タレント

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  • 2024.05.01

山崎育三郎「挑みがいがあるなと」 結婚詐欺師の半生を描いたコンセプチュアルアルバムをリリース | ananweb – マガジンハウス

山崎育三郎さんの6年ぶりのオリジナルアルバム『The Handsome』は劇作家・演出家の根本宗子さんプロデュース。OKAMOTO’Sやマハラージャン、幾田りらさんといった多彩なアーティストが参加し、口が達者な結婚詐欺師・ハンサムの半生を描くという異例のコンセプチュアルアルバムだ。 歌もお芝居もMCも振付もあって、すべてが詰まっているのが音楽活動。 「いろいろなエンタメのお仕事をさせていただく中で、物語仕立てのアルバムを作りたいという気持ちがあり、以前からご一緒したいと思っていた根本さんに脚本を含め総合プロデュースをお願いしました。根本さんがある結婚詐欺師のドキュメンタリーを見て『山崎育三郎にこういう役は合うんじゃないか』と思ったそうで、その物語をベースにイメージを膨らませていきました。いろいろな女性をたぶらかすには強い魅力が必要なので、挑みがいがあるなと。新作ミュージカルに参加するような気持ちでしたね」 参加ミュージシャンがレコーディングスタジオに来て、山崎さんに直接ディレクションをしながらそれぞれの楽曲を作っていった。濃度の高いコミュニケーションに大きな感銘を受けたそうだ。 「ミュージカル俳優としては、あらかじめ出来上がっている作品に対して自分が最高のパフォーマンスをするということを多くやってきましたが、何もないところから作品を生み出すことに対する憧れがあります。アーティストの皆さんはずっとそれをやられていますし、音楽に生き様が出ていて、それは相当の覚悟がないとできない。そういった方たちとの出会いは本当に大きかったです」 「どんどん自分のイメージを壊していきたい」と話す。大森靖子さん作詞・作曲の「光のない方へ」ではこれまでに出したことのないような高いキーの歌唱にチャレンジした。 「参加してくださった方たちの世界に思いっきり染めてもらうというのも今作のひとつのテーマでした。『光のない方へ』は大森さんのディレクションにより、追い込まれて首を絞めて歌っている女性のようなキー設定の曲になりました。今作でこれまでやらなかったことを多くやったことでいろいろな発見がありましたね」 ミュージカル、ドラマ、映画、バラエティなど、多岐にわたる活動をする山崎さんにとって音楽活動はどんな表現方法なのだろうか。 「いろいろなお仕事をやらせてもらっている中で、歌もお芝居もMCも振付もあって、すべてが詰まっているのが音楽活動です。今回のアルバムのツアーが5月から始まりますが、ミュージカルとライブの間のような、物語が伝わるものになると思います。ライブで『The Handsome』が完結する気がします。誰も置いていかない総合エンタメの場所にしたいですね。山崎育三郎とは? ということが一番伝えられるのが、音楽活動におけるステージの上。だからこそずっと音楽活動は続けていきたいと思っています」 6年ぶりのオリジナルアルバム『The Handsome』。根本宗子が総合プロデュースを手がけ、「LIKE、重ねていく feat.幾田りら」を含む全10 曲収録。【通常盤(CD)】¥3,300(Sony Music Labels) やまざき・いくさぶろう 1986年1月18日生まれ、東京都出身。2007年の『レ・ミゼラブル』のマリウス役に抜擢。ミュージカルにとどまらず、映画、ドラマ、声優など多岐にわたり活躍。5月18日から全国ツアー開催。 ※『anan』2024年5月1日号より。写真・小笠原真紀 取材、文・小松香里 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/546196/ Source: ananweb

  • 2024.04.29

渡辺謙、アンセル・エルゴートは「好きな俳優さんのひとり」 『TOKYO VICE Season2』でバディ感UP! | ananweb – マガジンハウス

日本の新聞社で警察担当記者となったアメリカ人青年ジェイクを通して’90年代東京のリアルな裏の顔を描くドラマ『TOKYO VICE Season2』がスタート。ジェイクを演じていまやインタビューも日本語のアンセル・エルゴートさんと、刑事・片桐を演じる渡辺謙さん。社会の闇を追うふたりを演じた彼らにはハートフルなバディ感が。 「謙さんといっぱい時間を過ごせたことに感謝です」(アンセル) 左から、渡辺 謙さん、アンセル・エルゴートさん。 ――日本語で演技されたこの作品をご覧になって、ご家族はなんと? アンセル・エルゴートさん(以下、アンセル):「シーズン2も最高ですね」と楽しんでくれてますし、「アンセルは日本に行ってよかった。大人になった」と言ってます。マナーもいろいろ習いましたから(笑)。 渡辺 謙さん(以下、渡辺):彼は真面目なんですよね。役に取り組む方法論や姿勢とあいまって、一緒に過ごすうちに好きな俳優さんのひとりになりましたね。 アンセル:謙さんといっぱい時間を過ごせたことにすごく感謝しています。謙さんは1~2テイクだけで完璧。クリント・イーストウッド監督(早撮りで有名)の作品に出てるから。いや、その前からかもしれない。僕は20テイクとか撮るのが好き。 渡辺:俺は引き出しが少ないんだよ。自分はマテリアルだと思ってるから、表現したもので十分なものが得られたならOKなんだけど、彼は貪欲にいろんな表現をトライする。エネルギーがあるってことでしょうね。 アンセル:エネルギーを無駄にしてるかもしれない(笑)。謙さんは全然無駄にしてない。 ――おふたりともエグゼクティブ・プロデューサーでもあります。 渡辺:僕の役割は、日本語をどうリアルに伝えていくか。字幕にしたときにお客さんがコンフューズしないように、1シーンの中にどうバランスよく英語と日本語を配置するかをアンセルとも話したり。記者や刑事、ヤクザが使う言葉は違うし、それを粗訳からキャラクターの体に乗っけるような台詞にしなきゃいけないので、夜中にも結構、撮影中の台詞を確認する電話が来ました。 アンセル:謙さんはいつも自然な翻訳を考えてくれて、僕の演技の日本語を本当にたくさん手伝ってくれました。 渡辺:彼もシーズン1よりさらに日本語の台詞にトライしようという意識が高かったので、彼から台詞の提案があると、それでいけそうか、もっと簡単なワードにするかというセッションもしてましたね。 ――シーズン2では恋愛も絡んでジェイクはさらなる危険に直面します。片桐の苦悩も深まっていますね。 アンセル:シーズン2ではジェイクは片桐をちゃんと守ろうとします。ジェイクも大人になってる。 渡辺:でも、バカにもなってるよね。いちばんデンジャラスな女を愛しちゃう。「なんで、そこに行くんだよ」ってみんなが思ってる。 アンセル:でも、その関係は大事。だって、それは…。 渡辺:ちょっと、ちょっと!(と、ネタバレを制す) アンセル:ジェイクはデンジャーが大好き。だから、日本に来たし、重要な仕事をしたいと思ってる。みなさんもどんどん次回が待ち遠しくなりますし、シーズン1と違って、今回は「ちゃんと終わりました」な感じになります。 渡辺:完結する感じになる。 アンセル:そう、いい食事でお腹いっぱいな満足感がありますよ。 『TOKYO VICE Season2』 豪華キャストで1990年代東京のリアルで凶暴な裏の姿を描くハリウッド共同制作オリジナルドラマ。WOWOWにて毎週土曜21時~放送、配信中。出演/アンセル・エルゴート、渡辺謙、レイチェル・ケラー、菊地凛子、笠松将ほか わたなべ・けん 1959年10月21日生まれ、新潟県出身。『瀬戸内少年野球団』で映画デビュー。アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた『ラスト サムライ』(2003年)以降はハリウッドでも活躍。 衣装協力・BRUNELLO CUCINELLI アンセル・エルゴート 1994年3月14日生まれ、ニューヨーク市出身。『キャリー』(2013年)で映画デビュー。『ベイビー・ドライバー』(’17年)ではゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネートされた。 ※『anan』2024年5月1日号より。写真・野呂知功(TRIVAL) スタイリスト・JB(渡辺さん) ヘア&メイク・金 沙知(アンセルさん) 倉田正樹(アンフルラージュ/渡辺さん) インタビュー、文・杉谷伸子 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/546166/ Source: ananweb

  • 2024.04.29

舘ひろし「頑張ることこそが年を取った男のカッコよさ」 柴田恭兵と語る8年ぶりの『あぶない刑事』 | ananweb – マガジンハウス

刑事ドラマの常識を軽やかにスタイリッシュに覆し、日本ドラマ史上のレジェンド的存在となった『あぶない刑事』が8年ぶりに復活。38年間演じ続けてきた舘ひろしさんと柴田恭兵さんのバディのカッコよさは“あぶ刑事”世代じゃない人も惚れるはず! ――8年ぶりに新作の映画を撮る、と聞いたときは、率直にどう思われましたか? 舘ひろし(以下、舘):僕は正直、前回(2016年公開の映画『さらば あぶない刑事』)で終わったと思ってたんですが、また柴田恭兵という人と『あぶない刑事』ができるということだけで、もう断る理由はありませんでした。とにかく恭サマと、もう一回演やれる。それが本当に嬉しかったんですよ。 柴田恭兵(以下、柴田):右に同じです(笑)。僕的には、舘さんが「全員集合」と言ったら、もう何はさておき馳せ参じますよ(笑)。 舘:何をおっしゃる(笑)。 柴田:いや、実は正直なことを言うと、最初は「映画? もういいでしょ…?」という部分はなきにしもあらずでしたが、「二人のどちらかの娘が登場する話を考えている」と聞いて、これはちょっとおもしろくなりそうだな、と。長い間やってきましたけれど、これまでタカとユージのプライベートが垣間見えるということは、ほぼなかったので。 ――久しぶりの『あぶ刑事(デカ)』の現場だったと思いますが、すぐに雰囲気は掴めましたか? 舘:ええ。会った途端に空白の時間はまったくなかったような感じでした。 柴田:そう。ブランクなんてなかったみたいに。舘さんがダンディーにそこに立っているだけで、みんなが「よし、やるぞ」という気になるんです。 舘:恭サマと僕、オンコ(浅野温子/あつこ)、(仲村)トオルが揃えば怖いものなし。僕は本当に、この4人は最強だと思ってるから。 柴田:安心感も大きいですからね。たぶんそういう雰囲気、映像にも溢れているんじゃないのかな。 ――おっしゃるとおりで、みなさんが楽しく撮影していらっしゃる感じが溢れていました。 舘:そう、めちゃくちゃ楽しかったもん(笑)。 ――舘さんが演じる鷹山敏樹、柴田さんが演じる大下勇次。それぞれの魅力を教えてください。 柴田:タカはとにかくダンディー。世界を代表するダンディー。びっくりするぐらいダンディー。 舘:(笑)。あの、鷹山っていうのはこの作品にとってファンダメンタルな存在で、土台みたいなものだと思ってます。物語の基礎に鷹山という男がいて、その上にユージという建物が立つ。タカの上でユージが走ったり、キラキラ輝いている。僕は土台だからそんなに目立つ男じゃないんです。 柴田:それで言ったら、ユージはセクシーで軽くてただのお調子者。 舘:いやいやいや、そんなことはない(笑)。タカとユージも、舘ひろしと柴田恭兵も同じなんですが、それぞれが長方形の対角線上にいるような、遠い存在なんですよ。でも、そういう二人がバディを組むことでケミストリーが起こり、おもしろいものが出来上がる。それがタカとユージ、そして『あぶない刑事』の魅力なんじゃないのかな。 ――今回の監督・原廣利さんは現在30代半ばで、ご自身でも「再放送で見ていた世代」とおっしゃっていました。若い監督と一緒の現場はいかがでしたか? 柴田:舘さんの初日にハーレーに乗るシーンがあって、それを見た瞬間にみんなが「わぁ、ダンディー鷹山だ!」って大興奮だったんです。そこでまず世界観が出来上がった。芝居に関しては僕たちが、「こんな感じでやりますよ、こんな芝居ですよ」というのをいろいろ提案し、それを監督はじめ若いスタッフがいろいろと拾って、“もっと素敵に、もっとダンディーに、もっとセクシーに!”と頑張って撮ってくれたんです。 舘:原監督のお父さんは原隆仁監督といって、かつて『あぶ刑事』のテレビドラマの監督だった方なんです。原隆仁監督は、ハードボイルドな作品を撮るのが本当に上手かった。 柴田:ハードボイルドのなんたるかがわかっていて、さらに作品がとてもおしゃれだった。 舘:その息子さんである原廣利監督も、そのDNAを受け継いでいるんじゃないのかな。 柴田:本当にそのとおり。その上で、このわがままな二人のやりたい放題を受け止めてくれて(笑)。 ――久しぶりの『あぶ刑事』ということで、現場に入る前に特別な準備などはされましたか? 舘:まったくないです(笑)。 柴田:女性を抱きしめるシーンの準備とかはしてると思いますよ? まあ準備なんてしなくても、お手の物ですけど。 舘:それは確かに練習が必要ね。 柴田:僕が現場で台本を読んでいると、舘さんが横に座ってる。「恭サマ、何考えてるの?」って聞くから、「このセリフのことを、ちょっとね」。で、僕が「舘さんは?」と尋ねると、「女のこと」って(笑)。 舘:(苦笑)。いや、それは、恭サマがセリフも物語もすべて把握しているから、わからないことがあったら恭サマに聞けばいいわけで。すごいんですよ、恭サマは。僕はね、彼の横でふにゃふにゃしてるだけなんです。 ――本当に、タカとユージのようにいいコンビネーション…。 柴田:僕と浅野さんとトオルで、舘さんのわがままを支えているんです(笑)。 ――ちなみにお話ししていただける範囲で、舘さんのわがままエピソードを教えてもらえますか? 舘:「8時からデートだから、6時に撮影を終わらせてほしい」って言ってた日があったんですよ。でもどんどん押しちゃって、全然終わらない。で、我慢できなくなっちゃって、「デートがあるから帰ります」って、帰っちゃった。 ――柴田さんはなんと? 柴田:「しょうがないなぁ」(笑) 舘:優しいでしょ? 恭サマ(笑)。 ――ご自身の俳優ヒストリーの中で、『あぶない刑事』はどんな意味を持つ作品ですか? 舘:僕にとってはまず、「代表作が持てた」という意味で、この作品に出合えたことは本当に幸運だったと思います。俳優の名前を見て「この作品!」というものを持てることって、実はなかなかないんですよ。 柴田:若いときは、この作品がヒットしたからこそ、「もっと違う自分を見せたい」とか「また別の素敵な作品に出合えるだろう」と思っていたんですが、時間が経ってから、『あぶない刑事』は自分が思っていたよりも大きな意味を持つ作品だったことに気がついたというか…。作品はもちろん、出演者、スタッフ、誰一人欠けても生まれなかった作品だと思うんですよ。いろんな意味で、僕にとって素敵な出合いだったと言える作品です。今作のエンディングでユージが振り返って何かを口走るんですが、実は、もう亡くなってしまったスタッフや共演者の名前と“ありがとう”と言ってまして…。毎回本当にいろんな人に支えてもらって、出来上がった作品なんですよね。 ――全編にわたってカッコいいタカとユージ、そして『あぶない刑事』の世界観を満喫できる2時間ですが、あえてお二人から、「特にここを観て!」というところを教えていただけますか? 柴田:年を取った元刑事の二人の、無理して頑張っているカッコよさを観てほしいです。タカとユージってアニメのキャラクターみたいなものだと思っていて、年を取ってもキャラにブレはないんです。 舘:そうそう。頑張ることこそが年を取った男のカッコよさですよ。最近わりとシリアスな映画が多いような気がするんですが、そんな時代に、こういう楽しくてちょっとバカバカしい映画もいいかな、と思います。 柴田:そう。映画って楽しいんですよって言いたいよね。 『帰ってきた あぶない刑事』 定年退職後ニュージーランドで探偵業を営んでいた鷹山と大下が、8年ぶりに横浜に戻り、探偵事務所を開設。最初の依頼人は、タカ&ユージのどちらかの娘?! 彼女の依頼は「母親の捜索」。二人は捜索に乗り出すが、殺人事件が多発、さらにはテロの危機が。母親は見つかるのか、そして街は救われるのか?! 共演に浅野温子、仲村トオル、土屋太鳳、早乙女太一、ベンガル、吉瀬美智子、岸谷五朗ほか。監督/原廣利 脚本/大川俊道、岡芳郎 5月24日より全国公開。©2024「帰ってきた あぶない刑事」製作委員会 たち・ひろし(写真・左) 1950年生まれ、愛知県出身。’76年に映画『暴力教室』で俳優デビュー。映画『終わった人』で第42回モントリオール世界映画祭最優秀男優賞を受賞。 しばた・きょうへい(写真・右) 1951年生まれ、静岡県出身。’75年に劇団「東京キッドブラザーズ」に入団し、キャリアをスタート。代表作にドラマ『ハゲタカ』、映画『半落ち』など。 ※『anan』2024年5月1日号より。写真・野呂知功(TRIVAL) スタイリスト・中村抽里(舘さん) 古舘謙介(柴田さん) ヘア&メイク・岩淵賀世(舘さん) 澤田久美子(柴田さん) (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/546124/ Source: ananweb

  • 2024.04.28

ちょっと体調が悪い時ってどうしてる? 横澤夏子「免疫は努力次第で育てられるのかもしれない」 | ananweb – マガジンハウス

出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、自分の体のことを理解している女性、「熱い湯船に浸かる女」になりきり。 体の不調の対策法を人にリサーチしてみよう! 私は、頭が痛かったり、風邪の気配を感じるなど、ちょっとでも体調が良くないと、すぐに薬を飲むタイプです。それを、とある友だちに話したところ、「あのね、一番効くのは、あっつい湯船に浸かることなんだよ!」と。言われた瞬間は、頑固おやじみたいだな、古代の人のような治し方の人だな、と思っていたのですが(笑)、いろいろなことを試してみた結果、体を温めて汗をかき、免疫を高めることがとても大事だという結論にたどり着いたことがわかりました。予防することを何よりも大事に考えて取り組んでいて、実際、彼女は本当に元気はつらつとしています。そんな姿を見ていると、自分の免疫は努力次第で育てられるのかもしれない、という気持ちも芽生えるように。それに、振り返ってみると最近は、小さな子どもがいることもあって、熱い湯船に浸かることがなかなかできていないことにも気づかされたんです。毎日は難しいかもしれないけど、自分の健康のため、体を温めるという初歩的なところに立ち戻って頑張ろうと思っています。 まずは、いろいろな不調の治し方や予防法にチャレンジして、自分の体にぴったり合うものを見つけるようにしましょう。そのためにも、元気そうだなと思う人がいたら、「ちょっと体調が悪い時ってどうしてる?」と聞いてみるなど対策をリサーチして、気になるものがあれば真似してみるといいのではないでしょうか。私の場合は、熱が出ると首にタオルを巻き、布団をかぶって汗だくになるまで寝るようにしていますが、人それぞれ、まったく違った答えが出てきそうですよね。人に美容法を聞くことはあっても、健康法を聞くことって、なかなかないと思うんです。きっと、参考になる方法が、たくさん見つかるはず! よこさわ・なつこ 芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。2023年6月に第三子を出産。 ※『anan』2024年5月1日号より。写真・中島慶子 イラスト・別府麻衣 文・重信 綾 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/545939/ Source: ananweb

  • 2024.04.24

パク・ヒョンシク「ほぼ素の自分が混じっている」 “本来の自分と似ている”と感じた役は? | ananweb – マガジンハウス

シャッター音に合わせ次々に表情を変え、その場の雰囲気すら変えてしまう。かつてアイドルとしてデビューしたパク・ヒョンシクさんだが、当時の愛らしさは残しつつ、キャリアを積んだ俳優としての自信と誇りがそこにはあった。 演技に懸ける情熱を軽く思われたくなかった。 「俳優として初めて撮影に臨んだ時のことは、今でもよく覚えています。僕が軽い気持ちでこの仕事に挑もうとしていると思ってほしくなかったし、自分の演技で周りに迷惑をかけたくないという気持ちも強かったので、それこそ必死にがんばりました」 そんな意気込みで演技に身を投じ、はや12年。今では俳優として過ごした時間のほうが長くなった。最新作『ドクタースランプ』では、『相続者たち』以来約10年ぶりのパク・シネとの共演も話題に。 「『相続者たち』の時はシネさんと同じシーンはあまりなかったので、今回がほぼ初共演という感覚でした。とはいえまったくの初対面ではないのでぎこちなさもなく、すぐ慣れて撮影に集中できました。『ドクタースランプ』で僕が演じたジョンウは明るくポジティブな性格。自分よりもまず周りを気遣うところも魅力的でした。それまでドラマ『ハピネス‐守りたいもの‐』『青春ウォルダム 呪われた王宮』とシリアスな作品が続いたので、気楽に楽しんでいただける軽やかな内容でありながら、共感性も高い『ドクタースランプ』に出合えたのは幸運でした」 ベストカップル賞を受賞したドラマ『家族なのにどうして~ボクらの恋日記~』のダルボン、世を忍ぶ王様だが好きな女性には押しが強い『花郎〈ファラン〉』のサムメクチョン、ツンデレから甘々へと変貌を遂げる『力の強い女 ト・ボンスン』のミンヒョクと、魅力的なキャラクターをたくさん生み出してきたヒョンシクさん。 「どの役にも自分の経験と感情を込めて演じてきましたが、なかでもやっぱりジョンウは一番、本来の自分と似ていると感じます。もちろん、ドラマ的に誇張して表現した部分はあるし、ジョンウほど勉強が得意ではなく、どちらかというと美術と体育のほうが得意でしたけど(笑)。ミンヒョクもいたずら好きで茶目っ気があるところはほぼ素の自分が混じっているなと思います。僕にとって『力の強い女 ト・ボンスン』のミンヒョク役はずっと待ち望んでいた、演じてみたいと願っていたキャラクターでした。魅力的な人物だったので台本を読む段階から夢中になって、役に入り込みました」 俳優としての経験を積み重ねながら、“演じる”ことへの難しさを感じることも増したそう。 「何事もそうだと思いますが、知れば知るほど難しさを感じるのは演技も同じです。例えばここにある水は僕にとってはただの飲み水にすぎませんが、水をよく知る人にとっては水がどの地域から来たのか気になるかもしれないし、水の成分が気になるかもしれない。それと同様に、演技も掘り下げれば掘り下げるほど、難しくなっていくものだと思います。ただ、経験を重ねただけあって現場での“立ち振る舞い”は身に付いたと思います。多少のトラブルがあっても、余裕を持って対処できるくらいには成長しましたよ」 俳優としての幸せを感じるのは、多くの人に作品が愛された時。 「たくさんの人に作品を観て、興味を持って、愛していただくことは俳優にとって一番の幸せですし、達成感もあります。どんな作品も僕がやりたいと思って挑戦してきたものなので、後悔は一つもありません。ただ現場にいるだけで楽しいんですよ(笑)。それこそ僕が演技を続ける理由、一番の原動力は“それ”かもしれないですね」 日本のドラマや映画にも興味津々で、実はかなりのアニメ好き。 「日本には本当に素晴らしい俳優さんが多くて、いつかご一緒したい方ばかりです。飛行機で偶然観た『今夜、世界からこの恋が消えても』も情緒にあふれていて、とてもいい作品だなと思いました。『るろうに剣心』は子供の頃からマンガを読んでいて、あの作品を実写化するなんて可能なんだろうかと思っていましたが、可能でしたね! 本当に素晴らしくて、監督さんにも出演者のみなさんにもリスペクトをお送りしたいです。特に主演の佐藤健さんは魅力的でしたね。それにとてもハンサム。いつか機会があれば僕もああいう作品に出演してみたいです」 約13年前、ZE:Aとして登場した号のananをお見せすると、「ずいぶん前ですよね」と大喜び。 「今回、7年ぶりに日本に来て、こんなにも僕を待っていてくれた人がいたことに感動しましたし、同時にお待たせして申し訳ない気持ちにもなりました。でもすごく幸せで、パワーをもらいました。今、こうして取材を受けていることもそうで、僕に関心を寄せていただいているということがありがたく、心があたたかくなりました。次はまたすぐに日本に来ます、待っていてください」 パク・ヒョンシク 1991年11月16日生まれ、韓国・龍仁市出身。2010年にZE:Aのメンバーとしてデビュー後、現在は俳優として活躍。4月27日と28日に大阪・オリックス劇場、30日に千葉・幕張メッセ 幕張イベントホールで、ファンクラブオープン記念イベントを行う。 ※『anan』2024年4月24日号より。写真・山根悠太郎(TRON) スタイリスト・LEE YOON KYUNG & JUNG SOL LI ヘア・LIM JUNG HO メイク・LEE JI YOUNG 取材、文・尹 秀姫 撮影協力・バックグラウンズ ファクトリー (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/544364/ Source: ananweb

  • 2024.04.23

石原さとみ、亀梨和也がアカペラで歌ったSMAP『オレンジ』に「大感動」 『Destiny』撮影秘話 | ananweb – マガジンハウス

石原さとみさんが、出演中のドラマ『Destiny』の撮影秘話を教えてくれました。 この作品によって自分自身がとても強くなり、成長したと思います。 検事を目指して猛勉強を続けていた西村奏は、大学2年の夏、野木真樹(亀梨和也)との出会いをきっかけに森知美(宮澤エマ)、梅田祐希(矢本悠馬)、及川カオリ(田中みな実)ら4人の大切な仲間ができ青春を謳歌していた。ところがある日、想像もしていなかった事件が奏たちを襲い青春時代は突然終焉。12年後、検事となった奏は再び事件と向き合うことに。いくつもの謎が運命的な愛と交錯するサスペンス×ラブストーリーで、主人公の奏を演じている石原さとみさん。今作について「次々と展開を迎える物語ですが、その都度、感情の機微まで丁寧に描きスピード感もあるので“サスペンス”というより人間ドラマを撮っている感じがして。すごく贅沢な時間でした」と語った。 「私たち役者陣もそうですが、監督をはじめ照明部や音声部など撮影に関わる各部署のこだわりが強く、この作品にかける想いが伝わってくる現場でした。正直最初は、育児との両立をしながら撮影に挑むことに不安はあったし、どちらも100%で取り組んでしまいがちなので、やはり大変で。でもこの作品によって自分自身がとても強くなり、成長したと思います。丁寧な脚本を書いてくださった吉田(紀子)さんと、どんな疑問や不安をぶつけても寄り添って答えを出してくれた中川(慎子)プロデューサーに支えられたことも大きいです。完成した作品を見たらロケーションや映像がとても美しく、まるで映画を観ているようで。頑張ってよかったと、大きなやりがいを感じました」 撮影時にはこんなエピソードも。 「クランクインの日に5人組の一番仲がよかった大学時代のシーンを撮影することになったんですが、声のトーンや会話のテンポ、はしゃぎ具合などを頂点まで持っていくスピードがすごく速くて。みなさんさすが、プロフェッショナルだと思いました。そのなかでも亀梨さんは、みんなをまとめて引っ張るためにすごく盛り上げ、助けてくれたと思います。その時に撮った5人の写真は、お気に入りフォルダに入れて撮影期間中ずっと見返していたぐらい好きな写真になりました。それから、5人で車に乗って夕陽待ちをしていた時のこと。亀梨さんが、SMAPさんの『オレンジ』を歌詞も見ずにアカペラで歌ってくれたんです。ロケーションも相まって同世代の私たちは大感動。その直後に撮影した夕陽のシーンは大好きです」 奏の生き様からは希望や勇気がもらえる、と石原さん。 「いろいろな困難に巻き込まれても、強い探求心が原動力になって行動に移せるから頑張れるんです。だから、奏は決して不幸ではないんですよね。誰にでも日々の仕事の疲れや悩みはあるかと思います。でも、自分が何のために生きているのかとか、なぜこうやって行動に移しているのだろうと考えれば、自分の人生の目的や原動力に気づけるはず。そうなれば、人生は少し楽になると思います」 『Destiny』 汚職事件に巻き込まれ命を落とした父と同じ検事を目指して猛勉強を続けていた奏は、大学で出会った仲間と青春を過ごし、そして初めての恋をする。ところがある事件をきっかけに、友情は突然終わりを告げる。12年後に待ち受けていた運命とは…。毎週火曜21:00~テレビ朝日系にて放送中。 いしはら・さとみ 1986年12月24日生まれ、東京都出身。俳優として活躍中。主演作はドラマ『アンナチュラル』や『恋はDeepに』をはじめ多数。主演を務めている映画『ミッシング』は5月17日より公開予定。 ※『anan』2024年4月24日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・宮澤敬子(WHITNEY) インタビュー、文・若山あや (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/544355/ Source: ananweb

  • 2024.04.22

河合優実「自信を持って『見てほしいです』と言える作品」 民放連続ドラマ初主演! | ananweb – マガジンハウス

映画化に続き舞台公演が行われたり、コミック『RoOT/ルート オブ オッドタクシー』が連載されるなど、根強い人気を誇るアニメ『オッドタクシー』。今度は同じ世界観のミステリードラマが生まれ、現在放送中だ。坂東龍汰さんとW主演を務めるのは、民放連続ドラマ初主演の河合優実さん。「プレッシャーはありませんでしたが、心づもりは違って。よし頑張るぞという想いでした」と当初の気持ちを振り返った。 自然に演じられた玲奈は自分に近いのかも。 「お話をいただいて初めて原作アニメを見た時、動物のキャラクターたちがかなりハードな事件を起こしたりするので、見たことがない新しいジャンルだと驚きました。そして評判に違わず面白かったです。これをどう実写で描くのだろうと気になりつつも台本を読んだら、原作と同じ事件を扱っていても完全に別の視点から追っていて。それならミステリアスな事件を謎解く様子を臨場感たっぷりに描いた、上質なドラマにしたいと思いました」 河合さんが扮するのは、探偵事務所で働く19歳の玲奈。「コメディもそうですがミステリー作品は特に、登場人物が本気で悩んだりしながらぶつかっていかないと、見る側はドキドキしないし面白いと感じないはず。そっけない態度で人当たりもよくない玲奈ですが、思考がすごくシンプルで、気になることにはものすごく熱くなるといういいところをなるべく自然な形で自分に落とし込んで演じることで、よりリアルさが増すだろうと思いました。ただ、普段役に入る時はギアを大きく変えるような感覚がありますが、それが今回は少なくて。作り込まなくても自然にできたので、彼女に近いドライな感じは自分も持っているのかもしれないですね。私服は黒が多いというのも共通点です(笑)」 玲奈は坂東さん演じるポンコツ新人の佐藤と組んで依頼を調査するうちに、ある大きな事件へと巻き込まれていく。注目すべきは、息ぴったりでテンポのいい二人のバディ感。 「(同じ)事務所の1年先輩なので最初は敬語を使っていたんですが、ある時『タメ口で』と言われてから、『坂東くん』と呼んでいます(笑)。役以前のそういう関係性があったから、演じながら玲奈と佐藤はお互いにこう想い合っているよね、などの話をしやすかったし、役に入っても越えられる一線みたいなものがある気がしました。いつもならちょっと大胆すぎるかな? と思うようなアドリブやアイデアもリラックスしてぶつけられて。それがいいバディ感と映っているなら嬉しいです」 シリアスな物語に反して、現場は和やかでいいムードだったそう。 「圧倒的ムードメーカーは坂東くんでしたが、監督の常に楽しんで作ろうという姿勢や人柄も大きかったです。完成作を見たら、演じている時はわからなかったけど自分と同世代の子がこんなに正義感を持って仕事と向き合っているんだとびっくりしました。探偵ってカッコいいなって。そして、カメラワークや映像の美しさも伴って、登場人物たちの魅力が映えています。自信を持ってみなさんに『見てほしいです』と言える作品になりました」 『RoOT/ルート』 テレビ東京ほかにて、毎週火曜日24:30~放送中。タクシードライバーの小戸川の素行調査を続けていた玲奈と佐藤は、いつの間にか街の人々が複雑に絡み合う“女子高生失踪事件”に巻き込まれていく…。 かわい・ゆうみ 2000年12月19日生まれ、東京都出身。’19年に俳優デビュー。’21年公開の映画『由宇子の天秤』『サマーフィルムにのって』で数々の映画賞の新人賞を獲得し注目を浴びる。また、ドラマ『不適切にもほどがある!』の小川純子役でも話題に。公開中の映画『四月になれば彼女は』に出演。主演映画『あんのこと』は6月7日より公開予定。 シャツドレス¥53,900(TOGA TOO/TOGA 原宿店 TEL:03・6419・8136) ※『anan』2024年4月24日号より。写真・角田 航(TRIVAL) スタイリスト・𠮷田達哉 ヘア&メイク・村上 綾 インタビュー、文・若山あや (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/544365/ Source: ananweb

  • 2024.04.22

横澤夏子「人生の経験値を積み重ねているからこそ」 芸歴6年目、77歳の芸人に圧倒される!? | ananweb – マガジンハウス

出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、チャレンジ精神がすごい女性、「おばあちゃんになっても初めてをする女」になりきり。 新しいことは何歳から始めたっていい! このあいだ、ラジオの番組でおばあちゃんという芸人がゲストに来てくれました。ちなみに「おばあちゃん」はあだ名ではなく芸名で、70歳を過ぎてからお笑いを始めて現在77歳。芸歴は6年目に突入しています。芸人の中でも存在が話題になっていたのですが、そんな彼女といろいろとお話をすることに。すると、こちらの質問に対してすべてホームランを打ち返してくるんです。出てくる話がどれも面白く、分厚く、完ぺきに仕上がっていて、これは人生の経験値を積み重ねているからこそできることだと圧倒されました。そして、芸人を始めた理由を尋ねると、「人生は一度きりだからやってみようと思って」という答えが返ってきたのですが、70代で新しいことを始めるなんて本当にすごいなと。私は33歳にもかかわらずめちゃくちゃ腰が重いので、尊敬しかありません。しかも、若い人たちに交ざってネタ見せをしたり、吉本のランキングで他の芸人と戦ってもいて。この間は、「喜寿をお祝いする会」という、おばあちゃんにしかできないライブをしていて、めちゃくちゃ感動しました。カーディガンに、ネタで披露する川柳を入れるためのポケットを、自分で縫ったりしているのもさすがですよね。新しいことは何歳からでも始めていいということを体現してくれていて、話を聞いて刺激になったし、人生って素晴らしいと思えたんです。 自分がおばあちゃんになった時に新しくやりたいことが見つけられるよう、今できることは今のうちにちゃんとやっておくことが大事だなと思いました。そのためにも、“このタイミングでこれをやろう”と挑戦したいことや、実行したい時期をリストアップしたり、未来の年表にまとめて、楽しい人生を目指しましょう! よこさわ・なつこ 芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。2023年6月に第三子を出産。 ※『anan』2024年4月24日号より。写真・中島慶子 イラスト・別府麻衣 文・重信 綾 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/544167/ Source: ananweb

  • 2024.04.15

杉咲花「明日を迎えることに前向きになれる物語」『アンメット』で初の医師役に! | ananweb – マガジンハウス

『アンメット ある脳外科医の日記』に出演する、杉咲 花さんのインタビューをお届けします。 明日を迎えることに前向きになったら。 これまでさまざまな作品に出演してきたが、医師役は初。憧れのジャンルだったという杉咲花さん。 「お話をいただいた時、SNSや配信などを含めたくさんのエンターテインメントが溢れているこの時代にこそ、記憶に残る新しいものを作りたい、という米田(孝)プロデューサーの熱意に突き動かされて。『やるぞ!』という気持ちになりました。医者は世の中に欠かせない職業だと思いますが、その立場にならないと感じられない責任やプレッシャーは、物語を通して自分が演じた時にどういう感覚になるのだろう、という興味もずっと持っていたんですよね。衣装合わせでスクラブと白衣を着た時に、スイッチが切り替わる感じがしたし、鏡に映る自分のその姿には感慨深いものがありました。どの役を演じる時も、役衣装は役に近づくための入り口みたいな感覚です」 演じるのは、事件の後遺症で記憶障害を抱える脳外科医・川内ミヤビ。同じく後遺症に苦しむ患者に寄り添い、希望をもたらす様を描いていく。 「クランクイン前に脚本を読んでいて、相手役の人がなぜ同じことを繰り返しているのだろう…そっか、ミヤビは昨日までの記憶がないからだ、と立ち返る瞬間もあったりして。まずはそこから自分の体に落とし込んで、馴染ませていくことに注力しました。でもそれでも、人間の本質は変わらないはず。ミヤビという人間が生活の中にどんな価値を見出し、何に寂しさを感じるのかなどの感情を探して、深めていけば、人物像は見えてくるはずだと信じて向き合っています」 続けて、「演じることに恐怖はつきもの。そもそも、安心してしまったら他者を演じることはできないと思っています」と胸の内を明かした。 「この役に限らず、いつもクランクアップするまでは、演じる人物について模索しながら出口の見えないところに潜り続けている感覚で役と向き合っています。でもその気持ちが強すぎても、自分が崩れてしまう。バランスをとるのはすごく難しいです。毎回プレッシャーのほうが大きくて、演じることが楽しいとか早くお芝居がしたいとはなかなか思えません。けれど、それでももがきながら演じているうちに、この先の俳優人生において必要な何かがきっと刻まれていくような気がするから続けられるのではないかなって。例えば、お芝居をしている最中に相手のお芝居と何かが絡み合ったと感じる瞬間は、言葉にできない感動があります。そういう体験があるから、次にまた訪れる恐怖も受け入れられるのではないかなと」 今作の魅力について「見てくださるみなさんが、明日を迎えることに前向きになれる物語な気がしています」と杉咲さん。 「この作品は、患者が救われて終わりではなく、その先の人生に思いを馳せる物語。また、一人の人間でもある医者たちが、さまざまな状況を乗り越えていく姿は、きっとみなさんの現実世界にも重なる部分があるのではないでしょうか」 『アンメット ある脳外科医の日記』 原作は、原作者が元脳外科医の子鹿ゆずる、漫画は大槻閑人で、『モーニング』(講談社)にて連載中の同名漫画。共演は若葉竜也、井浦新ほか。4月15日より毎週月曜22時~、カンテレ・フジテレビ系にて放送開始。 すぎさき・はな 1997年10月2日生まれ、東京都出身。主演映画『朽ちないサクラ』が6月21日公開予定。また、広瀬すず、清原果耶と共に主演を務める映画『片思い世界』が2025年に公開を控えている。 ジャケット¥316,800 シャツ¥57,200 パンツ¥152,900(以上ROSETTA GETTY/CORONET TEL:03・5216・6518) ※『anan』2024年4月17日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・吉田達哉 ヘア&メイク・宮本 愛(yosine.) インタビュー、文・若山あや (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/542896/ Source: ananweb

  • 2024.04.09

近藤春菜×森カンナが“女性特有の不調”を語る 「家族や友人とお互いの体のことを話して理解し合う時間を作れるといい」 | ananweb – マガジンハウス

芸人と俳優、違うフィールドで活動しながらも、プライベートでは10年来の親友である近藤春菜さんと森カンナさん。ハッピーオーラ溢れる二人は、女性特有の不調を感じた際、お互いにどのように寄り添っているの? 左から近藤春菜さん、森カンナさん。 ――お二人は、プライベートでも親しいお付き合いをされていると聞きました。今、女性特有の気になる不調や悩みはありますか? 近藤春菜さん(以下、近藤):どうしても不規則な生活になるので、生理不順は気になります。半月ぐらいズレることもあって。あと温泉ロケとかあると、どうしようかな…って思ったり。 ――どのように解決していますか。 近藤:今のところあまり対策はしていなくて。不順には食べ物も影響すると聞いたので、ジャンクなものを控えたりはしていますが。その点、カンナは研究熱心で、普段からいろいろ教えてくれます。 森カンナさん(以下、森):昔はPMSの症状があったり、生理時期にイライラもしたけど、ある時“そういう悩みを解決して快適に過ごしたい!”って思うようになって。生理のこととか、腟について書かれた本を読み漁って勉強しました。とにかく冷えは一番の敵だとわかったし、子宮にやさしい布ナプキンに変えたり、生活や食べ物を見直して、悪い習慣を徹底的に取り除いたら、PMSや生理の時の不快な症状は一切なくなって。“悪い”生理ではなく“いい”生理になりました。 近藤:素晴らしい。私は自分の体を大事にしていなかったと思う。 ――近藤さんが森さんから教えてもらったことで、何か変わったことはありますか? 森:以前の…春菜のネガティブ期はすごかったよね。 近藤:そうだった(笑)。生理の時期になると、他人からの言葉ひとつひとつに敏感になってしまって、いつもは気にならない言葉でもすごく傷ついたり、マイナスに捉えてしまうことが増えるんです。でもカンナからホルモンバランスについて教えてもらったら、今はそういう時期だから凹んでもしょうがない、考えるのはやめようって前向きに受け止められるようになりました。オーガニックコットンの生理用品を使うようになったのも、カンナのアドバイスから。 森:捉え方で大きく変わると思う。あと、人に合わせないといけないって無理をすると余計に自分に返ってくるよね。でも体調が悪い時、生理で気分が乗らない時は、友達にはどんどんドタキャンしていいと思う(笑)。無理して頑張りすぎている人が多いんじゃないかな。 近藤:本当にそう思う。 森:しんどい時に「しんどいから、ごめん」って言える友達こそ本物。 近藤:そうやってはっきり言えるようになれば、あの子はそういうキャラクターだからって認知もしてもらえるし、相手も逆に言いやすくなるよね。 ――こういう話って、どんな時にしているんですか? 森:常にだよね。あ、春菜そろそろしんどいな…ニヤリって(笑)。 近藤:ニヤリじゃないから!(笑) でも、生理の時だけじゃなくて、仕事でキャパオーバーになって私がネガティブ期に入ると、カンナが励ましてくれるんです。あと、カンナの前だから本音を出せるっていうのもあるかな。それで口喧嘩になることもあったけど、最後は、私のことを思って言ってくれてるな。言うほうもきっとパワーがいるよな…ありがとう! って感謝しかない(笑)。 森:春菜のネガティブ期なくなったよね。ポジティブ期突入。 近藤:近藤春菜、第二章に入りました。ポジティブ期をキープ! 森:バージョンアップ! 近藤:でも話せる相手がいるのは大事なことだなって思います。 森:私は旦那さんに子宮の仕組みについての本を読んでもらったこともあるよ。女性の体にはこんなことが起きているんだよ、って。 近藤:でもカンナの旦那さんはアスリートだから理解も早そうだね。 森:うん、辛い時はすごく協力的だったから助かりました。 近藤:芸人の世界も、長時間の収録でトイレに行けないとか、まだまだ課題は多いけど、時代に応じて少しずつ考え方が変わってきているのを感じるかな。 森:でもまだまだオープンになりきってはいないよね。 近藤:カンナのように、家族や友人とお互いの体のことを話して理解し合う時間を作れるといいね。 ――いま悩みを抱えている女性たちは、何から始めたらいいですか。 近藤:勇気を出して、親しい人に「実は生理の時、辛いんだ」って打ち明けてみるといいかも。人間関係でもそうだけど、相手の心を開いて理解を得るには、まずは自分から心を開かないと。 森:もしそういう相手がいない場合は、本などを読んで自分の体のことを勉強してほしい。原因がわかれば対策できるし、心も楽になるから。あとは考えすぎずに、ある意味自分のことを最優先に考えてわがままになっていいと思う。 近藤:みんな、自分を大切に! こんどう・はるな 1983年2月23日生まれ、東京都出身。箕輪はるかとのお笑いコンビ、ハリセンボンで芸人として活動する一方、ドラマに出演するなど俳優としても活躍。 すべてスタイリスト私物 もり・かんな 1988年6月22日生まれ、富山県出身。俳優として活躍し、ドラマ『風間公親‐教場0‐』や『時をかけるな、恋人たち』、映画『湯道』などの話題作に出演。 トップス¥17,930(メゾンスペシャル/メゾンスペシャル 青山店 TEL:03・6451・1660) パンツ¥41,800(ヨーク/エンケル TEL:03・6812・9897) ピアス¥48,400(バー ジュエリー/エルディスト TEL:03・4361・7243) リング、右手・人差し指¥14,960 左手・人差し指¥19,580 中指¥19,140(以上バルブス/ズットホリック) パンプス¥82,500(ジアボルギーニ/ラディモ・インク TEL:03・6450・3701) その他はスタイリスト私物 ※『anan』2024年4月10日号より。写真・熊木 優(io) スタイリスト・壽村太一(近藤さん) 番場直美(森さん) ヘア&メイク・谷口友海(近藤さん) RYO(森さん) 取材、文・若山あや (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/541871/ Source: ananweb

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