出産

  • 2024.03.31

広がる妊娠・出産の選択肢 元SDN48・奈津子が受精卵凍結を決めたワケ | ananweb – マガジンハウス

ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは、「広がる妊娠・出産の選択肢」。受精卵凍結を行った俳優・タレントの奈津子さんが、産婦人科医の松本玲央奈先生と今後の妊娠・出産について考えます。 選択肢を調べ、自ら“備えていくこと”が大事だと思います。 左・奈津子さん、右・松本玲央奈さん ――昨今は著名人が、自らの決断を公表するなど、「卵子凍結」という言葉の認知度が上がっているように感じます。先生のクリニックも、卵子凍結の相談に来られる人は増えているのでしょうか? 松本玲央奈先生(以下、松本):相談に来る方は毎日いらっしゃって、増えていると思います。奈津子さんは「受精卵凍結」をされたんですよね? 奈津子:はい。私はいま34歳で、3歳になる息子を育児中ですが、過去2度にわたり流産をしています。将来的には第二子も望んでいるので、今は仕事に邁進しつつ、数年後の妊娠・出産への不安要素を減らせたら…と思い、受精卵凍結を決めました。 ――「卵子凍結」と「受精卵凍結」はどう違うのでしょうか? 松本:精子と受精させる前の卵子を凍結するのが「卵子凍結」。卵子に精子を受精させ、発育したもののみを凍結するのが「受精卵凍結」です。受精卵凍結のほうが妊娠率は高いので、奈津子さんのようにパートナーがいる方は受精卵凍結を選択する方が多いですね。 ――卵子凍結は認知が徐々に広がっている印象ですが、それ以外にも妊娠・出産を考える際に、私たちが知っておくといい新しい選択肢は他にもあるのでしょうか? 松本:最近は「ERPeak検査」といって、着床しやすいタイミングを調べられる検査も登場しています。発育した受精卵を、子宮内膜が受け入れる時期というのは、人によって微妙に違う。この時期が分かると、その人が妊娠しやすいタイミングで受精卵を移植できるので、体外受精を複数回行ってダメだったという人も、授かる確率が上がるんです。不妊治療に取り組まれている方には、有益な検査だと思います。 ――ライフプランに合わせて、妊娠・出産の新しい選択肢は増えていますが、“壁”になってくるのはどのようなことでしょうか? 松本:病院への“アクセス”“金銭”そして“機会”と、大きく「3つの壁」があります。なかでも難しいのが機会の壁で、予定調整の難しさや体への負担から治療を諦める人は少なくないです。 奈津子:私もスケジュール調整は、かなり大変でした。排卵周期などに合わせて、診察時に病院から「明日来られますか?」と言われることもありますから。あと受精卵凍結は保険適用外なので、費用面も「壁」として感じましたね…。 松本:まだまだ改善すべき点は多いですが、日本の卵子の採卵件数は世界トップレベルなんです。日本の病院は安全で管理もしっかりしていることから、海外から来られる方も増えているんですよ。 ――選択肢はますます広がっていきそうですね。この先、女性たちがもっと自分らしく妊娠・出産と向き合うために、おふたりが望むことが何かあれば教えてください。 松本:“備えていくこと”が、大事だと思います。知識はあって困ることはないので、妊娠・出産を今後望むにしても望まないにしても“いつか”のために、どんな選択肢があるか知っておくだけで変わることはあると感じています。 奈津子:選択肢を増やすことって、本当はワクワクすること。だからまずは怖がらずに、一度調べてみる。たくさんの選択肢を照らし合わせながら、自分に合ったライフプランを立ててほしいと思います。 CHECK! What’s? 注目キーワード 卵子凍結・受精卵凍結「卵子凍結」は卵巣から卵子を採卵し、将来の妊娠に備えて凍結保存しておくこと。精子と受精する前の未受精卵を凍結するので、一般的にパートナーが決まっていない人が選択します。対して「受精卵凍結」は、精子と受精させ正常に細胞分裂が行われた受精卵を凍結保存。卵子や精子の単独保存より、妊娠の確率が高いとされています。 ERPeak検査(子宮内膜胚受容期検査)子宮内膜には“着床の窓”といって、受精卵を受け入れる時期があります。人によって異なる、この受容期を調べることで、適切なタイミングで受精卵を移植でき、妊娠確率を高めることができます。検査では、薬で子宮内膜を厚くし生検を行うので、強い痛みを感じる人も。費用は保険適用外だが、先進医療として認められている。 松本玲央奈さん 松本レディースIVFクリニック理事長。聖マリアンナ医科大学卒業後、東京大学大学院医学研究科博士課程にて着床の研究に従事。最新の検査を取り入れ、不妊治療を行っている。 奈津子さん ドラマ『野ブタ。をプロデュース』以降、多くの作品に出演。SDN48卒業後に家電製品アドバイザーを取得し、現在は“家電女優”としても活動中。Instagramは@natsuko_kaden ニット¥17,600 デニムパンツ¥16,280(共にラブティクボンボン/パル TEL:03・6855・0801) ホライズンクロスネックレス¥5,100 ピアス¥5,980 バングル¥6,710(以上Ops.) その他はスタイリスト私物 ※『anan』2024年4月3日号より。写真・中島慶子 スタイリスト・前田奈美(奈津子さん) 取材、文・山本奈緒子 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/540342/ Source: ananweb

  • 2023.11.25

一生恨みます… 女性が「妊娠中や出産後に言われた忘れられない言葉」3選 – 文・並木まき | ananweb – マガジンハウス

妊娠中や産後に心ない言葉を浴びせられると、一生忘れられないと思うほどの心の傷になることも少なくありません。そんな体験をした女性たちのエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。 1:義母から「あなたに似ないといいわね~」 「義母はとにかく口が悪い人です。私のことを実の娘のように可愛がってくれてはいるのですが…。夫がイケメンなのに私の容姿は自他ともに認める普通レベルだからか、私が妊娠したことを義母に報告したときに『あなたに似ないといいわね~』と笑顔で言われたのが、今でも忘れられません。確かにイケメンな夫に似たほうがいいのは間違いない、と私自身も思うのですが、そんなにあっけらかんと言われても…って感じで、唖然としました。今でもそのときの義母の言葉は許していませんし、多分一生許しません!」(33歳女性/育休中) どんなに親しくても、言っていいことと悪いことがありますよね。義母は親しさゆえの軽口のつもりでも、言われた側は根に持ってしまってもしかたのない言葉でしょう。 2:女友だちから「見た目よりもしたたかなんだね」 「付き合っていた彼との間に子どもができ、授かり婚をしました。妊娠をきっかけにすんなりと入籍に進みましたが、色々な事情があって出産するまでは周りの人には伏せていたんです。出産後、友人に結婚の報告をしたときに、いきなり『あなたって、見た目よりもしたたかなんだね!』と言われて、びっくり。その子とは『私たちも、そろそろ結婚したいね~』と話していた仲だったので、私が計画的に授かり婚をしたと誤解したみたいでした。妊娠はまったくの想定外だったし、親しい女友だちだからこそ祝福してくれると思って報告をしたので、開口一番に『したたかなんだね』という言葉が飛び出したのには、かなり驚きましたし、ショックでした…。その出来事をきっかけに、なんとなくその子を信用できなくなり、いつの間にか疎遠になってしまいました」(35歳女性/IT) 婚活仲間が先に結婚をしたことに対して、女友だちは焦りを抱いたのかもしれません。しかし、祝福をすべき場で皮肉のような言葉を口にするような人とは、今までのように親しくできなくなっても無理はないでしょう。 3:夫から「早く仕事を辞めなよ」 「第二子を妊娠したときに、夫から『早く仕事を辞めなよ』としつこく言われたのが、本当にストレスでした。第一子のときに、仕事と私生活のバランスが取れなくて、妊娠中にも慌ただしくしていたから、第二子のときはゆったりと過ごしてもらいたいという気遣いからの言葉だったみたいですが…。そのころの私は、仕事でも責任あるポジションについていたし、出産ギリギリまで働いてから育休をとって復職するつもりだったので、仕事の事情を何もわかっていない夫の言葉にはイライラしっぱなしでしたね。結局、私は自分の意志を通して出産ギリギリまで仕事をしたのですが、夫からはずっと『早く仕事を辞めなよ』と言われ続けていました。私が仕事を辞めたら夫の収入だけで二人の子どもを育てることになります。そんな余裕のある暮らしでもないのに、無責任なこと言わないで…と思ってしまいました」(36歳女性/金融関係) 妻の体を気遣っての言葉でも、経済的事情やキャリア形成などの現実的な部分を考えると、理想どおりにいかない場合もあるはず。思いやりからの言葉であっても、夫婦間で気持ちがすれ違ってしまうこともあるのでしょう。 妊娠中や産後には、メンタルも不安定になりやすいものです。そんなときに心ない言葉をかけられてしまえば、ずっと心に引っかかり続けてしまうこともあるでしょう。「許せない!」という気持ちが強くなるとストレスにもなりますから、相手と話し合ったり、ときには距離を取ったりして、自分の心を安定させられるといいですね。 ©takasu/Adobe Stock ©sakura/Adobe Stock 文・並木まき https://ananweb.jp/anan/518524/ Source: ananweb

  • 2023.11.08

不妊治療ブログ主が帝王切開で産んだら「無理に産んだから」「障害は母親の責任」読者たちが手のひら返し

―連載「沼の話を聞いてみた」― 「“無痛”分娩で失うものを問うー赤ちゃん、ママ、社会の視点からー」ーー10月に開催された日本助産学会のシンポジウムで、こんなテーマの講演が配信されたという。すると宣伝ポスターらしきものを引 […] Source: 女子SPA!

  • 2023.10.08

横澤夏子、出産後まさかの出来事に「最悪の事態を聞くことって大事だな」 | ananweb – マガジンハウス

出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、出産・産後で出会ったいい女を実演。今回は、相手のためにリスクを伝える女性、「最悪のパターンを教える女」になりきり。 相手が一番困る状況を想像することが大事。 出産をして家に帰り、なんだかんだバタバタして過ごしていたのですが、1週間くらいした頃に出血が止まらなくなって病院に行くことになりました。血液検査をした後、点滴をしながら安静にしていたのですが、生まれたばかりの子を含めた3人の子どもを旦那に預けて出てきたので、病院の方に「いつ帰れますか?」と聞いたんです。すると、「この点滴で終わる場合もあるし、最悪、入院になるパターンもあります。早いと1週間、なかには2週間くらいになる人もいます」と言われて、何も考えずに病院に来てしまったなと思ったんです。でも、最悪なパターンを最初に教えてくれたおかげで、血液検査の結果を待っている間に旦那への状況説明だけでなく、今後のスケジュールや対応の仕方なども相談することができました。結果的に入院ではなく通院でいいことになったのですが、もし、いきなり入院しなければいけないと聞いたとしたら、すごく慌てたと思うんです。今後、同じようなことが起こった場合の対策を練ることもでき、最悪の事態を聞くことって大事だなと思いました。また、これまで、生活が回らなくなるかもしれない可能性などを想像することもなく、退院後も動き回っていた自分のことを反省したんです。“なんだかんだ、どうにかなる”と思っていたけど、そうじゃないこともあるんだなと。今は家にいることが最優先だと気づく、いいきっかけにもなりました。 最悪のパターンを伝える人になるためには、まず、相手の生活やバックグラウンドを想像することが必要だと思います。私の場合は、生まれたばかりの子どもを家に置いてきて世話ができないことでしたが、その人が一番困る状況はどういうものだろうということが、おのずと見えてくるはずです! よこさわ・なつこ 芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。今年6月に第三子を出産。 ※『anan』2023年10月11日号より。写真・中島慶子 文・重信 綾 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/508573/ Source: ananweb

  • 2023.10.01

横澤夏子「とても心が軽くなりました」 3回目の出産で助産師の言葉に救われる | ananweb – マガジンハウス

出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、出産・産後で出会ったいい女を実演。今回は、間違えた人の気持ちを考えて発言できる女性、「“良い間違い”という女」になりきり。 間違いを指摘する時はポジティブな言い方で! 今回が3回目の出産ということで、お医者さんから「第三子のお産は早いことが多いよ!」と、自宅出産に注意するように言われていました。その言葉にビクビクしていた私は、お腹に違和感や痛みを覚えると、「これ、頭が出ちゃってるんじゃないの!?」と焦ったりして、結果的に3回もフライングで病院に行ってしまったんです。私は以前、咳をしすぎて、“肋骨が折れてしまったかも…”と思って病院へ行き、「きれいな肋骨ですよ!」と言われたことがあるほどの心配性。今回も間違えて申し訳ないなと思っていたのですが、そんな私に助産師さんが、「良い間違いですよ」と言ってくれて、とても心が軽くなりました。自分の体の変化にいち早く気づいて対策を取ろうとするのは大事なことだし、妊娠を経験してきて成長しているからできることだと言われて嬉しい気持ちに。その助産師さんが、まるで池上彰さんのように見えました。そして、ふと思い出したのが学生時代のこと。授業中に当てられて答えて間違えた時、先生に「横澤の答え、これは良い間違いだわ~」と言われたなと。私は昔から良い間違いをしていたのかもしれません(笑)。何かを間違えると恥ずかしい気持ちになったり、自己嫌悪に陥りやすいものですが、助産師さんの言葉のおかげで、病院から胸を張って帰ることができました。ちなみに本当の陣痛が来た時は、フライングの時とはまるで違う強烈な痛みだったので、すぐにわかりました(笑)。 助産師さんのように嬉しい言葉をかけられる人になるためには、間違いをただ指摘したり、怒ったりするのではなく、ポジティブな言い方や言葉に変換する技術を磨くことが大切だと思います。私も夫と話す時など、意識するようにしたいです! よこさわ・なつこ 芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。今年6月に第三子を出産。 ※『anan』2023年10月4日号より。写真・中島慶子 文・重信 綾 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/507386/ Source: ananweb

  • 2023.09.24

新米ママ、母乳があまり出ず自分を責めたが、後に“母乳ピアス”で断乳の決心ができたワケ

現役テレビ局員で、漫画家としても活動している真船佳奈さん。 著書『令和妊婦、孤高のさけび! 頼りになるのはスマホだけ?!』(オーバーラップ)では、妊娠中のつわりの辛さや、産後クライシス、数々の試練に立ち向かう様子がギャグ […] Source: 女子SPA!

  • 2023.03.31

生まれたての我が子を見て会社の後輩がトンデモ発言「一生忘れない」

 我が子の可愛さを、多くの人に見てもらいたいと思ってしまうのが親心というもの。ところが、赤ちゃんをお披露目したら、酷い言葉を言われて傷ついた人もいるようです。 「2人の人物が、生まれたばかりの息子に対して『犬』と発言した […] Source: 女子SPA!

  • 2023.03.17

「帝王切開でラクしたくせに!」妻をバカにする男。ブチ切れたのは妻じゃなかった<漫画>

どんな形の出産も、女性にとっては命がけ。しかし、中には「帝王切開の方が楽」「帝王切開は出産の痛みを知らない」と偏見を持っている人も…。 妻の帝王切開をバカにするとんでもない夫のエピソードを紹介しているのは、1月27日に子 […] Source: 女子SPA!