タレント

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  • 2023.09.11

『ヒプステ』“麻天狼”「楽しいライブにすることが使命だと思うし、そのために努力したい」 | ananweb – マガジンハウス

大きな節目を迎える『ヒプノシスマイク ‐Division Rap Battle‐』 Rule the Stage ‐Battle of Pride 2023‐。ここでは、シンジュク・ディビジョン“麻天狼”の鮎川太陽さん(as神宮寺寂雷)、新木宏典さん(as伊弉冉一二三)、井出卓也さん(as観音坂独歩)に話を聞きました。 左から新木宏典さん、鮎川太陽さん、井出卓也さん。 ――まずは目前に控える『Battle of Pride 2023』(以下、BoP)横浜公演への想いを伺わせてください。 新木:全ディビジョン集合してのライブってことで、祭り感は間違いないと思うんです。キャスト全員が卒業するってことで、観に来られたお客さんは寂しさを感じる部分もあるかもしれない。でも僕らは全員で一斉にゴールテープを切るところに美学を感じているので、そこにネガティブな感情を持ち込みたくない。だからこそ楽しいライブにすることが使命だと思うし、そのために努力したいなと。 井出:そうだね。きっとお客さんは、いろんな感情で来られると思うんです。でも、僕らシンジュクとしての指針とかスタンスを決めて、3人で足並みを揃えていきたいですね。『Rep LIVE』(各ディビジョンの単独ライブ)も、毎回3人で話し合って、ライブの方向性とか、この曲はお客さんにどう見せたいかみたいなことを決めてやってたんで。 鮎川:新木くんが稽古場で前回公演の動画をよく確認するんですよ。それで楽曲が流れだすと自然とみんな集まって、このときはこうだったよね、ああだったよねって話になって、じゃあ次はこうしたい、こうできたらって話に繋がっていく。 新木:井出くんが発声練習しだすと、俺らもやんなきゃって追随するのと同じ。 鮎川:そうそう(笑)。なんとなく始めた人にみんながのっかって、一緒にアップしたり反省会したりするんです。 新木:誰かが号令かけたりもなく、ね。 鮎川:BoPでは、お客さんも各ディビジョンのチームカラーで応援してくれるんで、会場がすごいカラフルになるんですよね。前回のBoPでそれを見たときにものすごく感動したんで、またあの景色が見られるのが今から楽しみで。 ――他のディビジョンには負けないぞ、みたいな気持ちになるものですか? 新木:…と言った方がいいですよね。 井出:いやっ、なるって! 鮎川:おそらく今回は、僕らだけじゃなくキャストも、そしてファンの方々も、どうしたってこれまでで一番想いの強い公演になるとは思うんです。ただ、公演名に“バトル”って付いてるんで、そこは負けられないぞと(笑)。 ――みなさんが他にはないシンジュク・ディビジョンの自慢をするとしたら? 鮎川:僕たちシンジュクの楽曲って、わりと大人めなシックな曲が多かったけど、この間の『Rep LIVE』で起伏のあるオリジナル楽曲も生まれたんで、魅せられる幅が広がった気がしてて。 井出:あと、それなりにキャリアを積んできている3人なんで、勢いだけで突っ走るんじゃなく、きちんとショーとして魅せることができるっていうのも、強みなんじゃないかと思う。歌詞とか、一番聴きやすいチームだと思うし。 新木:全ディビジョンが集まる公演ということもあって、演出としてシンジュクが担うべきポジションっていうのがきっとあると思うんです。トータルバランスを考慮した上で、与えられた役割を自分たちらしく的確にやれるのがシンジュクだと思うんですよね。 ――頻繁に話し合いをしていたり、チームワークの良さが窺えますが、結束力が高まったタイミングはあるんでしょうか。 新木:『Rep LIVE』じゃないかな。 鮎川:確かに圧倒的に話す機会が増えた公演だった。 新木:シンジュクが登場したのはtrack.2からなんですけれど、すでにコロナ禍で稽古場で雑談できる環境ではなかったんですよね。ようやく話し合いをしてもいい環境になったのが『Rep LIVE』のタイミングで、打ち合わせの回数が圧倒的に多かったから。 井出:僕は途中からの参加だから厳しい時期の稽古場は知らないけれど、それぞれが自分の考えてきたことを言い合える環境に自然となっていったのが面白いなと。それぞれが同じ目標に向かって歩いていたら自然と歩幅が一緒になっていて、気づいたら並んでた、みたいなのって、すごくいい形だと思うんだよね。公演について話すうちに、「これまでで一番つらい時期っていつだった?」みたいな話をしたり。役だけでなく人間として一緒に歩んできた仲間だなって思ってます。 鮎川:他のディビジョンがどうかはわからないけど、僕ら、稽古が終わった後も部屋を借りて、この曲はどうしていこうとか、どこに盛り上がりを持ってこようかとか、一曲一曲精査していく時間を作っていたからね。そこに関しては、他のディビジョンより濃密に作っていった自信がある。あのときは地方公演もあったから、公演終わりにみんなで食事にも行って、お酒を飲みながらプライベートな話ができたのも楽しかったし。 ――今回の特集に絡めて、それぞれのメンバーを他己紹介していただきたいのですが、まずは鮎川さんからお願いします。 井出:こう見えてめちゃくちゃファニー。その言葉が一番しっくりくるくらいかわいいんです。ちょっとヌケてるところがあって、母性本能的なものをくすぐるし。 新木:しかも頭がいいし、サービス精神旺盛なので、今あるものに何を足したらファンの方が喜ぶかを冷静に分析して考えられる人。その頭の回転の速さにファニーさがのることによって、重くならない。奇跡的なバランスなんです。 井出:お肉でいったら豚肉だね。 鮎川:それ面白いね。僕、効率が悪いのが大っ嫌いなんで、こだわりは持ちつつ合わせるタイプだから、そこは近いかも。 井出:新木くんは何肉かなぁ? 鮎川:鶏肉じゃない?(笑) こうと決めたら揺るがない感じが。一度やると決めたら絶対にちゃんと達成するところは、マジで尊敬する。しかも勉強熱心なのに謙虚だし。 井出:はっきりしてるんですよね。だからといって協調性がないわけじゃない。あと、ずっと考えているというか、芝居に関してもだけど、答えを出すことに対してすごく慎重で、ずっと答えを探求し続けている旅人みたいなところがある。 新木:確かにそれ、すごい的確かも。学生の頃、先生が夏休みの宿題を「毎日15分やれば終わる量」だと言うから、毎日きっちり15分やったのに終わらなかったってことがありました。 鮎川:そうそう。言われたことはきっちりやってから文句言うんですよね(笑)。 新木:井出くんはすごく大人。波瀾万丈な人生を送ってきてるからこその落ち着きと決断力がすごいし、人が悩んでいることに気づいてくれて、押し付けがましくない寄り添い方をしてくれる。大人。 鮎川:マジで頭の回転が速い。ラップをやってるからか、人の話をよく聞いていて、その言葉を取って返すのが上手いんですよね。しかも深い話をすると、相手の想いを汲み取りながら、自分の視点ですごく的を射た言葉を返してくれる。 井出:馬肉くらいにしといて(笑)。 鮎川:脂肪がなくて筋が通ってて…。 井出:ありがたいっすね。 『ヒプノシスマイク ‐Division Rap Battle‐』 Rule the Stage ‐Battle of Pride 2023‐9月7日(木)~10日(日)ぴあアリーナMM 原作・EVILLINE RECORDS 演出・植木豪 脚本・亀田真二郎 音楽監督・KEN THE 390  テーマソング・井手コウジ 全席指定1万5000円(ラバーバンド3 個セット〈全4 種ランダム配布〉付き) 見切れ席1万5000円 SOGO TOKYO TEL:03・3405・9999 シンジュク・ディビジョン“麻天狼” リーダーは、“The Dirty Dawg”の元メンバーで天才医師の神宮寺寂雷(じんぐうじ・じゃくらい)。シンジュクNo.1ホストながら、じつは極度の女性恐怖症である伊弉冉一二三(いざなみ・ひふみ)と、根は優しいがキレると手が付けられない会社員の観音坂独歩(かんのんざか・どっぽ)がいる。 あゆかわ・たいよう 1991年1月18日生まれ、東京都出身。10歳より活動をスタートし、舞台、ドラマ、映画、モデルなどで活躍。本作のほか、主な出演作に舞台『魔法使いの約束』シリーズなど。10月にはミュージカル『新テニスの王子様』The Third Stageに出演予定。 シャツ¥31,900(ウィザード/ティーニーランチ TEL:03・6812・9341) イヤリング¥12,100(ライオンハート) ウォレットチェーン¥385,000 ブレスレット¥198,000(共にシンゴクズノ) 以上Sian PR TEL:03・6662・5525 その他はスタイリスト私物 あらき・ひろふみ 1983年6月14日生まれ、兵庫県出身。2004年より俳優集団D-BOYSのメンバーとして活動し、数々の舞台やドラマ、映画に出演。フォトブック『“新”発見 丹波ガイド』(東京ニュース通信社)が好評発売中。10月より舞台『赤ひげ』に出演予定。 シャツ¥59,400(08サーカス/08ブック TEL:03・5329・0801) タンクトップ¥1,980(キャスパージョン/Sian PR) レザーパンツ¥198,000(カズキ ナガヤマ/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575) ネックレス¥27,500(バフ TEL:0154・38・2600) ウォレットチェーン¥231,000(シンゴクズノ/Sian PR) その他はスタイリスト私物 いで・たくや 1991年3月12日生まれ、東京都出身。子役として活動をスタート。数々の舞台やドラマに出演する一方、歌手、ラッパーとしても活動。昨年にはT‐iD名義でEP『New Attitude』をリリース。10・11月にはライブツアーも控える。 シャツ¥4,950(キャスパージョン) イヤリング¥11,000(ライオンハート) バングル¥132,000(シンゴクズノ) 以上Sian PR ニットタンクトップ¥16,500(アンバーグリーム/ルーストン TEL:03・6805・6603) パンツ¥46,200(08サーカス/08ブック) ネックレス¥24,200(バフ) サングラス¥52,800(ミスタージェントルマン アイウェア/ジョイ エブリ タイム TEL:03・5937・1965) その他はスタイリスト私物 ※『anan』2023年9月13日号より。写真・内田紘倫(The VOICE) スタイリスト・鹿野巧真 ヘア&メイク・瀬戸口清香 北崎実莉 構成、取材、文・望月リサ (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/504464/ Source: ananweb

  • 2023.08.11

ジョイマン「最初は“ナナナナ~”じゃなくて“ララララ~”だった」 ラップネタ誕生秘話 | ananweb – マガジンハウス

“ナナナナ~”でおなじみのジョイマンが今年、コンビ結成20周年を迎えました。国民的ラップネタの誕生に低迷期からの復活、今の円熟した関係性までを語ってくれました。 独特のリズムと、「ありがとう オリゴ糖」をはじめとする韻を踏むラップネタで大人気となり、老若男女から愛されているジョイマン。お二人は現在、コンビ結成20周年を記念したサイン会ツアー真っ最中。 ――東京でのサイン会を終えられたばかりですが、いかがでしたか。 池谷和志:青森など遠方から来てくれた方もいれば、ジョイマンが好きなおばあちゃんのために来たという方もいて。高木が「ムーミン 永眠」とラップを添えていて、よくないなと思いましたけど。 高木晋哉:反面教師というか長生きしてほしいという意味を込めました。 池谷:サインに書いたラップは声に出して発表するので、並んでいる方にも楽しんでもらえたはず。 高木:高校の時の担任の先生が来てくれたりとドラマもありました。次は47都道府県を回りたいです。 ――2014年には、ファンが一人も来ない“サイン会0人事件”もありました。 高木:ちょうど仕事がなくなっていく最中の出来事だったので、芸能界の底はここなんだと。逆に、地に足がついたというか、這い上がる覚悟をする転機になりました。 池谷:僕から解散話をしたことも。でも、だんだん笑けてきてね。 高木:エレカシ(エレファントカシマシ)さんの「悲しみの果て」じゃないけど、涙の後には笑いがある。エレカシはジョイマンだよ。 池谷:最近、その話、気に入ってるよね(笑)。高木さんがツイッターに会場の写真を上げたのも、底まできたからなんだよね。 高木:営業が減る可能性があるので普通は隠すんですけど。自分の中で抱えきれなくて、誰かに言わないとダメだと思って、世間に発表することにしました。 池谷:でも、かわいそうだと思った人から仕事が来るようになったんです。0人の話をするためにテレビに出たりとか。一時期、最高月収と最低月収だけを言って帰る、みたいなことも多かったです。 高木:だから、ツイッターで恥ずかしい部分を発信してよかったなと思いました。それまではプライドもあり、カッコつけてたので。 池谷:恥ずかしいことを言って笑ってもらえる職業なんだとあらためてわかった瞬間でしたね。でも最近、高木さんの発信に哀愁が足りない気がしていて。ファンの方はもっと、切ない高木さんを求めていると思うよ。“あ、今幸せなんだな”とバレてるはず。フォロワーが減っちゃうかもよ? 高木:幸せってバレちゃいけないんですか(笑)。どんな地球だよ、どんな惑星だよ…。 ――(笑)。大変だった時に解散を踏みとどまったのはなぜですか。 池谷:2011年くらいだったか、仕事がない時に高木が結婚して子どもが生まれて。僕からコンビを組むことを誘ったし、高木は自分から解散しようと言えないタイプなので、もう辞めない? と言ったんです。絶対にしんどいはずだから。すると、「解散するなら、その理由はお金じゃなくない?」と言ったので、こいつ、すごいなと。嬉しかったし、それ以降、解散のことを言うのはやめました。 高木:まず、芸人自体、稼げると思ってやっていないんですよ。ネタがウケないとか、心が折れて続けられないという理由ならわかるけど、まだ何かできるんじゃないかという気持ちがあったんです。 ――ジョイマンさんといえば韻を踏むラップネタが有名ですが、どのように誕生したのでしょうか。 高木:コンビを組んだ当時は『M‐1グランプリ』の影響もあって正統派漫才をやっていたんですけど芽が出ず。何年かして急に、漫才の中にギャグみたいなものをポンと入れたんです。僕が何か言われて怒り出した後に「トゥントゥントゥ~ン」っていう…(立ち上がり、動きを見せようとする)。 池谷:雑誌じゃわからないから! 高木:で、池谷が「なんだそれ!」とツッコむという流れがあり、そこだけがウケて。そこから「山田優~ セクシ~ 山田なのにセクシ~ 山田優~ 契約~ CM契約2、3本~ 2、3本~ イ・ビョンホン~ ペ・ヨンジュン ペルー人~ ペルー人~ ウォンビン ビール瓶~ クリントン 20トン!」と一気にできたんです。 ――すごいです! 池谷:『おもしろ荘』というテレビ番組のオーディションの時に、ディレクターさんに言われてコントにしたんです。その時にすぐ会議室に入り、2~3時間後には「ヒウィゴー カモン」と高木が現れる流れができました。 高木:そのまま10何年やっています。でも、最初は「ナナナナ~」じゃなくて「ララララ~」だったんです。でも、世の中に「ラ」のつくものが少ないことに気づいて。 池谷:“やっていくなら、「ナ」だ!”とその時に背負ったんだね。 高木:あとはジャンプ力も上がり、池谷の「なんだこいつ~!」というツッコミの声も大きくなるなど、変化や成長もあります。 池谷:営業とか生の舞台になると、高木さんがテンパったり、高く跳ぼうとしてネタが飛んだりもして。 高木:ジャンプの頂点の時にはネタがもういなくなってますから。 池谷:でも、芸能界の底にいた時は、自分たちがネタに飽きていて、力を抜いたり、ラップを言わずにスカしたりもして。でも、レイザーラモンHGさんやムーディ勝山さんなど、“一発屋オールスターズ”の先輩たちに、もっと堂々とやったほうがいいとアドバイスをいただいて、ちゃんとやるようになったんです。 高木:今は楽しくやってますね。 ――韻を踏む時の言葉選びで意識をしていることはありますか? 高木:お客さん100人中、15人でも知らない人がいる言葉だと笑いが減るので、極力100%の人が知っている言葉を使います。正直、大変なのは言葉よりも体力で。ジョイマンはスポーツだと思うくらい疲れますから。 池谷:サイン会の場合は5~6時間と長いので、スタミナ切れしてましたね。でも、それを超えるとラッパーズハイになり、覚醒して、本当に怖いくらい韻を踏みます(笑)。「追いラップ」までしたり。 高木:でも、会話の中で「今、ジョイマンさんぽかった」と言ってくれる方もいて嬉しいですね。「ありがとう オリゴ糖」くらいの長さの単語が並ぶとジョイマンに見えてくる人は多いのかも。 池谷:みんなの中に、ジョイマンがいるんです。 高木:地上波のテレビだけなら、R-指定さんより韻踏んでるしね。 コンビ結成20周年記念「ジョイマンの全国サイン会ツアー2023 ありがとう 日本列島」を、全国の蔦屋書店・TSUTAYAで開催中。これから大阪(8/18・19)、愛知(8/20)、広島(9/9)、福岡(9/10)、北海道(10/7)、神奈川(10/8・9)を巡る。オリジナルサイン色紙(¥2,200)を購入して参加を。Tシャツやフェイスタオルなどのグッズも販売。 右・池谷和志(いけたに・かずゆき) 1981年2月18日生まれ、神奈川県出身。左・高木晋哉(たかぎ・しんや) 1980年8月18日生まれ、神奈川県出身。2003年結成。池谷さんがツッコミ、高木さんがボケを担当。今年「ジョイササイズ」を配信限定リリース。YouTube「ジョイマンチャンネルだけど 池谷のみ(飲み)時々、高木」を配信。 ※『anan』2023年8月16日‐23日合併号より。写真・内山めぐみ インタビュー、文・重信 綾 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/500775/ Source: ananweb

  • 2023.07.28

小野花梨「これまでのご縁が積み重なって今に至った」 『初恋、ざらり』で連続ドラマ初主演 | ananweb – マガジンハウス

昨年公開された映画『ハケンアニメ!』で、若き天才アニメーターを演じた小野花梨さん。若いながらも、仕事への熱く頑固な情熱を持つ一方、プライベートでは自分に自信を持てずに鬱屈した思いを抱えている。そんな役柄をリアルに、そして魅力的に演じ、限られた出番ながら存在感を発揮し、今年日本アカデミー賞新人俳優賞も受賞した。 ――新人賞を受賞されて、なにか変化のようなものはありました? 小野花梨(以下、小野):正直、体感としては一切なく…、これまでと地続きの日々をコツコツ歩ませていただいています。 ――賞が自信に結びついたりは? 小野:お褒めの言葉をいただけたことはとても嬉しいことでしたが、自信というより、ここまで頑張ってきてよかったなという気持ちの方がしっくりくる気がします。 ――着実にキャリアを積んで、今回、『初恋、ざらり』で連続ドラマ初主演を果たします。 小野:プロデューサーさんは以前ドラマでお世話になった方ですし、共演の風間俊介さんは10年前の映画『鈴木先生』で共演させていただいています。これまでのご縁が積み重なって今に至った感じがして、過去の自分に通知表をもらったような、過去の自分を認めていただいたような気持ちになりました。 ――本作で演じているのは、軽度の知的障害と自閉症がある主人公・有紗。障害を隠して働き始めた職場でも周りに馴染めず、ミスを連発。そんな中、風間さん演じる職場の先輩・岡村の優しさに触れて恋に落ちるストーリーです。 小野:非常にセンシティブな題材ですよね。実際に有紗と同じ症状で不自由な思いをしている当事者の方たちがいて、表現の仕方など繊細さが必要な役で、少なからず恐怖心もあります。でも、原作を読んだとき、不器用な女の子が一生懸命に生きている…そんな愛らしさを感じて。気づけば有紗に感情移入していて、なぜだか自分の不安定な部分まで愛せるようになった気がしました。 ――考えすぎて動けなくなったり、テンパってミスしたりって、有紗ほどではないにしろ誰にもあることで、共感できる部分も多いです。 小野:この作品が秀逸だなと思うのは、そこなんですよね。軽度知的障害の有無にかかわらず、有紗の持つ劣等感に多くの人が共感できる。恋愛的なシーンでの、自分で勝手に不安になって相手を傷つけてしまって、その事実に自分も傷つく。相手を思うがゆえにすれ違ってしまうというところは、私も共感を覚える部分で。多くの人がプライドや理性で呑み込んでしまう言葉を有紗は言ってしまったり、逆に考えすぎるがゆえに言えなかったり。そういう個性はあるけれど、根底の感情に共感できるのが、この作品が多くの人に愛されている理由なのだと思いました。 ――連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』のきぬちゃんもそうですが、小野さんが演じることで役に人間的魅力が加わり、愛すべきキャラクターに育っていくような印象を受けます。普段、役にアプローチしていくとき、どんな段階を踏まれているんでしょうか。 小野:毎回、たくさんの方にアドバイスをいただきながら作っているので、自分だけでどうこうではないと思うのですが、演じる役については自分が一番好きでいなきゃとは毎回思ってやっています。この人のどんなところが良くて、どこがダメで、どこが愛おしいところかを、一番説明できる人間でいたいです。 ――ときには、キャラクターが自分には理解できない行動をとることもあると思うのですが? 小野:理解はできても共感はできない、というパターンはありましたけど、人として全く、理解も共感もできない! ということはなかったと思います。たとえば人を殺しちゃう役も、どんな理由であれ殺す結論に至ったことに共感はできなくてもそこまで追い詰められた感情の流れは理解できる…みたいな。 ――子役時代から遡って、これまでに難しかった役というと? 小野:それでいうと、今回の有紗役は、感情の根底にあるものは理解できても、アウトプットの仕方が自分とは真反対で難しいですね。私は、小さい頃からこの環境にいるからか、先に口が動いて、言葉を発した後から頭がついていって辻褄合わせをする、みたいなところがあります。でも有紗はパッと言葉が出てこない人なので、いったん頭の中で考えて言葉に出すまでのラグをお芝居で作る必要があるんですが、感情だけで有紗をやろうとすると、反射的に口が動いてしまって…。最初の数日は、有紗のテンポに慣れなくて悩みました。 小野さんにとって初の連続ドラマ主演作となる『初恋、ざらり』は、毎週金曜24:12~テレビ東京系にて放送中。軽度知的障害がある自閉症の上戸有紗(小野)は、そのことを隠して運送会社で働き始める。しかし、暗黙の了解が理解できず、ミスを連発し落ち込む日々。そんななか、職場の先輩・岡村(風間)の優しさに触れ、恋をするが…。 おの・かりん 1998年7月6日生まれ、東京都出身。2006年のドラマ『嫌われ松子の一生』で子役デビュー。’21年の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』や主演した映画『プリテンダーズ』、昨年の映画『ハケンアニメ!』などで注目を集める。出演映画『Gメン』は8月25日に公開予定。 トップス¥39,600(Y’s/ワイズ プレスルーム TEL:03・5463・1540) ジャケット¥63,800(daichiogata TEL:080・1212・7269) イヤリング、右¥20,900 左¥19,800(共にGARNI/ガルニトウキョウ TEL:03・3770・4554) ※『anan』2023年8月2日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・髙橋美咲(Sadalsuud) ヘア&メイク・森下奈央子 インタビュー、文・望月リサ (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/497785/ Source: ananweb

  • 2023.07.21

デビューは1歳! 21歳になった加藤清史郎「楽しいからやっているっていう根本は今も同じ」 | ananweb – マガジンハウス

デビューはなんと1歳のとき。大河ドラマ『天地人』や映画『忍たま乱太郎』、CMで扮した「こども店長」など代表作は数知れず。2010年のananでは表紙に登場、「Seishiro Love」と題し8ページにわたる特集が組まれたことも。21歳になった加藤清史郎さんが、今、そして当時を語ります。 ――つい先日、11月に帝国劇場で上演のミュージカル『LUPIN~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』への出演が発表されました。 ’13年のミュージカル『レ・ミゼラブル』(通称・レミゼ)以来、10年ぶりに帝国劇場(通称・帝劇)に立てるのが何より嬉しいです。僕は高校入学のタイミングでイギリス留学したんですが、向こうにいる間も将来的に日本のミュージカルの世界に戻りたいと思っていて、そのイメージの中にあったのが帝劇でした。初めてミュージカルを観たのも初めて立った舞台も帝劇で、自分にとっては特別な思い入れがある場所なので。 ――幼い頃からドラマ、映画、CMにと活躍されていましたが、そこまでミュージカルに強い思い入れを持ったのはなぜですか? きっかけは、当時の事務所の先輩子役さんがガブローシュという役を演じているからと観に行ったレミゼです。そのとき、この大人たちに交ざって、大人顔負けの熱量で歌って、お芝居して、走り回っている男の子、なんなんだ、すっげえかっこいい…ってなったんです。レミゼという作品も大好きになって、次にオーディションがあったら絶対に受けさせてほしいと事務所にお願いしました。もしあのときに、先輩がガブローシュをやっていなかったら、僕はレミゼもミュージカルも知らないままだったかもしれないし、留学もしてなかったかもしれない。俳優人生のターニングポイントをくれた帝劇に10年ぶりに帰ってこられるということで、ちょっと気合入っちゃってます(笑)。 ――初めてガブローシュ役で出演されたのが’11年。大人気子役として引っ張りだこだった中、ご自分からオーディションを受けられたとは思いませんでした。 当時のことをよく「すごく活躍されていた」と言っていただきますが、僕としては当時も今もその感覚があまりないんです。たしかに『天地人』やこども店長で名前が出て、道端で声をかけられることは増えましたが、学校だったり家族や親戚、友だちだったりが、何も変わらなかった。レミゼのオーディションに関しても、小さいときから散々受けてきて落ちるのが当たり前だと思うようにプログラミングされているので(笑)、抵抗はなかったです。100%出し切って落ちたら、それはご縁とタイミングが合わなかっただけのこと。それでも、あんなに緊張したオーディションってなかったんじゃないかっていうくらいでした。もともと緊張しいではあるけれど、本当に吐くんじゃないかってくらい、過去最高レベルでしたね。 ――ご自身は人気子役の自覚はなかったんですね。 ありがたく感じていましたけれど、ただ自分が楽しいことをやってるだけなのに、いいのかなぁみたいな感覚だった気がします。楽しいからやっているっていう根本は今も同じですけれど、あの頃に比べたら、少しはお芝居をお仕事として見られるようになったかな。 ――’15年に市川海老蔵(現・團十郎)さん主演の六本木歌舞伎に出演されたとき、俳優を辞めるか迷って海老蔵さんに相談したと話されていました。“楽しい”お仕事を辞めようと思っていたのは? あのときは、楽しいことが他にもあったんですね。 ――というのは? 野球です。小さい頃から阪神タイガースが好きで、ずっと大ファンだった赤星(憲広)選手とお話しする機会があって、「俺は中学の途中から野球を始めたから遅くないよ」と言われたんです。そのとき、今からでも自分も野球選手になれるかもしれないと本気で思っちゃったんです。野球選手がお芝居やってるイメージはあまりないけど、CMやバラエティ番組に出られたりもするし、両立できなくないのかなと考えたりもして。 ――その頃は、本気でプロ野球選手を目指そうと思われた? …というと語弊があるかもしれませんが、気持ちとしてです。なれるかはわからないけれど、もしまだ野球選手になる可能性があるならば…と思うくらい野球が好きだったんでしょうね。 ――あの…大変に失礼ですけれど、意外と単純、というか…。 そうなんです(笑)。今もそういうところがありますが、楽しいからやっていて、楽しくなければやれない。俳優業も、子供の頃から親に「いつ辞めてもいいんだよ」って言われてきたおかげで、将来的に家計がどんなに苦しくなっても、楽しくなくなったら辞めるんだろうと思います。逆にどんなに苦しくても、演じる楽しさを超えない限り続けるんでしょうし。 ――ということは、ここまでずっと、楽しいが勝っていた? 今のところ、楽しくないと思ったことはないです。まだまだ僕の経験なんて、たかが知れてますけど。演じている最中も楽しいですけれど、カットがかかった瞬間、舞台だったらカーテンコールでお辞儀して顔を上げた瞬間、楽しいなーって思います。 ――それは達成感? それもあると思いますが、たぶんその瞬間って、感覚がもっとも研ぎ澄まされているんです。喧嘩のシーンとかだとより実感しやすいですけれど、相手が発するあらゆるものを敏感に感じ取って投げ返して、それを向こうが受けて…って、卓球とかテニスのラリーみたいな感覚です。しかもそのラリーには勝ち負けがなくて、どっちも勝ち。そりゃ楽しいですよね。 ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒にされた』は、毎週土曜22時~日テレ系にて放送中。卒業式の日に生徒に殺される未来を体験した女教師・九条里奈(松岡茉優)。自身の死を覆すため、生徒にすべてをかけて向き合う覚悟を決める。加藤さんは、すべてにおいて自分の“楽しい”を優先させる独善的な生徒・相楽琉偉を演じる。 かとう・せいしろう 2001年8月4日生まれ、神奈川県出身。1歳でデビュー、7歳のときに大河ドラマ『天地人』で演じた幼少期の直江兼続で注目を集め、映画『忍たま乱太郎』など数多くの映画やドラマに出演。中学卒業後はイギリスに3年間留学。帰国後に出演したドラマ『ドラゴン桜』第2シリーズやミュージカル『ニュージーズ』なども話題に。 カーディガン¥13,200(ヌワールファブリック/ジーンズ ファクトリー 卸団地本店 TEL:088・861・5100) その他はスタイリスト私物 ※『anan』2023年7月26日号より。写真・玉村敬太 スタイリスト・ダヨシ ヘア&メイク・MYOKEN インタビュー、文・望月リサ (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/496380/ Source: ananweb

  • 2023.06.02

風吹ジュン「私の人生の目標は“老いとどう付き合うか”」 | ananweb – マガジンハウス

人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今月のゲストは、俳優の風吹ジュンさん。第4回目は、年を重ねることについて、そしてご自身にとっての恋愛とは? を聞きました。「恋愛は現実が見えなくなるもの」と語るその心は? 老いを楽しめる、そんな体と心を手に入れたい。 「あれ、年をとった?」と初めて思ったのは、50代に入ったとき。突然体が熱くなり汗が噴き出す、ホットフラッシュという更年期障害が起きたんです。元来知りたがりの私は、そのタイミングで初のアンチエイジングのクリニックに行き、自分の体についていろいろ調べました。そこからの20年は、疲れにくい体を作ることをテーマに、鍛え、サプリを飲むなどのケアをしています。それを経て、昨年70歳になった私の人生の目標は“老いとどう付き合うか”。肉体はもちろん、同時に心や精神も老いていく。その両方をしっかり鍛えていけたらいいですよね。体も心もタフなほうがいくつになっても人生有利でしょう(笑)。 それから最近ちょっと、老いは楽しいのかも…と思い始めているんです。それを理解できたらきっと、これから来るであろう病気すらも楽しめるマインドになれる気がしています。現実をしっかり受け入れ、その上で人生を楽しめる人でありたいです。 今思うと、恋愛は苦手だったかもしれません。 私は若いときから自分をしっかり持とうと思っていましたが、その一方で、私自身のことは他者からは理解されない…というか、理解されなくてもいいとも思っていました。でも、だからこそ今思うと、実は恋愛は苦手だったかも。好きになるというよりは、「この人どういう人なんだろう?」と、ひたすら見つめる、その作業だけで終わっていた気がします。また、私自身が男性に従うような性格でもなかったですしね(笑)。 恋愛って、妄想であり、幻想である部分も大きい。特に若いときは、そのベールに包まれてしまうと、現実が見えなくなる。20~30代の方に伝えるとすると、そこには気をつけて、現実もちゃんと見てくださいね。不倫さえ避ければ、恋愛や結婚もいい経験、時間が経てばどんな苦労も楽しかったと思えるでしょう。いろんな意味で、経験は多いに越したことはないと私は思います。そのほうがきっと、人生は楽しいです。 ふぶき・じゅん 俳優。1952年生まれ、富山県出身。モデルを経て俳優デビュー。引きこもりの息子の母を演じるドラマ『連続ドラマW 0.5の男』(WOWOW)が放送中。公開待機映画に『658km、陽子の旅』が。 ワンピース¥36,300(ナゴンスタンス TEL:03・6730・9191) イヤリング¥27,500(ドナテラ・ペリーニ/ドレスアンレーヴ TEL:03・5468・2118) 靴、靴下はスタイリスト私物 ※『anan』2023年6月7日号より。写真・小川朋央 スタイリスト・岡本純子 ヘア&メイク・高松由佳 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/487221/ Source: ananweb

  • 2023.03.31

サーモンに感動!? 1級マグロ解体師・アンジュルム川村文乃が「陸上養殖」をルポ | ananweb – マガジンハウス

東京から車で約1時間。千葉県木更津市にある、サーモンの陸上養殖を行うFRDジャパンにやってきた、日本人女性初となる1級マグロ解体師の資格を持つアンジュルム・川村文乃さん。サーモンは大好きで、「サーモンだけがのったお寿司をよく食べます。アボカドと一緒にして、海苔をかけていただくことも」。まずは、魚の陸上養殖について勉強するところからスタート。 アンジュルム・川村文乃さんがサーモンの陸上養殖場にいざ、潜入! 社員の宮川さんによる陸上養殖の仕組みやメリット、ここで育てられている「おかそだち」についての話を、メモを取りながら真剣に聞く姿が印象的。「サーモンの顔つきは天然と養殖で違いますか? 優しい顔だったりしますか?」などの質問をする場面も。そして、「おかそだち」の切り身が目の前に出されると、「これはいつ締めたんですか?」「すごいですね!」と、さらに前のめりに。いざ口に運ぶと、「うわぁ! 脂は乗っているのに上品な感じで、弾力があります。普段食べているものが“とろんとろん”だとしたら、これは“ぷるんぷるん”。筋トレをきちんとしている人の体のようで、噛みごたえがあります。すごい! 美味しい~!」。 実食後、ついに「おかそだち」のいる「閉鎖循環式陸上養殖システム」のところへ。まずは長靴に履き替えて、足裏を消毒。階段を上がった先に現れたのは、空間いっぱいに広がる巨大な水槽…! 「わぁ、すごい!」と、川村さんのテンションはさらにアップ。ここで約1万匹の「おかそだち」が生育されていて、水中に伸びる黒い管から餌が出る仕組みになっているという。水槽は同じタイミングで卵から孵った魚ごとに分けられていて、出荷直前のものは胃の中を空っぽにするためにエサを抜かれている。バクテリアを活用した独自のろ過技術によって水を循環させながら養殖を行っていること、水がサーモンの適水温である15°C前後に設定されていることなど、システムについての説明を受け、時折、水槽の中を覗き込んでサーモンを見つめる川村さん。笑顔で手を振ってファンサをしたり、奥にある水槽に分けられたサーモンに「うわー! めっちゃ白いですね。口元がかわいいです」と話しかけて心を通わせる一幕もあり、魚が好きなことが伝わってくる。 そして最後は、施設の外へ。たくさんの配管が張り巡らされた様子は圧巻の一言。すべてサーモンの生育に使う水をろ過、浄化するためのもので99%の水を循環。蒸発で失われる水分や、ふんと餌に含まれる水分のみ補給。 見学を終えてみて、「陸上養殖は、大変な苦労や、いろいろなシステムのおかげで実現していることがわかりました。美味しくて新鮮なサーモンが当たり前に食べられるようになるといいなと思います!」と川村さん。そして帰り際に手渡されたのは、丸々一尾の「おかそだち」。これまでいろいろな魚をさばいてきたが、「サーモンの経験はなくて、ずっとさばいてみたかったんです。じっくり時間をかけて挑戦してみます!」と意気込む。そして取材を終えて帰宅したその夜に、自身でさばき、お皿に美しく盛り付けた「おかそだち」の刺し身を披露してくれた川村さん。大好きなアボカドと海苔ととも一緒に食べたそう! FRDジャパン 海水温や天候などの自然環境の制約を受けずに魚を育てる、閉鎖循環式陸上養殖を研究開発、未来の魚食文化を創造。陸上養殖されたトラウトサーモン「おかそだち」をスーパーなどで販売する。販売情報など詳細はHPで。 かわむら・あやの 1999年7月7日生まれ、高知県出身。アイドルグループ・アンジュルムのサブリーダー。ニューアルバム『BIG LOVE』が発売中。Blu‐ray&DVD『アンジュルム concert 2022 autumn final ANGEL SMILE』を4/26にリリース。 ニット¥64,900 ジャケット¥108,900(共にTHE KEIJI/THE KEIJI・IJIIT&Co.表参道 TEL:03・3499・7355) サンダル¥4,999(リエディ/ネオグラフィック TEL:06・6567・9000) スカート、ソックスはスタイリスト私物 ※『anan』2023年4月5日号より。写真・吉松伸太郎 スタイリスト・岡本さなみ ヘア&メイク・伏屋陽子(ESPER) 取材、文・重信 綾 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/476496/ Source: ananweb

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