三吉彩花

  • 2023.11.10

「三吉彩花さんはアジアでも条件が揃っているまれな女優」韓国の気鋭監督が絶賛する理由 – 写真・園山友基(三吉彩花、チャン監督) | ananweb – マガジンハウス

大ヒット作『梨泰院クラス』の原作を生み出したことで知られる韓国のKakaoから、新たに誕生した話題のWebコミック「ナックルガール」がついに実写映画化。Amazonスタジオ製作による初の日韓共同作品としても注目を集めている本作には、豪華日本人キャストと気鋭の韓国人クリエイターが集結しています。そこで、誰よりも裏側を知るこちらの方々にお話をうかがってきました。 三吉彩花さん & チャン監督 【映画、ときどき私】 vol. 616 主演に抜擢されたのは、モデルや俳優として幅広く活躍し、中国圏でも高い人気を誇る三吉さん。劇中では、謎の犯罪組織にさらわれた妹を救うために命懸けで戦うボクサーの蘭を演じています。 本作でタッグを組んだのは、心温まる感動作からアクションまで幅広く手掛け、韓国でも注目のチャン監督です。今回は、日本とは異なる現場の様子や過酷なトレーニング内容、夢を実現するための秘訣などについて語っていただきました。 ―チャン監督といえば、これまでにジャッキー・チェンさんがプロデュースしたアクション映画の監督を務めたこともありますが、そんな監督から見た三吉さんのアクションが持つ魅力について教えてください。 チャン監督 まず、三吉さんはアクションに向いている体格を持っていらっしゃる方だと思いました。こういったフィジカル的な条件を満たしている女優さんというのは、アジアのなかでも非常にまれなこと。今後の日本映画界にとって、三吉さんは素晴らしい資産になるだろうと感じたほどです。 それと、演技力が安定しているというのも大きいですね。というのも、演技力がない俳優というのは、そもそもアクションには向いていませんから。今回の映画では、そういった三吉さんの魅力を存分に感じることができる内容になっていると思います。 基礎トレーニングを毎日継続する難しさを知った ―劇中で披露されている三吉さんの肉体美を見るだけで、過酷なトレーニングをされていたことが伝わってきましたが、クランクインの半年ほど前からかなりハードなメニューをこなされていたとか。 三吉さん 普段、体型維持という意味での運動は定期的にしていますが、合宿のようにあそこまでハードに練習したのは初めてのこと。特に、アクションの立ち回りやボクシングのための基礎的なトレーニングをする時間がすごく長かったんですが、それを毎日継続するのがいかに難しいのかを知りました。 でも、現場で新しい動きが出てきても、焦ることなく落ち着いて取り組めたのは、きちんと基礎ができていたからこそ。続けることは本当に大変ではありましたが、それがなければ今回のアクションは成立していなかったので、とても勉強になりました。 ―そのなかでも、きつかったトレーニングはどんなメニューでしたか? 三吉さん それは、毎日していたでんぐり返しですね。前や後ろだけでなく横とかいろんな方向からしていましたし、逆立ちしてから転がってもいたので、とにかくつらかったです…。だって、学校を卒業してから、でんぐり返しをすることなんてありませんでしたから! トレーニングが終わったあとは、足元が小鹿みたいになっていたほどです(笑)。 日本の俳優さんたちのスタンスには感動を覚えた ―すごいですね。また、本作には三吉さんのほかにもさまざまなキャストが出演していますが、日本の俳優陣に対してはどのような印象を持たれましたか? チャン監督 日本の俳優さんは事前の準備が非常に徹底していますし、自分の役に対して真摯に向き合っているので、のめり込むようなスタンスがあるように感じました。もちろん、ほかの国の俳優さんたちにもそういう面はありますが、日本の俳優さんには独特なアプローチ方法があるように見えて感動を覚えたほどです。うまく言葉で説明できないのですが、僕の目にはそれが新鮮でポジティブに映りましたし、自分にとっても大きな原動力となりました。 ―三吉さんは韓国人クリエイターの方々とお仕事をされてみて、いかがでしたか? 三吉さん 私はもともと韓国の音楽や文化にすごく興味があって、旅行や仕事でよく韓国に行っているので、このコラボレーションが実現したことは私にとっても意味のあることでした。日本と韓国のクリエイティブチームが意見を交わしたからこそ、より良いものを作り上けることができたと感じています。 韓国スタッフの方々に救われた部分もたくさんありましたし、いままで経験したことのない作り方やコミュニケーションの取り方も学べたので、得るものがたくさんありました。 勉強していた韓国語を現場で生かすことができた ―三吉さんは韓国語がかなりおわかりになるようですが、この現場で習得したのでしょうか。 三吉さん 韓国語に関しては、実はずっと前から勉強していました。現場で細かいニュアンスについて話し合うときは通訳さんに入っていただくこともありましたが、みんなでご飯を食べるときなど、日常会話は直接話すことができたので生かせてよかったです。 ―ちなみに、韓国にはいつ頃から興味を持っていたのですか? 三吉さん 13歳くらいのときに韓国の音楽を好きになったのが最初で、そこから文化やファッションにも興味を持つようになったのがきっかけです。普段、家で韓国のドラマやバラエティーを観ているのですが、いつか自分も仕事として関わってみたいなという気持ちは強くなっています。 みんなで一緒に食事ができる機会が多くて楽しかった ―撮影中やオフのときなどで、思い出に残っていることはありますか? チャン監督 三吉さんが「スンデ」という豚のホルモンを詰めて蒸した韓国料理が大好きでよく食べていたのを覚えています(笑)。今回は、みんなで一緒に食事をする機会がたくさんあって、本当に楽しかったです!  三吉さん そうですね。私が韓国ですごくいい文化だなと思っているのは、休憩時間を一斉に取って温かいご飯をみんなで一緒に食べること。撮影が終わってからも、みんなで食事に行ったほどです。韓国の方は乾杯の回数がすごく多いですが、そのおかげでチームワークもどんどん良くなった気がします(笑)。 自分がしたいと思っていることは、なるべく周りに話す ―素敵な習慣ですね。以前、三吉さんに取材をさせていただいた際、「最終的にはハリウッドを目指しているが、まずはアジアで活躍できるようになりたい」とおっしゃっていましたが、まさに有言実行ですごいなと。夢を実現するうえで必要なことやご自身が実践していることがあれば、教えてください。 三吉さん 私は言霊を信じるタイプなので、自分がしたいと思ったことをなるべく周りの人に話すようにしています。というのも、「本当は何を考えているのか」とか「どういうことをしたいと思っているのか」といったことはなかなか見えにくい部分でもありますから。興味を持っていることを話しているうちに、少しずつそれに近づける機会をいただけるようになっていくんだなと実感しているところです。 あと、私自身は「知らないところに飛び込んで冒険をしたい」という好奇心が強いので、機会があればまずは1回挑戦するようにしています。そのうえで意識しているのは、“なりたい自分”がブレないようにすることです。 大事なのは、ふたたび這い上がって一歩を踏み出すこと ―それでは最後に、ananweb読者にメッセージをお願いします。 チャン監督 僕たちが作った『ナックルガール』は、若者たちの無鉄砲さを描いた作品でもあるので、一種の青春モノとして観ていただければと思っています。人は年を取るとすべてのことに対して慎重になってしまい、何事にも果敢に挑むことができなくなってしまうものですが、そういうときこそ計算せずに前に突破してもらえたらなと。 日本でも韓国でも、いまの若い人たちにはそういったチャレンジ精神が足りなくなっているように感じています。でも、若い時期というのは2度と来ないので、みなさんにも青春を存分に楽しんでもらいたいです。 三吉さん いろんな悩みを抱えるなかで、前に進む気力も元気もなくなってしまうときってありますよね。そういうときは立ち止まっても、ひたすら落ち込んでもいいと思います。でも、そのあとに大事なのはふたたび這い上がって一歩を踏み出すこと。人によってスピード感も経験してきたものも違いますが、20代や30代はまだまだ可能性も無限大ですから。自分の芯みたいなものを忘れなければ、絶対に大丈夫です。 表に感情を出すのが苦手な方でも、闘争心や悔しさを内に秘めていて爆発させたいという気持ちはあると思います。ただ、それがうまく出せないのであれば、この作品がみなさんを駆り立てて、背中を押してくれるはずです。正直に言うと、撮影中は戦ってばかりいたので、そんなことを考える余裕はありませんでした(笑)。でも、完成した作品を観たときにそういうことをすごく感じたので、ぜひみなさんにもそのメッセージは受け取ってほしいです。 インタビューを終えてみて…。 圧倒的な美しさを見せる三吉さんとお茶目で明るいチャン監督。終始和気あいあいとした雰囲気のおふたりからは、言葉や文化の違いを超えていい関係性が出来上がっているのが伝わってきました。ぜひ、おふたりが作品に込めた思いも感じてください。 戦闘モード全開で、新たな自分が覚醒する! 次々と繰り広げられる衝撃的なアクションと、スピード感のあるストーリー展開から目が離せなくなる本作。アドレナリン全開で突き進む主人公の生き様は、観る者の気持ちを高ぶらせ、閉じ込めていた思いも解放させてくれるはずです。 写真・園山友基(三吉彩花、チャン監督) 取材、文・志村昌美 ストーリー ボクサーとして高みを目指していた橘蘭のもとに、ある日突然、大切な妹が失踪して自殺したという知らせが警察から届く。しかし、警察の検視結果を信じることができない蘭は、独自の調査を開始。そして、巨大な犯罪組織と「ガレージ」と呼ばれるルール無用のコロッセオが事件に関係していることを突き止める。 人を死に至らしめるほどの暴力が横行する犯罪組織に、「何が何でも絶対闘う」と決意した蘭。大切なグローブの代わりにナックルをはめた蘭は、元恋人と頭脳明晰な天才ハッカーの協力を得ながら、妹を救うべく命をかけた闘いに挑んでゆくことに…。 興奮に包まれる予告編はこちら! 作品情報 『ナックルガール』Prime Videoにて世界独占配信中 (C)2023 Amazon Content Services LLC or its Affiliates 写真・園山友基(三吉彩花、チャン監督) https://ananweb.jp/anew/515475/ Source: ananweb

  • 2023.10.30

三吉彩花のリアルな格闘家っぷりにも注目! 『ナックルガール』3つのポイント | ananweb – マガジンハウス

日本人キャストと韓国クリエイターによる日韓共同制作作品のAmazon Original映画として、世界独占配信される『ナックルガール』。3つのポイントとともに、その見どころを紹介します。 【Point1】三吉彩花のリアルな格闘家っぷり。 ボクサーの橘蘭を演じるために、ボクシングジムで本格的にトレーニングを積んだ三吉彩花さん。「クランクイン前から仕上がってはいたけど、撮影現場で毎日一緒にいるうちに体もどんどん蘭にリンクしていくのは、さすがでした」と前田公輝さん。 実際にプロボクサーとして活躍している藤原茜さんにも、引けを取らないような動きで、パンチを交えながら展開される試合のシーンは必見。芝居とは思えない臨場感から目が離せない。 【Point2】男女の関係を超えたアツきバディっぷり。 ある日、唯一の家族である妹の柚希が失踪したとの連絡を受けた蘭。事件を調べるうちに、謎の犯罪組織の存在が明らかに…。妹を助け出すために、大切なグローブを外してナックルをはめ、次々に新たな戦いに挑むことになった蘭を支えているのが、前田公輝さん演じる元彼の神谷瞬。戦い方を教えたりケガの手当てをしながら、辛い時には必ずそばにいるなど、精神的にも支え続ける。恋愛を超えた、二人の関係性に注目。 【Point3】ヒールの超絶ワルっぷり。 妹の行方を探していた蘭が突き止めた、謎の犯罪組織「JUNIN」の幹部を務めているのが、窪塚洋介さん演じる白石誠一郎と、伊藤英明さん演じる二階堂陽輝。表向きは大企業だが、実は闇で国内外のアウトサイダーを戦わせて、莫大な収益を得ているこの組織。一体、妹の失踪にどのように関わっているのか…。殺し合いを見せ物にすることに、なんの躊躇もないヒール役の二人が、物語の恐怖とスリルをさらに煽る。 Prime Video 映画『ナックルガール』 日本のAmazonスタジオが手掛ける本作。日本人キャストと、韓国の映画制作会社クロスピクチャーズによる、日韓共同制作作品で、原作は『梨泰院クラス』(『六本木クラス』)などで知られる、韓国のKakao発の大人気Webコミック『ナックルガール』。ナックル一つで命をかけた戦いに挑む、若き主人公・橘蘭を三吉彩花さんが、また元恋人役・神谷瞬を前田公輝さんが演じる。11月2日より、プライム会員に向けて世界独占配信! ※『anan』2023年11月1日号より。取材、文・若山あや (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/512491/ Source: ananweb

  • 2023.10.29

三吉彩花「隠れていた筋肉がやっと見えてきたところ」 “闘うカラダ”に! | ananweb – マガジンハウス

映画『ナックルガール』では、主人公のボクサー・橘蘭を演じた三吉彩花さん。決闘シーンも多く、アクションを交えながら目まぐるしく展開していく今作。劇中では、鍛え抜かれた強靭な体で、圧巻のアクションを披露している。 「体を鍛えるのが好きで、約2年前から本格的なトレーニングを始めたのですが、普段は2日に一回、ウェイトトレーニングのジムかピラティスに通っています。そこにこの役をきっかけにボクシングを加えて臨みました。練習はハードでしたが、筋肉をねじりながら強化する動きも多く、腕、背中、お腹の上半身や、内転筋と体幹まで一気に鍛えられました。体が変わり始めるのは早く、すぐに腹斜筋が浮き出てきたほど」 撮影期間中はアクション稽古を含め、毎日5~6時間のトレーニングを続けていたため、米などの炭水化物、肉、魚、野菜をバランスよく食べ、食事量も増やしてスタミナをつけていたそう。さらに体内の循環をよくするために、サウナに通ってデトックスも行った。「それぐらい魅力的な作品であり、蘭という役を後悔なく演じ切りたかったから」と三吉さん。 「作品を撮り終えた今は、和食を中心に割と自由に食べています。自炊もしますが、疲れている日は寝かせ玄米だけ炊いて、副菜は買ったりすることも。常にストイックに過ごしているわけではないので、体が仕上がっている時の状態に比べて、お尻が下がってきたなとか、お休みにダラダラして過ごしたら、くびれはどこ行った? なんてテンションが下がることも(笑)。そんな時はまた、トレーニングに力を入れます。かつてのいい状態を筋肉は記憶しているので、再開すれば時間はそれほどかからずに、また引き締まっていきますから。もしサボりたくなったら、海外のモデルのSNSを見ると頑張ろうと思えるし、できることはやらないと、って気合が入るんですよね」 トレーニングのポイントは、その日の体調に正直であること。 「一日おきにトレーニングをしていると、一昨日の自分に負けたくないという気持ちからつい負荷を増やしたくなるんです。でも、その日の体調によってできることは違うので、無理をしないことがマイルール。短期間で得るものは短期間で戻ってしまうこともわかっているから、長い目で見て、理想の筋肉やパーツを作っていくようにしています。自分の生活習慣を知り、自分に合った方法を見つけるのが、体づくりを成功させるコツ。一番大事なのは、自分のペースで地道に続けることです」 三吉さんの理想の体とは? 「今、隠れていた筋肉がやっと見えてきたところ。細くなりたいのではなくもう少し陰影をつけたいのと、上部から筋肉が盛り上がったお尻を手に入れたい。綺麗な背中も好きだから、今は懸垂の練習中で、少しずつ背中の筋肉ができてきたところです。理想の体に近づく努力をしながら気分よく過ごしていきたいし、30代、40代は今よりももっと元気はつらつでいるのが目標。さらに歳を重ねても健康な体で好きなことを楽しみたいから、ゴールはありません」 “闘うカラダ”への道のり 撮影期間中のボクシング練習で体も試合の見かたも変わった。「どちらもボクシング練習中の写真です。練習は毎日2時間やっていました。座り込んでいるのは、疲れてヘロヘロの状態。それでもできることが増えていき、どんどん楽しくなっていきました。体も変わりましたが、練習を始めてからはボクシングの試合の見かたも変わって。以前はただ迫力に圧倒されて『すごい!』って思うだけだったけど、今は『そこかわして、そっちに切り込む?』みたいな本気目線で試合を見るように(笑)」 みよし・あやか 1996年6月18日生まれ、埼玉県出身。国内外のファッションショーで活躍するファッションモデルであり、俳優としても活躍。代表作は主演映画『ダンスウィズミー』『犬鳴村』『Daughters』ほか多数。 ボンバージャケット¥490,600 フーディ¥129,800 パンツ¥205,700(以上ジバンシィ/ジバンシィ ジャパン TEL:0120・218・025) リング、中指(22K)¥2,420,000(クロムハーツ/クロムハーツ トーキョー TEL:03・5766・1081) Prime Video 映画『ナックルガール』 日本のAmazonスタジオが手掛ける本作。日本人キャストと、韓国の映画制作会社クロスピクチャーズによる、日韓共同制作作品で、原作は『梨泰院クラス』(『六本木クラス』)などで知られる、韓国のKakao発の大人気Webコミック『ナックルガール』。ナックル一つで命をかけた戦いに挑む、若き主人公・橘蘭を三吉彩花さんが、また元恋人役・神谷瞬を前田公輝さんが演じる。11月2日より、プライム会員に向けて世界独占配信! ※『anan』2023年11月1日号より。写真・SASU TEI(RETUNE Rep) スタイリスト・清原愛花 ヘア&メイク・牧野裕大 取材、文・若山あや (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/512472/ Source: ananweb