尹秀姫

  • 2024.05.30

ついにSEVENTEENが初のスタジアムツアーを完走! 「夢のステージに13人で立てたことが幸せ」 – 取材・文 尹 秀姫 写真・ (P)&(C) PLEDIS Entertainment | ananweb – マガジンハウス

SEVENTEENがスタジアムツアー「SEVENTEEN TOUR ‘FOLLOW’ AGAIN TO JAPAN」を開催した。このツアーは昨年の7月にスタートした「SEVENTEEN TOUR ‘FOLLOW’」のアンコールコンサートで、韓国では3月30、31日に仁川・アシアードメインスタジアム、4月27、28日にソウル・ワールドカップ競技場、日本では5月18、19日に大阪・ヤンマースタジアム長居、5月25、26日に神奈川・日産スタジアムの計8回に渡って公演してきた。ここでは日産スタジアムの初日、5月25日のライブの模様をレポートします。 13人が日産スタジアムに! CARATの歓声が渦巻くビッグステージ 【ペンになってもいいですか!?】vol. 205 轟音が大きなスタジアムに轟き、ステージを隠すように覆われていたスクリーンが上がると、そこにはビジューでデコレーションされたシルバーのジャケットをまとったSEVENTEENの13人の姿が。昨年、行われたドームツアーと同じく、「Super」でのスタートとなったが、前回を超えるスケールの大きさが、これはスタジアム公演なのだということを強く印象づけた。 メンバーもパワーみなぎるパフォーマンスで気合を感じさせるが、時折見せる笑顔でステージを楽しんでいることが観ているこちらにも伝わってくる。曲のクライマックスにはステージに炎が次々と打ち上がり、ステージ後方から花火が上がる。ド派手な演出でスタジアム公演はスタートした。 ライブ序盤が終わると、「スタジアムにSEVENTEENが来ました!」と興奮気味に叫ぶHOSHI。そんなHOSHIを見ながら、JEONGHANは3曲目の「CLAP」でHOSHIがセンターに立つパートでいつも以上に頭を振りかぶって踊っていたとおかしそうに明かした。 自己紹介ではDKが「本当に信じられないです、日産スタジアム。完璧じゃーん!」といつもの挨拶を交えつつ、さらには「今日は歌を準備しました」と生バンドの演奏つきでソロ曲「Go!」を披露。THE 8️は会場のCARAT(ファンの総称)の歓声を生で聞こうとイヤモニを外し、上を指差してもっともっとと大きな歓声を引き出していた。 JOSHUAはドーム公演でもやっていた両手でたれ耳を作る“シナモン”ポーズをしながら、「JEONGHANに“シナモン”じゃなくて“シュナモン”に替えたらと言われたんです」と言って「イット?」「シュナモン」という新たなコール&レスポンスを誕生させた。HOSHIは「今何時?」「10時10分!」のコール&レスポンス、そして「ホランへ」で虎の手ポーズまで、いつもの流れを満員のスタジアムでもやってみせた。 JEONGHANも、いつの間にか定番の挨拶になった“充電”を「恥ずかしくて最近“充電”してなかったんですけど、今日は日産(スタジアム)だから」と言って久しぶりにやってみせたが、やはり恥ずかしかったのか最後は盛大に照れていた。JUNはVサインで猫耳を作り、Vを客席に飛ばすとCARATたちが「にゃー」と鳴くコール&レスポンスで大きな歓声を引き出し、満足げ。 残念ながらドームツアーには参加できなかった統括リーダーのS.COUPSは、笑顔を見せただけで会場からは大歓声が。そんなCARATの歓迎を受けて「僕が戻ってきました」とうれしそう。 この日、自己紹介の順番がラストだったWOOZIが「いつもメンバーたちの長い長い話に付き合ってくださってありがとうございます」と挨拶するほど、長い自己紹介タイムとなった。 今回のスタジアムツアー「SEVENTEEN TOUR ‘FOLLOW’ AGAIN TO JAPAN」は昨年のドームツアーのアンコール公演という位置づけではあるものの、今回から追加になった曲もたっぷり用意されていた。 「Rock with you」の日本語バージョンは、広いスタジアムという会場の後ろの席にいるCARATたちも近くで観ることができるバックステージで披露され、疾走感のあるメロディはまだ日が高く明るいスタジアムによく似合っていた。 ユニットステージでも、ボーカルチームは「Yawn」、パフォーマンスチームは「Back 2 Back」、ヒップホップチームは「Monster」とそれぞれ新曲ステージを用意。そして前回のドームツアーでCARATが一番待ち望んでいた「God of Music」も今回はじめてパフォーマンス披露した。 「CARATのみなさん、大好きです!」というHOSHIのシャウトで始まった「All My Love -Japanese ver.-」では、DKが跪いてWOOZIの手を握るモーメントも。パフォーマンスに注目されがちなSEVENTEENだけれど、誰がボーカルを取っても聴かせることができるのも彼らの強み。SEUNGKWANのハイトーンがスタジアムに響くと、会場からは感嘆の声があちこちから漏れ聞こえてきた。最後の「まもってあげる いつも」という歌詞のパートをJEONGHANが歌っていることから、「みなさん、JEONGHANさんが守ってくれるそうですよ」とHOSHIが言うと、JEONGHANも「もちろんだよ」とにっこり。 完全に日が落ちて真っ暗になったステージにピアノの旋律が鳴り響き、始まったのは新曲「MAESTRO」。最初はHOSHIが握っていた指揮棒が次々と持ち主を変えて最後はWONWOOの手に渡っていたり、中盤、激しくリズムを刻むパートでメンバーが怒涛のステップを見せたり、サウンドだけでなくパフォーマンス的な見どころも多いこの曲で、スタジアムの観客も一斉に沸いた。 「さっきから思ってたんですけど、果てしなく席が見えますね」というMINGYUの言葉に、「ライブも終盤にさしかかっていますが、今もまだ夢のようです」とSEUNGKWAN。そしてその「夢」というワードをきっかけに「DREAM」のアカペラの大合唱がメンバーとCARATの間で始まってしまうのもすっかりおなじみに。 そして日産スタジアムでウェーブが見てみたいということで、SEVENTEENとCARATの公式カラー、Rose Quartz&Serenityにスタジアムの客席が染まった。この2色のウェーブがスタジアムの最前列から一番後ろの席にまで到達し、さらに後ろから前へ戻って来る様子をメンバー全員がステージから見届けて、感動したDKが「この景色の中にダイブしたい」と言うと、メンバーだけでなく客席からも「見せて」のコールが湧き上がる一幕も。最後には客席に「DAISUKIARIGATO」の文字が浮かび上がった。 ラストはDKの朗々とした歌声から始まる「HOT」。最後まで気合の入ったパフォーマンスでスタジアムを圧倒して終わるかと思いきや、「まだまだだよ、日産“テチャン!”(合唱)」というHOSHIの掛け声で会場のCARATたちも負けじと「HOT」のリフレインを叫ぶ。そうして会場の興奮が最高潮に高まる中、ステージ後方から大きな花火が連続して打ち上がり、スタジアムにふさわしいクライマックスで本編は終了した。 アンコールではメンバーそれぞれ広いステージに散り散りになりながら、CARATとのコミュニケーションを楽しんだ。広いアリーナ席を囲むように設けられた花道にまっさきに駆けていったのはMINGYUとDINOで、JEONGHANはキックボードに乗りながら花道をスイスイ移動していく。 スタジアム公演で新たに追加された「Together -Japanese ver.-」ではMINGYUがステージの中央に陣取り、スタジアムのステージから眺める景色を愛おしそうに眺めていたかと思えば、DKはWOOZIとのハーモニーを響かせるパートでWOOZIをバックハグ。 THE 8️の「リフトアップ!」の掛け声でメンバーが座ったリフトが上がると、この日最後のMCへ。DINOは「夢のような瞬間を作ってくださって本当にありがとうございます!」と深々とお辞儀しながらハートを飛ばし、VERNONは「これからもCARATのみなさんが幸せになれるようにがんばります」と笑顔を見せた。 SEUNGKWANはWONWOOの決めゼリフ「月がきれいですね」と口にしたものの、あいにくの曇り空で月が見えず、苦笑しつつ「グァンランへ」と締めくくり。SEUNGKWANにお株を奪われたWONWOOはそれでも負けじと「月がきれいですね」とコメント。JOSHUAまでもが「月がきれいですね」と言い始め、メンバーから「月はどこ…?」とツッコまれていた。 S.COUPSは「僕は足の負傷でスタジアムに立てないと思っていたので、こうして夢のステージに13人で立てたことが何よりも幸せです。これから10年、20年後も日産スタジアムで公演できるグループでいたいです。そしてCARATとSEVENTEENをいつまでも守れるリーダーでありたいです」と気持ちを新たにコメントした。 最後には、SEVENTEENのコンサートのアンコールではおなじみの「VERY NICE」の無限リピート。いつまでも続く「アジュナイス!」のリフレインに、SEVENTEENもCARATも全力で遊び尽くした。 夢のドーム公演、ドームツアーを経て、さらに新たな夢となったスタジアムまで叶えたSEVENTEEN。彼らがまた新たな夢に向かっていく姿をこれからも見守っていきたい。 (P)&(C) PLEDIS Entertainment 取材・文 尹 秀姫 写真・ (P)&(C) PLEDIS Entertainment https://ananweb.jp/column/kpop/552383/ Source: ananweb

  • 2024.04.24

パク・ヒョンシク「ほぼ素の自分が混じっている」 “本来の自分と似ている”と感じた役は? | ananweb – マガジンハウス

シャッター音に合わせ次々に表情を変え、その場の雰囲気すら変えてしまう。かつてアイドルとしてデビューしたパク・ヒョンシクさんだが、当時の愛らしさは残しつつ、キャリアを積んだ俳優としての自信と誇りがそこにはあった。 演技に懸ける情熱を軽く思われたくなかった。 「俳優として初めて撮影に臨んだ時のことは、今でもよく覚えています。僕が軽い気持ちでこの仕事に挑もうとしていると思ってほしくなかったし、自分の演技で周りに迷惑をかけたくないという気持ちも強かったので、それこそ必死にがんばりました」 そんな意気込みで演技に身を投じ、はや12年。今では俳優として過ごした時間のほうが長くなった。最新作『ドクタースランプ』では、『相続者たち』以来約10年ぶりのパク・シネとの共演も話題に。 「『相続者たち』の時はシネさんと同じシーンはあまりなかったので、今回がほぼ初共演という感覚でした。とはいえまったくの初対面ではないのでぎこちなさもなく、すぐ慣れて撮影に集中できました。『ドクタースランプ』で僕が演じたジョンウは明るくポジティブな性格。自分よりもまず周りを気遣うところも魅力的でした。それまでドラマ『ハピネス‐守りたいもの‐』『青春ウォルダム 呪われた王宮』とシリアスな作品が続いたので、気楽に楽しんでいただける軽やかな内容でありながら、共感性も高い『ドクタースランプ』に出合えたのは幸運でした」 ベストカップル賞を受賞したドラマ『家族なのにどうして~ボクらの恋日記~』のダルボン、世を忍ぶ王様だが好きな女性には押しが強い『花郎〈ファラン〉』のサムメクチョン、ツンデレから甘々へと変貌を遂げる『力の強い女 ト・ボンスン』のミンヒョクと、魅力的なキャラクターをたくさん生み出してきたヒョンシクさん。 「どの役にも自分の経験と感情を込めて演じてきましたが、なかでもやっぱりジョンウは一番、本来の自分と似ていると感じます。もちろん、ドラマ的に誇張して表現した部分はあるし、ジョンウほど勉強が得意ではなく、どちらかというと美術と体育のほうが得意でしたけど(笑)。ミンヒョクもいたずら好きで茶目っ気があるところはほぼ素の自分が混じっているなと思います。僕にとって『力の強い女 ト・ボンスン』のミンヒョク役はずっと待ち望んでいた、演じてみたいと願っていたキャラクターでした。魅力的な人物だったので台本を読む段階から夢中になって、役に入り込みました」 俳優としての経験を積み重ねながら、“演じる”ことへの難しさを感じることも増したそう。 「何事もそうだと思いますが、知れば知るほど難しさを感じるのは演技も同じです。例えばここにある水は僕にとってはただの飲み水にすぎませんが、水をよく知る人にとっては水がどの地域から来たのか気になるかもしれないし、水の成分が気になるかもしれない。それと同様に、演技も掘り下げれば掘り下げるほど、難しくなっていくものだと思います。ただ、経験を重ねただけあって現場での“立ち振る舞い”は身に付いたと思います。多少のトラブルがあっても、余裕を持って対処できるくらいには成長しましたよ」 俳優としての幸せを感じるのは、多くの人に作品が愛された時。 「たくさんの人に作品を観て、興味を持って、愛していただくことは俳優にとって一番の幸せですし、達成感もあります。どんな作品も僕がやりたいと思って挑戦してきたものなので、後悔は一つもありません。ただ現場にいるだけで楽しいんですよ(笑)。それこそ僕が演技を続ける理由、一番の原動力は“それ”かもしれないですね」 日本のドラマや映画にも興味津々で、実はかなりのアニメ好き。 「日本には本当に素晴らしい俳優さんが多くて、いつかご一緒したい方ばかりです。飛行機で偶然観た『今夜、世界からこの恋が消えても』も情緒にあふれていて、とてもいい作品だなと思いました。『るろうに剣心』は子供の頃からマンガを読んでいて、あの作品を実写化するなんて可能なんだろうかと思っていましたが、可能でしたね! 本当に素晴らしくて、監督さんにも出演者のみなさんにもリスペクトをお送りしたいです。特に主演の佐藤健さんは魅力的でしたね。それにとてもハンサム。いつか機会があれば僕もああいう作品に出演してみたいです」 約13年前、ZE:Aとして登場した号のananをお見せすると、「ずいぶん前ですよね」と大喜び。 「今回、7年ぶりに日本に来て、こんなにも僕を待っていてくれた人がいたことに感動しましたし、同時にお待たせして申し訳ない気持ちにもなりました。でもすごく幸せで、パワーをもらいました。今、こうして取材を受けていることもそうで、僕に関心を寄せていただいているということがありがたく、心があたたかくなりました。次はまたすぐに日本に来ます、待っていてください」 パク・ヒョンシク 1991年11月16日生まれ、韓国・龍仁市出身。2010年にZE:Aのメンバーとしてデビュー後、現在は俳優として活躍。4月27日と28日に大阪・オリックス劇場、30日に千葉・幕張メッセ 幕張イベントホールで、ファンクラブオープン記念イベントを行う。 ※『anan』2024年4月24日号より。写真・山根悠太郎(TRON) スタイリスト・LEE YOON KYUNG & JUNG SOL LI ヘア・LIM JUNG HO メイク・LEE JI YOUNG 取材、文・尹 秀姫 撮影協力・バックグラウンズ ファクトリー (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/544364/ Source: ananweb

  • 2024.03.29

IUが12年ぶりに来日。合唱もコールも完璧な日本の観客に感激! – 取材・文 尹秀姫 写真・Aaru Takahashi | ananweb – マガジンハウス

IUが12年ぶりに日本で公演をした、神奈川・横浜アリーナでの「2024 IU H.E.R. WORLD TOUR CONCERT IN YOKOHAMA」。3月24日(日)の様子をレポートします。 見るたびに一目惚れする気分! IUの魅力が爆発したステージ Photo by Aaru Takahashi 【ペンになってもいいですか!?】vol. 199 IUが3月23日、24日に神奈川・横浜アリーナで「2024 IU H.E.R. WORLD TOUR CONCERT IN YOKOHAMA」を開催した。 IUが日本で公演を行うのは12年ぶりのことで、ファンはもちろん、IUも公演中に「日本で公演するのは久しぶり」と言及するほど待望だった日本でのコンサート。当日は来場者全員にIUのお母様が用意してくれたプレゼントが配られ、スペシャルな公演となった。 「2024 IU H.E.R. WORLD TOUR CONCERT IN YOKOHAMA」2日目の横浜は、あいにくの雨模様だったが、1曲目の「Holssi」が始まると、大型スクリーンには青空が広がった。 ステージ中央のリフトが上がると、その中から淡い色のジーンズに同色のクロップド丈のカットソー、ラインストーンでデコられた白いヘッドフォンという出で立ちのIUが登場。今年2月にリリースしたばかりの最新ミニアルバム『The Winning』のダブルタイトル曲の1つでもある「Holssi」は、ふわふわと空中を漂うたんぽぽの綿毛をモチーフにした曲。そんなイメージどおり、IUもステージでゆらゆら揺れながら歌い、そんな彼女をキッズダンサーたちが囲んで賑やかに踊る様子が印象的。 続く「Jam Jam」はジャムと砂糖と愛を並べたリフレインと甘くふわふわしたボーカルの裏に隠されたシニカルな歌詞がユニークな曲。真っ赤なペンライトがリズムに乗って揺れる中、IUもダンサーたちと共に軽やかに踊り、ラストには妖艶な投げキッスをしてみせた。 Photo by Aaru Takahashi 2曲が終わったところで、IUは「お久しぶりですね」と挨拶。前日の公演では早くも涙が出そうだったと語り、「だけど、泣きませんでした! 今日もがんばってみます」とにっこり。 「私の母からみなさんに差し上げるプレゼントです」と紹介したプレゼントの中身はIUのトレーディングカードとカードケース、アクリルキーホルダーのセット。ちなみにこの前の週に行われた韓国公演で配られた座布団より「原価が高いと聞きました」とIUが冗談めかして教えてくれた。日本公演初日を終えた前日、お母様に「今日の公演は感動的だった」と送ったところ、「10年ぶりに会いに来た昔の友だちを覚えていてくれてありがたいね」とエピソードを語ってくれた。 今回のツアーは5つのテーマで構成されており、1つ目の「Hypnotic(催眠術をかけるような)」は冒頭の2曲以外にも「ご存知の方は一緒に歌ってください」というIUの言葉で始まった「Ah Puh」やステージの床に交通標識のようなデザインで歌詞が表示されるユニークなステージ「Bbibbi」など、ふわふわした曲が続く。「みなさんが私を見るたびに、一目惚れした気分になってほしいです」という願いから観客の記憶を消すために歌われた「Obliviate」では、ラテンのメロディに合わせたIUの豊かなハイトーンが会場を包み込んだ。 Photo by Aaru Takahashi 2つ目のテーマ「Energetic」に移るインターミッションでは、1人の少女がステージに現れ、まるで森の中を彷徨うような物語が展開された。灯りひとつを手に持ち、激しい雷雨にさらされた少女はやがて明るい森に出る。そこで見つけたのは、猫耳姿のIU。「Celebrity」は客席も一体となって横浜アリーナに大合唱の声が鳴り響いた。 「次の曲はみなさんの練習の真価が問われる曲です」という紹介で始まった「Blueming」では、練習の成果なのかこれまでで一番大きく揃ったコールが響き渡り、IUも曲の合間に「上手!」とうれしそう。MCでは、12年前の日本での公演と比べて「当時は本当に静かだったんですよ。集中力が最高でした」と振り返り、「今はそれにプラスしてエネルギーが増しています。完全体になりました」と褒め称えた。 このテーマの最後に歌われた「観客になるよ」は、IUにとって特別な意味を持つ曲だそう。「私にとって観客とは、私という人間を完成させてくれる大きな一欠片です。そのことに感謝して、私は小さな人間ではありますが、みなさんの人生のうちの小さな一欠片になりたくて、私もみなさんにとっての観客になりたいという想いを込めて、この歌詞を書きました」と、この曲に込めたメッセージを伝えてくれた。 IUが手にペンライトを持ってこの曲を歌うのと同時に、スクリーンにはこの曲を一緒に歌う観客の姿が映し出され、まさにタイトルどおりIUが観客となる逆転現象を見せてくれた。 Photo by Aaru Takahashi 3つ目のテーマは「Romantic」。そんなテーマにぴったりの桜色のシフォンワンピースで登場し、キューバの首都の名前を冠した「Havana」で爽やかな風を吹き込んだ。 実は2つ目と3つ目のテーマの間、スクリーンではIUが日本に到着した時の映像が流れていた。それは日本にやってきたIUのために用意した映像広告が街のビルの大型ビジョンに流れるのをIUが見守る様子を撮ったもので、この広告がとても感動的だったとIUは大興奮。 「思えば、私の感動はここから始まったんだと思います。日本には本当に久しぶりにきたので、みなさんが私のことを忘れてしまっていたとしても、私は何も言えないですよね。でも、みなさんが私の曲を聴きにこんなに来てくれるだなんて、私一人だけが知らなかったんです。もしみなさんがずっと片想いだと思っていたなら申し訳ないです。でも、私たちは両想いです。私もたくさん愛してます」と、日本のファンに愛をアピール。 「金曜日に会いましょう」では観客の見事な合唱に再び感動し、「他の歌手のコンサートに行くのは大丈夫だけど、この調子で(今日みたいに)一緒に歌うのは絶対ダメ。これだけは独占したい! 約束して?」と、意外に独占欲が強い一面をのぞかせた。 Photo by Aaru Takahashi 4つ目のテーマ「Ecstatic」では真っ赤なドレスに着替えて、6thミニアルバム『The Winning』のダブルタイトル曲の1つ「Shopper」からスタート。これまではファルセットでの高音が多かったが、この曲ではIUの地声でのハイトーンが続く、華やかでありながら迫力も感じる曲。それだけに会場の雰囲気もより一層盛り上がり、クライマックスへ向けて熱気を帯びていく。 静かなピアノの旋律と絵本の読み聞かせのようなボーカルで始まる「above the time」、そしてIUの原点と言える「You & I 」では時計の針を13年ほど前に戻し、当時を思わせるハイトーンを横浜アリーナに響かせた。 Photo by Aaru TakahashiPhoto by Aaru Takahashi アンコール、この日5つ目のテーマは「Heroic」。「Shh..」、「23」、そして1曲目にも歌った「Holssi」までを歌い、感動のコンサートは終了かと思いきや、鳴り止まない拍手と客席の大合唱に応えて再びIUがステージに登場。ダブルアンコールでは、まさかの撮影OKとなり、「よく撮れたものだけSNSにアップしてくださいね」というIUのジョークの後、ドラマ「愛の不時着」から「Give You My Heart」をしっとりと聴かせてくれた。 さらにIUも主演したドラマ「ドリーム・ハイ」のOST「Someday」など、ダブルアンコールではセットリストにはない予定外の曲を自由に歌うコーナーとして、観客の希望を尋ねる場面も。最後にはIUが作詞した「Epilogue」でIUのコンサートは終了。「幸せな時間でした」というメッセージと笑顔を残して、ステージを後にした。 Photo by Aaru Takahashi 取材・文 尹秀姫 写真・Aaru Takahashi https://ananweb.jp/column/kpop/541344/ Source: ananweb

  • 2023.12.06

荒牧慶彦、七海ひろきと高野洸は「仲間でありライバルであり、業界を一緒に盛り上げてくれる同志」 | ananweb – マガジンハウス

昨年大好評を得た『演劇ドラフトグランプリ』 が今年も開催! プロデューサーの荒牧慶彦さんと、座長を務める七海ひろきさん、高野洸さんに“演劇”への想いを伺いました。 『演劇ドラフトグランプリ』とは…座長に選出された数名の俳優たちが、ドラフト会議によって演出家や共演する俳優を自らドラフト指名してチームを結成。上演時間や舞台形式などのルールにのっとり、クジで決まったテーマに沿って演劇作品を創作し、公演当日に作品を披露。審査員と観客の投票によりグランプリを決定するイベント。荒牧慶彦さんが発案し、その企画・プロデュースで昨年6月に第1回が開催され好評を得た。 高野 洸×荒牧慶彦×七海ひろき 荒牧慶彦:「演劇ドラフトグランプリ」を初めて開催した去年は手探り状態で、始まるまでは不安でいっぱいだったんですけど、いざやってみたら本当に面白くて! これは絶対に続けた方がいいということで、今年も開催することになりました。 高野 洸:今年もお声かけいただいて嬉しいです。去年の「演劇ドラフトグランプリ」は役者一人ひとりのパワーがとんでもなかった(笑)。僕もそれを間近で感じることができて嬉しかったですし、1日でいろんな作品が観られるのは面白いですよね。 七海ひろき:私も去年は配信で観ていたんですが、役者の情熱も、舞台を見守るお客さんの集中力もひしひしと伝わってきて、全部ひっくるめて“演劇”だなあと感動しました。 荒牧:今年は七海さんと演出家の三浦香さんという新しい風が加わってくれました。(高野)洸とはもともと仲がいいので信頼関係があるし、若い座長がいてほしいという思いもあって去年に引き続きお願いしました。他チームの座長である玉ちゃん(玉城裕規)も染くん(染谷俊之)も、僕が尊敬する先輩としてオファーさせていただきました。 高野:去年声をかけてもらったときも思ったんですけど、正直、僕でいいんですか? という思いはあるんですよね(苦笑)。荒牧くんは僕がめちゃくちゃリスペクトしてる先輩なので、この人が言うのならついていこうと思ってはいるんですけど。 七海:私も同じ気持ちです。でも、こんな機会はもうないと思うので、出させていただけるのであれば精一杯がんばります! 荒牧さんとは、舞台『ゲゲゲの鬼太郎』でご一緒したのが初めてだったけど、お芝居が大好きなんだなというのが伝わる熱い人。すべてに情熱を持って臨んでいて、どうしたらもっといい舞台になるかをつねに考えていらっしゃる。 荒牧:いやー…(照)。僕は、僕にはないものを持ってる人が好きなんですよ。例えば洸はアーティストとしてライブをやっているし、七海さんは宝塚歌劇団出身で、今は声の仕事もされている。お互いが自分のスキルを提示し合いながら、より高め合える仲間だと僕は思っていて…。仲間でありライバルであり、この業界を一緒に盛り上げてくれる同志であると思ってるんですよね。 高野:でも、チームのメンバーを決めるドラフト会議では、僕と荒牧くんが同じ役者を指名して、僕が負けてしまいました(笑)。 荒牧:そうだったね(笑)。 高野:僕は出演者の中で一番付き合いが長い(福澤)侑(ゆう)くんをまっ先に指名したんですけど…。 荒牧:僕のチームのテーマが“アイドル”だったから、振り付けができる侑が欲しかったんだよね。それに侑とはいろんな作品で共演してるから、チームにいてくれたら心強いと思って。七海さんのチームはすごいメンバーが揃いましたよね。 七海:個性的なチームになりました(笑)。唐橋充さんは一度共演してみたいと思っていたんですけど、玉城さんと指名が重なってドキドキしました。幸い、クジの引きが強くて、最高のメンバーが揃いました。 荒牧:うちも“アイドル”というテーマにふさわしく、動けるメンバーが揃いました。顔もいいですし(笑)。 高野:僕はドラフト1巡目で侑くんが取れなかったので逆に吹っ切れました。去年は最年少座長として新しいことをやろうとダンスを取り入れたりしたので、今年はまた違ったことに挑戦しようかなと。 荒牧:今年、洸が選んだメンバーは意外だったかも。2年目の覚悟が見えたよね。 七海:ドラフト会議はすごく緊張しました! 自分が選ぶ立場であることにも震えましたが、私たちがいた会場も、実際に野球のドラフト会議をする場所なんですよね。 荒牧:おふざけは本気でやる、というのが「演劇ドラフトグランプリ」のテーマなので(笑)。もちろん、演劇の素晴らしさを届けたいという気持ちはありますが、ある意味お祭りでもあるので、ファンの方に一緒になって楽しんでもらいたいんですよね。“グランプリ”と銘打つ以上、勝ち負けは出てしまうけど、僕は全員が一番星だと思っているし、ぜひ自分の推しだけでなく、この人の演技が好きだなという人を見つけてもらいたいです。 高野:豪華なキャストが揃っていますし、みんなの新たな一面が発見できる場でもありますよね。僕としては配信も盛り上がってほしいんですよ。自宅でスポーツ観戦するように、少しでも演劇に興味のある人に観ていただけたら嬉しいです。 七海:この1回の舞台のためだけにみんなとものを作る、という時間を大切にして本番を楽しみたいです。この「演劇ドラフトグランプリ」が“演劇を観た!”と感じてもらえるような、心動かされる時間になったらと願っています。 (写真中央)あらまき・よしひこ 1990年2月5日生まれ、東京都出身。2012年に、ミュージカル『テニスの王子様』2nd seasonでデビュー。2.5次元舞台を中心に、舞台『刀剣乱舞』『ヒプノシスマイク‐Division Rap Battle‐』Rule the Stageなどで人気を博す。’22年にはドラマ『たびくらげ探偵日記』で主演を務めるなど活躍の幅を広げている。 ジャケット¥82,500 シャツ¥23,100 パンツ¥33,000(以上ラッド ミュージシャン/ラッド ミュージシャン 原宿 TEL:03・3470・6760) イヤカフ、上¥9,900 下¥12,100 リング¥33,000(以上ライオンハート/シアン PR TEL:03・6662・5525) その他はスタイリスト私物 (写真右)ななみ・ひろき 1月16日生まれ、茨城県出身。2003年に宝塚歌劇団に入団し、男役スターとして人気を博す。’19年の退団後は、俳優、歌手、声優など幅広く活躍。昨年にはドラマ『合コンに行ったら女がいなかった話』に主演。今年、舞台『THE MONEY』のプロデュースも手がけた。’24年放送開始のアニメ『戦国妖狐』千夜役で声の出演。 ジャケット¥72,600(ラッド ミュージシャン/ラッド ミュージシャン 原宿) シャツ¥41,800(ガラアーベント/サーディヴィジョンピーアール TEL:03・6427・9087) 右手のリング¥24,200 左手のリング¥15,400(共にライオンハート/シアン PR) その他はスタイリスト私物 (写真左)たかの・あきら 1997年7月22日生まれ、福岡県出身。2009年よりDream5メンバーとして活動し、’14年に「ようかい体操第一」でNHK紅白歌合戦出演。活動終了後は俳優としてミュージカル『刀剣乱舞』膝丸役で人気を博し、今年は舞台『キングダム』で主人公・信を演じた。’19年にソロCDデビューも果たし、’24年1月30日に新曲『ex‐Doll』がリリース。 ジャケット¥64,900 シャツ¥23,100 パンツ¥31,900 ベルト¥13,200(以上ラッド ミュージシャン/ラッドミュージシャン 原宿) その他はスタイリスト私物 『演劇ドラフトグランプリ2023』 12月5日(火)17:00開演 日本武道館 総合演出/植木豪 総合司会/山寺宏一 特別審査員/中川晃教 楽屋レポーター/髙木俊 アシスタントレポーター/田中涼星 【劇団『一番星』】座長/荒牧慶彦 演出/川尻恵太 出演/木津つばさ、高橋怜也、福澤侑、松井勇歩 【劇団『びゅー』】座長/高野洸 演出/松崎史也 出演/北川尚弥、高木トモユキ、古谷大和、松島勇之介 【劇団『国士無双』】座長/染谷俊之 演出/中屋敷法仁 出演/糸川耀士郎、椎名鯛造、鳥越裕貴、長妻怜央 【劇団『恋のぼり』】座長/玉城裕規 演出/私オム 出演/石川凌雅、小西詠斗、萩野崇、服部武雄 【劇団『品行方正』】座長/七海ひろき 演出/三浦香 出演/加藤大悟、唐橋充、後藤大、廣野凌大 アリーナ席・1階席1万3500円 2階席1万1500円 3階席9500円 Mitt TEL:03・6265・3201(平日12:00~17:00) ※『anan』2023年12月6日号より。写真・宮崎健太郎 スタイリスト・藤長祥平 ヘア&メイク・車谷 結(荒牧さん) 塩田勝樹(七海さん、高野さん) 取材、文・尹 秀姫 構成、文・望月リサ (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/519113/ Source: ananweb

  • 2023.11.22

JO1・與那城奨の差し入れに小池栄子も大喜び! 徹底した気遣いに豆原一成が感嘆 | ananweb – マガジンハウス

差し入れ上手で知られるJO1のリーダー與那城奨(よなしろ・しょう)さんと、最年少メンバーの豆原一成(まめはら・いっせい)さん。おふたりが“手みやげ”に関するエピソードを語りました。 左から、與那城奨さん、豆原一成さん。 豆原一成さん(以下、豆原):奨くんは毎年、僕の誕生日に靴をくれるんですよ。去年もらった靴も履き潰すくらい履いたけど、今年もすごくいい靴をもらいました。 與那城奨さん(以下、與那城):前に欲しいものを聞いたら、具体的に返ってこなくて。だから僕が好きなスニーカーを贈ることにしてるんですよ。今って色とかカスタムできるから、まめをイメージしたものを毎年贈ってます。 豆原:僕は何もあげたことがないのに(笑)。 與那城:でも、まめはあげた靴をちゃんと履いてくれるからうれしいよ。 豆原:今日は(川西)拓実くんがくれた靴を履いてきたんですけど、メンバーが僕にくれる靴はすごくいいんです。今年の奨くんの誕生日にはさすがに何か贈りたいけど、僕はプレゼントを選ぶのが苦手で。奨くんは、僕がドラマの撮影をしている現場にも差し入れをしてくれたんですが、出演者の分だけじゃなく、なんとスタッフさんたちの分のケーキも買ってきてくれたんですよ! 大きな箱2つ分にケーキがたくさん入ってて! それをわざわざ自分が出ているわけでもない作品の現場に持ってきてくれたんです。そんなことしてくれる人、なかなかいないですよね。本当にやさしい! 與那城:まめだけじゃなくて、拓実と(白岩)瑠姫の撮影現場にも差し入れしに行ったかな。僕は単純にメンバーが演技してる現場を見るのが好きなんです。まめの時もそうで、現場を覗きに行くついでに、何か持っていこうかと。単にその時の思いつき。たまたま現場の近くで老舗のケーキ屋さんを見つけたので、スタッフさんも含めて現場に何人いるのかマネージャーさんに確認して、撮影の時って大変だから甘いものが食べたくなるかなと考えたりして、ケーキにしたんですよね。 豆原:あの時、小池栄子さんが、めちゃくちゃ喜んでいました! 與那城:小池さんがケーキを食べてる写真が送られてきましたね(笑)。僕たちはメンバー全員のスケジュールを共有しているので、近くで撮影しているなら、じゃあ行くかって。 豆原:いやあ、それで、じゃあ差し入れ持っていこうとはなかなかならないですけどね(笑)。 差し入れをする社長を見てかっこいいなと思った。 與那城:事務所の社長がよく現場に差し入れを持ってきてくれるんですよ。それを見て、すごくかっこいいなと思って。特に用事もないのにふらっと現れて、「がんばってね」ってさらっと置いていく。それを見て、俺もやろう! ってなった(笑)。 豆原:それで本当に実践しちゃうのがかっこいいですよね。 與那城:まめの時はスイーツにしたけど、朝だったらパンでもよかったかも。拓実の現場に差し入れした時は近くにスタバがあったから、大きいサイズのコーヒー(スターバックス コーヒートラベラー)を持っていったんだよね。 豆原:現場によくありますよね。 與那城:スタバに並んで、その大きいコーヒーとフードを「ここからここまで全部ください」って(笑)。でも頼む時、お店に申し訳なくて「今からたくさん注文するんですけど、大丈夫ですかね?」ってちゃんと事前に断りを入れました。 豆原:気遣いがすごい! 映画(劇場版 仮面ライダーリバイス)の時は現場が遠かったから来られなかったんだよね。 與那城:映画の撮影場所は遠方が多いからね。それで瑠姫がずっと文句言ってたんだよ。自分の現場には来ないのかって(笑)。その後、取材の日に差し入れしに行ったらめちゃくちゃ喜んでくれたんだけど、瑠姫だけじゃなくて現場の皆さんも拍手で迎えてくれて、めっちゃ恥ずかしかった! 豆原:僕はおいしいお店も知らないし、選ぶセンスにも自信がないから、差し入れってしたことないんですよ。差し入れするようなメンバーは奨くん以外にいないし、わざわざ僕がする必要もないかなって。でももし奨くんが一人で撮影することになった時は、今度は僕が絶対差し入れ持っていきます! 贈った人に喜ばれると自分もうれしい。 與那城:デビューしたての頃に、幼なじみから誕生日プレゼントにコーヒー用のグラスをもらったんだけど、僕はコーヒーが好きだからうれしかったな。今も愛用してます。 豆原:僕は18歳の時に母からもらった財布を今も使ってますね。革の財布なので、長く使うほどに味が出てきていて。母からは、もう自分の稼いだお金で買えるんだからいい財布に買い替えたらって言われるんですけど、母からもらったものだし、僕はこの財布がいいんです。 與那城:僕は財布はすぐ飽きて買い替えちゃうなあ。 豆原:僕はプレゼントをもらったことも、あげたことも、家族とメンバーくらいしかないんですよ。(照れくさそうに)そういえばつい先日、姉の誕生日だったんですけど、僕も21歳になったことだしと思って、生まれて初めて姉に誕生日プレゼントを買いました。プレゼントするなら何がいいと思う? ってメンバーのみんなに相談して、いろいろ考えた結果、Apple Watchにしました。アリーナツアーの広島公演に家族が観に来てくれて、その時に渡したらめっちゃ喜んでくれて…僕もうれしかったですね。 與那城:僕は弟と妹がいるので、正月に帰るたびにおねだりされるんですよね。でもただ普通に何か買ってあげるのも面白くないから、アプリでルーレットを作って、そこに金額をあてはめて、なかにはハズレとか、逆に親にいくらあげるとかっていう項目も入れて遊ぶ(笑)。そうすると、毎回すごく盛り上がるんですよ。最終的には結果にかかわらず、最高金額分くらいあげちゃうんですけどね。 豆原:やっぱりやさしい。 與那城:僕がもらう立場だとしたら、何をもらってもうれしいけど、部屋に飾る系のものがうれしいかも。インテリアってその人のセンスが問われるから、自分では選ばないものも宝くじ的な感じで面白がれるというか。 豆原:僕は、もらうとしたら自分では絶対に買わないであろう面白いものがいいです(笑)。ちょっとひとクセあるようなもの。自分がプレゼントを考えるのが苦手だから、もらう時は相手に任せたいタイプですね。 與那城:逆に自分が何かプレゼントする時はやっぱり食べ物とかのほうが気兼ねなく贈れますよね。僕は、実際に自分が贈る立場の時は相手に欲しいものを聞くほう。まめにプレゼントした靴も、事前にデザインを見せていますし。相手のことを考えて、自己満足にならないように気をつけようと心掛けています。 よなしろ・しょう(写真左) 1995年10月25日生まれ、沖縄県出身。JO1の最年長でリーダー。今年は沖縄問題を取り上げたドラマ『フェンス』や品川ヒロシ監督の映画『OUT』出演で話題に。 ニット¥29,700(フラグスタフ) ロンT¥8,800(サノバチーズ TEL:03・6427・1986) パンツ¥9,060(エジュクロ asclojapan@gmail.com) 靴¥42,900(セサ フットウェア/ノウ ショールーム hello@ontheparkstreet.com) 靴下はスタイリスト私物 まめはら・いっせい(写真右) 2002年5月30日生まれ、岡山県出身。目下肉体改造中で、栄養バランス抜群の手作り朝食がファンの間で話題に。癒しは実家の愛犬“まる”。俳優としても活動中。 カーディガン¥41,800(ダイリク info@dairiku-cinema.com) シャツ¥26,400(カネマサフィル/カネマサトウキョウ オフィス TEL:03・5784・1602) パンツ¥30,800(タンジェント TEL:050・5218・3859) 靴¥23,100(ティンバーランド/VFジャパン TEL:0120・953・844) 靴下はスタイリスト私物 ※『anan』2023年11月22日号より。写真・内田紘倫(The VOICE) スタイリスト・ダヨシ ヘア&メイク・西尾さゆり 佐々木美香 取材、文・尹 秀姫 酒井美絵子 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/516893/ Source: ananweb

  • 2023.11.05

“奇跡の35歳”チョン・ヘイン「若く見せるのではなく、若く生きるように努力している」 | ananweb – マガジンハウス

愛らしい顔立ちと鍛え上げられた肉体から、“奇跡の35歳”と称され、世界中のファンを魅了する韓国人俳優チョン・ヘインさんがananに初登場。その“奇跡”を創るための日々の体づくりや役との向き合い方を伺いました。 運動より食事が大事。普段の食生活はかなりストイックです。 35歳とは思えないほど愛らしい顔立ちに、鋼のように鍛え上げられた肉体。そのギャップで世界中の多くのファンを魅了する、チョン・ヘインさん。実際よりかなり若く見えるヘインさんにその秘訣を尋ねてみると「若く見せるのではなく、若く生きるように努力している」との答え。 「ものの考え方や捉え方など、自分が若く生きられる努力を常日頃から心がけています。運動も毎日していますし、口に入れるものにも気をつけています。朝は起きぬけの空腹時に乳酸菌と抗酸化ビタミンを摂って、食事は1日2回。昼と夜に食べるようにして、14時間から16時間くらいは空腹を維持しています。お酒は習慣としては飲まず、飲むのは本当に必要な時だけ。あとはお水を1日に1.5Lは飲みます。ただ、塩分を長く体にとどめるのはよくないので、食事で塩分を摂りすぎたと感じたら、そのぶん水分の量を増やして、できるだけ早く排出するようにしています。こうして話してみると、本当に基本的なことしかしていないんですが、これを全部守るのは案外大変なんですよ」 ドラマ『D.P.‐脱走兵追跡官‐』では元ボクサーの兵役軍人アン・ジュノ役が話題に。ボクシング経験があるという役柄上、説得力のある肉体が求められたが、日頃の運動のおかげで肉体づくりも完璧。 「家に運動のための部屋をひとつ作って、そこにウェイトトレーニング用の器具を置いて、毎日押したり引いたりしています(笑)。ボクシングみたいに特殊なスキルが必要な時は3か月くらい練習すれば大体スムーズに動けるようになりますね。僕としては『D.P.』より『スノードロップ』のほうが大変でした。こちらも同じく軍人役でしたが、特殊部隊出身のスパイという役だったので、当時は午前2~3時まで撮影をし、やっと3時間寝られる…という日々でしたが、貴重な睡眠時間を削ってトレーニングしていました。それだけでなく撮影現場に懸垂バーやダンベルを持ち込み、暇さえあれば体を動かしていたので、今思えばかなり追い込まれていましたね。今はオフシーズンなので、当時に比べると体もだいぶ戻りました」 そんなヘインさんが、運動以上に重要視しているのが食事。 「体を動かすのは好きなので毎日運動することは苦になりませんが、運動以上に大事なのが食事なんです。僕は食べたいものを心の中にストックしておいて、たまにそれを消化するくらいで、普段の食生活はストイックだと思います。鶏むね肉をたくさん冷凍保存しておいて、それを焼いたものとサラダにドレッシングをかけて食べることが多いです。だから僕の場合、料理というより調理に近いかも(笑)。たまごに牛乳を少し足して、ごま油でスクランブルエッグにしたものをご飯にかけて食べるのも好きですね。タンパク質も摂れて、栄養素的にも優秀です」 もともと運動はしていたけれど、健康のために食事に気をつけるようになったのは、とあるファンからの手紙がきっかけだった。 「がんを患っているというファンの方から、作品を見て元気をもらった、今は治療をがんばっているという手紙をいただいたことがありました。僕が俳優という仕事を始めたのは、ただ演じることが好きで、自分が楽しいからでした。でも、そんな僕の作品がそんなふうに誰かの力になり、幸せを感じてくれる人がいるということを知って、考え方が変わりました。この仕事を長く続けるためにはまず健康でいなくちゃいけない、そのためにできる努力をしようと。だから一日の終わりに疲れを感じると嬉しいんですよ。その日一日、一生懸命に生きた気がして。逆に疲れを感じないと、ちょっと物足りないですね(笑)」 Jung Hae In チョン・ヘイン 1988年4月1日生まれ、韓国・ソウル特別市出身。ドラマ『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』で注目を集め、『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』で一躍人気に。最新作は主演を務めた『D.P.‐脱走兵追跡官‐』シーズン2。 スニーカー¥22,000(コンバース/コンバースインフォメーションセンター TEL:0120・819・217) ネックレス¥49,500 ブレスレット¥27,500(共にマリハ TEL:03・6459・2572) その他はスタイリスト私物 ※『anan』2023年11月8日号より。写真・神戸健太郎 スタイリスト・鹿野巧真 Ahn Na Hyeon(フィッティング) ヘア・Kim Sung Chan メイク・Lee Soun Yel 取材、文・尹 秀姫 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/514077/ Source: ananweb

  • 2023.09.19

ジャンルレスなパフォーマンスが魅力の円神。5枚目シングルは“目でも楽しい”一枚に! | ananweb – マガジンハウス

ジャンルレスに活躍する9人が集い、歌×ダンス×芝居を融合させたハイブリッドなパフォーマンスで魅せる円神。リーダーの瀧澤翼さんによれば、「俳優、声優、バラエティ、アパレルまで幅広い活動をしている僕たちですが、いろんな属性のイケメンが揃っているのが強み。だからきっと一人は推しが見つかるし、そのまま沼に浸かっていただけること間違いなしです!」。 ジャンルは九人九色、活動の場は無限大。カラフルな魅力を持つ円神の魅力にハマって! 5枚目のシングル『Dreamland』はカラフルかつドリーミーで、耳だけでなく目でも楽しい世界観。歌い出しのパートを担当した中林登生さんいわく、「朝イチで聴いたらハッピーな気持ちで一日を始められるような、はじける曲。跳ねるようなリズムが歌詞とリンクして、気持ちが弾む、心が躍るというコンセプトを表現しています」とのこと。 聴きどころを教えてくれたのは、太陽のような明るさがこの曲にぴったりな宮里ソルさん。「恋をする主人公の健気な姿が想像できるような歌詞が夏にぴったり。好きな人に会いに行く前に聴いてほしいですね。僕たちを好きになるように願いを込めて歌ったので、この曲を聴いて、僕たちにも会いに来てほしいです」 ダンスが得意な山田恭さんが推すのは、サビの振り付け。「動き一つひとつがかわいくてキャッチー。曲の構成にもカノンが入っていたり、パレードを見ているようなダンスも楽しいです。僕たちの公式TikTokでサビの振りを公開しているので、ぜひ真似してみてください!」 山田 恭(後列右)2000年9月27日生まれ、石川県出身。円神のムードメーカーで、みんなを笑わせるのが得意。これまでの出演作に、舞台『フゴッペ洞窟の翼をもつ人』、ミュージカル『リフレインする君の声~encore 2023~』など。 「料理が得意で、『cookpadLive』で手料理を作る番組を毎月配信しています。円神のライブ演出も担当していて、グループの魅力を伝えるために奮闘中です。服が好きなので、今後はモデルをやってみたい!」 瀧澤 翼(後列右から二番目)2003年3月2日生まれ、千葉県出身。円神の最年少リーダー。ドラマ『プロミス・シンデレラ』やミュージカル『SPY×FAMILY』など、俳優としても活躍中。 「日本一の歌って踊れる俳優になるのが夢です。円神の振り付けを担当していて、“ダンスマシン・リーダー”でもあります。最近、ダンスの先生を始めました。新しいことに挑戦するのが好きです。今年のうちにもうひとつ、フリースタイルラップにも挑戦したいと思っています」 宮里ソル(後列右から三番目)1997年9月13日生まれ、沖縄県出身。抜群の運動神経と鍛え上げた筋肉が自慢。舞台『戦国送球~バトルボールズ~第二次真田合戦』や、舞台『アオアシ』など出演作多数。ドラマ『アオハライド』がWOWOWにて9月22日より放送スタート。 「筋トレが趣味で、デッドリフト大会で175kgをリフトして、ポイント1位を獲得しました。今も筋肉バキバキですが、さらに磨きをかけて、いつか『anan』の表紙を飾りたいです!」 中谷日向(後列左から三番目)1998年9月15日生まれ、大阪府出身。美容オタクで、個人のYouTubeチャンネルで美容にまつわる情報を発信している。出演作にドラマ『あのコの夢を見たんです。』『江戸モアゼル~令和で恋、いたしんす。~』など。 「メイクの研究以外にも、衣装のスタイリングやグッズデザインなど、クリエイティブな分野が得意。円神のツアーTシャツはグッズというより、普段から着ていただけることを意識してデザインしています」 中本大賀(後列左から二番目)2001年2月17日生まれ、大阪府出身。スタバとおぱんちゅうさぎが大好き。出演作にミュージカル『ALTAR BOYZ』『Ordinary Days』、舞台『蒲田行進曲完結編 銀ちゃんが逝く』など幅広く活躍中。 「今年は舞台『おそ松さんon STAGE~SIX MEN’S SHOW TIME~2nd SEASON』やミュージカル『スタミュ』など予定が目白押しなので、お楽しみに。今後は映像の方にも活躍の場を広げていきたいです」 中林登生(後列左)1997年12月27日生まれ、大阪府出身。親しみやすく、ファンとのコミュニケーションもばっちり。YouTube「飲み旅チャンネル」レギュラーなど出演多数。 「僕はミスター“普通”です(笑)。でもそれって悪いことじゃなくて、自然体でファンとの距離が近いところが仕事に生きてると思っています。円神ではお兄さんなんですけど、『飲み旅』ではポンコツな部分しか出てないですね。運動好きで、ステージではアクロバットも披露します」 熊澤歩哉(前列右)1996年10月22日生まれ、福島県出身。深く響く声を武器に、声優としても活動中。出演作にゲーム『IDOLY PRIDE』や舞台『穏やか貴族の休暇のすすめ。2~とある料理人の野望~』などがある。ニックネームは“くまちゃん”。 「二次元全般が好きで、ゲームやアニメ、絵を描くことが大好き。メイクやヘアセットも自分でやっています。いつか声優としても、アイドルとして歌って踊ってみたいです。魔法の世界で戦うのも夢!」 草地稜之(前列真ん中)1998年6月17日生まれ、東京都出身。円神のビジュアル担当。ミュージカル『テニスの王子様』やドラマ『僕たちは恋をしない』『その女、ジルバ』など俳優としても幅広いジャンルで活躍中。 「11月から舞台『おそ松さんon STAGE~SIX MEN’S SHOW TIME~2nd SEASON』に出演します! アイドルとしての僕も、俳優としての僕も応援していただけたら嬉しいです。ファンを想う気持ちは誰にも負けません!」 A.rik(前列左)1993年9月30日生まれ、沖縄県出身。個人アパレルブランド『%psh(ウップシュ)』運営。ドラマ『おっさんが眠るまで』『絶対BLになる世界vs絶対BLになりたくない男シーズン2』など出演作多数。 「クレヨンで絵を描くのが好きで、自分のイラストを使ったアパレルグッズを展開するブランドでの活動もしています。いつもふわふわしてると言われがちな僕ですが、収録曲『Spellbound』ではセクシーさを追求しました」 5th Single『Dreamland』。【初回盤(CD+DVD)】¥3,700 【通常盤(CD)】¥1,400 初回盤には今年6月15日に開催された『円神 3周年 Anniversary Live』を収録したDVD付き。(nonagon records) えんじん 2020年12月に「ENJIN」でデビュー。同時に舞台『nonagon ~始まりの音~』を上演。以降、歌とダンスと芝居を融合した円神としての活動と並行して、メンバー全員が積極的にソロ活動を行っている。 ※『anan』2023年9月20日号より。写真・内田紘倫(The VOICE) 取材、文・尹 秀姫 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/505430/ Source: ananweb