園山友基

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  • 2024.04.07

川島零士が用意したおそろい服に本渡楓が大照れ「とっても恥ずかしいです」 – 写真・園山友基 文・田嶋真理 | ananweb – マガジンハウス

今回、ご紹介するのは、TVアニメ『夜桜さんちの大作戦』。愛と笑いのスパイ家族コメディです。朝野太陽役の川島零士(かわしま・れいじ)さんと、夜桜六美役の本渡楓(ほんど・かえで)さんにお話をうかがいました。 「いろんな要素が詰め込まれている作品です」 左から川島零士さん、本渡楓さん 【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 178 TVアニメ『夜桜さんちの大作戦』は、「週刊少年ジャンプ」で好評連載中の同名コミックをアニメ化したものです。主人公は、家族を事故で亡くし、心を閉ざすようになった高校生・朝野太陽。クラスメイトからの印象は「超・人見知り」。 唯一、話せるのは幼なじみの夜桜六美、ただひとりでしたが、彼女はあるヒミツを抱えてました。 彼女の正体は、代々続くスパイ一家の当主。しかも、様々な敵から命を狙われていました。さらに、彼女の兄・凶一郎は最凶のスパイで、異常なほど六美を溺愛。そんな兄・凶一郎から、命を狙われる太陽が唯一生き残る道は、六美と結婚して夜桜家に婿入りすること!? 個性豊かなキャラクターたちが織りなす、愛と笑いのスパイ家族コメディです。 ーー原作のどのようなところに魅力を感じましたか? 本渡さん 子どもの頃から、ジャンプを読んで、夢をもらっていました。なかでも、ひとりひとりが持っている特技を生かして戦うジャンルがとても好きで。そういうジャンルをやりたいなと思っているうちに声優という職業に就いていたほどです。その意味でも、『夜桜さんちの大作戦』はドンピシャな作品でしたので、原作を読んだときに「携わりたいな」と思っていました。 六美は当主なので、特技を生かして戦うというものとは少し違いますが(笑)。兄妹やスパイなど、周りの人々がかっこいい戦闘シーンで六美を守ってくれるので、アフレコ中も気持ちが高ぶることがありました。 川島さん ジャンプは、僕らの脳の一部分を占めています。 本渡さん そうですね。 川島さん 『夜桜さんちの大作戦』には、夜桜が用いるスパイ道具やワクワクする要素など、僕らが子どもの頃に読んでいた、ジャンプ王道の魅力を感じました。原作の楽しさをアニメを通して、今のキッズたちに伝えたいと思いました。 川島零士さん ーーちなみに、おふたりが子どもの頃にハマったジャンプ作品は? 本渡さん 私は本当に『NARUTO-ナルト-』が大好きで、なかでも我愛羅(ガアラ)が好きなんです。『NARUTO-ナルト-』だと暁(あかつき)のメンバーたちも好きです。闇を抱えたキャラクターが好きなのかもしれません。子どもの頃は、『NARUTO-ナルト-』の世界に行けると信じていました。 ーー川島さんはいかがでしょう。『マッシュル-MASHLE-』(※川島さんがフィン役でレギュラー出演中の人気アニメ)以外で(笑)。 川島さん 子どもの頃ですからね(笑)。僕はどれにしようかな……やはり『アイシールド21』ですね。中学生の頃、友だちの間でも流行っていて、堤防でアメフトボールを使って、ごっこ遊びをしていました。ガチで遊び過ぎて、修学旅行寸前に鎖骨を骨折したことがあります。 『アイシールド21』の影響もあって、水泳部からアメフト部に転部したこともありました。 本渡さん 転部されたんですか? 私も忍者部があれば、入りたかったです。 川島さん  忍者部? 気になる~。僕はデビルバットゴースト(『アイシールド21』に登場するテクニックのひとつ)を出したくて、何度も練習しましたが、できませんでした。あれは本当にできるのかな。 本渡さん 私も砂を動かせると思って、試したことがあるんですが、動かなくて。それから念力の仕方について調べました。まゆげの間に1円玉を5枚重ねて、前を向いて落ちなかったら一段階クリアなんですが、当時は、それができたんです! 本渡楓さん ーージャンプ愛にあふれたコメント、ありがとうございます! 『夜桜さんちの大作戦』にお話を戻します。太陽をどのようなキャラクターだととらえていらっしゃるのか、教えてください。 川島さん 太陽は自分が家族を失くしているからこそ、ほかの誰かに大切な人を失う気持ちを味あわせたくないと思っています。周りの人を守るために強くなろうとする、優しい男です。 本渡さん 太陽は、最初は人と接することを怖がりますが、大切な人を失いたくないという気持ちから、いろんなことを乗り越えていきます。まっすぐで熱い、素敵な人だと思っています。 ーー六美に関しては、いかがでしょう。 川島さん ほかの兄妹たちが、特殊能力で戦うなか、六美は覚悟で戦っていると思います。 本渡さん そうですね。彼女は、守られるだけの人ではない。すべてを俯瞰して、太陽を支えようとする、心が強い人です。今回は、お芝居をするときにのめり込み過ぎず、冷静さを保って周りを見ながら、彼女の当主としての使命感を表現する、新しい挑戦を行っています。 川島さん 太陽は六美の支えを得て立ち直り、彼女を守ろうとします。そこは意識して演じています。 ーー最後に、本作の見どころをお願いいたします。 川島さん 夕方に放送すると聞いた後、演じるマインドが少し変わりました。良い意味で重過ぎず、キャッチーさを意識して、家族や仕事終わりのかたなど、いろんな状況で楽しむかたに刺さる作品をお届けできたらと思っております。 本渡さん いろんな要素が詰め込まれている作品です。あの家族って良いな、好きだなと思っていただけるアニメーションになっていると思いますし、誰もが安心して観ていただけると思うので、楽しんでいただきたいです。 インタビューのこぼれ話 劇中、夫婦役を演じているおふたりは、なんと、川島さんが用意したおそろいの衣装で取材現場にご登場! その場にいたスタッフ陣、取材陣から思わず「かわいい~!」の声が次々と挙がっていました。「取材の現場でおそろいの衣装を着たことがないので、とっても恥ずかしいです」(本渡さん)。「(本渡さんが)すごく恥ずかしがっているなと思いました(笑)。こういう感じに楽しく、仲良く演じさせてただいています」(川島さん)。 Information TVアニメ『夜桜さんちの大作戦』2024年4月7日から、毎週日曜午後5時~MBS/TBS系全国28局ネットにて放送開始!BS日テレ 4月8日から毎週月曜夜10時30分~AT-X 4月9日から毎週火曜夜10時~※リピート放送 毎週木曜午前10時~、毎週月曜午後4時~配信情報:Prime Video/Netflixにて、毎週日曜午後5時30分~見放題最速配信月額見放題サービス:4月10日(水)より毎週水曜日17:30以降、順次配信開始予定ABEMA、アニメタイムズ、アニメ放題、auスマートパスプレミアム、バンダイチャンネル、dアニメストア、DMM TV、FOD、Hulu、Lemino、MBS動画イズム、milplus、TELASA、Tver、U-NEXT個別課金サービス:バンダイチャンネル、FOD、HAPPY!動画、J:COM STREAM、MBS動画イズム、milplus、ニコニコチャンネル、Prime Video、TELASA出演:川島零士、本渡楓、小西克幸、鬼頭明里、興津和幸、悠木碧、松岡禎丞、内山夕実原作:権平ひつじ『夜桜さんちの大作戦』(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)監督/シリーズ構成:湊未來キャラクターデザイン/総作画監督:髙橋瑞紀美術監督:中原英統色彩設計:山口真奈美撮影監督:佐藤敦(スタジオシャムロック)3D 監督:遠藤誠(トライスラッシュ)編集:近藤勇二(REAL-T)音響監督:鐘江徹音楽:藤本コウジ(Sus4 Inc.)/ササキオサムアニメーション制作:SILVER LINK.製作:夜桜さんちの大作戦製作委員会©権平ひつじ/集英社・夜桜さんちの大作戦製作委員会・MBS 写真・園山友基 文・田嶋真理 写真・園山友基 文・田嶋真理 https://ananweb.jp/column/ikemendorama/539467/ Source: ananweb

  • 2024.04.02

フランス映画界の実力派俳優「京都や奈良での経験は忘れられない」日本での思い出を語る – 写真・園山友基(ヴァンサン・ラコスト) | ananweb – マガジンハウス

映画ファンにとって毎年欠かせないイベントのひとつといえば、横浜フランス映画祭。今年も豪華なゲストたちによって大きな賑わいを見せましたが、今回はこちらの方にお話をうかがってきました。 ヴァンサン・ラコストさん 【映画、ときどき私】 vol. 641 『EDEN/エデン』や『アマンダと僕』などに出演し、フランス映画界をけん引する若手実力派俳優として知られるヴァンサンさん。オープニング作品『愛する時』では、ある過去を抱えながら小さな息子と暮らす女性マドレーヌと運命の出会いを果たす裕福なインテリ学生のフランソワを演じています。そこで、役作りの裏側や人間関係で大事にしていること、そして日本での忘れられない思い出などについて語っていただきました。 ―まずは、本作に出演したいと思った決め手について教えてください。 ヴァンサンさん 監督のカテル・キレヴェレのことはよく知っていましたし、彼女の過去作『スザンヌ』もすごく好きだったので、ぜひ仕事をしたいと考えていました。あとは、この作品で描いているテーマも非常におもしろいし、20年にわたるカップルの姿にもロマンがあるなと。いろんなものが詰まっている複雑な役どころでもあったので、友人であり素晴らしい俳優でもあるアナイス・ドゥムースティエと一緒に演じたいという思いになりました。 役のアイデンティティを表現するために10キロ以上減量 ―ananwebではキレヴェレ監督に以前取材をしたことがありますが、非常に細かいところにまでこだわりを持っていらっしゃる方という印象を受けました。現場ではどのような演出がありましたか? ヴァンサンさん 確かに、彼女の演出はとてもこだわりが強いですよね。そんななか、僕がこの役を演じるうえで言われたのは、まず痩せることでした。なぜなら、内面のもろさや繊細さ、そしてキャラクターの持つ優しさを身体で表現してほしいというリクエストがあったからです。そのために糖分をまったく取らずに10キロ以上も減量しましたが、そうすることで役のアイデンティティを表現しています。 ―なるほど。また、劇中の2人はそれぞれの秘密を共有し合うことによって、特殊な愛情で結ばれていたと思いますが、彼らの関係性をどのようにとらえましたか? ヴァンサンさん マドレーヌとフランソワは、お互いを求めているというよりも、社会から存在を拒否されている2人であるがゆえにお互いを支え合って生きているカップルだと思いました。苦しい生活のなかでフラストレーションが溜まっていくところもありますが、真摯な愛情もあるのでそこが映画としても美しい部分だと感じています。 人間関係で大事なのは、自分らしくいられるかどうか ―ご自身が人と付き合ううえで大事にしていることがあれば、お聞かせください。 ヴァンサンさん 僕自身は幸いなことにすごく自由に生活ができる国で、何の問題もなく暮らしているので、恋愛に関しても自分が思う通りの人間関係が実現できていると思います。とはいえ、自分らしくいられるかどうか、というのは一番重要ですね。 相手に求めているものがあるとすれば、優しさとユーモアがあって、いろいろな感性を持ち合わせている人であること。ともに時間を過ごすことになるので、それらは僕にとって欠かせないものです。 ―また、ヴァンサンさんはこれまでに数多くの作品に出演されており、毎回まったく違う印象を受けるのですが、作品選びはどのようにしていますか? ヴァンサンさん まず僕が作品を選ぶ際に重視しているのは、監督がどういう人かということです。どんなにシナリオがよくても、監督の解釈によって変わるので、監督の芸術的なビジョンに自分がピンと来るかどうかは必須ですね。 あとは、自分が観客として観たときにおもしろそうと思う作品には出たいなと考えています。僕にとって映画が生活の一部というのもありますが、観客としての視点は大切にしている部分です。 オフは何よりも自分の時間を大切にしている ―ご自身の見せ方で意識されていることもあるのでしょうか。 ヴァンサンさん 僕は若い頃から仕事を始めたので、最初はティーンエイジャーの役からスタートしましたが、その後はコメディやドラマでいろんな役を演じてきました。そのなかでも、なるべく同じタイプの役を選ばないようにはしています。とはいえ、俳優は提案をもらってから成り立つ仕事なので、いい話をもらうまでに時間がかかることもありますね。 ―ちなみに、オンオフはどのようにして切り替えていますか? ヴァンサンさん 撮影のときは長い期間ほかのことが何もできないので、オフのときはなるべく自分のために時間を使うように心がけています。家族や友人に会ったり、旅行をしたり、本を読んだり、映画を観たり、自宅のインテリアを考えてみたり、スポーツをしたり。とにかく自分の時間を大切に考えるようにしています。 日本の文化は、どれも特別で繊細 ―日本に来るのは3度目とのことですが、どのような印象をお持ちですか?  ヴァンサンさん いろんな文化があって素晴らしいと思いますが、そのひとつである映画には質が高くて美しい作品が多いと感じています。そういった部分は、昔から現在まで絶えることなく受け継がれているので、是枝裕和監督や今村昌平監督、北野武監督、濱口竜介監督といった監督の映画が僕は好きです。ほかにも、漫画や文学、そして食にいたるまで特別な文化ですし、どれも本当に繊細ですよね。 ―もし、日本での印象的な思い出などがあれば教えてください。 ヴァンサンさん 初めて日本に来たのは友達とのバカンスでしたが、ちょうどフランスがワールドカップで優勝したときでした。その瞬間は京都にあるバーにいたので、日本人とフランス人が一緒になって喜んだことが記憶に残っています。 それから僕は動物好きということもあり、鹿を見に奈良に行ったこともありました。ただ、せんべいをあげていたらどんどん鹿が集まってしまい、せんべいはなくなったのに15匹くらいの鹿に取り囲まれて追いかけられたことも(笑)。あれは忘れられない経験ですね! 人生に悩みがあるのは、とても自然なこと ―それでは最後に、ご自身と同世代のananweb読者に向けてメッセージをお願いします。 ヴァンサンさん 人生においてずっと悩みがあると感じることもあるかもしれませんが、これはとても自然なことです。なので、悩みを抱えている自分自身も受け入れていったらいいのではないかなと思います。他人に目を向けてみれば、みんなも将来に不安を持っている状態にあることがわかるので、「これは普通のことなんだ」と再認識できるはずです。 実際、僕自身も自分がしていることが正しいかどうか、確信を持てていません。でも、それよりも自分に対して疑いを持ったり、悩んだりすることは悪いことではないと考えるほうがいいのではないかなと。そうやっていろんなことに好奇心を持って乗り越えていくのは大事だと思っているので、みなさんにもそれを伝えたいです。あとは、友達と話をしたり、音楽を聴いたり、映画を観たり、外に意識を開いていくような生活にしていくのもオススメですね。 インタビューを終えてみて…。 これまで作品ごとにまるで違う顔を見せているヴァンサンさん。それだけに素顔はどんな感じか楽しみにしていましたが、フレンドリーでとても自然体な方でした。フランス映画界には欠かせない一人でもあるので、今後も幅広い作品での活躍を期待したいところです。 作品情報 「横浜フランス映画祭 2024」 写真・園山友基(ヴァンサン・ラコスト) https://ananweb.jp/anew/540717/ Source: ananweb

  • 2024.01.05

「浅沼晋太郎さんのおかげで、頑張ろうという気持ちになりました」石橋陽彩が感謝の言葉 – 写真・園山友基 文・田嶋真理  ヘアメイク・岡本典子 | ananweb – マガジンハウス

今回、ご紹介するのは、TVアニメ『休日のわるものさん』。地球侵略を目論む悪の組織で“将軍”と呼ばれる“わるものさん”の日常を描く、心癒されるヒーリングコメディです。“わるものさん”と対峙する地球防衛組織「レンジャー」のひとり、アカツキレッド役の石橋陽彩(いしばし・ひいろ)さんにお話をうかがいました。 「多種多様なキャラクターの魅力が詰まっています」 【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 170 『休日のわるものさん』の原作は、森川侑氏による、同名タイトルのコミック(掲載『ガンガンpixiv』スクウェア・エニックス刊)。 主人公は、地球侵略を目論む悪の組織で将軍と呼ばれる、わるものさん。彼は、地球防衛組織・レンジャーと死闘を繰り広げる日々を過ごしています。 しかし、休日となれば、その姿は一変! 日々の激務に疲れた心身を癒すべく、パンダを見に動物園へ、アイスを買いにコンビニに。レンジャーの一員に遭遇しても、決して争いません。 本作は完全オフモードで充実した休日を過ごす、わるものさんの日常を描く、心癒されるヒーリングコメディです。 ーー出演が決まったときの気持ちを教えてください。 石橋さん 素直にうれしかったです。出演が決まってから、改めて原作を読み返したのですが、これほど幸せな気持ちになる作品に参加できる喜びと同時に、頑張らねばという気合も入りました。 ーー本作は、声優陣の豪華さでも話題を呼んでいます。 石橋さん この豪華声優陣のなかに僕がいて良いのかと思いましたが、先輩方の胸を借りる気持ちで頑張ろうと思いました。 ーーほかの作品でご一緒した方は? 石橋さん 江口拓也さんとは『遊戯王SEVENS』で共演させていただき、アフレコ現場で一緒にデュエルをしていました(笑)。江口さん以外は、ほぼ初めてご一緒する方々ばかりです。 『休日のわるものさん』のアフレコ現場で江口さんのお顔を拝見したとき、「あ、江口さんがいらっしゃる」と思い、ほっとしました。 ーー心強いですね。 石橋さん 以前、江口さんはある雑誌の“気になっている新人声優”企画で、僕の名前を挙げてくださって。その記事を見つけたときは素直に「うわー、うれしい!」と思いました。気に掛けてくださって、本当にありがたいです。『遊戯王SEVENS』で江口さんと共演した際は、たくさんお話させていただいたのですが、もっともっとお話したいなと思っています。 ーーわるものさんを演じた浅沼晋太郎さんと、アフレコ現場でご一緒する機会はありましたか? 石橋さん わるものさんとレッドくんが対峙するシーンが多いので、基本的には浅沼さんとずっとふたりで収録していました。浅沼さんは大先輩なので最初は緊張していましたが、浅沼さんがいらっしゃるともともと温かい現場がさらにポカポカになる。そういうオーラをお持ちの方なんです。浅沼さんがいてくださったおかげで、今日も頑張ろうという気持ちになりました。 ーー浅沼さんの仕事への向き合い方や演技から学んだことは? 石橋さん 浅沼さんの地声は、僕が知っている限りではそれほど低くない印象でした。けれど今回、わるものさんとしてマイクの前に立つと、とても低い声がブース中に響くんです。浅沼さんに「その声はどのようにして出されているんですか?」と聞いたら、「たくさんコーヒーを飲んで、ほぼ寝起きの状態で現場に来る」とおっしゃっていました。寝起きのときって、声が低くなるじゃないですか。すごいプロ意識だなと思いました。 ーー石橋さんの地声はレッドくんよりも低いですね。 石橋さん 僕の場合は、寝起きで現場に行くとレッドくんの声が出ないんです。朝早めに起き、お風呂に入って加湿し、のどに良いものをたくさん摂取し、声の調子を整えてから現場へ行くように心がけていました。 ーー本作はヒーリングコメディです。石橋さんが共演者の方々を癒すとしたら? 石橋さん 僕は腰や背中、肩が凝るタイプなんです。痛いところがわかっている分、マッサージが得意なので、差支えなければ、みなさんをマッサージで癒したいです。 ーーレンジャーとして、悪の組織の方々を癒すとしたら? 石橋さん わるものさんと同じ悪の組織に所属するトリガー役の中村悠一さんはレトロゲームに詳しいので、いつか一緒にプレイしてみたいです。 ーーレトロゲームはお好きですか? 石橋さん スーパーファミコン時代のマリオやメトロイドなどをやっていた時期があったので、中村さんおススメのゲームがあったら、教えていただきたいです。 ーー最後に本作の見どころを教えてください。 石橋さん わるものさんの休日の過ごし方、悪の組織の幹部たちやレンジャーたちの日常、彼らの戦闘シーンに加えて、コンビニエンスストアの店員さんや通行人の方のエピソードなど、多種多様なキャラクターの魅力が詰まっています。老若男女問わず、たくさんの方々に観ていただきたいと思っています。 インタビューのこぼれ話 明るくてキュートなレッドくんがハマり役の石橋さん。ふたりには方向音痴という共通点が。「家族でショッピングモールへ行くと、車を駐車した場所を忘れてしまうんです。車を停めた棟自体を間違えて、30分ぐらい迷子になったこともあります。それ以来、停めた棟や駐車した場所の番号は必ずメモするようにしています(笑)」。 Information 『休日のわるものさん』2024年1月7日(日)25:35より、放送開始テレ東 1月7日より、毎週日曜25:35~テレビ大阪 1月8日より、毎週月曜26:00~BS日テレ 1月14日より、毎週日曜23:00~ dアニメストア、Huluにて最速配信dアニメストア 1月7日より、毎週日曜26:05~Hulu 1月7日より、毎週日曜26:05~ 声の出演:浅沼晋太郎、斉藤壮馬、中村悠一、石橋陽彩、江口拓也、加隈亜衣、山村響、梅原裕一郎ほか原作:森川侑監督:小高義規シリーズ構成:後藤みどりキャラクターデザイン:島崎知美制作:シンエイ動画 × SynergySP©森川侑/SQUARE ENIX・今日は休日委員会 写真・園山友基 文・田嶋真理  ヘアメイク・岡本典子‎ 写真・園山友基 文・田嶋真理 ヘアメイク・岡本典子 https://ananweb.jp/column/ikemendorama/523608/ Source: ananweb

  • 2024.01.04

眞島秀和「人生を逆算するようになってからのほうが楽しい」心境の変化を明かす – 写真・園山友基(眞島秀和) | ananweb – マガジンハウス

2021年の『春原さんのうた』でマルセイユ国際映画祭のグランプリを含む3冠を獲得するなど、国内外で高く評価されている杉田協士監督。昨年の東京国際映画祭でも注目を集めた最新作『彼方のうた』が、まもなく公開を迎えます。そこで、こちらの方にお話をうかがってきました。 眞島秀和さん 【映画、ときどき私】 vol. 630 映画やドラマ、舞台などで幅広い活躍を見せ、今年も主演ドラマ「#居酒屋新幹線2」や「おっさんずラブ-リターンズ-」といった話題作への出演が控えている眞島さん。劇中では、主人公の春と過去にある関わりがあった剛を演じています。そこで、現場の様子や年齢を重ねていくなかで感じる心境の変化、癒しの時間に欠かせない存在などについて語っていただきました。 ―杉田監督とは、以前からお付き合いがあったそうですが、今回ご一緒されてみていかがでしたか? 眞島さん 杉田さんとはお互いに20代の頃から一緒に映画作りをしてきましたが、杉田さんの現場はほかで味わうことのないような穏やかで優しい時間がつねに流れている印象。いつ始まったかもわからないようなとても不思議な雰囲気なので、撮影に参加した感覚もないくらいです。 しばらく会えていなかった時期もあったので初日は驚きもありましたが、久々に再会したときに「こういう作品を作るところに杉田さんはたどり着いたんだな」と感慨深い気持ちにもなりました。 昔を思い出してノスタルジックな気持ちになった ―ということは、役作りもこれまでとは違う部分もあったのでしょうか。 眞島さん 僕はもともとたくさん準備していくタイプの役者ではありませんが、今回はいつも以上に「撮影現場に行くんだ」という意識をなるべく持たないほうがいいかなと。特に、普段お芝居をされていない方々にもご協力いただいて撮影した作品だったので、スッとお邪魔するような感じで行くようにしていました。 ―なるほど。そのなかでも印象に残っていることはありますか? 眞島さん 実は、撮影場所がたまたま僕が若い頃によく行っていた場所の連続だったので、それはすごい偶然でしたね。役者を目指し始めたばかりで何も進まないもどかしい時間を過ごしていた街の景色のなかにいるのは不思議でしたし、ノスタルジックな気持ちにもなりました。 ―本作では、悲しみを抱えている人同士が支え合っていく姿が描かれていますが、ご自身にもそういう経験や転機となった出会いなどはありますか? 眞島さん 人生ってそういう出来事の連続じゃないかなと思います。作品でいうならドラマ「海峡」や「なぜ君は絶望と闘えたのか」のように、自分ができるすべてを出し尽くせるような作品に節目節目で出会えていることも本当にありがたいことです。 「人生は夕方が一番いい」という言葉の意味がわかった ―今年で俳優デビューから25年を迎えましたが、心境の変化などはありますか? 眞島さん 「現場であと何回こういう喜びが味わえるのかな」とか、「両親や友達にあと何回会えるんだろう」とか、そういう感覚が強くなってきたような気がしています。 これが年を重ねていくうえで起きる変化のひとつなのかなとも思いますが、そのおかげでいまは瞬間瞬間がこれまで以上に愛おしく感じるようになりました。最近は大したことじゃなくても楽しめるようになってきたので、景色も前よりきれいに見えるんですよね。これってすごく素敵なことだなと思っています。 ―それは47歳になったいまだからこそわかることであって、20代や30代の頃には気付けなかったと。 眞島さん そうですね。そういう思いが顕著になってきたこともあって、前に朗読を担当した小説「日の名残り」のなかに出てくる「人生は夕方が一番いい」というセリフの意味もちょっとだけわかってきました。いろんなことを逆算するようになってからのほうが楽しくなってきたので、これからも目の前のことを一つ一つしっかりとやりつつ、より密度の濃いものにしていきたいなと考えています。 愛犬との散歩の時間が何よりも癒し ―お忙しいなかで、日々の癒しとなっている時間はどんなときですか? 眞島さん それは、仕事が終わって家に帰ってきてから行く愛犬との散歩の時間です。特にハードルの高い作品のときは本当に助けられているので、毎日「長生きしてくれ」と懇願しています(笑)。少し前に、ギネス世界記録で世界最高齢だったワンちゃんが31歳で亡くなったニュースを見て、「そこを目指そうね」って話しているところです。最近はほかにハマっていることもまったくなく、ワンちゃん一筋ですね(笑)。 ―そんなふうに、仕事を忘れられるような時間は大事ですよね。 眞島さん あと、お散歩をしていると季節の移り変わりや近所のいろんな変化にも気付けるのがいいなと。この前も、家の近くに交番ができたので、おまわりさんにうちの子を紹介してきました。 ―おまわりさんにワンちゃんを紹介されたんですか!? 相手は眞島さんだと気が付いていたのでしょうか…。 眞島さん いや、それはないですね。ちなみに、なぜ紹介したかというと、うちの子は光る首輪をつけているんですけど、おまわりさんたちが「あの光っているのは何だ!」みたいな感じで警戒して立ち上がっているのが見えたんですよ(笑)。なので、「この色はうちの子ですよ」というのを知ってもらおうと思って、紹介しました。 仕事で適当にやってきたことはひとつもない ―お仕事とワンちゃん以外に、いま興味を持っていることや挑戦してみたいことはありますか? 眞島さん バイトしたいなと思うことはありますね(笑)。 ―それは意外ですが、どんなバイトをしてみたいですか? 眞島さん バーのカウンターに立ってみたりとか、飲食業がいいなと思いますね。活気のあるお店の前を通ると、威勢よく声を出しながら働いてみたいなと考えることがよくあるので。 ―眞島さんがいたら驚きですが、楽しそうですね。では、ご自身が仕事を続けるなかで貫いてきたことがあれば、教えてください。 眞島さん 特にそういうものはないですが、何に対しても本当に一生懸命やってきたつもりなので、適当にやってきたことはひとつもないはずです。それくらいじゃないかなと思います。 「いまが大変でも年月がたてば大丈夫」と伝えたい ―「色気がすごい俳優ランキング」で1位に輝くなど、近年はそういう観点で注目されることも増えているようですが、ご自分ではこの状況をどのように受け止めていますか? 眞島さん 「そう見える人もいるんだな。ふーん…」くらいの感じですね(笑)。でも、僕らの仕事というのは、作品としてのエンターテインメントを提供するだけでなく、客観的にどう見えるかを楽しんでもらうのもひとつですからね。なので、みなさんにとってそれが楽しいことに繋がっていればいいなと思っています。 ―それでは最後に、ananweb読者に向けてメッセージをお願いします。 眞島さん 女性だけでなく、男性にも言えることですが、20代から30代にかけては1つのターニングポイントみたいなところがあるかもしれません。でも、いま抱えている悩みや将来に対する不安というのは、ある程度年月がたったら、全然大したことじゃなかったなと思うことがほとんどです。 僕にもそういう時期がありましたが、一生懸命やっているだけで何とかなりましたから。もし、プライベートで悩みがあるのなら、仕事をがんばっていればいつの間にか時間が過ぎて気にならなくなるので、「いまが大変でも大丈夫ですよ」というのを伝えたいです。 インタビューを終えてみて…。 大人の色気を漂わせつつ、落ち着いた雰囲気で一つ一つ丁寧に答えてくださる眞島さん。なかでも、仕事に対する真剣な表情と目尻を下げて愛犬について話されるときのギャップがとても素敵でした。本作では、眞島さんならではの存在感を放つ佇まいが印象的なので、ぜひスクリーンでご覧ください。 内に秘めた悲しみにそっと寄り添う 多くの言葉で語ることなく、観る者の心に訴えかける本作。杉田監督ならではの余白と余韻が生み出す、温かくて不思議な世界観に包み込まれる1本です。 写真・園山友基(眞島秀和) 取材、文・志村昌美 ストーリー 駅前のベンチに座っていた雪子に、書店員の春は道を尋ねるふりをして声をかける。春は雪子の顔に見える悲しみを見過ごせずにいたのだ。またあるときは、剛の後をつけている春。剛の様子を確かめる日々を過ごしていた。 実は、春が子どもだった頃、街中で見かけた雪子や剛に声をかけた過去があったのだ。春の行動に気づいていた剛が春の職場を訪れ、春自身がふたたび雪子に声をかけたことで、それぞれの関係が動き出す。そして春は2人と過ごすうちに、自分自身が抱えている母親への思いと悲しみの気持ちに向き合っていくことに…。 引き込まれる予告編はこちら! 作品情報 『彼方のうた』1月5日(金)よりポレポレ東中野、渋谷シネクイント、池袋シネマ・ロサほか全国順次公開配給:イハフィルムズ (C)2023 Nekojarashi Inc. 写真・園山友基(眞島秀和) https://ananweb.jp/anew/523607/ Source: ananweb

  • 2023.12.22

話題作『REBEL MOON』出演俳優が語る撮影秘話「悪役が本当に恐ろしかった」 – 写真・園山友基(ソフィア・ブテラ、エド・スクライン) | ananweb – マガジンハウス

『300〈スリーハンドレッド〉』や『ジャスティス・リーグ』など、数々のヒット作を手掛けてきたザック・スナイダー監督。最新作は、黒澤明監督の名作『七人の侍』からインスパイアを受け、構想に20年以上かけたオリジナルSF超大作『REBEL MOON:パート1 炎の子』です。そこで、Netflixでの独占配信がスタートしたばかりの話題作について、こちらの方々にお話をうかがってきました。 ソフィア・ブテラさん & エド・スクラインさん 【映画、ときどき私】 vol. 626 壮大な銀河を舞台に繰り広げられる本作で、すべてを支配する銀河の帝国“マザーワールド”にリベンジを誓った主人公コラを演じているのが、映画『キングスマン』に登場する義足の殺し屋でも知られるソフィアさん。 そして、冷酷非道で血も涙もない“マザーワールド”の執行官であるノーブル提督をテレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』や映画『デッドプール』でも注目を集めたエドさんが演じています。 今回は、劇中で激しいバトルを繰り広げるおふたりに、アクションシーンの裏側や現場での様子、そして影響を受けている日本のカルチャーなどについて語っていただきました。 ―本作では、何と言っても壮絶なアクションが見どころですが、ソフィアさんはダンサーでもあるので、そういった経験が生かされた部分もありましたか? ソフィアさん そうですね。ダンスにも格闘シーンにも振り付けがあるので、そういう意味で類似する部分はたくさんあると感じています。私の場合、学びのプロセスは見ることから始まるので、まずはスタントダブルの方がどういう動きをしているのかを観察するところから取り組みました。 ちなみに、ダンスのときは特定のカウントで動いていますが、アクションのときに意識しているのはリズム。言葉で説明するのは難しいですが、頭のなかで「ダダダ、ダダ、ダ、ダダダ」みたいなリズムを感じながらアクションをしているんですよ。 とても健全な環境で撮影に挑むことができた ―面白い違いですね。対するエドさんも杖を持ちながらのアクションなど、難しさもあったのではないでしょうか。 エドさん 僕もスタントダブルの方に、いろいろと教えてもらうことは多かったです。なかでも、さまざまな開発に取り組んだのは、杖の持ち方。撮影で使っているものは軽い杖ですが、自宅でトレーニングする際には11キロ以上ある鉄の棒を使って練習しました。 ちなみに、実はこの杖にもちゃんと意味合いがあって、絶滅してしまった動物の大腿骨を使っている杖という設定。希少価値の高いものが暴力の象徴となってしまっている様子を描いているそうです。そんなふうに、ザックはすべてに対して説明をしてくれるので、本当に素晴らしい監督だと思いました。 ―なるほど。細かいところにもこだわりが隠されているとは興味深いですね。 ソフィアさん ザックは創造性と才能に溢れた天才で、彼の熱意は毎日私たちにも伝わっていたので、とても健全な環境で撮影に挑むことができました。こういう作品で初めて主演を務めさせていただけてうれしかったです。主人公が女性ということもあって、視覚的にも美しい映像が詰まっている作品になっていると感じています。 エドはキャラクターを見事に体現していた ―また、劇中でのエドさんの見事な悪役ぶりには思わずこちらまでゾクッとしてしまいましたが、ソフィアさんから見たエドさんの素顔を教えてください。 エドさん まずは、怖がらせてしまってごめんね! ソフィアさん 彼はまさにこの通りの素敵な人ですよ(笑)。実は、エドとはこれまでに共演の話が5回くらいあったもののなかなかうまくいかず、今回ようやく一緒に演じることができたんです。彼は役作りとしてダイエットもしていたようですが、青白い肌と骨格がわかるような顔つきでキャラクターを見事に体現していると思いました。彼がそういう状態を作り上げてくれていたからこそ、私も本当に恐ろしさを感じました。 エドさん ソフィアのことも怖がらせていたみたいでごめんね(笑)。 ソフィアさん でも、そこまで仕上げて役になりきってくれたおかげで、私は自分の緊張感やエネルギーをテイクの間でも維持し続けることができましたし、すんなりと役に入れてとても演じやすかったです。おそらくそういった部分は、画面にもはっきり出ていると思います。本人が考えている以上にエドは素晴らしいことをしていると私は感じました。 いつか日本で撮影することが夢 ―また、ザック・スナイダー監督といえば日本の映画やポップカルチャーから大きな影響を受けている方ですが、おふたりも日本に関して興味を持っていることはありますか? ソフィアさん 私が大好きなのは、やっぱり日本のアニメ。なかでも、『聖闘士星矢』や『ドラゴンボールZ』、『攻殻機動隊』、『獣兵衛忍風帖』、『AKIRA』、それから宮崎駿監督の作品などを観て育ちました。 エドさん 僕は大学で絵画を学んでいたのですが、その際に日本のアーティストから影響を受けたこともありました。大学時代には日本人の学生との共同制作で絵を作ったこともあり、その作品はいまでも大切に家に飾っています。 また、僕はいろんな作品のワールドツアーで多くの国を回っていますが、そのなかでも日本が100%お気に入りの場所。みなさんの落ち着きや他人を尊重する気持ちは本当に素晴らしいので、「ほかにもこういう場所がもっとあればいいのに…」と思っているほどです(笑)。 以前、日本で撮影するチャンスをもう少しで実現できそうだったこともありますが、いまでも日本での撮影は僕の夢。いつか役に立つ日が来るかもしれないと思って、剣道を学んでいるところです。 何かを克服するときは自分のなかでも力を感じる ―ぜひ、楽しみにしています! 本作では反乱者たちによるリベンジが描かれていますが、もしご自身の人生のなかで何かにリベンジした経験などがあれば教えてください。 ソフィアさん 生きていると、人生のなかでさまざまなレベルで何かに立ち向かわなければいけないときってありますよね。「リベンジ」というほど強いものではありませんが、いろんなことを克服するときは自分のなかでもより力を感じる瞬間かなと。そういった経験は、これまでもたくさんしてきました。 この作品で言うなら、物語やキャラクターを理解して、きちんと自分のものにすることが今回の私が成し遂げるべきことだったと思っています。それはまるでそびえ立つ山のようだったので、どうやってうまく登っていくかということを考えながら演じました。 ネガティブな感情は最低限に抑えるようにしている ―エドさんはリベンジされる側でしたが、いかがでしたか? エドさん 僕は生涯を通して反抗的な理念を持っているような人間で、若い頃から反体制的な主義を掲げながら育ってきました。アンダーグラウンドやサブカルチャーといったものに興味を持ち、自分を非エリートだと思っているので、もし自分がこの作品のなかに実在していたら、きっと武器を持って戦いに出るタイプだったでしょうね!  とはいえ、自分はリベンジや復讐といったものにはまったく共感していません。むしろ怒りや悔しさ、恨みといった感情はつねに自分の心から切り離すようにしているほど。それは自分のためだけでなく、相手にとってもそのほうがいいと考えているからであって、ネガティブな感情は最低限に抑えるようにしています。 ただ、父親として3人の子どもたちにいろんなことを教える立場になった途端、自分が体制側の人間みたいだなと感じることは最近よくありますけどね(笑)。 日本のみなさんとこの作品を共有できることがうれしい ―それでは最後に、日本の観客に向けてひと言お願いします。 ソフィアさん この作品は、153日間というとても長い撮影期間をかけて作り上げました。ザック・スナイダー監督が先導してくれたこの映画をみなさんに観ていただけることをうれしく思っていますし、共有できることにすごく興奮しています。 インタビューを終えてみて…。 劇中では敵対関係にあるおふたりでしたが、撮影時には冗談を言って笑い合うなど、仲の良さが伝わってきたソフィアさんとエドさん。お互いへの信頼関係があったからこそ、激しくぶつかり合うことができたのだと感じました。クライマックスのなかで、最大の見どころでもあるおふたりの手に汗握るアクションシーンは必見です。 圧倒的な映像に興奮が止まらない! 無限に広がる銀河に誘われ、壮大な世界観と美しい映像が堪能できる本作。圧巻のアクションシーンはもちろん、アウトロー集団たちが繰り広げるドラマにも胸が熱くなること間違いなしです。 写真・園山友基(ソフィア・ブテラ、エド・スクライン) 取材、文・志村昌美 ストーリー 巨大帝国“マザーワールド”が支配する銀河。暗い過去から逃げてきた心優しい熱き戦士コラは、惑星の片隅にある平和な村で暮らしていた。ところがある日、帝国の刺客が突然現れ、侵略を開始。コラは侵害されてしまった村人の敵討ちのために立ち上がり、仲間を集める旅へと出ることに。 コラが出会ったのは、顔色ひとつ変えずに復讐心を燃やす二刀流使いのネメシスや金でしか動かないクールな宇宙船パイロットのカイを始めとする団結とは無縁なアウトローたち。果たして、寄せ集めの〈チーム・レベルズ〉は冷酷非道で人間味ゼロの提督アティカス・ノーブルを倒し、悪の帝国へリベンジできるのか…。 テンションが上がる予告編はこちら! 作品情報 Netflix映画『REBEL MOON — パート1: 炎の子』12月22日(金)世界独占配信 写真・園山友基(ソフィア・ブテラ、エド・スクライン) https://ananweb.jp/anew/524468/ Source: ananweb

  • 2023.12.13

花村想太、セントチヒロ・チッチに語る次の目標「ティモシー・シャラメと会って新たな夢ができた」 – 写真・園山友基(花村想太、セントチヒロ・チッチ) | ananweb – マガジンハウス

この冬もさまざまな話題作が並ぶなか、子どもから大人まで楽しめること間違いなしの1本として注目を集めているのは、『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』。大ヒットを記録した『チャーリーとチョコレート工場』に登場する工場長ウィリー・ウォンカの“夢のはじまり”を描いた最新作です。そこで、日本語吹替版の声優に抜擢されたおふたりにお話をうかがってきました。 花村想太さん & セントチヒロ・チッチさん 【映画、ときどき私】 vol. 622 セリフも歌もすべて日本語で吹き替えをしている“完全吹替版”に挑んだのは、5人組男性アーティスト「Da-iCE」でボーカル兼パフォーマーを務める花村想太さんと、BiSHの元メンバーであるセントチヒロ・チッチさん。本作では、ハリウッドを代表する若手トップスターのティモシー・シャラメが演じる若き日のウォンカと、その相棒的存在となる少女ヌードルの声をそれぞれ担当しています。 今回は、声優初挑戦となるおふたりにお互いの魅力や来日したキャストとのエピソード、そして夢を叶えるために実践していることなどについて語っていただきました。 ―花村さんは以前から声優のお仕事に興味があったそうですが、実際に挑戦してみていかがでしたか? 花村さん これまでにお芝居の仕事もいろいろと経験させていただいたこともあり、そこで身についた対応力や応用力がすごく糧になっているなと思いました。とはいえ、わからない部分もいっぱいあったので、回を重ねるごとに「どうしたら自分のイメージ通りにできるのか」というのを勉強していった感じです。 ―チッチさんは、どのような意識で挑まれましたか? チッチさん 私はどれだけ自然に役に入り込めるかというのを考えていたので、あまり作り込まずにいきました。難しいこともたくさんありましたが、それ以上に魅力的な時間があったので、私にとってはすごく素敵な経験になったと思います。限界を決めずにチャレンジするというのは、これまでもずっとしてきたことですが、そのおかげで今回も楽しみながら挑むことができました。 チッチさんのかわいくてキレイな声は武器 ―劇中では、相棒となるおふたりですが、お互いの印象などについて教えてください。 花村さん チッチさんは地声がかわいいので、初めて声を聞いたときに「このまんまでヌードルになれるな」と感じました。自然体の声がこんなにかわいくてキレイというのは武器ですし、本当にハマり役ですよね。 チッチさん お恥ずかしいです(笑)。私は自分にあまり自信がないタイプなので、生まれ持ったものを褒めていただけるのはすごくうれしいです。 ―では、チッチさんから見た花村さんの魅力はどんなところですか? チッチさん 以前から花村さんは歌がお上手な方だとわかっていましたが、今回知ったのは、そのなかにすごく努力家な部分があるということ。“頼れるお兄さん”でもあるので、私は身をゆだねて一緒にお仕事できました。 歌を一緒に歌うイベントのときには不安な気持ちがありましたが、花村さんが「どんとこい!」と構えていてくださったおかげで、自分らしくできてありがたかったです。花村さんがウォンカじゃなきゃダメだったと思います。 花村さん よかったです。“頼れるおじさん”じゃなくて、お兄さんで(笑)。 チッチさん あはははは。 花村さんのプロ意識の高さに驚かされた ―ちなみに、花村さんの知られざる一面を垣間見た瞬間などもあったのでしょうか。 チッチさん 初めてお会いしたのは神社でのイベントでしたが、話をするだけなのに裏で声出しをされていたんです。それを見たときに、「今日って歌うんだっけ?」とすごくびっくりしましたが、プロ意識があるからこそしゃべるだけでも声出しをしているんだなと。その姿に、「並大抵の意識ではここに立てないんだ」と感じました。 花村さん イベントのときは、実は僕も緊張していたので、いつも通りしゃべれるように普段のルーティンをやっていただけなんですよ。大きな声を出さないと、テンションが下がっちゃうほうなので(笑)。 ―ということは、以前からしゃべるだけのお仕事でも声出しは欠かさずされていると。 花村さん そうですね。もともとは、10年くらい前にあるラジオDJの方が声出しをされているのを見たのがきっかけでしたが、僕もそのときは「しゃべるだけなのに?」と驚いた覚えがあります。でも、大きな声を出すためだけではなく、気持ちを上げるためにも大事だと学んだので、自分もするようになりました。特にメンバーと一緒ではなく、1人で参加する大きなイベントとかだと全然違いますからね。 チッチさん わかります! 花村さん キャストの方が来日したときのイベントでも、「いつもと同じようにボケようかな?」と思いましたが、無理でした(笑)。 「英語をしゃべる!」という夢ができた ―イベントでは、「ティモシーさんのオーラがすごくて、固まってしまった」ともおっしゃっていましたよね。直接キャストのみなさんとお会いしてみて、裏ではどんなやりとりがあったのでしょうか? チッチさん ティモシーには、吹替の台本にサインをしてもらいましたが、本当にかっこよかったです。あと印象的だったのは、ウンパルンパ役のヒュー・グラントさん。握手をしながら「初めまして」と言ってくださいましたが、誰だかわからない私に対しても、こんなに優しくしてくれるなんてと感動しました。 花村さん 僕は、ティモシーとは握手をしただけでお互いすべてを悟った感じですね(笑)。と言いたいところですが、英語がしゃべれないので、コミュニケーションが取れないことがもったいなかったなと痛感しました。もし、英語ができたら短い時間のなかでも僕のことをもう少し知っていただけたと思うので…。「英語をしゃべる!」という新たな夢ができました。 大事なのは、小さな夢を1つずつ叶えていくこと ―ますます夢が広がるところですが、本作では夢を持つことの素晴らしさも描かれています。実際に、夢を叶えられたおふたりが思う“夢を実現させる秘訣”があれば教えてください。 花村さん 夢を叶えるのは、難しいことだと僕自身も感じています。というのも、夢はゴールではなく、気が付いたらスタート地点や通過点になっていることがあるからです。僕の子どもの頃の夢は音楽でメジャーデビューすることでしたが、デビューしてみたら実はそこが始まりだと気付かされたので。 そのときに、大きい夢さえも目の前に来たら意外とすぐ次に別の大きな夢が出てくるものなんだなと実感しましたし、おそらくこれは一生終わることがなさそうですね。大きな夢に繋げるためにも、大事なのは小さな夢を1つずつ叶えていくこと。「お腹いっぱい食べたい」とか「お菓子の金額を見ずに買えるようになりたい」とか、なんでもいいので、そういったことを続けていくことで、前に1歩1歩進んでいけると考えています。 チッチさん 私は夢を叶えるために、「好きなことは好き」と大声で言うようにしてきました。自分がしたいことを発信していると、そこから何かに繋がることもありますし、自分を鼓舞することにもなると思っているので。私は「夢を見続けることを諦めずにいたい」という気持ちをずっと大切にしてきましたが、これからもそれは自分のなかに持っていたいです。 日常生活にスリルや恐怖がないと生きていけないタイプ ―おふたりとも素敵な心がけですね。では、ウォンカにとってのチョコレートのように、人生に欠かせないものといえば? 花村さん それはやっぱり音楽ですが、プライベートならバイクです。仕事のあとや休みの日に友達と走るのが楽しいですね。あとはダンスも好きですが、音楽もバイクもダンスも全部、時間を忘れて夢中になれる瞬間が僕にとっては大事だなと思っています。 チッチさん 私は、「恐怖」です。スリルや恐怖がないと生きていけないタイプなので、子どもの頃から怖いものを毎日意識しています。昨日も、ホラー映画を観て寝ました(笑)。私は日常に転がっているちょっとした恐怖も“生活のスパイス”だと思っているほど。「平凡には暮らしていられないな」と日々感じています。 自分にご褒美を与えながら夢を持ち続けてほしい ―それでは最後に、ananweb読者に向けてメッセージをお願いします。 花村さん もし僕と道端で出会ったら運命だと思ってください…というのは冗談ですが、まずこの記事で僕のことを知っていただけたらうれしいです。そのうえで、この作品を字幕版だけでなく、吹替版でも観てみようかなと思っていただけたらいいなと。観てくださった方には、最高の時間を届けられると思いますので、ぜひ楽しみにしてください。 チッチさん 大人になっていくと、夢を見ることを諦めたり、モヤッとする時間が増えてきたりすることもあるかもしれません。でも、この作品を観ることで「いくつになっても夢を見てもいいんだ!」と思っていただきたいです。そして、がんばっている自分にご褒美を与えながら日常を戦い、おばあちゃんになってもずっと夢を持ち続けてほしいなと。私もみなさんと一緒に、日々がんばっていきます。 インタビューを終えてみて…。 劇中のウォンカとヌードルのように、息の合った楽しいやりとりを見せてくださった花村さんとチッチさん。いろんな夢を叶えながらも、つねに新しい夢に向かって全力なおふたりだからこそ、言葉にも説得力があると感じました。これからの活躍も楽しみなところですが、まずは本作でおふたりの素敵な歌声とハマり役の吹替を堪能してください。 夢と感動が詰まった魔法のような時間に心が躍る! どんなときでも、いくつになっても、夢を見続けることでしか得られない喜びと幸せがあることを教えてくれるウィリー・ウォンカ。その姿に、「自分のなかにも譲れない夢がある!」と気持ちが高まるのを感じるはずです。チョコレートのような甘い歌声にも、心がとろける至福のときを味わってみては? 写真・園山友基(花村想太、セントチヒロ・チッチ) 取材、文・志村昌美 ストーリー 幼い頃から、いつか母と一緒に美味しいチョコレートの店を作ろうと夢見ていたウォンカ。亡き母との夢を叶えると決めたウォンカは、一流のチョコレート職人が集まるチョコレートの町へと向かうと、“魔法のチョコレート”で一躍人気者となる。 しかし、そこは夢を見ることを禁じられた町であり、ウォンカの才能を妬んだチョコレート組合3人組にも目をつけられてしまう。さらに、ウォンカのチョコを盗むウンパルンパという小さな紳士も現れたから、さあ大変! 相棒となる少女ヌードルと出会ったウォンカは、無事に世界一のチョコレート店を作ることができるのか? 胸が高鳴る予告編はこちら! 作品情報 『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』全国公開中配給:ワーナー・ブラザース映画 (C) 2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. 写真・園山友基(花村想太、セントチヒロ・チッチ) https://ananweb.jp/anew/520062/ Source: ananweb

  • 2023.11.24

DAIGO、「シルバニアファミリー」で「娘と一緒に遊んでいます」 黒島結菜と村方乃々佳に明かす – 写真・園山友基 文・田嶋真理 スタイリスト・伊藤省吾(黒島さん)、高見佳明(DAIGOさん) ヘアメイク・奥田新菜(黒島さん)、ヤマモトナオ(DAIGOさん) | ananweb – マガジンハウス

今回、ご紹介するのは、『劇場版 シルバニアファミリー フレアからのおくりもの』。38年にわたり世界で愛されてきた「シルバニアファミリー」を初めて映画化した作品です。声の出演をした、黒島結菜さん、村方乃々佳さん、DAIGOさんにお話をうかがいました。 「「シルバニアファミリー」に癒されて欲しいです」 左から黒島結菜さん、村方乃々佳さん、DAIGOさん 【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 166 1985年に発売が開始され、38年ものヒストリーを積み重ねてきた「シルバニアファミリー」(以下、「シルバニア」)。 現在までに世界70以上の国と地域で展開され、世代や国境を超えて愛されている、擬人化された動物の人形とドールハウスの玩具シリーズです。 美しい自然にあふれた村に、夢のような素敵なおうち。本作では、そこに暮らす、愛さずにはいられない個性豊かなシルバニア村の仲間たちが、3DCGアニメとなって、スクリーンで飛んだり、歌ったり、踊ったり、大冒険をくりひろげます。 主人公のショコラウサギの女の子・フレアを演じるのは、声優初挑戦の黒島結菜さん。フレアの姉・ステラを演じるのは、「シルバニア」ファンを公言する、俳優の松岡茉優さん。妹のクレムには歌手の村方乃々佳さんが抜擢。フレアの母・テリー役を俳優の蒼井優さん、映画初登場のキャラクターとなるハスキーの青年・ブルース役を歌手でタレントのDAIGOさんが演じています。 さらに、フレアの友だちでペルシャネコの女の子・ライラには水瀬いのりさん、フレアの父・フレイジャーに日野聡さん、フレアの弟・ココに渡辺明乃さん、くるみリスの男の子・ラルフに本渡楓さんという豪華声優陣も出演。シルバニア村へ観客を誘うナレーターは、渡辺美佐さんが担当しています。 物語の舞台は、シルバニア村。年に一度の星祭りがやって来るときをみんながワクワク待っているなか、ショコラウサギの女の子フレアはお悩み中。祭りの日はお母さんの誕生日なのに、プレゼントをどうするか、ちっとも思いつかないのです。果たして、フレアが最後にたどりついた、みんなを幸せにする最高のおくりものとは? ーー本作に出演が決まったときのお気持ちを教えてください。 黒島さん 声優のお仕事は初めてでしたから、まさか自分が長く愛されている「シルバニア」の主人公の声を演じることができるなんて思ってもみませんでした。自分にとって挑戦ですし、「シルバニア」の世界で自分の声がどのように聞こえるのか、すごく楽しみになりました。 DAIGOさん H。ハッピー(HAPPY)な気持ちでした。本当にうれしかったです。 村方さん 「シルバニア」が大好きだから、“ヤッター!”と思った! ーー村方さんは公式サイトに“クレムちゃんはうたがすきで、チョコレートパンがすきなのもわたしとにているんだ”とコメントされていました。黒島さんとDAIGOさんがご自身の役に共感しているところ、ご自身と似ているなと思ったところは? 黒島さん フレアが友だちに誘われて一緒にモノづくりをするシーンがあるんです。何にでも興味があり、新しいことに挑戦するところは、自分と似ていると思います。 DAIGOさん ブルースは、自分の気持ち次第でものの見え方は変わってくるという考えの持ち主で、ポジティブシンキングなところは僕と似ています。 ーー村方さんは、クレムがお母さんにだっこしてもらうシーンで実際にお母さんに飛びつき、グルグルしてもらって笑い声を収録したそうです。おふたりが演じる際に工夫したところ、心がけたところを教えてください。 黒島さん (村方さんに向かって)そういうふうに収録したんだね。声を出す技術ではなく、自分が子どもに戻ったような気持ちで、映画のなかで空を飛んでみたり、笑いあったり、驚いたりして演じようと思いました。 DAIGOさん ブルースは、屈強な船乗りということで、僕は屈強なタイプではないので、どのように演じようかと思ったのですが、ワイルドさを出すために、いつもよりも低めに声を出しました。彼は強さに加えて優しさも持ち合わせているので、そういうところも声のニュアンスで出せたら良いなと思いながら演じました。 ーー村方さん、黒島さんとDAIGOさんと初めてお会いした際の印象はいかがでしたか? 村方さん 結菜ちゃんは、「シルバニア」のお人形でいっぱい遊んでくれる、かわいくて優しい人。DAIGOさんはかっこよくて優しい人。ブルースにぜんぶ似てる。結菜ちゃんもフレアにぜんぶ似てる。 ーーDAIGOさん、アーティストとして、村方さんが歌うシーンをどう思いましたか? DAIGOさん 乃々佳ちゃんが2歳の頃から歌声を聞いていますけれど、さすがの歌唱力ですし、声で乃々佳ちゃんだと分かるんです。そこが素晴らしいと思います。“先輩!”と呼びたいくらいです。 PUFFYさんと奥田民生さんがタッグを組んだ主題歌「SweetSweet」も「シルバニア」の世界観に合っていると思います。“SweetSweet~”というフレーズなど、一度聴いたらすぐ覚えることができ、頭から離れません。 ーー最後に、本作の見どころを教えてください。 村方さん ぜんぶ! そしてお歌! DAIGOさん 長い歴史を持つ「シルバニア」初の劇場版ですから、いろんな世代の方々に観ていただきたいです。子どもは純粋に「シルバニア」の世界を楽しめますし、大人は忘れかけていたものを取り戻すことができると思います。この映画を観て、僕は自然のもので何かを作り出そうとする想像力は大事だなと思いました。忙しい時代だからこそ、「シルバニア」に癒されて欲しいです。 黒島さん この映画でおなじみのキャラクターたちが動いている姿を見ると、「シルバニア」の世界をより身近に感じることができると思います。シルバニア村には悪い人がいなくて、みんなが自分の近くにいる人たちを大切にしています。そういう姿を見て、幸せを感じていただきたいです。 インタビューのこぼれ話 自宅に「シルバニア」の玩具があり、3歳の娘さんと一緒に遊ぶこともあると語っていたDAIGOさん。「娘の一番のお気に入りは、ブルースなんです。僕がこの映画でブルースの声を担当しているので、空気を読んでそう言ってくれたのかもしれませんが、うれしいなと思っています(笑)」 Information 『劇場版 シルバニアファミリー フレアからのおくりもの』11月23日(木・祝)より、全国公開声の出演:黒島結菜、水瀬いのり、日野聡、渡辺明乃、本渡楓、渡辺美佐、松岡茉優、村方乃々佳、DAIGO/蒼井優原案:エポック社製作総指揮:前田道裕企画・プロデュース:関顕嗣監督:小中和哉脚本:小林弘利音楽:市川淳プロデューサー:宮下昇、瀧澤大祐アニメーションプロデューサー:森口博史 二木啓輔 音響監督:岩浪美和制作プロダクション:ふればり配給:イオンエンターテイメント©2023 EPOCH/劇場版シルバニアファミリー製作委員会 黒島さん 衣装協力:ワンピース ¥50,600(トーガ アーカイブス)、シューズ ¥64,900(トーガ プルラ)(以上、問い合わせ先はともに、トーガ 原宿店03-6419-8136)、そのほかのアイテムは、スタイリスト私物 写真・園山友基 文・田嶋真理 スタイリスト・伊藤省吾(黒島さん)、高見佳明(DAIGOさん) ヘアメイク・奥田新菜(黒島さん)、ヤマモトナオ(DAIGOさん)‎ 写真・園山友基 文・田嶋真理 スタイリスト・伊藤省吾(黒島さん)、高見佳明(DAIGOさん) ヘアメイク・奥田新菜(黒島さん)、ヤマモトナオ(DAIGOさん) https://ananweb.jp/column/ikemendorama/517801/ Source: ananweb

  • 2023.11.10

「三吉彩花さんはアジアでも条件が揃っているまれな女優」韓国の気鋭監督が絶賛する理由 – 写真・園山友基(三吉彩花、チャン監督) | ananweb – マガジンハウス

大ヒット作『梨泰院クラス』の原作を生み出したことで知られる韓国のKakaoから、新たに誕生した話題のWebコミック「ナックルガール」がついに実写映画化。Amazonスタジオ製作による初の日韓共同作品としても注目を集めている本作には、豪華日本人キャストと気鋭の韓国人クリエイターが集結しています。そこで、誰よりも裏側を知るこちらの方々にお話をうかがってきました。 三吉彩花さん & チャン監督 【映画、ときどき私】 vol. 616 主演に抜擢されたのは、モデルや俳優として幅広く活躍し、中国圏でも高い人気を誇る三吉さん。劇中では、謎の犯罪組織にさらわれた妹を救うために命懸けで戦うボクサーの蘭を演じています。 本作でタッグを組んだのは、心温まる感動作からアクションまで幅広く手掛け、韓国でも注目のチャン監督です。今回は、日本とは異なる現場の様子や過酷なトレーニング内容、夢を実現するための秘訣などについて語っていただきました。 ―チャン監督といえば、これまでにジャッキー・チェンさんがプロデュースしたアクション映画の監督を務めたこともありますが、そんな監督から見た三吉さんのアクションが持つ魅力について教えてください。 チャン監督 まず、三吉さんはアクションに向いている体格を持っていらっしゃる方だと思いました。こういったフィジカル的な条件を満たしている女優さんというのは、アジアのなかでも非常にまれなこと。今後の日本映画界にとって、三吉さんは素晴らしい資産になるだろうと感じたほどです。 それと、演技力が安定しているというのも大きいですね。というのも、演技力がない俳優というのは、そもそもアクションには向いていませんから。今回の映画では、そういった三吉さんの魅力を存分に感じることができる内容になっていると思います。 基礎トレーニングを毎日継続する難しさを知った ―劇中で披露されている三吉さんの肉体美を見るだけで、過酷なトレーニングをされていたことが伝わってきましたが、クランクインの半年ほど前からかなりハードなメニューをこなされていたとか。 三吉さん 普段、体型維持という意味での運動は定期的にしていますが、合宿のようにあそこまでハードに練習したのは初めてのこと。特に、アクションの立ち回りやボクシングのための基礎的なトレーニングをする時間がすごく長かったんですが、それを毎日継続するのがいかに難しいのかを知りました。 でも、現場で新しい動きが出てきても、焦ることなく落ち着いて取り組めたのは、きちんと基礎ができていたからこそ。続けることは本当に大変ではありましたが、それがなければ今回のアクションは成立していなかったので、とても勉強になりました。 ―そのなかでも、きつかったトレーニングはどんなメニューでしたか? 三吉さん それは、毎日していたでんぐり返しですね。前や後ろだけでなく横とかいろんな方向からしていましたし、逆立ちしてから転がってもいたので、とにかくつらかったです…。だって、学校を卒業してから、でんぐり返しをすることなんてありませんでしたから! トレーニングが終わったあとは、足元が小鹿みたいになっていたほどです(笑)。 日本の俳優さんたちのスタンスには感動を覚えた ―すごいですね。また、本作には三吉さんのほかにもさまざまなキャストが出演していますが、日本の俳優陣に対してはどのような印象を持たれましたか? チャン監督 日本の俳優さんは事前の準備が非常に徹底していますし、自分の役に対して真摯に向き合っているので、のめり込むようなスタンスがあるように感じました。もちろん、ほかの国の俳優さんたちにもそういう面はありますが、日本の俳優さんには独特なアプローチ方法があるように見えて感動を覚えたほどです。うまく言葉で説明できないのですが、僕の目にはそれが新鮮でポジティブに映りましたし、自分にとっても大きな原動力となりました。 ―三吉さんは韓国人クリエイターの方々とお仕事をされてみて、いかがでしたか? 三吉さん 私はもともと韓国の音楽や文化にすごく興味があって、旅行や仕事でよく韓国に行っているので、このコラボレーションが実現したことは私にとっても意味のあることでした。日本と韓国のクリエイティブチームが意見を交わしたからこそ、より良いものを作り上けることができたと感じています。 韓国スタッフの方々に救われた部分もたくさんありましたし、いままで経験したことのない作り方やコミュニケーションの取り方も学べたので、得るものがたくさんありました。 勉強していた韓国語を現場で生かすことができた ―三吉さんは韓国語がかなりおわかりになるようですが、この現場で習得したのでしょうか。 三吉さん 韓国語に関しては、実はずっと前から勉強していました。現場で細かいニュアンスについて話し合うときは通訳さんに入っていただくこともありましたが、みんなでご飯を食べるときなど、日常会話は直接話すことができたので生かせてよかったです。 ―ちなみに、韓国にはいつ頃から興味を持っていたのですか? 三吉さん 13歳くらいのときに韓国の音楽を好きになったのが最初で、そこから文化やファッションにも興味を持つようになったのがきっかけです。普段、家で韓国のドラマやバラエティーを観ているのですが、いつか自分も仕事として関わってみたいなという気持ちは強くなっています。 みんなで一緒に食事ができる機会が多くて楽しかった ―撮影中やオフのときなどで、思い出に残っていることはありますか? チャン監督 三吉さんが「スンデ」という豚のホルモンを詰めて蒸した韓国料理が大好きでよく食べていたのを覚えています(笑)。今回は、みんなで一緒に食事をする機会がたくさんあって、本当に楽しかったです!  三吉さん そうですね。私が韓国ですごくいい文化だなと思っているのは、休憩時間を一斉に取って温かいご飯をみんなで一緒に食べること。撮影が終わってからも、みんなで食事に行ったほどです。韓国の方は乾杯の回数がすごく多いですが、そのおかげでチームワークもどんどん良くなった気がします(笑)。 自分がしたいと思っていることは、なるべく周りに話す ―素敵な習慣ですね。以前、三吉さんに取材をさせていただいた際、「最終的にはハリウッドを目指しているが、まずはアジアで活躍できるようになりたい」とおっしゃっていましたが、まさに有言実行ですごいなと。夢を実現するうえで必要なことやご自身が実践していることがあれば、教えてください。 三吉さん 私は言霊を信じるタイプなので、自分がしたいと思ったことをなるべく周りの人に話すようにしています。というのも、「本当は何を考えているのか」とか「どういうことをしたいと思っているのか」といったことはなかなか見えにくい部分でもありますから。興味を持っていることを話しているうちに、少しずつそれに近づける機会をいただけるようになっていくんだなと実感しているところです。 あと、私自身は「知らないところに飛び込んで冒険をしたい」という好奇心が強いので、機会があればまずは1回挑戦するようにしています。そのうえで意識しているのは、“なりたい自分”がブレないようにすることです。 大事なのは、ふたたび這い上がって一歩を踏み出すこと ―それでは最後に、ananweb読者にメッセージをお願いします。 チャン監督 僕たちが作った『ナックルガール』は、若者たちの無鉄砲さを描いた作品でもあるので、一種の青春モノとして観ていただければと思っています。人は年を取るとすべてのことに対して慎重になってしまい、何事にも果敢に挑むことができなくなってしまうものですが、そういうときこそ計算せずに前に突破してもらえたらなと。 日本でも韓国でも、いまの若い人たちにはそういったチャレンジ精神が足りなくなっているように感じています。でも、若い時期というのは2度と来ないので、みなさんにも青春を存分に楽しんでもらいたいです。 三吉さん いろんな悩みを抱えるなかで、前に進む気力も元気もなくなってしまうときってありますよね。そういうときは立ち止まっても、ひたすら落ち込んでもいいと思います。でも、そのあとに大事なのはふたたび這い上がって一歩を踏み出すこと。人によってスピード感も経験してきたものも違いますが、20代や30代はまだまだ可能性も無限大ですから。自分の芯みたいなものを忘れなければ、絶対に大丈夫です。 表に感情を出すのが苦手な方でも、闘争心や悔しさを内に秘めていて爆発させたいという気持ちはあると思います。ただ、それがうまく出せないのであれば、この作品がみなさんを駆り立てて、背中を押してくれるはずです。正直に言うと、撮影中は戦ってばかりいたので、そんなことを考える余裕はありませんでした(笑)。でも、完成した作品を観たときにそういうことをすごく感じたので、ぜひみなさんにもそのメッセージは受け取ってほしいです。 インタビューを終えてみて…。 圧倒的な美しさを見せる三吉さんとお茶目で明るいチャン監督。終始和気あいあいとした雰囲気のおふたりからは、言葉や文化の違いを超えていい関係性が出来上がっているのが伝わってきました。ぜひ、おふたりが作品に込めた思いも感じてください。 戦闘モード全開で、新たな自分が覚醒する! 次々と繰り広げられる衝撃的なアクションと、スピード感のあるストーリー展開から目が離せなくなる本作。アドレナリン全開で突き進む主人公の生き様は、観る者の気持ちを高ぶらせ、閉じ込めていた思いも解放させてくれるはずです。 写真・園山友基(三吉彩花、チャン監督) 取材、文・志村昌美 ストーリー ボクサーとして高みを目指していた橘蘭のもとに、ある日突然、大切な妹が失踪して自殺したという知らせが警察から届く。しかし、警察の検視結果を信じることができない蘭は、独自の調査を開始。そして、巨大な犯罪組織と「ガレージ」と呼ばれるルール無用のコロッセオが事件に関係していることを突き止める。 人を死に至らしめるほどの暴力が横行する犯罪組織に、「何が何でも絶対闘う」と決意した蘭。大切なグローブの代わりにナックルをはめた蘭は、元恋人と頭脳明晰な天才ハッカーの協力を得ながら、妹を救うべく命をかけた闘いに挑んでゆくことに…。 興奮に包まれる予告編はこちら! 作品情報 『ナックルガール』Prime Videoにて世界独占配信中 (C)2023 Amazon Content Services LLC or its Affiliates 写真・園山友基(三吉彩花、チャン監督) https://ananweb.jp/anew/515475/ Source: ananweb

  • 2023.11.10

鈴村健一、今年の『AD-LIVE』は「とても面白いなと感じています」。 – 写真・園山友基 文・田嶋真理  スタイリスト・村田友哉(SMB International.) ヘアメイク・大橋美沙子 | ananweb – マガジンハウス

いつもドラマや映画に注目しているこのコラムですが、今回は話題の舞台をご紹介! 人気声優・俳優が多数出演し、すべてアドリブで紡ぐ、唯一無二の舞台劇『AD-LIVE(アドリブ)』で、総合プロデューサーを務める鈴村健一さんにお話をうかがいました。 「ほとんど事前には何も決まっていません(笑)」 【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 164 15周年を迎える『AD-LIVE』。2023年のテーマは、「運命のやりなおし」。物語の始まりは、神すら予測できないトラブルによってひとりの人間が命を落としたこと。 トラブルの一部始終を天界で見ていた神は予想外の事態に慌て、ふとひらめきます。「運命をやりなおして、本来たどり着くべきだった真実の結末を迎えてもらおう!」。 神はその人間と縁があった人物を召喚し、真実の結末へ導こうとするのですが、縁があった人物を名乗る者が、3人も出現。3人のうち、本物はたった1人。 神は「この妨害は悪魔の仕業に違いない!」と確信するも、全てを思い通りにすることはできません。さらに、命を落とした人間も記憶が曖昧になってしまいます。 悪魔の手先が誰かを突き止め、神から与えられた、「未来をも変える運命の玉」の力を使い、ときに翻弄されながら真実の結末にたどり着くことはできるのでしょうか……!? 東京特別公演では、11月11日に浅沼晋太郎さん、岡本信彦さん、小野賢章さん、梶裕貴さん。11月12日に内田雄馬さん、木村良平さん、陳内将さん、福山潤さん。そして総合プロデューサーを務める鈴村健一さんも出演します。 ーー『AD-LIVE 2023』の開催が決まったときのお気持ちを教えてください。 鈴村さん 15周年の実感は湧いていないのですが、結論から言うと、今年はとても面白いなと感じています。 ーー今回の公演で印象に残っていることは? 鈴村さん 東京公演初日の下野紘くんと鳥海浩輔くんです。夜公演では、ステージの上からお客さんがすすり泣く声がたくさん聞こえて。「すごいな。泣かすね~、君たち」と思いました。初日の後に、一緒にご飯を食べに行ったのですが、ふたりとも公演の内容に満足してくれていました。 初日の後にいただいた感想は、即興に見えないという声が多くて。「どこまで決まっているんですか?」とも聞かれたんですけれど、毎年の公演同様、ほとんど事前には何も決まっていないんです(笑)。ふたりにはとても助けられました。 ーー『AD-LIVE』が長く愛されていることを実感した瞬間はありますか? 鈴村さん たくさんの同業者の方々が『AD-LIVE』の存在を知ってくださっているんです。今回、新しくオファーをして、大阪公演に出演してくれた武内駿輔くんも「知っています」と言ってくれて。昔は「アドリブという舞台があって、即興劇なんだけど……」と、ひとつひとつ説明をしていたんです。最近はそういうことをしなくても「お噂はかねがね」という感じになっていて。うれしく思っています。 意外なのは、辻親八さん、山寺宏一さん、中博史さんなど、ベテランの方々が観てくださっていること。「観たよ、鈴村」「あれどうやっているの?」「ザ・演劇だな」と、興味を持ってものすごく褒めてくださって。力になっています。 山寺さんには「やっているね~、『AD-LIVE』」と声を掛けられて。「山さん、出てくださいよ」と返したら、笑顔で「やだよ」って言われちゃいましたが、いつの日か出ていただきたいです。今でもなんとか説得できないかと、虎視眈々と狙っています(笑)。 ーーこれまでの公演で、もっとも印象に残っている出演者の化学反応は? 鈴村さん やっぱりそうかと思ったのが、木村昴くんと杉田智和くんの公演(『AD-LIVE 2021』)です。杉田くんがどこまでも自分の世界で行くと思ってはいましたが、ここまで行くかと。杉田智和にしかできないことをやって、ステージから帰ってきました。 木村昴くんは自分の劇団を持っているほど、ザ・演劇なところを持っている方です。でも杉田くんには演劇的なセオリーがほぼほぼ通じなくて。ものすごく疲れた様子でステージから帰ってきました(笑)。杉田くんはさっぱりした表情で帰ってきましたが。 想定はしていましたが、それ以上にすごかったです。もし次回、杉田くんに出てもらえるなら、どのような方とやっていただけるんだろう。木村くんは、正統派の演劇脳を持っている方との組み合わせも観てみたいなと。いろんな想いがよぎる公演でした。 ーー最後に、これからの『AD-LIVE』で実現したいことを教えてください。 鈴村さん 専用の劇場を設置して、常時公演ができる状況を作ったり、一般の方々から舞台の参加者を募集しても面白いと思っています。僕が20代の頃は小劇場ブームで、日本中に小劇場があり、たくさんの舞台を観ました。そのなかで僕がもっとも感動したのが、美術館を劇場にした演劇でした。 複数階ある美術館を貸し切って作られていて、まずは1階でドラマが起きるんです。それから、観客が役者を追いかけて2階に上がるとドラマの続きを観ることができ、3階で結末が観られるんです。いつか『AD-LIVE』で、これをやりたいと思いました。ホテルを貸し切って、宿泊中にどこかで同時多発的にドラマが起こるなんて展開ができたら、面白いなと思っています。 インタビューのこぼれ話 青い衣装がとってもお似合いだった鈴村さん。「実はラッキーカラーで。会社(株式会社インテンション)の色も青なんです」「ちなみに、僕のデビュー曲で会社名でもある“インテンション”は、僕の演技のお師匠さんである青柳敦子さんから教えていただいた言葉で、すべてのことには意図があるという意味を持っているんです」(鈴村さん)。 Information 舞台劇『AD-LIVE 2023』【東京特別公演】土曜 昼公演:13:00開場・14:00開演/夜公演:17:30開場・18:30開演日曜 昼公演:12:00開場・13:00開演/夜公演:16:00開場・17:00開演 【東京特別公演・片柳アリーナ】11月11日(土):浅沼晋太郎、岡本信彦、小野賢章、梶裕貴11月12日(日):内田雄馬、木村良平、陳内将、福山潤全日出演:鈴村健一 【公演に関する問い合わせ】ホットスタッフ・プロモーション 050-5211-6077(平日12:00〜18:00) 【配信情報】全公演、ライブ・ビューイング&ライブ配信決定!チケット発売中!ライブ・ビューイング詳細https://liveviewing.jp/ad-live2023/ライブ配信詳細https://ad-live-project.com/2023/live_streaming/ 『AD-LIVE 2021』各配信サイトにてレンタル配信順次開始!「if〜建前と本音〜」をテーマに、シリーズ初の二幕構成で行われ、大きな話題となった『AD-LIVE 2021』が各配信サイトにてレンタル配信が順次開始!https://ad-live-project.com/2023/streaming/ 【Blu-ray&DVD】『AD-LIVE 2023』2024年3月6日より発売開始。https://ad-live-project.com/2023/blu-ray_dvd/ ©AD-LIVE Project 写真・園山友基 文・田嶋真理  スタイリスト・村田友哉(SMB International.) ヘアメイク・大橋美沙子‎ 写真・園山友基 文・田嶋真理 スタイリスト・村田友哉(SMB International.) ヘアメイク・大橋美沙子 https://ananweb.jp/column/ikemendorama/515342/ Source: ananweb

  • 2023.10.27

チ・チャンウクが明かすウィ・ハジュンとイム・セミとの関係「こんなに違うのに仲がいいから不思議」 – 写真・園山友基(チ・チャンウク、ウィ・ハジュン、イム・セミ) | ananweb – マガジンハウス

さまざまなヒット作を輩出している韓国ドラマ界から新たに誕生した話題作といえば、現在ディズニープラス スターで独占配信中の『最悪の悪』。見どころ満載のクライムアクション・ドラマとして、大きな反響を呼んでいます。そこで、こちらの方々にお話をうかがってきました。 チ・チャンウクさん、ウィ・ハジュンさん、イム・セミさん 【映画、ときどき私】 vol. 609 1990年代の韓国を舞台に、江南と中国、そして日本の麻薬密売に関わる捜査の裏側をスリリングに描いた本作。ある犯罪組織に潜入捜査をすることになった田舎の刑事パク・ジュンモを演じているのは、『ヒーラー~最高の恋人~』などで知られ、”ロマンスの名手”として人気のチ・チャンウクさん(写真・中央)。対する犯罪組織のリーダーで元DJのチョン・ギチョルには『イカゲーム』で一躍ブレイクを果たしたウィ・ハジュンさん(左)、さらにジュンモの妻で麻薬保安官のユ・ウィジョンには韓国の実力派俳優イム・セミさん(右)が出演しています。 今回は、現場の様子や共演者が知る意外な一面、そして日本の好きなところなどについて、語っていただきました。 ―前半で山場のひとつといえば、ジュンモとギチョルが初めて対峙するシーンですが、特にチ・チャンウクさんとウィ・ハジュンさんの表情や目の動きが素晴らしかったです。おふたりのなかでも、駆け引きなどがあったのでしょうか。 チ・チャンウクさん あのシーンに関しては、監督やアクション監督をはじめスタッフの方々が事前にいろんなことを計画的に決めてくれていました。なので、僕たちは現場であれこれ悩む必要はなく、感じたことを少しずつ入れながら修正を加えていくだけだったと思います。 本当に面白い構図で組み立ててくださっていたので、2人が対面する様子を最大限に表現することができました。そういったこともあって、個人的にはあのシーンの撮影がとても楽しかったです。 ウィ・ハジュンさん 実は、ジュンモとギチョルが初対面するシーンは、僕たちにとっても初めての撮影だったんですよ。 視線がぶつかり合い、強烈な映像を撮ることができた ―そういう状況も相まって、あの緊迫感が生み出されていたんですね。 ウィ・ハジュンさん 僕もチ・チャンウクさんと同じように特別な計算や準備をすることなく、ギチョルに入り込むことだけを考えて現場にいました。そのなかでも意識したのは、チャンウクさんの目をひたすらじっと見つめること。そうすることで、自然とギチョルになることができました。 あのシーンでは、お互いの視線がぶつかり合っていたこともあり、強烈な映像が撮れたと思っています。たくさんのことを学び、エネルギーをもらうことができたので、いまは撮影現場が恋しいです。 ―そんなお二人の間にいたイム・セミさんは、現場で意識されていたことはありましたか? イム・セミさん 男性のほうが多い現場でしたが、性別に関係なく、「同じ演技をする仲間」という感覚のほうが強かったので、むしろすごく楽だったなと思っています。今回、私は男性陣のようにアクションシーンに関わることはありませんでしたが、みんなにより近づきたいと思っていたので、自分が出ていないシーンでも現場には行くようにしました。 そうすることで自分も組織の一員であるかのような気持ちになれたので、それもよかったのかなと。俳優同士がお互いに心配りをし合えたからこそ、できたことは多かったと思います。 3人でいると、ケミストリーが生まれるの感じる ―なるほど。劇中では、イム・セミさん演じるジュンモを巡って、3人が複雑な関係となりますが、普段のみなさんはいかがですか?  チ・チャンウクさん 僕が感じているのは、どうしてこの3人はこんなにも性格が違って、すべてがバラバラなんだろうということです(笑)。 ウィ・ハジュンさん あはは!  チ・チャンウクさん でも、それなのにこんなに仲がいいから不思議ですよね。 イム・セミさん 確かにそうですね。 チ・チャンウクさん 3人のなかで特に役割的なものはなく、一緒にいるだけでとても楽しいので、それによってシナジー効果やケミストリーが生まれているように感じています。 ―素敵な関係性ですね。ちなみに、このなかで意外な素顔をお持ちの方がいれば、教えてください。 チ・チャンウクさん みなさんは僕たちの意外な一面というのが意外と気になるみたいですね(笑)。 ウィ・ハジュンさん これは結構よく聞かれることですよね。 チ・チャンウクさん みなさんがどう見ているのかわかりませんが、おそらくこの3人のなかだったらイム・セミさんが一番意外な面が多いんじゃないかな。というのも、どちらかというと物静かなタイプに見えるかもしれないですが、実はすごくアクティブ。マラソンをしたり、自然環境のための運動をしたり、さまざまな啓蒙活動にも取り組んでいるんですよ。人々にいろんなメッセージを伝えたいという情熱をすごく持っている方だと思います。 日本の伝統的な部分にも、興味を向けていきたい ―幅広い活動をされていてすごいですね。では、日本に対しての印象や好きなカルチャーなどについてもお聞かせください。 チ・チャンウクさん 日本といえば、僕はいつもアニメーションを楽しんでいます。あと、最近観た作品で面白かったのは、ドラマ『サンクチュアリ -聖域-』。ほかにも『ドライブ・マイ・カー』など日本にはいい作品が多いですし、一緒に仕事をしたい監督はたくさんいます。 イム・セミさん 私も日本のアニメーションが大好きで、宮崎駿監督の『となりのトトロ』を観たときには、「こんな世界があるんだ。なんて愛らしいんだろう」と夢見たのを覚えています。 ウィ・ハジュンさん 僕は世界的な監督である是枝裕和監督の『そして父になる』などが好きで、人間の描写が素晴らしいと感じています。いつか、そういった“人間の匂い”がするような作品でご一緒できる機会があればうれしいなと思っています。 チ・チャンウクさん あとは、やっぱりおいしいお店がたくさんあるところや気持ちのいいスパがあるのも魅力ですよね。僕は日本には旅行でもよく来ているので、いまやなじみのある国ですが、本当にいい印象を持っています。 ウィ・ハジュンさん 確かに、僕もおいしいお店がいっぱいあるところは好きですね。ほかにも、日本のストリートファッションがすごく素敵だなと思って見ています。 イム・セミさん それから日本には豊かな自然があるので、そういうところでキャンプをしたり、お散歩したり、日本的な旅館に泊まったりできたらいいなと。以前は、東京や大阪のような華やかでキラキラしている大都会を訪れることが多かったですが、最近は自然のほうに関心を持つようになりました。これからは日本の伝統的な部分にも興味を向けたいなと思っています。 ベストを尽くした作品を楽しんでほしい ―それでは最後に、ananweb読者に向けてメッセージをお願いします。 チ・チャンウクさん 今回、僕たちは『最悪の悪』という作品のために日本を訪れました。みんなでベストを尽くして撮った作品なので、みなさんにも楽しんでいただけたら、僕たちもうれしいです。 ウィ・ハジュンさん 日本のファンのみなさんと会うことができて、とてもいい思い出になりました。ぜひ、この作品を愛していただけたらと思っています。 イム・セミさん 信号ですれ違った人とでもいいので、「『最悪の悪』ってドラマ面白かったよね!」と言い合っていただきたいです(笑)。 インタビューを終えてみて…。 劇中では緊張感が張り詰める関係性にいる3人ですが、実際はとても仲が良く、和気あいあいとした雰囲気が漂っていました。お互いをリスペクトし合っているからこそ本気でぶつかり合うことができ、数々の名シーンが生まれたのも納得です。みなさんがいつか日本の作品とコラボする日が来るのを楽しみにしたいと思います。 過激でスタイリッシュな映像に魅了される! 圧巻のアクションシーンだけでなく、怒涛の展開と洗練されたストーリーで観客を一気に引き込む本シリーズ。交錯する人間模様のなかで、”最悪の悪“とは一体誰のことなのか。最後の最後までスリル満点で、目が離せなくなること間違いなし! 写真・園山友基(チ・チャンウク、ウィ・ハジュン、イム・セミ) 取材、文・志村昌美 ストーリー 1995 年、韓国から日本へ流れる麻薬密売の情報が入り、犯罪組織を解体するために韓国と日本が合同捜査に乗り出す。そんななか、田舎町の刑事ジュンモは、昇進のために江南連合へ潜入捜査することを決意する。 しかし、まさか自分と妻のウィジョン、そして犯罪組織のボスであるギチョルとの複雑な関係に踏み込むことになろうとは考えてもいなかった。逃れられない運命の輪に巻き込まれ、組織に深く入り込んでしまったジュンモは、次第に不安を募らせる。任務を完了したとき、彼らは元の生活に戻れるのか…。 衝撃が走る予告編はこちら! 作品情報 『最悪の悪』ディズニープラス スターにて独占配信中(全12話/初回一挙3話、4話以降は毎週水曜2話ずつ配信、最終週は3話一挙配信) (C) 2023 Disney and its related entities 写真・園山友基(チ・チャンウク、ウィ・ハジュン、イム・セミ) https://ananweb.jp/anew/509387/ Source: ananweb