブな意味合いです。また、「ソフトな」「ハードな」という言い方もできますよね。硬度のほかにも、人や場の空気感を表す言葉はたくさんあって。たとえば、劇場で全然ウケなかった時は、芸人同士で「今日はしっとりしたお客さんだね」と、湿度で表すことも。そういう表現は、相手を傷つけないだけでなく、文学的な感じがするし、奥行きも出ます。ほかにもいろいろな表現を考えてみたりもしたのですが、日本語って本当に面白いなと思いました。 空気感をいろいろな言葉で表すためには、言葉を知ることがポイントに。まずは辞書を引いてみて、いろいろな形容詞をインプットすると、普段使える褒め言葉のバリエーションを増やせると思います。また、たとえば「柔らかい」「硬い」など自分がよく使う形容詞を辞書で調べて、多様な意味を学ぶことで、よりいろいろな場面で使うこともできるようになりそう。言葉と向き合ってみましょう! よこさわ・なつこ 芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。2023年6月に第三子を出産。 ※『anan』2024年5月22日号より。写真・中島慶子 イラスト・別府麻衣 文・重信 綾 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/548970/ Source: ananweb

  • 2024.05.13

牧島輝、『ハムレットQ1』は「シェイクスピアを読んだことのない人にもおすすめしたい」 | ananweb – マガジンハウス

シェイクスピアの『ハムレット』といえば演劇の超スタンダード。この世界に入ってすぐの頃、「何をやっていいかわからず、とりあえず有名な映画や本を手当たり次第に観たり読んだりして。そのときに読みました」という牧島輝さん。そこから時を経て、森新太郎さん演出の舞台『ハムレットQ1』に出演する。 わかりやすいので、シェイクスピアを知らない人にこそおすすめしたい。 「今回は『ハムレット』といってもQ1(3種存在する原本のうちのひとつ)で、展開もかなり速くてわかりやすい。話の展開は同じですけれど、また違う作品のような印象を受けたので、ご覧になったことがある方も楽しめると思いますし、読んだことのない人や苦手だと思っていた人に特におすすめしたいです」 森さんは、これまで数多くのシェイクスピア劇を演出しているが、原典からあたるなど戯曲の丁寧な分析と考察により、作品の魅力を深く鮮明に見せてくれる人。 「稽古が始まって、こんなにひとりひとりの俳優に向き合ってくださる方なんだと思いました。ホン読みの段階から言葉をものすごく大事にされている印象があります。たとえば、茜色という言葉があったときに、茜色の“あ”の音から太陽の明るさを感じさせなきゃいけない、想像できているから“あ”の音が出るんだ、などとおっしゃる。自分も、もっともっと台本を読み込んで、想像を膨らませながら役を作っていかなきゃいけないなと思っています」 主人公のハムレットには吉田羊さんが扮する。吉田さんは3年前の森さん演出の舞台『ジュリアス・シーザー』でもブルータスを演じている。 「稽古が始まったばかりですが、すでに吉田羊さんのハムレットから葛藤が伝わってきます。拝見していて引き込まれるものがあります」 自身が演じるホレイショーは、ハムレットの親友で、復讐劇を冷静な目で見つめていく存在。「周りで起こるいろいろなことに自分自身が翻弄されながらも、冷静でいないといけない役」だと分析する。 「役柄的にも役者としても、ご覧になっているお客さんに伝えなきゃいけないことが多いんですよね。物語に追われていっぱいいっぱいになっちゃう瞬間もあるんですけど、冷静でいないとと言い聞かせています」 昨年には、『セトウツミ』や『季節はずれの雪』と、自身が企画から立ち上げた2本の舞台を上演した。 「俳優って自分から動かないとご縁のない作品もありますよね。せっかく役者をやっているのだから、いい作品にたくさん出合いたいし、好きな作品は演じたいなと思うんです」 PARCO PRODUCE 2024『ハムレットQ1』 デンマーク王の息子・ハムレット(吉田羊)は、ある日、急死した父王の亡霊と遭遇し、その死が父の弟で、王座を継いだ叔父(吉田栄作)の謀略だと知り、復讐を誓うが…。5月11日(土)~6月2日(日) 渋谷・PARCO劇場 作/ウィリアム・シェイクスピア 訳/松岡和子 演出/森新太郎 出演/吉田羊、飯豊まりえ、牧島輝、大鶴佐助、広岡由里子、佐藤誓、駒木根隆介、永島敬三、吉田栄作ほか マチネ1万1000円 ソワレ1万円 U‐35チケット5500円(観劇時35歳以下対象)ほか サンライズプロモーション東京 TEL:0570・00・3337(平日12:00~15:00) 大阪、愛知、福岡公演あり。 まきしま・ひかる 1995年8月3日生まれ、埼玉県出身。最近の主な出演作品に、ミュージカル『刀剣乱舞』、舞台『キングダム』、ドラマ『不適切にもほどがある!』などがある。 ※『anan』2024年5月8日‐15日合併号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・中村 剛(ハレテル) ヘア&メイク・石川ゆうき(Three PEACE) インタビュー、文・望月リサ (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/547652/ Source: ananweb

  • 2024.05.09

横澤夏子、おかずクラブ・ゆいPの行動に感心 「ちゃんと伝えなきゃダメだなと反省」 | ananweb – マガジンハウス

出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、褒められた時に手柄を独り占めしない女性、「手柄を伝える女」になりきり。 感謝の気持ちを示したり花を持たせることが大事。 この間、鬼越トマホークの坂井(良多)くんの結婚式に参加した時のこと。おかずクラブのゆいPが、金粉がちりばめられたゴージャスなヘアスタイルで現れたんです。それがものすごく可愛かったので写真を撮っていると、周りにいた新婦さんのお友だちも次々と撮影をし始める事態に。そのくらい女の子が夢中になっちゃう素敵な髪型だったんです。すると、ゆいPが、「美容師さんに伝えたいから写真を撮って。絶対に喜ぶから」と言い始め、その状況を写真におさめることに。手柄を自分のものにせず、ヘアスタイルが美容師さんの手がけた作品であることを周りの人に伝え、さらに本人に盛り上がりを共有しようとしているところがすごいなと思いました。美容師さんは絶対に嬉しいだろうし、相手の気持ちを考えているからこそできる行動ですよね。それに、早く伝えたい! とワクワクしているゆいPも、すごく可愛かったです。そんな姿を見て、私もプロのメイクさんにやってもらった時に、誰かから「肌がきれいだね」と言われたら、“素肌を褒められているわけじゃない、塗ってくれた人がいるんだ!”ということを認識して、ちゃんと伝えなきゃダメだなと反省しました。 ゆいPのようになるためには、やっぱり、手柄を独り占めにしない意識を持つことが大事ですよね。坂井くんは結婚式の挨拶で、「妻が全部、準備をしてくれた」と話していましたが、そんなふうに感謝をしたり、花を持たせることが必要だなと。私はこれまで、雑誌の撮影でスタッフの方から「可愛い」と言われても、「七五三みたいですよね~!」と返すしかできなかったけれど、これからは、そんな自分を作り出してくれたプロのみなさんを褒めるという方法を取り入れていきたいと思います! よこさわ・なつこ 芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。2023年6月に第三子を出産。 ※『anan』2024年5月8日‐15日合併号より。写真・中島慶子 イラスト・別府麻衣 文・重信 綾 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/547756/ Source: ananweb

  • 2024.05.05

桜井日奈子「美容は沼ですね (笑) 」 試行錯誤の末たどり着いた“美容哲学&お気に入りコスメ” | ananweb – マガジンハウス

肌や髪の悩みに直面しても、理想があるから頑張れる。目標に近づくために、自分の肌質や髪質を知り、日々研究と努力を惜しまない桜井日奈子さんの美容にかける想いを聞きました。 艶やかになびくロングヘアに、しっとりとキメの整った白い肌。誰もが憧れずにはいられない、健やかで美しい肌と髪の持ち主は、俳優の桜井日奈子さん。 「元から肌が白いわけではないのですが、高校生の時から日焼けには人一倍気をつけていました。片道40分かかる自転車通学中や、所属していたバスケ部の外周ランニング中には必ずアームカバーをして、頭にはタオルを巻いて…というスタイルでした(笑)。周りの友達からは『よくそんなに頑張れるね』と言われるほど。でも早いうちにケアしておいてよかったなと今は思っています」 肌や髪の悩みとは無縁だったかというと、そんなことはないそう。 「それこそ思春期は、肌荒れですごく悩みました。顎まわりにニキビが大量にできて、皮膚科に通ったことも。今でも花粉や睡眠不足が原因で荒れてしまったりします。私は混合肌で毛穴が詰まりやすい肌質なので、ピーリングに通ったり、自宅でもケアが欠かせません。髪質はもともとドライなタイプなのですが、職業柄、役で髪色を明るくすることがあるので、よりパサついてしまうのが悩み。ダメージを防ぐために定期的にホームトリートメントしています」 自分にとって、美容は“沼”。今もベストな方法を模索中。 大の美容好きという桜井さん。美容法やスキンケアのアイテムに関する情報はYouTubeを参考にすることが多いのだとか。 「よく拝見しているのは、森のニーナさんという美容系YouTuberの方や、皮膚科医の友利新さん、美容外科医の上原恵理さんのチャンネルです。それから同郷の先輩、MEGUMIさんの美容本にもかなり影響を受けました。今は情報が簡単に手に入れられるぶん、“流行っているから”という理由でアイテムを選ぶと何でも欲しくなってしまうので、情報に流されず、きちんと知識を持った方の意見を参考に、今の自分にとって必要な成分や成分の濃度を見て吟味するようにしています」 外側からのケアはもちろん、成分にこだわったサプリメントの服用や定期的な運動、睡眠時間の確保など、肌と髪にいいとされることは何でも実践しているそう。そんな桜井さんが、「ここぞ」という時に行う“効かせるケア”とは? 「私の場合、意気込んで特別なことをやると、逆に栄養過多になって肌荒れしたり、それ自体がストレスになったりするので、普段どおりのケアをします。肌にトラブルがある場合は、なおさらシンプルが一番。いつもはパックをしているけれど、マイルドな成分の化粧水とクリームだけにすることもあります。その日の肌の状態に合わせて、刺激を与えないように引き算のケアをすることも大切…というのもYouTubeの受け売りですが(笑)」 普段からしっかりケアできているという安心感があるからこそ、あえて特別なことはしない。それが桜井さんの美容哲学。 「美容に関しては、アイテムが自分の肌や髪質に合わなかったり、これまで何度も失敗を経験してきました。今も模索中ではあるのですが、悩みがあるからこそ、ここまで探求できたとも思っていて。最近は、成分でいうとナイアシンアミドに注目していて、毛穴の詰まりにくい酸化亜鉛フリーのファンデーションや、ニキビ予防に効果のあるノンコメドジェニックのスキンケアにも興味があります。…なんて、語るとキリがないので、本当に美容は沼ですね(笑)。理想は、ファンデーションを塗らなくてもきれいな“毛穴レス肌”。年齢を重ねるごとに肌と髪の状態も変わっていくけれど、これからもっと美容を勉強して理想に近づいていけたらいいなと思います」 HINAKO’s FAVORITE ITEM 脂溶性ビタミンC30%配合。肌への浸透力がバツグン! 「一般的な水溶性ビタミンCのセラムと違って、メイク前に使っても崩れにくいところが」。C+コレクティングコンプレックス30% 30ml¥21,780(Revision Skincare/ビッグブルー TEL:03・6413・7344) なめらかなバームが肌にとろけて極上の心地よさ 「クレンジングはバームタイプを愛用中。『SHIRO』のバームが自分史上、使い心地ナンバーワンです!」。タマヌクレンジングバーム 90g¥7,150(シロ カスタマーサポート info@shiro-shiro.jp) 3ステップでサロン級のトリートメント効果を発揮。 「使用後の髪のしっとり感が段違い。大事な撮影の前にはマスト。ちなみに昨日も使いました」。GINZUBA 3ステップトリートメント(ジェル120ml、マスク180ml、オイル60ml)¥15,400(トリコ TEL:0120・000・870) さくらい・ひなこ 1997年4月2日生まれ。俳優。2014年に「岡山美少女・美人コンテスト」でグランプリを受賞。現在、テレビ東京系ドラマ『95』(月曜23:06~)に出演中。 ドレス¥27,500 タンクトップ¥19,800(共にナイスナイス モーメント/ショールーム リンクス) ※『anan』2024年5月8日‐15日合併号より。写真・山根悠太郎(TRON) スタイリスト・木津明子 ヘア&メイク・白水真佑子 取材、文・瀬尾麻美 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/547796/ Source: ananweb

  • 2024.05.02

伊藤万理華「髪は何色にでも染めてみたいし、新しい役にもどんどん染まりたい」 | ananweb – マガジンハウス

いきいきとした表情と豊かな表現力に、10代の頃から変わらない弾力肌とさらつやヘアも魅力の伊藤万理華さん。 美容を楽しみながら、肌も髪も心もヘルシーでいたい。 「美容を頑張りだしたのは最近なんです。香りものは好きで、部屋にお香をたいたり、寝る前にアロマのピローミストをシュッシュしたりはしてたので、いまも美容アイテムを選ぶときには、香りを大事にしています。最近のケアは、お風呂上がりに森の香りがする『アスレティア』のコアバランスオイルをつけて、次に『ヨンカ』のローションをスプレーして、いい香り~って。ラベンダー系の精油の香りがいいんです。こういうのは、メイクさんに使っていただいたもので好みの香りを自分で買うことが多いです」 つねに健やかな肌に見えるけど、実はこれまでは「乾燥肌だね」と言われることも。 「25歳くらいで日光に当たると発疹が出るようになって。年齢とともに肌がゆらいだのかもしれませんね。そこで肌もちゃんと見てあげようと思ったんです。そしたら全然乾燥しなくなって…美容ってすごい!」 俳優としても多忙な日々。主役を演じるNHKドラマ『パーセント』では、関西での長期ロケも経験。慣れない環境でも健やかでいられたのは持参した愛用アイテムのおかげ。 「特にヘアオイル! 『モロッカンオイル』はもう3本はリピートしました。濡れた状態でなじませてドライヤーをかけるとすごくちょうどいい。もともと髪質は健康ですが、いろんな色に染めるのも好きだったのと最近は髪が長くなったこともあって乾燥が気になりだして…。思えば乃木坂46時代も周りの子は熱心にケアしてたのに、なーんにもしなかった私がヘアオイルって…なんか照れるな(笑)」 外からのケアに加えて、体の内側からのケアにも気をかけ、栄養をたっぷりと。最近はスパイスを効かせた料理を友達と作る時間が、いい気分転換にもなっているそう。 「クローブやカルダモンを入れたキャロットケーキとか。もともとスパイス好きなんですけど、もしかしたら血液のめぐりをよくしてくれるのかもしれないです。友達とものづくりする時間があるから元気にもなれます!」 そのヘルシーな肌と髪と心で、この夏やってみたいことは? 「やっぱり髪色。オレンジシャンプーでオレンジに染めてみたいです(笑)。髪は何色にでも染めてみたいし、新しい役にもどんどん染まりたい。ユニークな髪色の役も大歓迎です(笑)」 いとう・まりか 1996年2月20日、大阪府生まれ。乃木坂46の1期生としてデビュー。ドラマ『パーセント』(NHK)では障がいを扱うドラマ制作を通し、悩みつつ進むテレビ局員を演じる。5月11日(土)から全4回放送。 トップス¥17,600(フィルモア/WEAVA TEL:03・6451・0924) パンツ¥27,500 ベルト¥26,400(共にユートリーク/テンプランニング TEL:03・6438・9007) イヤカフ¥4,400 イヤリング¥18,260(共にソムニウム TEL:03・3614・1102) ネックレス¥14,520(エムシー・スタジオ/ズットホリック) リング¥7,260(チビ・ジュエルズ/チビジュエルズ・ジャパン) その他はスタイリスト私物 ※『anan』2024年5月8日‐15日合併号より。写真・柴田フミコ スタイリスト・番場直美 ヘア&メイク・伏屋陽子 取材、文・大澤千穂(伊藤さん) (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/547770/ Source: ananweb

  • 2024.05.01

矢部太郎「気軽にOKしたのですが… (笑) 」 初の大規模展覧会のために約100点描き下ろし! | ananweb – マガジンハウス

お笑い芸人としての活動はもちろん、平安時代を舞台にした大河ドラマ『光る君へ』の出演や、週刊漫画雑誌での連載「楽屋のトナくん」など、以前にも増して活躍の場を広げているお笑い芸人・矢部太郎さん。そんな彼の新境地ともいえる初の大規模展覧会が、ついに始まった。 大切な人とのふたりの時間を思い起こす展覧会になれば。 「実は展覧会なんて考えたこともなかったんです。オファーをいただき、今まで僕が描いた漫画をまた違った形で紹介するというコンセプトだったので、じゃあ僕が何かすることはなさそうだなと。あ、いいですねと気軽にOKしたのですが…(笑)」 東京・新宿区の外れにある一軒家で暮らす、矢部さんと大家のおばあさんとの交流を描いた漫画『大家さんと僕』。会場には物語の名場面とともに、矢部さんが同展のためにアクリル絵の具で制作した約100点の描き下ろしイラストが展示される。 「冗談で100枚くらい描き下ろします? と言ったら、ぜひやりましょうと即決されてしまって(笑)。でもデジタルで描くのと違って、絵の具で描くのは手を動かすのが楽しすぎて、アドレナリンが出ちゃってもう眠れなくなるほど。きっと紙だから失敗できない緊張感があるんでしょうね。だから毎日早起きして絵を描いて、その後、平安時代(大河ドラマの現場)に行っていました」 また会場では、漫画の中にある「ライトとおやき」の紙芝居が上映されるほか、「空飛ぶふたり」も映像化されるなど、作品をあらゆる方法で体感できるインスタレーションがそこここに。もちろんこの中には、矢部さん発案のプランもあるという。 「僕が大家さんとよく行った蕎麦屋にあった、10円玉を入れて使う昔の公衆電話。これが会場に設置されていて、来場者はその電話を取ると受話器からランダムに僕からのお礼の言葉が聞こえてくる仕掛けです。他にも大家さんの家に設置されていた、思い出の感知ライトも登場します」 と、来場者は作品の名場面を追体験できる演出に。漫画を読んだことがない人でも楽しめる内容だ。 矢部さんが絵を好きになったのは、絵本作家である父・やべみつのり氏の影響が大きい。そこで本展では、彼の作品『ぼくのお父さん』に関するコーナーも展開。父による家族絵日記「たろうノート」や、幼い矢部さんが父の勧めで始めた「たろう新聞」の現物が初公開され、当時住んでいた東京・東村山市での暮らしぶりを体感できる映像インスタレーションも設置。ユニークな矢部さんの生い立ちも知ることができる。 そんな矢部さんの創作意欲をかき立てるものとは一体何なのだろう? 「創作の源は? と聞かれれば、やっぱり大切な人のことが思い浮かびます。例えば大家さんには大家さんなりの人生があって、彼女が大切にしているものがあった。それは世間の価値観とは少し違うかもしれないけれど、すごく素敵だなと僕には思えた。もしかすると、単身で高齢のおばあさんと売れない芸人の話は幸せではないと捉えられることもあるかもしれないけれど、そこには本人が実感している幸せがある。こういったことこそ、描く価値があることなんじゃないかと思うんです」 漫画家になりたかったのではなく、心温まる人との思い出を自分なりの方法で伝えようと思った。そんな思いから絵を描き始めて早7年。そのアプローチは画業のみならず、お笑いや俳優業とも共通していると語る。 「出来上がったものを見てもらう以上に、僕は純粋に創作の過程が面白いタイプ。それはお芝居も同様で、稽古が一番楽しい、みたいな。この展覧会でも初めての経験ができて、一番楽しい思いをしているのは僕なんじゃないかな。観てもらう人には申し訳ないけど(笑)。『ふたり』というタイトルは、僕が漫画を描く時に一番大切にしているキーワード。大家さんやお父さんのように、僕の大切な人との二人の思い出を描いた漫画なので、観る人にとっても、大切な人との二人の時間を思い出すきっかけになれば嬉しいですね」 『大家さんと僕』(新潮社)2017年「おかえりなさい」より 『マンガ ぼけ日和』(かんき出版)2023年「お金盗ったでしょう?」より ふたり 矢部太郎展 PLAY!MUSEUM 東京都立川市緑町3‐1 GREEN SPRINGS W3 2F 開催中~7月7日(日)10時~17時(土・日・祝日~18時、入場は閉館の30 分前まで) 会期中無休 一般1800円ほか TEL:042・518・625 ©Taro Yabe やべ・たろう 1977年生まれ、東京都出身。芸人、漫画家。’97年に「カラテカ」を結成。処女作『大家さんと僕』で第22回手塚治虫文化賞短編賞を受賞。新刊『プレゼントでできている』(新潮社)も好評発売中。 ※『anan』2024年5月1日号より。写真・土佐麻理子 取材、文・山田貴美子 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/546204/ Source: ananweb

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