中島慶子

1/7ページ
  • 2024.06.02

横澤夏子、友達に友達を紹介するのは「めちゃくちゃハードルが高い」 上手にセッティングする友人を尊敬 | ananweb – マガジンハウス

出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、交友関係を広げてくれる女性、「友達に自分の友達を紹介してくれる女」になりきり。 面倒くさがらず、交流の場をセッティングしよう。 この間、仲のいい友達と集まることになった時、彼女がよく遊びに行く児童館のような遊び場を教えてくれた上、そこの管理人さんを紹介してくれました。最初、友達だけしかいないと思っていたから、管理人さんがいるなら話す内容も変わってきそうだなと少し構えていた私。でも、友達が「この人はこういう人で、いろいろな話を聞いてくれるし、相談にも乗ってもらっていて…」と、管理人さんのプロフィールや人柄を詳細に教えてくれて、結果、みんなで一緒に楽しく過ごすことができたんです。私の子育ての悩みを聞いてアドバイスをくれたりもして。きっと、友達は私たちや管理人さんの性質や状況を見極めて、絶対に大丈夫だと思ったからこそ紹介してくれたんだろうなと。正直、友達に友達を紹介するのは、私にとって、めちゃくちゃハードルが高いこと。私以外の人がちゃんと楽しめているかな? 大丈夫かな? と心配になったり、プレッシャーを感じたりして疲れるのが嫌だから、結局、紹介しない場合がほとんどで…。だからこそ、友達が交友関係の輪を広げているのを見て、そういう機会を作ってくれる人は本当にすごいなと思ったんです。おかげさまで、人間関係に新しい風が吹くという経験ができました。 上手な紹介ができるようになるには、自分の友達に、「こういう人がいるんだけど…」と他の友達の話をして、「その子に会ってみたい」と言われたら、場をセッティングしてみる。こちらの都合でいきなり会わせてしまうと気まずい空気になる可能性も高いので、ちゃんと友達が興味を示してからにしましょう。また、「こういう人がいるよ」と人に紹介できるよう、普段から友達の話をちゃんと聞いて、情報をインプットしておくことも大事だと思います! よこさわ・なつこ 芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。2023年6月に第三子を出産。 ※『anan』2024年6月5日号より。写真・中島慶子 イラスト・別府麻衣 文・重信 綾 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/551800/ Source: ananweb

  • 2024.05.28

何がアートの価値を決めるのか? アート×マネーに迫る、新感覚コミック | ananweb – マガジンハウス

“何がアートの価値を決めるのか”をテーマに描いたマンガ『いつか死ぬなら絵を売ってから』について、作者のぱらりさんにお話を聞きました。 「アート×マネー」のスリリングな関係性を見つめる、新感覚コミック。 「絵画作品が高額で売れたというニュースが流れると『絵一枚にそこまでの価値があるのかわからない』と否定的な見方をされることがありますよね。私はアートが好きなので、そういう意見はつらいな、と。なので、絵画や芸術のすばらしさを、専門知識も噛み砕いてエンタメ的に面白く描けたら、みんなも興味を持ってくれるかなと思ったんです」 かくて生まれたのが、ぱらりさんの本作。普通の暮らしさえ望めない境遇にいた霧生一希(きりゅう・かずき)の唯一の慰めは絵を描くこと。アート界にパイプを持つ資産家の嵐山透(あらしやま・とおる)に才能を見出され、一希は半信半疑ながら、絵を売って人生を変えていくことに目覚めていく。ぱらりさんは“何がアートの価値を決めるのか”という、多くの人が知りたかったテーマに挑む。 それまではアートに触れたり学んだりする機会がなかった一希だが、透をはじめ、美大で教鞭を執る雲井(くもい)や売れっ子アーティストの凪森(なぎもり)らから刺激を受けて急成長。その変化にわくわくする。 「一希は描かずにはいられないという衝動でやってきた部分があるわけですが、それを市場に乗せていこうとすれば、売れる絵とは何かも考えていかなくてはならないわけです」 たとえば、一希の境遇も、“反骨の”とか“逆境から這い上がった”といった美辞麗句にすることはできるが、そう単純な話でもないだろう。 「考え方次第で武器にもできるかもしれませんが、一希自身は自分の過去を一方的に消費されたら傷つきますよね。その中でどうしても衝突や葛藤が起きてくるはず。もっともそういう課題は雲井や凪森も同じ。もちろん絵に限らず、マンガや音楽…何でもそうだと思いますが」 一希の絵の特徴を、雲井は〈パッと見で連想するのはヴァロットン〉〈「黒」にこだわってるのかな〉等々、瞬時に見抜く。実際、一希ほか誰がどんな絵を描くのかは本作のひとつのキモだ。 「アート系のマンガをやるなら、登場人物が描く絵はすごく大事だなと思っていて。なので、そこも来歴を含めて考えていきました。一希なら、アカデミックな美術教育は受けていないけれど、幼少期からずっとドローイングを続けてきた独特の描写力はあるだろうな、といったように」 3巻では、一希が意欲を見せていた、アート新施設のオープン記念企画展をめぐる、マーケティング戦略の話が動き出す。それぞれの願いの行方を見守りたい。 ぱらり『いつか死ぬなら絵を売ってから』3 養護施設育ちの一希がネットカフェ暮らしをしていたときに、アートへの愛情や審美眼を持つ透と出会う。ボーイ・ミーツ・ボーイの物語でもある。秋田書店 748円 ©ぱらり(秋田書店)2023 ぱらり マンガ家。京都府出身。2014年ごろからSNSや同人誌などで活動を始め、商業デビュー。他の著作に『ムギとペス ~モンスターズダイアリー~』など。 ※『anan』2024年5月29日号より。写真・中島慶子 インタビュー、文・三浦天紗子 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/550533/ Source: ananweb

  • 2024.05.23

美脚への第一歩! 骨格を整えるストレッチで歪んだ背骨をリセット | ananweb – マガジンハウス

骨格を整えることからサポートする美脚美容家の吉田直輔さんが、美脚の基礎を作るエクササイズを監修。習慣にして毎日続ければ、1か月でしっかり効果が! 肌見せの季節にも自信の持てる、脚のラインを作りましょう。 美脚を育む姿勢を見直し、自分本来の脚を取り戻そう。 「美脚とは整姿勢の賜物。悪い姿勢が習慣づくと骨格が歪み、美脚が遠のいてしまいます。悪い姿勢で生じた筋肉のアンバランスを整えるのが、私が考案した『やせ骨格ストレッチ』。ストレッチで骨格を整えれば、脚も自然と美しいラインに変わります。ただ、そもそも正しい姿勢を誤解していたり、姿勢を維持する筋肉が使えていない人がほとんどなのが問題なんです」(美脚美容家・吉田直輔さん) そこで確認。正しい姿勢とは、横から見ると、耳、肩、大転子(脚の付け根の外側にある骨の出っ張り)、外くるぶしまでを一直線に結べること。また、ほんの少しひざは緩み、ひざと足の人差し指が正面を向いていることも大事。 「正しい姿勢を維持するために必要なのが、背骨をちゃんと意識できること(背骨の認知)、体幹の安定や、全身を支える足裏の感知力(センサー)があることです」 この3つが、美姿勢と美脚を支える基本の三本柱になる。まずは、この3つを取り戻すためのストレッチからスタート。ここでは、背骨の認知に注目したストレッチをご紹介します。 美脚の三本柱 1、背骨の認知背骨は24個の骨の連なり。横から見てS字ラインを描いた状態だと、骨が連動してスムーズに動くが、悪い姿勢では、背骨が歪み使えない骨も出てくる。「背骨のラインを認知し直すと、姿勢の軸が復活します」 2、体幹の安定頭と四肢を除いた胴体部分が体幹。体の動きの中心として全身の根幹を支えている。「ここが安定していないと、歩いたり座ったりといった日常の動作がしにくくなり、骨格が歪み、脚の悩みも生まれるのです」 3、足裏の感知力全体重を支える足裏は、正しい位置に重心をかけてこそ機能的に働いてくれる。「母趾球(親指の付け根)、小趾球(小指の付け根)、かかとの3点で支えるのが正解。それができないと足裏のセンサーが鈍ります」 背骨の認知 普段の姿勢で失っていた、背骨の感覚を復活させる。 悪い姿勢が習慣づくと背骨はS字ラインを失い、軸を保てなくなって全身のコントロールを失うもの。背骨のラインを作る24個の骨全体を感じられる動きを取り入れると、普段感じにくい背骨の軸を認知できるように。 背骨ゆらし&手足上げ(20回) 悪い姿勢の影響でゆがんでしまった背骨をリセット。赤ちゃんが寝返りを打つようなイメージで、全身の力を抜いて体を揺らそう。 【基本姿勢】 バスタオルを細く長く丸め、その上に後頭部、背骨、仙骨を乗せて仰向けになる。両ひざを立て、足とひざの間はほんの少し開ける。・後頭部・背骨・仙骨をまっすぐ。・丸めたタオルに、背骨が当たるようにする。 【背骨ゆらし】 1、両腕は軽く広げておき、背骨がタオルに当たるのを実感。腰でタオルを潰すイメージでひざを左右に20回ゆらゆらさせる。 2、ひざを深く倒す必要はなく、軽く左右に揺らすだけで十分。揺らしている間、腰が浮き上がらないように注意し、呼吸は自然に続ける。 【手足上げ】 1、基本姿勢の状態で息を吸い、吐きながら右腕と左脚をまっすぐ上に伸ばす。腰のS字ラインをフラットにするイメージで床に押し付けて。 2、息を吐き切ったら、吸いながら基本姿勢へ。反対側も同様に。脚はひざを曲げずに上げられる位置まででOK。1~2を20回繰り返す。 骨盤ムーブ&背骨タッチ(20回) 猫が伸びをするような動きをしながら、背を成す24個の骨の動きを感じてみると、背骨をコントロールする力が蘇ってくる。 1、肩の真下に手、股関節の真下にひざを置いて四つん這いになる。後頭部から仙骨までをまっすぐに。・ひざは股関節幅に開く 2、息を吸いながら背骨を反らす。手のひらで床を押し、骨盤を前傾させるイメージで。頭を大きく反らさず、顎は少し引き視線は前方に。 3、息を吐きながらおへそを背中側に引き込むように骨盤を後傾。肩から首を伸ばす意識はキープ。2~3を20回繰り返す。・視線はおへそ 4、同様の動きをしながら、手のひらで腰から首まで少しずつ触って骨の動きを確認。全然動いていない部分に気付け、普段の姿勢が変わる。 吉田直輔さん 美脚美容家。「骨格改善サロンVes」、オンラインサロン「salonY」代表。郷ひろみ氏の専属トレーナーを務める傍ら、誰でも実感できる美脚メソッドをSNSで配信中。著書に『すごい! YOSHIDA式 やせ骨格ストレッチ』(新星出版社)など。 トップス¥7,700 レギンス¥8,800(共にスピード/ゴールドウイン カスタマーサービスセンター TEL:0120・307・560) ※『anan』2024年5月29日号より。写真・中島慶子 スタイリスト・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・浜田あゆみ モデル・岩田絵莉佳(セントラルジャパン) 取材、文・板倉ミキコ (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/550314/ Source: ananweb

  • 2024.05.22

妹をサブスク!? SNSで話題を呼んだ、不気味な衝撃作『妹・サブスクリプション』 | ananweb – マガジンハウス

橋本ライドンさんによる、コミック『妹・サブスクリプション』をご紹介します。 サブスクなしでは生きられない! 姉の歪んだ愛情が行き着く先は? 定額料金でさまざまなサービスを受けられる、サブスクリプション。 「私が使っている絵を描くソフトもサブスクですが、提供している会社の経営次第で、すべて失われる可能性もあるわけです。いまや生活に欠かせないものなのに、この危うさは怖いなあという思いがありました」 橋本ライドンさんのこの物語も、絵柄のかわいさとゆるさに和んでいると、思わぬ怖さが待っていたりする。まずもって、「妹」と「サブスクリプション」という言葉の組み合わせが謎なのだが…。 「指摘されて改めて気づいたのですが、私は執着とか愛の話を描くのが好きみたいで。もうひとつ、姉妹という関係にも惹かれていたので、姉が妹を追い求める話にしようと思いました。自分はきょうだいがいないので憧れもあるのですが、“血を分けた限りなく近い他人”という存在に、ロマンを感じてしまうのです」 4コマ形式で進んでいく本作。1話目では、会社から帰宅した姉のみゆきを妹の今日子が無邪気に迎えている。その後も仲良し姉妹のやり取りが描かれるのだが、今日子はちょっとした衝撃やケガでピタリと動きが止まってしまい、そのたびにみゆきは落胆する。動かない妹はやがて業者によって回収され、何事もなかったように元気な姿で戻ってくる。どうやら妹はサブスク商品らしいのだが、なぜみゆきがそんなことをしているのか、読者にはなかなか見えてこない不気味さがある。 「何かひとつのものを守ろうとして凶暴になる瞬間って、誰しもあると思うのです。みゆきは、会社ではしっかり者で通っていますが、そのギャップを描きたかったんです。彼女は妹と穏やかな暮らしを続けられさえすればいいと思っているけれども、周りがそうさせてくれない。袋小路に追い詰められたらどうなるのか、私自身も見てみたいと思いました」 妹をサブスクするSF的設定とサスペンス的な不穏さ、多様な価値観や倫理観が交錯する社会派ドラマの一面など、さまざまな要素を内包しながら、姉妹はどこへ向かうのか。 「いつもは一対一の関係性を描くことが多いのですが、今回はいろんな人の目線を意識しました。どの目線にもそれぞれに正義があって、どれも完全に正しいとは言い切れないけど、間違っているわけでもない。みゆきも普通に傷つく子だし、自分が正しいという絶対の感情だけで動いているわけではないのだと、描きながら理解できるようになりました」 『妹・サブスクリプション』 しっかり者のみゆきは、妹の今日子をひそかにサブスクしている。一体なぜ? 本物の今日子は? SNSで話題を呼んだ衝撃作。描き下ろし番外編も収録。講談社 1100円 ©橋本ライドン/講談社 ※『anan』2024年5月22日号より。写真・中島慶子 インタビュー、文・兵藤育子 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/548976/ Source: ananweb

  • 2024.05.19

横澤夏子「びっくりしたものの、すごく嬉しい気持ちに」 人柄を褒める時に使いたい表現とは? | ananweb – マガジンハウス

出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、人の空気を硬度で表現する女性、「硬度で褒める女」になりきり。 辞書を引き、いろいろな形容詞をインプットして。 この間、「雰囲気が柔らかい方ね。でも、意思は固いのね」と、“硬さ”を表す言葉で褒めてくれた方がいたんです。最初は、そんな人がいるんだとびっくりしたものの、見た目ではなく、纏っている空気感みたいなものを評価された感じがして、すごく嬉しい気持ちになりました。それに、言われたほうが嫌な気持ちになることのない、失礼が一切ない表現だなと感心もし、私も人柄を褒める時に真似してみたいと思ったんです。「すごくいい人ですね」のようなフレーズと比べると、少し具体的な感じもしますよね。硬度に関する表現でいうと、お茶などの感想として「口当たりが柔らかい」と言うこともあるし、エステを受けた時の「肌が柔らかくなっていますね」とか、美容院で言われる「頭皮が柔らかいですね」もポジティブな意味合いです。また、「ソフトな」「ハードな」という言い方もできますよね。硬度のほかにも、人や場の空気感を表す言葉はたくさんあって。たとえば、劇場で全然ウケなかった時は、芸人同士で「今日はしっとりしたお客さんだね」と、湿度で表すことも。そういう表現は、相手を傷つけないだけでなく、文学的な感じがするし、奥行きも出ます。ほかにもいろいろな表現を考えてみたりもしたのですが、日本語って本当に面白いなと思いました。 空気感をいろいろな言葉で表すためには、言葉を知ることがポイントに。まずは辞書を引いてみて、いろいろな形容詞をインプットすると、普段使える褒め言葉のバリエーションを増やせると思います。また、たとえば「柔らかい」「硬い」など自分がよく使う形容詞を辞書で調べて、多様な意味を学ぶことで、よりいろいろな場面で使うこともできるようになりそう。言葉と向き合ってみましょう! よこさわ・なつこ 芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。2023年6月に第三子を出産。 ※『anan』2024年5月22日号より。写真・中島慶子 イラスト・別府麻衣 文・重信 綾 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/548970/ Source: ananweb

  • 2024.05.14

推し活がはらむ闇も!? 推し活のリアルを描いた、少しホラーな物語『コレクターズ・ハイ』 | ananweb – マガジンハウス

昨年、「もぬけの考察」で群像新人文学賞に輝いた村雲菜月さん。受賞第1作となる『コレクターズ・ハイ』は、推し活のリアルを描いた物語だ。商品企画の仕事に就き、キャラグッズをはじめ漫画やアニメ、ソーシャルゲームに目がないという自身の体験がベースになっている。 執着が暴走した果てにあるものは!? 共感必至&少しホラーな推し活物語。 「推し活って、人によって価値観や熱量に差があるなと思っていて。自分が普通と思うことが傍から見たらおかしい、みたいなこともそうですし、当事者だから見えた気づきを小説にしたいと思いました」 主人公は人気キャラクター「なにゅなにゅ」の収集に励む会社員・三川。彼女は髪オタクの美容師・品田のもとに通い、縮毛矯正でストレートヘアに整えている。ある日、クレーンゲームオタクの森本さんと出会い、クレーンゲームでなにゅなにゅを取ってもらう代わりに髪を撫でさせることになり…。三者三様の執着が、次第に不穏さを帯びていく展開にぐいぐい引き込まれる。 「好きなものを集めたり対象に没入するのは楽しいけど、キラキラした面ばかりじゃない。例えば、つぎ込んだ金額やアイテムのレア度でマウントしたり嫉妬したり、あるいは自分自身が集められる対象だったらどうだろうとか、推し活がはらむ闇は一番書きたかったところです」 なにゅなにゅファンが集うポップアップショップでの三川の心情や人間観察の描写は、臨場感が鮮やか! 「実際、似たような場面で周りを観察したことがあるので、経験が生きたかなと。でもこんなふうに人を意地悪に見ていたんだと初めて自覚しました(笑)。書きながら自分を発見できるのは小説の面白さです」 終盤のあるできごとをきっかけに、三川は誰も自分を「見ていなかった」ことに気づいて愕然とする。そしてそれは、三川自身が品田や森本さんを「オタクの人」としか捉えていなかったことの裏返しでもある。 「自分が認識している自分と他人から見えている自分の乖離にすごく興味があるんです。今後も書いていきたいテーマのひとつですね」 入社3年目の三川が直面する仕事のジレンマや商品企画のプロセスも丁寧に描かれ、「推しごと&お仕事」小説としても読みどころたっぷり。 「働きながら推し活している女性は多いと思うので、自分ごととして共感してもらえたらうれしいです」 『コレクターズ・ハイ』 仕事で成果を出せない三川は、集めたなにゅなにゅに支えられて毎日を保っている。しかしコレクションする純粋な喜びは歪んでいき…。講談社 1485円 むらくも・なつき 1994年生まれ。会社員をしながら執筆を始め、「もぬけの考察」で第66回群像新人文学賞を受賞。ハイになる瞬間は「めちゃめちゃ課金したソシャゲで超レアカードが出た時!」。©林桂多 ※『anan』2024年5月8日‐15日合併号より。写真・中島慶子(本) インタビュー、文・熊坂麻美 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/547657/ Source: ananweb

  • 2024.05.09

横澤夏子、おかずクラブ・ゆいPの行動に感心 「ちゃんと伝えなきゃダメだなと反省」 | ananweb – マガジンハウス

出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、褒められた時に手柄を独り占めしない女性、「手柄を伝える女」になりきり。 感謝の気持ちを示したり花を持たせることが大事。 この間、鬼越トマホークの坂井(良多)くんの結婚式に参加した時のこと。おかずクラブのゆいPが、金粉がちりばめられたゴージャスなヘアスタイルで現れたんです。それがものすごく可愛かったので写真を撮っていると、周りにいた新婦さんのお友だちも次々と撮影をし始める事態に。そのくらい女の子が夢中になっちゃう素敵な髪型だったんです。すると、ゆいPが、「美容師さんに伝えたいから写真を撮って。絶対に喜ぶから」と言い始め、その状況を写真におさめることに。手柄を自分のものにせず、ヘアスタイルが美容師さんの手がけた作品であることを周りの人に伝え、さらに本人に盛り上がりを共有しようとしているところがすごいなと思いました。美容師さんは絶対に嬉しいだろうし、相手の気持ちを考えているからこそできる行動ですよね。それに、早く伝えたい! とワクワクしているゆいPも、すごく可愛かったです。そんな姿を見て、私もプロのメイクさんにやってもらった時に、誰かから「肌がきれいだね」と言われたら、“素肌を褒められているわけじゃない、塗ってくれた人がいるんだ!”ということを認識して、ちゃんと伝えなきゃダメだなと反省しました。 ゆいPのようになるためには、やっぱり、手柄を独り占めにしない意識を持つことが大事ですよね。坂井くんは結婚式の挨拶で、「妻が全部、準備をしてくれた」と話していましたが、そんなふうに感謝をしたり、花を持たせることが必要だなと。私はこれまで、雑誌の撮影でスタッフの方から「可愛い」と言われても、「七五三みたいですよね~!」と返すしかできなかったけれど、これからは、そんな自分を作り出してくれたプロのみなさんを褒めるという方法を取り入れていきたいと思います! よこさわ・なつこ 芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。2023年6月に第三子を出産。 ※『anan』2024年5月8日‐15日合併号より。写真・中島慶子 イラスト・別府麻衣 文・重信 綾 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/547756/ Source: ananweb

  • 2024.04.28

ちょっと体調が悪い時ってどうしてる? 横澤夏子「免疫は努力次第で育てられるのかもしれない」 | ananweb – マガジンハウス

出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、自分の体のことを理解している女性、「熱い湯船に浸かる女」になりきり。 体の不調の対策法を人にリサーチしてみよう! 私は、頭が痛かったり、風邪の気配を感じるなど、ちょっとでも体調が良くないと、すぐに薬を飲むタイプです。それを、とある友だちに話したところ、「あのね、一番効くのは、あっつい湯船に浸かることなんだよ!」と。言われた瞬間は、頑固おやじみたいだな、古代の人のような治し方の人だな、と思っていたのですが(笑)、いろいろなことを試してみた結果、体を温めて汗をかき、免疫を高めることがとても大事だという結論にたどり着いたことがわかりました。予防することを何よりも大事に考えて取り組んでいて、実際、彼女は本当に元気はつらつとしています。そんな姿を見ていると、自分の免疫は努力次第で育てられるのかもしれない、という気持ちも芽生えるように。それに、振り返ってみると最近は、小さな子どもがいることもあって、熱い湯船に浸かることがなかなかできていないことにも気づかされたんです。毎日は難しいかもしれないけど、自分の健康のため、体を温めるという初歩的なところに立ち戻って頑張ろうと思っています。 まずは、いろいろな不調の治し方や予防法にチャレンジして、自分の体にぴったり合うものを見つけるようにしましょう。そのためにも、元気そうだなと思う人がいたら、「ちょっと体調が悪い時ってどうしてる?」と聞いてみるなど対策をリサーチして、気になるものがあれば真似してみるといいのではないでしょうか。私の場合は、熱が出ると首にタオルを巻き、布団をかぶって汗だくになるまで寝るようにしていますが、人それぞれ、まったく違った答えが出てきそうですよね。人に美容法を聞くことはあっても、健康法を聞くことって、なかなかないと思うんです。きっと、参考になる方法が、たくさん見つかるはず! よこさわ・なつこ 芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。2023年6月に第三子を出産。 ※『anan』2024年5月1日号より。写真・中島慶子 イラスト・別府麻衣 文・重信 綾 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/545939/ Source: ananweb

  • 2024.04.24

辻村深月「言葉の選び方は大人向けのエッセイ以上に時間をかけました」 子どもと本音で向き合ったエッセイ集 | ananweb – マガジンハウス

子どもたち、つまり、かつての私たちが主人公の小説をたくさん書いてきた辻村深月さん。最新エッセイ集『あなたの言葉を』は、そういった物語を読んだ子どもからたびたび寄せられる「大人なのにどうして子どもの気持ちがわかるんですか?」という問いがきっかけになっている。 「自分の言葉」ってそもそも何? 子どもと本音で向き合うエッセイ。 「言われるたびに嬉しい半面、『仲間だよ!』と寂しい気持ちにもなりました。その質問が出てくるには、『大人は自分たちの気持ちがわからなくて当然』という思いがあるはずなので。だとしたら、子どもの頃の悔しかったこと、もやもやしたことなどを覚えているのが私の強みなので、大人の中の子どものスパイとして頑張ってみようと思ったのです」 毎日小学生新聞に連載されたこのエッセイ。言語化や自身の言葉で話すことが尊ばれる昨今、「自分の言葉がある」とはどういうことなのか、辻村さんの子どもの頃の経験や時事問題、読者からの投稿を交えながら深めていく試みでもある。 「大人が思う子どもらしい言葉ではなく、自分の感情や本音の部分を言語化すること。それを表に発さないとしても、心に保つことの大切さについて書きたいと思い、このタイトルにしました。そしてある程度記事が溜まってきて、これは同調圧力に屈しないことについての連載だったのだと、しみじみ思いました」 たとえば、遠足のお弁当の時間、よく知らない子の陰口が始まって、「そうなんだ」と相づちを打ったエピソード。大人の世界でもよくあるシチュエーションといえるが、一緒にいた女の子のとった行動に小学生の辻村さんはハッとさせられる。 「周りに流されず、思ったことはどんどん出したほうがいいとか、大人の思う正しさで語られることが多いけれど、表明することだけが向き合い方ではないと思うんです。子どもに伝えようと思うと表現はよりストレートになるのですが、だからこそ言葉の選び方は大人向けのエッセイ以上に時間をかけました」 迷いが生じたときに本を開きたくなるような、辻村さんが子どもというひとりの人間と真摯に向き合った優しい言葉がちりばめられている。 「作家としていろんな方の言葉や文章に触れる機会が増えてくると、本音で書いてあるものに勝る強さはないと感じます。そのことが、全体を通して伝わったら嬉しいですね」 『あなたの言葉を』 学校生活、出会いと別れ、読むこと、書くこと。かつての子どもたちにも響くエッセイ集。朝倉世界一さんの挿絵が文章に寄り添う。毎日新聞出版 1540円 つじむら・みづき 作家。2004年デビュー。本誌で連載された『ハケンアニメ!』は、舞台・映画・ウェブトゥーン化された。近著『この夏の星を見る』はコロナ禍でつながる中高生の青春物語。 ※『anan』2024年4月24日号より。写真・土佐麻理子(辻村さん) 中島慶子(本) インタビュー、文・兵藤育子 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/544373/ Source: ananweb

  • 2024.04.22

横澤夏子「人生の経験値を積み重ねているからこそ」 芸歴6年目、77歳の芸人に圧倒される!? | ananweb – マガジンハウス

出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、チャレンジ精神がすごい女性、「おばあちゃんになっても初めてをする女」になりきり。 新しいことは何歳から始めたっていい! このあいだ、ラジオの番組でおばあちゃんという芸人がゲストに来てくれました。ちなみに「おばあちゃん」はあだ名ではなく芸名で、70歳を過ぎてからお笑いを始めて現在77歳。芸歴は6年目に突入しています。芸人の中でも存在が話題になっていたのですが、そんな彼女といろいろとお話をすることに。すると、こちらの質問に対してすべてホームランを打ち返してくるんです。出てくる話がどれも面白く、分厚く、完ぺきに仕上がっていて、これは人生の経験値を積み重ねているからこそできることだと圧倒されました。そして、芸人を始めた理由を尋ねると、「人生は一度きりだからやってみようと思って」という答えが返ってきたのですが、70代で新しいことを始めるなんて本当にすごいなと。私は33歳にもかかわらずめちゃくちゃ腰が重いので、尊敬しかありません。しかも、若い人たちに交ざってネタ見せをしたり、吉本のランキングで他の芸人と戦ってもいて。この間は、「喜寿をお祝いする会」という、おばあちゃんにしかできないライブをしていて、めちゃくちゃ感動しました。カーディガンに、ネタで披露する川柳を入れるためのポケットを、自分で縫ったりしているのもさすがですよね。新しいことは何歳からでも始めていいということを体現してくれていて、話を聞いて刺激になったし、人生って素晴らしいと思えたんです。 自分がおばあちゃんになった時に新しくやりたいことが見つけられるよう、今できることは今のうちにちゃんとやっておくことが大事だなと思いました。そのためにも、“このタイミングでこれをやろう”と挑戦したいことや、実行したい時期をリストアップしたり、未来の年表にまとめて、楽しい人生を目指しましょう! よこさわ・なつこ 芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。2023年6月に第三子を出産。 ※『anan』2024年4月24日号より。写真・中島慶子 イラスト・別府麻衣 文・重信 綾 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/544167/ Source: ananweb

1 7