ビジネスマナー

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  • 2024.04.20

【ビジネスマナー】“読んで分かる”より“見て分かる”を意識! ビジネスメールの基本原則 | ananweb – マガジンハウス

良好な人間関係を築いていくために、令和時代に知っておきたいビジネスコミュニケーションマナーの新常識を伝授。 仕事を円滑に進めるために“お互い心地よく”が基本。 ワークスタイルが多様化し、ビジネスでのコミュニケーションのとり方にも変化が生まれている昨今。新たなツールを活用するシーンが増えた一方、ビジネスマナーがアップデートできず、なんとなく自己流でやっている人も多い。しかし、「幅広い世代が気持ちよく仕事をするためには、基本のマナーはおさえておくべき」と、ライフスタイリストの北條久美子さんは話す。 「様々な年代や立場の方と一緒になるビジネスの場では、育った環境や価値観、言語の違いで、どうしてもコミュニケーションに齟齬が生まれがち。しかしマナーはビジネスの土台であり、人間でいう背骨。マナーを知ることで人間力を養うことができ、どんな相手とも関係を築きやすくなります」 軸ができていないのに自己流を貫くのはNG。ベースをおさえておけば信頼を勝ち取り、個性を発揮しやすくなるのでチャンスも広がる! 「“お互い心地よく”が、ビジネスマナーの基本。そこをおさえておけば、常に相手のことを考えて行動に移すことができるし、応用も利きます。すると、“この人と一緒に仕事がしたい”と思われる機会も増えていくはず」 今回は、マナーについての疑問が多いメールに関するコミュニケーションマナーをアップデート! 「ビジネスマナーは円滑に仕事を進める武器にもなります。また、心得ていると自信を持って相手と接することができ、業務のパフォーマンスも上がるはず。ぜひ意識してみてくださいね」 メール 編 分かりやすさと自分らしさで印象アップ。 今やビジネスにおいてなくてはならないツールとなったメール。メールのやりとりだけで仕事が進んでいくことも多いので、分かりやすさを重視して、効率的な情報共有を心がけることが必要不可欠。その上で、相手に好感を持ってもらえるように、自ら積極的にコミュニケーションをとっていくことで一目置かれ、また仕事がしたいと思ってもらいやすくなるはず! 基本原則1. 読んで分かるより見て分かるを意識した文面を。 一日に何百通とメールが来る人もいるので、パッと見て分かる文章を心がける。「『日程調整のご相談です』『3点質問がありご連絡いたしました』など、何を伝えたいメールなのか、用件は必ず先に書きましょう。改行なしで書き連ねるのではなく、読む人のことを考えて、箇条書きや太字、かっこ書きを利用して工夫をすることも大切」 基本原則2. 相手にしてほしいアクションを明確にする。 相手にどんなアクションをしてほしいのかを明らかにしてからメールを作成すること。「『こちらご確認ください』だけではなく、『こちらご確認の上、明日までにお戻しいただけますでしょうか?』など次の展開をしっかりと述べましょう。やりとりの回数を最小限に抑えて、相手にできるだけストレスを感じさせないメールの書き方を」 基本原則3. どこかに自分らしさを輝かせる。 良い関係を構築していきたいなら、記憶に残るような個性を光らせる。「冒頭は『お世話になっております』で終わらせず、『桜が開花しましたね』など、時候の挨拶を入れるのがスマート。結びには、『ご自愛ください』など気遣いの言葉を入れたり、関係性が深まっている相手であれば、追伸にプライベートな内容を入れるのもありです」 マナーの迷いにアンサー! Q&A Q. どのタイミングで件名を変えるべき? A. スレッドが繋がりすぎて、延々と同じ件名のままやりとりしてしまうことはよくあります。一般的には、同じ案件の場合はそのまま件名を変えずに進めるのがベター。内容が変わったり、異なる案件になった場合は件名を変えて別スレッドを立てましょう。 Q. CCを入れて送ったのに、自分だけに返信が来た! A. 社内共有のためCCに同僚を入れたが、一斉返信ではなく自分にだけ返信が来た時は、単純に間違ってCCを外してしまっただけかもしれませんが、無断で戻すと角が立つ場合が。だから一度「全員でやりとりを共有したいので、CCを入れてお返事いただけますでしょうか?」とお伺いを立て、OKだったら戻すようにしましょう。 Q. 取引先とのメールで砕けた表現は避けるべき? A. 取引先の方との関係性にもよりますが、相手のテンションに合わせるか、それより少し控えめの文面にするのがよいでしょう。たとえば相手が「!!」と入れてきたら、自分は「!」を使うなど。堅苦しいままだと冷たい印象にはなりがちなので、控えめに相手のテンションに合わせていくのが。 Q. 相手と距離を縮めたい。メールでできる方法は? A. 相手に合わせるのが基本中の基本ですが、ずっと平行線でなかなか距離が縮まらない時は、以前その人と話した話題に触れてみたり、ほっこりできるような時事ネタを入れてみては。それでもビジネスライクにしか返事が返ってこないようであれば、無理に砕けた感じにせず、相手を気遣う文面をさりげなく入れて様子を伺ってみましょう。 Q. メールの返信が必要ない場合、返信不要と書くのは有効? A. 返信不要は堅苦しいので、「お返事には及びません」などできるだけ柔らかい言い回しが理想的。逆に相手から返信不要とメールが来た場合はできれば無視せずに、「お気遣いありがとうございます」と簡潔に返信して、こちらが終わらせましょう。 Q. 追伸だけが続いた時の適切な終わらせ方は? A. 仕事に必要な要件のやりとりは済んでいるのに、プライベートな内容の追伸が何度も続き、どう終わらせたらよいか悩む…。そんな時は、「長々と失礼しました。引き続きよろしくお願いいたします」と、相手に配慮しながら簡潔に返信して、メールを終わらせるのが妥当だと思います。 北條久美子さん ライフスタイリスト。エイベックスグループホールディングスの人事部を経て、キャリアカウンセラーを取得し独立。年間約2500人にセミナーを行う。新著に『ビジネスマナーの解剖図鑑 第2版』(エクスナレッジ)。 ※『anan』2024年4月24日号より。マンガ・日向山葵 取材、文・鈴木恵美 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/544250/ Source: ananweb

  • 2024.02.24

「お暇なときに」は絶対NG!【ビジネスマナー】上司に使ってはいけない敬語7選 – 文・能美黎子 | ananweb – マガジンハウス

知らないうちについ使ってしまっていることも多いNG敬語。「知らずに使ってしまって恥をかいた」なんてことは避けたいですよね。特に、上司に対して間違って使ってしまうと、査定の対象になってしまう可能性も…。今回は、今さら聞けないNG敬語について、秘書歴約15年でマナーに詳しい、能美黎子さんが説明します。 上司に対するNG敬語 【元社長秘書のマナー講座】vol. 25 日常的に使うのは問題がなくても、ビジネスで使用するとあまり良い印象を与えない言葉が存在します。そんな言葉を「ビジネスシーンで知らず知らずのうちに使ってしまって恥をかいた」という経験がある方も少なくないのではないでしょうか。 ビジネスシーンで使う敬語は、相手に対する敬意を正しく表現することが大切です。上司と部下の関係性のなかで間違った敬語を使ってしまうと、場合によっては評価が下がってしまう可能性があります。今回は、上司に対する避けた方がいいNG敬語についてご紹介します。春から新社会人になるかたもぜひ参考にしてくださいね。 ビジネス敬語7選 仕事で上司に対して避けたほうがいい「ビジネス敬語7選」をご紹介します。 その1. 「さすがです」 「感銘を受けました」など自分がどう感じたかを言葉で伝えよう 上司に対して、つい「さすがです!」と言いたくなる場面があるかと思います。しかし、「さすが」という言葉には褒める意味があり「評価する」ことになります。評価は、目上の人が目下の人に対して行うのが基本となるため、失礼にあたります。「さんのセンスを見習いたいです」「さんのお客様対応、いつも勉強になります」や「感銘を受けました」「敬服いたしました」など、自分がどう感じたかを別の言葉で伝えるといいでしょう。 その2. 「お暇なときにでも」 正しいビジネス表現は「お手すきの際にお願いいたします」 「暇」という言葉は、受け取り方によっては不快にさせてしまう可能性があるため使用は控えましょう。上司に依頼する際に、「確認をお願いします」「対応願います」と要件のみを伝えるよりも、上司の業務状況や予定に配慮している意思が伝わる「お手すきの際に」という表現を使うのが好ましいです。 その3. 「お客様をお連れしました」 正しいビジネス表現は「お客様がお見えになりました」 「お客様」は、「客」に「お」「様」を付けた丁寧な表現であり、敬意を払う敬語表現です。しかし、「お連れしました」は敬意を払っている相手が「連れてきた相手」に対する敬語になるため間違いです。「お客様がお見えになりました」「お客様をご案内しました」などと表現しましょう。 その4. 「ご一緒します」 正しいビジネス表現は「ご一緒させていただきます」 「ご一緒します」という表現は、単なる丁寧表現であって謙譲語ではないため使用を控えた方が良いでしょう。上司に対する敬意を込めて「ご一緒させていただきます」や「お供させていただきます」と言った表現が好ましいです。 その5. 「私には役不足です」 正しいビジネス表現は「力不足」 「役不足」の意味は、その人の能力に対して与えられた役目が軽すぎることを意味します。その役を務めるには自分の力が不足していることを伝えたい場合は「力不足」が正解です。「私には役不足です」と言ってしまうと、逆の意味になってしまうので要注意です。 その6. 「言い忘れました」 正しいビジネス表現は「失念しておりました」 「失念しておりました」は「忘れていた」の謙譲語となり丁寧で誠実な印象を表現できる言葉です。「申し訳ありません、失念しておりました」などのように、謝罪の言葉と一緒に使いましょう。 その7. 「伺っていますか」 正しいビジネス表現は「お聞きになっていますか」 「伺う」は謙譲語です。自分がへりくだるときに使いますので目上に対しては使えない表現です。この場合は「お聞きになっていますか?」「例の件、ご存知でしょうか」などと使いましょう。「伺う」は「お伺いしてよろしいですか」というように、自分が相手に聞く場合に用いることができます。 おわりに 知らないうちに使っていた言葉があったというかたもいたのではないでしょうか。正しい言葉遣いは、上司とより良い関係を築くために必要不可欠です。上司だけでなくお客様や取引先などに対して、場面に適した言葉選びを心がけましょう。4月から社会人になるというかたは、ビジネス用語を正しく使いこなせるように、事前に確認しておきましょう。 <筆者情報>ライター:能美黎子大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。 ©孝広 河野/Adobe Stock 文・能美黎子 https://ananweb.jp/anan/534552/ Source: ananweb

  • 2024.02.03

絶対に言ってはいけないNGワードとは?【ビジネスマナー】仕事ができない人の「注意のしかた」 – 文・能美黎子 | ananweb – マガジンハウス

誰かに何かを指摘するとき、相手を傷つけてしまわないか、嫌われてしまわないか、不安になってなかなか伝えられないときはありませんか。特にビジネスで、上司や目上のかたに対しては負い目を感じてしまいますよね。しかし、円滑に仕事を進めるためには、相手に伝えなくてはいけない状況も出てきます。そんなときにどうすれば上手に伝えることができるのでしょうか。今回は、「相手を傷つけない注意のしかた」について、秘書歴約15年でマナーに詳しい、能美黎子さんが紹介します。 相手を傷つけない注意のしかた 【元社長秘書のマナー講座】vol. 22 誰かに何かを指摘するとき、相手を傷つけてしまわないか、嫌われてしまわないか、不安になって言えないと感じている方も多いかと思います。人のミスを指摘するのって難しいですよね。ましてや、目上のかたや上司のミスがあった場合は、なおさら言いにくく、そのまま黙認してしまっていませんか。しかし、円滑に仕事を進めるためには、相手に伝えなくてはいけない状況も出てくるはずです。今回は、ミスに対する相手を傷つけない上手な伝え方をご紹介します。今まで伝え方に悩んでいたかたは、ぜひ参考にしてくださいね。 絶対にNGな伝え方! NG1. 「それは間違っていると思います!」直接的な言葉はNG 絶対にNGな伝え方は、「それは間違っていると思います!」と直接的な言葉で指摘することです。上司に対してだけではありませんが、相手にミスを指摘する際に「それ、間違っていますよ」や「ここはミスです」と決めつけた言い方をすることは避けましょう。はっきりと伝えることは大切ですが、正面から否定をしてしまうと反感を買ってしまう可能性があります。伝えるときは、相手を尊重し思いやりのある言葉でやんわりと伝えるようにしましょう。使えるフレーズは後ほど紹介します。 NG2. 「いつも間違うよね」大げさな表現はNG 人間だれしも間違うことがあります。間違ったことが続いた場合でも「いつも間違いがものすごく多いから気をつけて」などと表現することはNGです。事実であれば必要な表現となる場合もありますが、事実以上に大げさな表現をすれば相手を傷つけるだけでなく、効果的な指摘にはならないため注意しましょう。 NG3. 「他の人は誰も間違っていない」他者と比較するのはNG 人と比較をされると、自分が劣っていると感じてしまいます。他者と比較しながらの指摘は、不要に相手の自信を喪失させるため控えましょう。 NG4. 「間違っていると思わない?」質問にするのはNG 「この内容は絶対に間違っていると思わない?」 などと答えが決まりきっている、もしくは答えを求めていない質問の仕方はやめましょう。どんなに口調を優しくして和らげようと思っていても、相手を不快な気分にさせたり追い詰めてしまうことになります。 NG5. 「これが間違っているから他も間違っている」確認もせず決めつけるのはNG 似たようなミスを犯してしまうことがあるため、ミスが多い場合にまた間違っていると思うこともあるかもしれません。しかし、実際に確認もせず、相手の話を聞かずに決めつけてしまうと、相手は人格まで否定された気持ちになってしまうためやめましょう。 間違いを指摘するときに使えるフレーズ 間違いを指摘する際に使えるフレーズをご紹介します。相手のミスを指摘したい場合のポイントとしては、必ず前置きに「自分の伝え方が悪かった」「自分の間違いかもしれない」などといった謝罪やへりくだった言葉を入れるのがおすすめです。 1.「大変恐縮なのですが」2.「大変申し上げにくいのですが」3.「恐れ多いのですが」4.「大変僭越ですが」5.「私の記憶違いでしたら申し訳ありません」6.「言葉足らずで申し訳ございません」7.「私も気づかなかったのですが」 上司や目上のかたと意見が食い違った場合の対処法 ミスではないけれど、目上のかたや上司と意見や考え方が違ってしまったというシーンもあるかと思います。そんなとき、自分の意見を伝えるかどうか迷いますよね。その場合のポイントは2つです。 1.いったん、上司の意見を受け入れる2.その後に自分の意見を伝える 上司の意見や考えについて一度受け入れ、その後に「そうですね。このような場合はどうでしょうか?」「この場合ですと、こういった意見もあるかもしれません」などと決して最初から否定をせず伝えると、上司も意見を受け入れやすくなります。 おわりに ミスを指摘する際に、相手がたとえ上司や目上のかたであっても、言い方によっては相手を不快にし関係を拗らせててしまう可能性があります。円滑に仕事を進めるためにも、上司との信頼関係を崩さないように、伝え方には注意しましょう。もちろん同僚や後輩に伝える際も同様の気配りができれば素敵ですよね。相手を否定するのではなく、気遣いと思いやりを心がけながら、相手の立場に立って伝えてみてくださいね。 <筆者情報>ライター:能美黎子大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。 ©wenich/Adobe Stock 文・能美黎子 https://ananweb.jp/anan/530746/ Source: ananweb

  • 2024.01.27

「すみません」は使いません!【ビジネスマナー】名刺交換のマナーとお詫びの言葉遣い | ananweb – マガジンハウス

名刺交換や謝罪はビジネスシーンで必ず発生する場面です。この時、正しいマナーがあるのはご存知でしょうか? 新入社員の頃に習ったような気がするけど曖昧…というかたが多いのでは。秘書歴約15年でマナーに精通している能美黎子さんに、名刺交換や謝罪のビジネスマナーを教えてもらいました。 名刺交換のマナー ビジネスの基本でもある名刺交換のマナー。コロナ禍も落ち着き、ビジネスシーンでもオンライン商談から対面で話すオフラインの機会が増えたのではないでしょうか? 名刺交換は、初対面の人と交わす最初のあいさつとなります。名刺の扱い方次第では、第一印象を左右させてしまうこともある大事な場です。些細なひとつひとつの所作が相手に好印象を与えるきっかけにもなりますので、今回は正しい名刺交換の基本的なマナーやその際に相手に好印象を与える会話について解説します。品のある所作を身につけて、相手とのコミュニケーションを楽しんでみてくださいね。 名刺の基本的な手順 名刺の準備 相手をお待たせしてしまっては心象が良くないため、名刺交換がスムーズに行えるよう事前準備を行いましょう。 1. 名刺入れを取りやすい場所に準備する2. 名刺入れからすぐに取り出せるようにする3. 折れやシワのある汚れた名刺がないか事前確認をしておく 鞄や胸のポケットなど出し入れしやすい場所に準備をしておきます。相手とすぐに名刺交換ができるよう名刺入れを手元に用意しておき、相手の姿が見えたタイミングですぐに取り出せるようにしておくと良いでしょう。折れやシワのある汚れた名刺を使うのは絶対にNGのため、確認を事前にしておきましょう。 名刺の差し出し方 差し出す際の注意点は3つです。 1. 立って行う2. 机の上では行わない3. 差し出す向きと高さに注意 名刺交換をする際は、必ず立って行います。また机を挟んだ会議室の場合でも、机の横に移動してから相手の正面に立ち、交換をするのがマナーです。もし、会議室が狭く横に立てない場合には、「机の上から失礼いたします」とひと言添えてから行いましょう。名刺を差し出すときは、両手で差し出すのがマナーです。高さは胸の位置で、相手に文字が読めるよう正面を向けて、自分の社名と氏名を名乗りながら差し出します。軽くお辞儀をすることも忘れないようにしましょう。相手が目上のかたの場合には、相手が差し出した名刺の高さよりも少し低い位置で差し出すことで、敬意を表現することができますので意識して行いましょう。複数人の場合には、役職が目上のかたから順番に交換をします。 名刺の受け取り方 受け取る際の注意点は3つです。 1. 両手で受け取るのが基本。同時交換の場合には、自分の名刺を右手で渡し、左手で受け取る。2. ロゴや氏名に指がかからないようにする。3. 役職や名前の呼び方を確認する。 名刺を受け取るときは、渡すときと同様に両手で受け取るのがマナーです。必ず「頂戴いたします」とひと言添えましょう。受け取った後は、すぐに右手を添え胸の高さの位置でキープをします。その際に、先方の役職や、名前の読み方などを確認しましょう。 名刺交換後の扱い方 名刺交換後、名刺入れにすぐにしまうのはNGです。その後の扱い方についてマナーがありますので注意しましょう。 1. テーブルに置く場合は、自分の左上側に置く2. 複数の名刺を重ねて置くのはNG3. 名刺の並べ方に注意(以下詳細) 商談などの場合には、テーブルに置くのが基本的なマナーとなります。ひとりと名刺交換をした場合は、自分の席の左上側に名刺入れを座布団の役割として置き、その上に名刺を載せます。複数人と名刺交換をした場合は、最も役職の高い方の名刺を名刺入れの上に置き、役職の高い順にテーブルの上に一列に横に並べるのが一般的となります。役職の判断が付かない場合には、相手が座っている座席順に横に並べます。その場合、名刺入れは列の一番右下に置きましょう。注意点としては、名刺入れの上に重ねて置かないように気をつけましょう。人数が多い場合には、全ての名刺をテーブルの上に並べて置いても良いとされていますが、資料を机上に広げなければいけず名刺の上に重なりそうな時は、「汚してしまうといけないのでしまわせていただきます」とひと言添えて、名刺入れにしまいましょう。名刺をしまうタイミングは、その場の雰囲気によって判断しますが基本的に商談後となります。 ©perisuta/Adobe Stock ※ 文・能美黎子※ 2023年10月9日 配信 謝罪時の言葉遣い 細心の注意を払っていても、誰にでもミスをしてしまうことはありますよね。プライベートでもビジネスでも、「謝罪」をしなければならない場面に出くわすことは多々あるのではないでしょうか。ときには、謝罪の言葉を伝えてもなかなか相手に伝わらない…ということもあると思います。今回は、場面に合わせた「謝罪の言葉」の言い換えについてご紹介します。謝罪の場面にこそ、その人の品性が現れると筆者は思っています。フレーズを覚えておき、相手との良好な関係作りに役立ててくださいね。 謝罪レベル 軽度 業務に“影響の少ないミス”を起こしてしまった場合や、軽い内容の謝罪、同僚や友人など近しい人に向けて使うのに適した言葉です。謝罪相手との関係性にもよりますが、顧客や取引先、目上の相手の場合にはやや軽すぎる印象になるため、どちらかといえば社内向けの謝罪言葉として覚えておきましょう。起こしてしまったミスに対して、あまり大げさな言葉を使ってしまうと、かえって仰々しすぎる印象を与えてしまうこともあるので注意が必要です。 「申し訳ございません」 わざわざお越しいただきましたのに、ご要望にお応えできず申し訳ございません。 「失礼いたしました」 質問が重複してしまい失礼いたしました。 「お詫び申し上げます」 本来なら直接お伺いするところですが、まずは書面にてお詫び申し上げます。 「以後、気をつけます」 ご指摘いただきました点、理解しました。以後気をつけます。 「二度といたしません」 同じ過ちは、二度といたしません。 謝罪レベル 中度 中度は、取引先とのトラブルや社内での“大きなミス”といった業務影響がある不手際や過失を起こしてしまった場面を想定した言葉です。軽度よりも丁寧な謝罪となり、社内だけでなく社外へのお詫びをしなくてはならない場合にも使える表現です。 「大変申し訳ございません」 この度はご迷惑をおかけして、大変申し訳ございません。 「誠に申し訳ございません」 この度は弊社の不手際で多大なご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ございません。 「心よりお詫び申し上げます」 取り返しのつかない事態を招いてしまい、心よりお詫び申し上げます。 「お詫びの言葉もございません」 先だってはご無礼の段、お詫びの言葉もございません。 「謹んでお詫び申し上げます」 不適切な表現で誤解を与えることとなりましたことを、謹んでお詫び申し上げます。 謝罪レベル 重度 重度は、業務影響が非常に大きい“重大なミス”を起こしてしまった場合や深い謝罪の気持ちや反省を表す必要がある場合を想定した言葉です。非常にシビアな場面が想定されるため、ただ下記の言い回しを覚えて使うだけではなく言葉の選択や言い回しにも配慮と心のこもった対応が必要となりますので覚えておきましょう。 「弁解の余地もございません」 今回のミスは当方の情報伝達不足によるもので、弁解の余地もございません。 「不徳の致すところでございます」 今回のミスは弊社の不徳の致すところだと認識しています。今後は信頼回復に努める所存です。 「陳謝いたします」 このたびの不始末につき衷心より陳謝いたします。 「猛省しております」 猛省いたしますとともに、今後は改善できるように努めてまいります。 「慙愧(ざんき)の至りでございます」 私としたことがあのような不祥事を引き起こし、慙愧(ざんき)の至りでございます。 <筆者情報>ライター:能美黎子大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。 ©たかなが/Adobe Stock ※ 文・能美黎子※ 2023年10月9日 配信 正しいマナーを使えると仕事ができる印象に! 名刺交換と謝罪はビジネスにおいて、相手からみた自分の印象を大きく左右する重要な場面です。誠意をもって、かつ正しいマナーで接し、お仕事をスムーズに進めたいですね。 https://ananweb.jp/anan/529870/ Source: ananweb

  • 2024.01.20

メール1通で「仕事ができない人」の印象も?【必ず知っておきたいビジネスメールのマナー】 | ananweb – マガジンハウス

仕事をしていると、絶対に避けては通れないメールでのやりとり。ワード選びを間違ってしまったがために、「仕事ができない人」というレッテルを貼られてしまうのは避けたいですよね。秘書歴約15年でマナーに精通している能美黎子さんに、ビジネスメールでのマナーや覚えておきたいことを紹介してもらいました。 ビジネスメールの書き出し方のマナー 日常的に使用するビジネスメール。冒頭の挨拶文は、意識して書いたことはありますか? 実は、メールの書き出しの挨拶は、相手との距離感によって異なるためとても大切な言葉です。メールの相手が初めてやり取りする方や大事な取引先などの場合、正しいマナーを理解していないと、よい関係が築けない可能性があります。冒頭の挨拶文には用途によってさまざまな言葉があります。覚えておくと引き出しが増え、対応力が磨かれるため、ぜひ活用してみてください。 ビジネスメールの冒頭の挨拶文フレーズ集 シーン別のビジネスメールの冒頭の挨拶文をまとめました。それぞれ、いくつかパターンがあるので使い分けてみてください。 1. 挨拶 普段から連絡を取り合い、ある程度親密な関係の場合は以下を使用します。 1. お世話になっております。2. いつもお世話になっております。3. 大変お世話になっております。4. いつも大変お世話になっております。5. お世話になります。 2. 丁寧な挨拶 社外の人に宛てたメールの場合は、顔が見えないやり取りだからこそ、相手への気遣いが感じられる一言を添えるのが大切です。より丁寧な書き出しである「平素より大変お世話になっております」を活用しましょう。 1. 平素よりお世話になっております。2. 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。3. 平素は格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。4. 格別のご愛顧を賜り、心より御礼申し上げます。5. 日頃より格別のご厚情を賜り、心より感謝申し上げます。6. 【個人宛の場合】貴殿におかれましてはご健勝のこととお慶び申し上げます。7. 【個人宛の場合】貴殿におかれましてはご清祥のこととお慶び申し上げます。 3. 初めてのかたに使う挨拶 初めてメールを送る相手に「お世話になっております」は使用しません。初めてであることを認識してもらえるような書き出しが良いでしょう。 1. 初めまして。2. 初めてご連絡いたします。3. 初めてご連絡を差し上げます。〇〇と申します。4. 突然のご連絡失礼いたします。5. 突然のメールでのご連絡失礼いたします。 4. 返信時の挨拶 相手からのメールに返信する際は、書き出しで返信に対するお礼を述べましょう。「早々」や「迅速」など配慮の言葉があると、相手にも良い印象を与えることができます。 1. 連絡をいただきありがとうございます。2. 早速のご連絡ありがとうございます。3. 早速のご返信、ありがとうございます。4. 迅速なご連絡に感謝いたします。5. ご連絡が遅くなりまして、大変申し訳ございません。 ©Good Studio/Adobe Stock ※ 文・能美黎子※ 2024年1月6日配信 気づかず使っているかも!? 間違いやすい敬語 普段何気なく使っている日本語でも、ビジネスシーンにおいては不適切となるため注意して使わなければいけない言葉が存在しているのをご存知でしょうか?もしかすると、今使っているその敬語がビジネスシーンにおいては使ってはいけない言葉かもしれません。ここでは、特に使われることが多い「間違いやすい敬語」についてご紹介します。ビジネスの場面で恥をかかないように、ぜひチェックしてみてくださいね。 間違いやすい敬語集 間違いの多いビジネス敬語の中から、特に注意をして知っておいた方がいい言葉をご紹介します。 その1. 「すいません」 正しいビジネス表現は「申し訳ございません」 耳にすることが多い「すいません」という言葉ですが、正しい表現は「すみません」となります。また、「すみません」は、謝罪や感謝の気持ちを伝えるときに用いられる言葉ですが、目上の方や取引先に対してなどビジネスにおいては失礼にあたります。謝罪の場面で使うときは「申し訳ございません」、感謝の場面では「ありがとうございます」などといった言葉で伝えましょう。 その2. 「了解しました」 正しいビジネス表現は「かしこまりました」「承知しました」 「了解」は、目上の人が目下に対して了承するときに使う言葉です。目上の方や上司に使う言葉として相応しい言葉ではありませんので注意しましょう。目上のかたや上司には、「かしこまりました」「承知しました」を使うのが正解となります。 その3. 「なるほど」「なるほどですね」 正しいビジネス表現は「おっしゃる通りだと思います」 使ってしまいがちな「なるほど」自体には、尊敬の意味はないためビジネスシーンで使用することは不適切です。特に、目上のかたに使うと少し見下したようなニュアンスが含まれる場合があるので注意しましょう。目上のかたやお客様に対しては「おっしゃる通りだと思います」などを使用するとよいでしょう。 その4. 「ご苦労さまです」 正しいビジネス表現は「お疲れさまです」 「ご苦労さま」は、目上のかたが目下にかけるねぎらいの言葉なので、上司のかたに使うのは不適切となります。「お疲れさま」という言葉は、上下関係問わず使える言葉でとても便利ですが、「お疲れさまです」ばかり使うのではなく、先に退社するときには「お先に失礼いたします」、上司が帰社したときには「お帰りなさい」など、その状況に合わせた言葉選びをすることをおすすめします。 その5. 「できません」 正しいビジネス表現は「いたしかねます」 「できません」という表現は敬語となりますが、ビジネスシーンでは角が立つため避けましょう。「いたしかねます」という表現が適切となります。 ©tynyuk/Adobe Stock ※ 文・能美黎子※ 2023年10月21日配信 リスケ、キャンセルをする際のビジネスマナー リスケは、カジュアルな場面や親しい間柄で予定を変更したい場合などに使うのが基本です。では、実際にどのように使えばいいのでしょうか。リスケをする際のマナーや注意点、例文などを含め解説します。 1. 「リスケ」を使用する際の注意点 ビジネス用語として使う場合、予定の前倒しではなく、予定が延期になるケースで使われるのが一般的です。では、実際に使用する際の注意点を見ていきましょう。 取引先や目上の人に対して「リスケ」は使用しない 同僚や部下、社内の親しい人に対して、「リスケをお願いします」「リスケさせてください」と使用するのは基本的に問題ありません。しかし、略語である「リスケ」は、軽い印象を持たれてしまう可能性があるため、社外の取引先や上司に対しては使用しないよう注意が必要です。この場合には「日程を再度調整させてください」「日程を変更したく、以下の日程でご検討いただければ幸いです」など、場面や相手に合わせて丁寧に言い換えをして伝えるようにしましょう。 リスケ後の日程は必ず守る 基本的に、リスケはしない方がよいものです。やむを得ず日程変更をする場合、変更後は確実に約束を守れる日程を設定し、必ず守ることが大切です。何度もリスケをお願いすることは相手への配慮に欠け、信頼を失う可能性があります。相手から不信感を抱かれても仕方のない行動となってしまうため、確実に実行できる日程を設定しましょう。 伝える際は、電話が基本 基本的にリスケをする場合には、電話で伝えることがマナーです。メールでは相手がすぐに気づかない場合があることや、誠意を伝えるためにも電話で伝えることが好ましいです。なるべく早めに電話で連絡をすることを心がけましょう。担当者が不在の場合や電話が繋がらなかった場合には、メールで連絡をした上で、合わせて電話で連絡をすると丁寧でしょう。また、最初から電話が繋がった場合でも、リスケの内容を改めてメールで連絡をすることを忘れないようにしましょう。 2. リスケをする際のメールの書き方のポイント リスケを依頼する際のメールの書き方に関するポイントを解説していきます。 件名 リスケを依頼する際の件名は「日程調整のお願い」「日程変更について」など、一目で内容が分かるようにすることが大切です。相手が、一日に何通ものメールを受け取っている場合、重要度・緊急度が低いと判断されれば、後回しにされる可能性があります。そのため、件名だけで「日程調整のメールだ」と判断してもらえるように件名の工夫を心がけましょう。 本文 本文では「日程変更の理由」「希望する変更日時はいつなのか」などを漏れなく簡潔に伝えられるようにしましょう。また、「お世話になっております」といった挨拶文の後に、こちらの都合で相手に迷惑をかけるため、挨拶と一緒に「大変申し訳ございませんが」「大変恐縮ではございますが」など、お詫びの言葉を添えるようにしましょう。ビジネスメールの基本となりますが、誰との何の予定なのかがわかるよう、挨拶文の前に「株式会社の××でございます」と、自分の名前を忘れず記載するのがマナーです。変更日時に関しては「月日 時~時」と時間まで詳細に記載し、3つ以上を目安として複数の候補日時を提示することがマナーです。 <筆者情報>ライター:能美黎子大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。 ©mayucolor/Adobe Stock ※ 文・能美黎子※ 2023年11月11日配信 仕事がうまくいくようになる ビジネスシーンで正しい言葉遣いやマナーが使えるかどうかで、相手に与える印象が大きく変化します。特にメールは相手の顔が見えない分、表現ひとつで印象が左右されます。正しいマナーを習得し、仕事をスムーズに進めましょう! https://ananweb.jp/anan/528484/ Source: ananweb

  • 2024.01.13

「報連相」より重要なのは?【ビジネスマナー】「仕事ができない」と認定されがちな人のNG行動 – 文・能美黎子 | ananweb – マガジンハウス

職場で自分は「仕事が遅いな」「ミスが多いな」と思った経験はありませんか。仕事ができないと認識される人の行動には特徴があるそうです。では、仕事ができないと認定されやすい人と仕事ができると認定をされる人では何が違うのでしょうか。今回は、今さら聞けない「仕事ができないと思われるNG行動」について、秘書歴約15年でマナーに詳しい、能美黎子さんが紹介します。 仕事ができないと思われるNG行動 【元社長秘書のマナー講座】vol. 19 新しい年が始まり、気持ちも一新して仕事を頑張ろうと思っていても「休み明けの仕事でミスをしてしまった」「仕事が遅れがちになってしまう」「なんだか仕事も人間関係も上手くいかないなぁ…」と悩みを抱えている方も少なくないのではないでしょうか。では、仕事のミスが起こりそうな時やミスが起こってしまった際、皆さんはどんな対応をしますか? もしかすると、知らぬ間に周囲から「仕事ができない」と認識されるNG行動をしてしまっている可能性があります。今回は、仕事の評価を左右するNGマナーと、「仕事ができる人」と認定される、知っておきたいマナーをお伝えします。 仕事ができないと見られてしまう人の特徴 1. 「ホウ・レン・ソウ(報告・連絡・相談)」ができていない 周りから「仕事ができない人認定」を受けてしまう可能性が最も高いのが、ビジネスの基本である「報連相(報告・連絡・相談)」ができていない人です。ミスや間違い、クレームなどを放置しておくと、その後大きなトラブルに発展する可能性があるため、迅速な対応が求められます。初期対応の「報連相」をスピーディにできれば、信頼される人材へと評価も変わっていく可能性があるため、改めて心掛けましょう。 2. 言い訳が多い 何か指摘されたときに「いや、それは〇〇という理由で…」と言い訳をする人は周りにいませんか。言い訳をする、わかったふりをしてしまうのは、間違った認識のまま仕事を進めてしまう人に多い傾向があり、自分の保身しか考えていない可能性があります。言い訳が多い人は、言い訳をせずまずは受け入れて謝罪をしましょう。自分で責任をもち、何事にも前向きに取り組む姿勢を見せることが大切です。 3. レスポンスが遅い メールや電話のレスポンスが遅い場合も、仕事ができない人と判断されてしまう可能性があります。仕事は早く終わったほうが良いですが、早い以上に「反応を返す」ことも大切です。基本的に相手が返事を求めている状況では、レスポンスが早い人ほど信頼される傾向があるため、すぐに返信をすることが難しい場合は、一次返信だけでもしておくと相手も安心しますので覚えておきましょう。 仕事ができる人はこれをしている! 進化系マナーの基本は「カク・レン・ボウ」 「ホウ・レン・ソウ」の進化系「カク・レン・ボウ」を知っていますか? 「カク・レン・ボウ」は「確連報(確認、連絡、報告)」です。「ホウレンソウ」にはなかった「確認」が最初にあり、「報告」は最後にきているのがポイントです。情報共有がメインの報連相では、部下は「相談」するだけで答えを考えるのは上司です。近年では自分で考える力が育たないことが課題となり、進化したのが「カク・レン・ボウ」です。現代社会において重要となる「自立した人材を育てる」「自主性を引き出し業務効率化を図る」ことが目的です。 格上げ一流マナーはこれ!「ソラ・アメ・カサ」 「ソラ・アメ・カサ」という言葉は聞いたことがありますか? 正解は、空「空を見ると曇ってきた(現状認識)」雨「雨が降りそうだ(現状分析)」傘「傘を持っていこう(解決方法)」 仕事ができると認定されている人の多くは、報連相ではなく問題解決に必要である「ソラ・アメ・カサ」の行動で上司と確認し、相手や部下に指示をしています。この「ソラ・アメ・カサ」は、自分の思考の確認にも使えます。 空(ソラ)が抜けていれば「根拠となる事実は何か?」雨(アメ)が抜けていれば「何が論点なのか?」傘(カサ)が抜けていれば「どんな打ち手がいいか?」と確認すると、正しい結論を導き出すことができます。これを基に仕事をするとスムーズに仕事を進めることができるので、ぜひ使ってみてくださいね! おわりに 知らず知らずのうちにやってしまっているNGマナーがあれば、今回ご紹介した内容を参考に対応をしてみてくださいね。まずは、自分の行動を改めて意識をすることで、上手に仕事をこなせる人になれるはずです。行動に迷ったら、「ホウ・レン・ソウ」「カク・レン・ボウ」「ソラ・アメ・カサ」どれかを思い浮かべながら行動をしてみることが大切です。 <筆者情報>ライター:能美黎子大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。 ©bizvector/Adobe Stock 文・能美黎子 https://ananweb.jp/anan/526885/ Source: ananweb

  • 2024.01.06

「お世話になっております」はNG?【ビジネスメールのマナー】基本の書き出し方とは – 文・能美黎子 | ananweb – マガジンハウス

ビジネスメールの冒頭の挨拶文には、ついつい「お世話になっております」を使ってしまいがちですよね。でも実は、関係性や状況によって使い分けることが大切なようです。今回は、今さら聞けない「ビジネスメールの冒頭の挨拶文フレーズ集」について、秘書歴約15年でマナーに詳しい、能美黎子さんが紹介します。 ビジネスメールの書き出し方のマナー 【元社長秘書のマナー講座】vol. 18 日常的に使用するビジネスメール。冒頭の挨拶文は、意識して書いたことはありますか? 実は、メールの書き出しの挨拶は、相手との距離感によって異なるためとても大切な言葉です。メールの相手が初めてやり取りする方や大事な取引先などの場合、正しいマナーを理解していないと、よい関係が築けない可能性があります。冒頭の挨拶文には用途によってさまざまな言葉があります。覚えておくと引き出しが増え、対応力が磨かれるため、ぜひ活用してみてください。 ビジネスメールの冒頭の挨拶文フレーズ集 1. 挨拶 普段から連絡を取り合い、ある程度親密な関係の場合は以下を使用します。 1. お世話になっております。2. いつもお世話になっております。3. 大変お世話になっております。4. いつも大変お世話になっております。5. お世話になります。 2. 丁寧な挨拶 社外の人に宛てたメールの場合は、顔が見えないやり取りだからこそ、相手への気遣いが感じられる一言を添えるのが大切です。より丁寧な書き出しである「平素より大変お世話になっております」を活用しましょう。 1. 平素よりお世話になっております。2. 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。3. 平素は格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。4. 格別のご愛顧を賜り、心より御礼申し上げます。5. 日頃より格別のご厚情を賜り、心より感謝申し上げます。6. 【個人宛の場合】貴殿におかれましてはご健勝のこととお慶び申し上げます。7. 【個人宛の場合】貴殿におかれましてはご清祥のこととお慶び申し上げます。 3. 初めてのかたに使う挨拶 初めてメールを送る相手に「お世話になっております」は使用しません。初めてであることを認識してもらえるような書き出しが良いでしょう。 1. 初めまして。2. 初めてご連絡いたします。3. 初めてご連絡を差し上げます。〇〇と申します。4. 突然のご連絡失礼いたします。5. 突然のメールでのご連絡失礼いたします。 4. 久しぶりの方への挨拶 カジュアルな場合は、「お久しぶりです」を使用し、「ご無沙汰しております」は丁寧な印象を与えます。相手との関係性で使い分けすることをおすすめします。 1. 大変ご無沙汰しております。〇〇でございます。2. 長らくご無沙汰しております。久々の連絡になり申し訳ございません。3. お久しぶりです。その後いかがお過ごしでしょうか。4. ご無沙汰しております。〇〇の件では、大変お世話になりました。5. すっかりご無沙汰いたしまして申し訳ございません。 5. 重ねてご連絡する場合の挨拶 相手と1日に何度もメールをやり取りする場合、毎回「いつもお世話になっております」とするのではなく、適切なフレーズを使いましょう。 1. 度々申し訳ございません。2. 度重なるご連絡ご無礼をお許しください。3. 重ねてのご連絡となりまして、大変申し訳ございません。4. お忙しい中、重ねてのご連絡失礼いたします。5. 五月雨に失礼いたします。 6. 返信時の挨拶 相手からのメールに返信する際は、書き出しで返信に対するお礼を述べましょう。「早々」や「迅速」など配慮の言葉があると、相手にも良い印象を与えることができます。 1. 連絡をいただきありがとうございます。2. 早速のご連絡ありがとうございます。3. 早速のご返信、ありがとうございます。4. 迅速なご連絡に感謝いたします。5. ご連絡が遅くなりまして、大変申し訳ございません。 7. 季節に絡めた挨拶 1月に使える季語の挨拶についてご紹介します。季節ごとに覚えておくとよいでしょう。 1. 【丁寧な挨拶】厳寒の候、貴社益々ご清栄のことと心よりお喜び申し上げます。2. 【丁寧な挨拶】初春の候、様におかれましては益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。3. 【丁寧な挨拶】寒風の候、いつも格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。4. 松が明け、お仕事にも新たな気持ちでご精進されていることと存じます。5. 年も改まり、決意も新たにご活躍のことと存じます。6. 寒気はなはだしき折、お元気にお過ごしでしょうか。7. 寒の入りを迎え、ひとしお寒さが厳しくなってまいりました。 おわりに ビジネスメールを送る場合には、上記に述べたような挨拶文を必ず一言入れる必要があります。ついつい、「お世話になっております」ばかりを使ってしまいがちですが、相手や取引先との距離感も加味しながら言葉を選ぶとより良い関係性を構築できるかもしれません。相手との関係性によっては、カジュアル過ぎると礼儀のない人だと思われてしまう可能性がありますので注意が必要です。相手に対して失礼にならないよう、今一度メールを送る際に読み返してみてくださいね。 <筆者情報>ライター:能美黎子大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。 ©Good Studio/Adobe Stock 文・能美黎子 https://ananweb.jp/anan/524116/ Source: ananweb

  • 2024.01.03

エスカレーターに“乗る順番”の正解って?偉い人を先に乗せたら、顔がみるみる曇って…難しすぎるマナー問題 

 多くの会社で新卒入社して最初に学ぶのが、基本的なビジネスマナー。名刺交換の仕方から“上座”と“下座”まで、あらゆる場面で必要となるビジネスマナーですが、時に「何が正解なんだろう……」と悩んでしまうマナーもありませんか? […] Source: 女子SPA!

  • 2023.12.23

年末の挨拶メールの書き方【ビジネスNGマナー 】メール例文付き – 文・能美黎子 | ananweb – マガジンハウス

年内も余すところわずかとなり、年末年始の休暇に向けて準備をしているかたも多いのではないでしょうか。今年の感謝の気持ちを伝える「年末の挨拶」を、取引先などに送るかたも多いかと思います。送るタイミングやメールの内容について、どのようにしたらよいのか悩みますよね。今回は、今さら聞けない年末年始の休み前の連絡や挨拶やメール対応のビジネスマナーについて、秘書歴約15年でマナーに詳しい、能美黎子さんが説明します。 年末の挨拶メールのNGマナーとは 【元社長秘書のマナー講座】vol. 16 年内も余すところわずかとなりました。12月末日頃から年末年始の休暇に入るかたも多いのではないでしょうか。今年の感謝の気持ちを伝えるほか、取引先や社内での良好な関係を保つために重要な役割となる「年末の挨拶」。近年では、直接ご挨拶にお伺いするのではなくメールですませることが多くなりました。送るタイミングやメールの内容について、どのようにしたらよいのか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。 そこで今回は、年末の挨拶メールの書き方や注意点などをご紹介します。しっかりとマナーを守った対応をし、気持ちのよい新年を迎えましょう。 「年末の挨拶メール」を送る際の注意ポイント5つ 1. 最終営業日の数日前までに送る 社外向けのメールの場合は、最終営業日や最終出勤日の1週間前~3日前を目安に送りましょう。ただし、年末年始の営業日に関するお知らせメールの場合は、直前ではなく余裕をもってお知らせをするのがマナーです。できれば最終営業日の2週間前、遅くとも1週間前までに伝えるのが理想的です。 2. 挨拶メールとわかる件名にする 件名に自社の企業名や自身の氏名を入れて認識されやすいようにしましょう。年末はたくさんの挨拶メールが行き交うため、見落とされないように具体的に「株式会社〇〇 年末のご挨拶」などと記載すると良いでしょう。 3. 1通ずつ個別に送信する CcやBccなどの一斉送信ではなく、個別に送信しましょう。一斉送信だとToやCcなど宛先を間違える可能性や、迷惑メールに振り分けられてしまうリスクがあります。 4. 年末年始の営業日を記載する 自社の年末最終営業日と年始の営業開始日を必ず記載しましょう。送信相手が年末年始も仕事をしている場合は、休み中の対応の可否や必要に応じて緊急連絡先も記載しておくと良いでしょう。休業中に対応可能な連絡先がない場合、休業で迷惑をかけることに対するお詫びの言葉を一言添えておきましょう。 5. 送り損ねた場合は新年にメールを送る 不備で送れなかった場合は、新年にメールを送るようにしましょう。新年の挨拶メールで、年末に挨拶メールを送らなかったことをお詫びし、昨年の感謝の気持ちを伝えることがポイントです。また、新年のメールと年末メールを兼ねて送る場合は、新年の営業を開始してすぐに送るようにしましょう。 メールの書き方のポイント 取引先向けの挨拶メールの書き方のポイントと例文をご紹介します。メールの内容には、以下の項目を必ず入れるように構成して作成しましょう。 1. 宛名2. 挨拶と差出人の企業名・氏名3. 時候の挨拶4. 一年の感謝を伝える言葉5. 年内の最終営業日と休業期間6. 結びの言葉 時候の挨拶と結びの挨拶で使える文例 時候の挨拶と結びの挨拶の主な文例をご紹介します。 時候の挨拶 1. 年末厳寒のみぎり、貴店ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。2. いよいよ年の瀬が迫り、お忙しい日々をお過ごしのことと存じます。3. いよいよ年の瀬が迫り、年末のご挨拶をさせていただく時期となりました。 結びの挨拶 1. 寒気いよいよ厳しき折、ご自愛専一にてお願い申し上げます。2. 年の瀬も迫り何かとご多用のことと存じますが、体調を崩されませんようご留意ください。3. 輝かしいご越年を心よりお祈り申し上げます。 取引先向けの基本的な挨拶メールの例文 件名:年末のご挨拶 【株式会社】本文:株式会社〇〇様 いつも大変お世話になっております。株式会社のです。平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 年の瀬も迫り、何かとご多用の日々をお過ごしかと存じます。本年も格別のお引き立てを賜り、心より感謝申し上げます。 さて、誠に勝手ながら、弊社は以下の日程を年末年始の休業期間とさせていただきます。・年内最終営業日:202〇年12月日()時まで・新年営業開始日:202〇年1月日()時より休業期間中に頂いたお問い合わせにつきましては、1月日以降、順次対応をさせていただきます。ご不便をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。 メールにて恐縮ではございますが、以上をもって歳末のご挨拶とさせていただきます。寒気いよいよ厳しき折、ご自愛のうえどうぞよいお年をお迎えください。 おわりに 1年の感謝の気持ちを伝える年末の挨拶メールは、つい作業となってしまいがちですが、良好な関係に繋がる大切なものです。マナーを守り、相手に寄り添った一言を添えて、気持ちが伝わる挨拶メールを送ってみてはいかがでしょうか。来年も気持ちよくお仕事をするためにも、気持ちのよい挨拶で1年を締めくくってくださいね。何かと気忙しい時期ですが、体調を崩さぬよう素敵な休暇をお迎えください。 <筆者情報>ライター:能美黎子大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。 ©Exuberation/Adobe Stock 文・能美黎子 https://ananweb.jp/anan/523837/ Source: ananweb

  • 2023.11.18

【ビジネスマナー】「タクシー乗車時のNGマナー」要注意なのは席次だけじゃない! – 文・能美黎子 | ananweb – マガジンハウス

仕事上でもプライベートでも利用する機会があるタクシー。実は、上座・下座の席次以外にも、乗車する際のマナー違反に気をつけなければなりません。今さら聞けない身近なマナーを、秘書歴約15年でマナーに詳しい能美黎子さんが説明します。 タクシー利用時の基本マナーとは 【元社長秘書のマナー講座】vol. 11 仕事上で、上司や取引先のかたと一緒にタクシーを利用する機会がある人は多いと思いますが、乗車時のマナーをご存知でしょうか? 実は、会議室やエレベーターと同様に、タクシーにも乗る際のビジネスマナーが存在します。上座・下座の席次マナー以外にも注意すべき点がいくつかあるため、今回は、タクシー利用時の基本マナーについてご紹介します。いざという時に対応ができるよう、しっかりと覚えておきましょう。 1. タクシー手配 タクシーを利用することになったら、まずすることは「手配」です。基本的にタクシー手配は、1番目下の人の役目です。事前に決まっている場合には、Webなどで予約をしておくとスムーズでしょう。流れタクシーを止める場合には、先に道路に出てタクシーを止めておき、取引先や上司がすぐに乗車できるようにしておきましょう。 タクシーを止める際の注意点 すぐにタクシーを利用したいとき、手を挙げているのに「空車」のタクシーがなかなか止まってくれなかった経験はありませんか? もしかしたら、タクシーを拾おうとした場所に原因があるかもしれません。道路交通法によって、タクシーを止められる場所のルールが決まっていることをご存知でしょうか。止める際は周囲の交通状況、安全等も考慮することが大切です。 停車禁止の場所でタクシーを拾おうとする「交差点や横断歩道およびその側端から5m以内」は乗車・降車が禁止されています。ほかにも「踏切の前後」「坂の頂上付近」など、駐停車禁止エリアではタクシーを止めることができないため、拾う側も配慮が必要です。 交通量の多い場所でタクシーを止めない交通量が多い道路ほどタクシーが通る確率も高くなりますが、混雑している場所でタクシーを止めるのはできるだけ避けましょう。渋滞の原因や乗り込む際に事故につながる危険があります。 2. 席次マナー 人数別の上座・下座のマナーを解説します。 3人の場合 3人で4人乗りのタクシーに乗車する場合には、運転席の真後ろが上座、助手席が下座となります。 4人の場合 4人で4人乗りのタクシーに乗車する場合には、上座と下座の位置は3人で利用する場合と変わりありません。運転席の真後ろが1番目の上座、助手席が4番目の下座となります。2番目は助手席の真後ろの席、3番目は後部座席の中央の席となります。 5人以上の場合 5人以上の場合には、3列シートの6人乗りのワンボックスタイプのタクシーもしくは、2台の手配となります。6人乗りのワンボックスタイプの場合は、2列目の運転手の真後ろが上座になります。そして注意したいのが、乗り降りしにくい3列目の助手席側が下座ということです。 3. NGマナー3選 意外とやりがちなNGマナーをご紹介します。 先に待っている人の前方でタクシーを拾う 公道では知らないうちに順番を抜かしてしまっている可能性があります。すぐ近くで先にタクシーを待っている人がいた場合、前方で拾うのはマナー違反となりますので注意しましょう。タクシーを拾う前に、周囲を確認してから拾うのがマナーです。 汚れた荷物を座席に置く 汚れた荷物や、濡れてしまったカバンなどを座席に置くことはマナー違反です。汚れてしまった荷物は座席に置かず足元やトランクに入れてもらうようにしましょう。座席シートを汚してしまった場合、タクシーの運転手さんや次に乗る方に迷惑をかけてしまうことになります。思いやりのある行動を心がけましょう。 上座・下座にこだわりすぎる 席次マナーを説明いたしましたが、脚の不自由なかたや、お着物姿のかたなどは、運転席の後ろよりも助手席の後ろのほうが乗り降りがしやすい場合もあります。また、後方座席の真ん中は、助手席よりもかなり窮屈となるため自分自身が助手席に座るべき立場であっても、荷物の多い人が後方座席の真ん中に座りそうな場合には「そちらでよろしいでしょうか?」と一声かけて相手の意向を伺うようにしましょう。その場の状況によって臨機応変に判断していくことも大切です。 おわりに 時代の流れとともに、近年ではマナーに対して厳格に行動するのではなく、その場の状況に応じた臨機応変な対応が重視される風潮になってきています。しかし、細かい気配りや相手を思いやる行動が信頼に繋がることに変わりはありません。基本のマナーを覚えておくことで、応用することもできます。相手を思いやる気持ちを忘れずに品格のある行動を心がけましょう。 <筆者情報>ライター:能美黎子大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。 ©Tartila/Adobe Stock 文・能美黎子 https://ananweb.jp/anan/517338/ Source: ananweb