愛され女性

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  • 2024.05.12

脈ナシから本命彼女に! 片思いの男性を振り向かせたエピソード3選 – 文・小澤サチエ | ananweb – マガジンハウス

脈ナシだとわかっているのに好きな人を諦められない…。そんな想いを抱えたことはないでしょうか。今回は、完全に片思いの状態から形成逆転し、付き合うところまで漕ぎ着けた経験のある女性に、“片思いの男性を振り向かせたエピソード”を聞いてきました。 諦めずに“好き”と言い続けた 「最初は全く相手にされていなかった、会社でモテモテの先輩。諦めずに“好き”という気持ちをアピールし続けました。でも心がけていたのは、絶対に見返りは求めないこと。 “好きだけど彼には何も求めていない”というスタンスで、軽いノリで食事に行こうと言ってみたり、彼が興味のありそうなイベントに誘ったりしていました。その都度“好き”と言い続けていたら、最終的に振り向いてくれました」(由紀/27歳) 女性から好意を寄せられて嫌がる男性はほとんどいません。しかし少しでも負担を感じてしまうと、逃げたくなってしまうのが性。見返りは求めず、明るくポジティブに自分の気持ちをアピールするのが良いでしょう。 素直な気持ちを伝え続けることで、いつかは彼が振り向いてくれる可能性はあります。 他の男性の存在を伝えたところ… 「ずっと曖昧な関係が続いている男性がいました。私は好きだったのですが、彼にとっては本命ではなかったようです。2年以上そんな関係が続き、私もさすがに疲れてしまって…。 他にいいなと思う男性も現れたので、彼とはもう会うのはやめようと決め、それを伝えたんです。すると焦ったのか、彼の方から付き合おうと言ってきました」(梨香/28歳) 駆け引きをしようとすると、よほど恋愛テクニックに長けた人以外は大抵失敗しますが、こちらの女性の場合は、あえて狙わずに他の男性の影をちらつかせたのが良かったのかもしれません。 リスクはありますが、なかなか本命扱いされない場合には、一か八かの勝負に出ると関係が発展する場合もあるようです。 「一緒にいると楽しいよね」を連発した 「友達の紹介で知り合った彼に、一目惚れ。私が一方的に好きで、自分から何度もデートに誘っていました。会うたびに必ず『私たちって性格の相性いいよね! 一緒にいると楽しくない?』と言うようにしていたんです。すると彼が心を開いてくれるようになって、最終的には付き合ってくれました。 後から聞いたら、最初は何とも思っていなかったけれど、『一緒にいると楽しいよね』と何度も言われるうちに、本当に一緒にいるのが楽しくなってきた、と言っていました」(めぐみ/29歳) 「楽しい」「相性がいい」など、ポジティブなことを言い続けていると、相手の心にもその言葉が刻まれやすくなります。 一緒にいるのが楽しいと彼に思わせることができれば、かなり有利になります。デート中には必ず笑顔で「楽しい」「嬉しい」などの気持ちを素直に表現するようにしましょう。 以上、「片思いの男性を振り向かせた方法」を紹介しました。人生は一度きり。明らかに脈なしの男性に告白するのは勇気が入りますが、後悔のないよう自分の気持ちをきちんと伝えるのも大切なこと。相手に見返りを求めたり、重荷に感じさせる行動は逆効果ですが、明るく気持ちをアピールすることで、一発逆転も夢ではないかもしれませんよ。 ©Westend61/Gettyimages©Witthaya Prasongsin/Gettyimages©Oana Szekely/Gettyimages ※ 2022年9月18日作成 文・小澤サチエ https://ananweb.jp/anan/436523/ Source: ananweb

  • 2024.05.10

「正直キツい…」男性が理解できない「女性のこじらせ言動」4つ – 文・沙木貴咲 | ananweb – マガジンハウス

恋に不器用な人は恋愛観をどこかでこじらせているかもしれません。男性がこじらせ女性に対して「そんな風に思わないで」「どうしてそんなこと言うの?」と感じるアレコレをまとめました。もっと素直になれば恋がしやすくなるはずです。 「大丈夫」と言わずに頼ってほしい 「どう見ても大丈夫じゃない状態で『大丈夫』と言わないで」(32歳男性・マーケティング) この男性は、男は基本的に甘えられたい生き物だと言います。他人に頼ることを「迷惑をかける」と考える女性を見るとじれったく感じるそうで。一人で抱えきれないものを抱え込んでしまったときは遠慮しないで頼ってほしいようです。 また、「助けてあげたいのに「大丈夫」と言われると、自分の好意を拒否されるように感じるからつらい」とも言います。弱気になったとき、悩んでいるときは、我慢しないで好きな人に話してみるといいでしょう。 真面目な告白を冗談にしないで 「両想いだと確信して告白したのに、まともに取り合ってもらえなかった」(29歳男性・会社員) この男性の彼女は恋愛経験があまりなく、告白されてテンパってしまったそうで。最初は「からかってるの?」「冗談でしょ」と真面目に受け取らなかったと言います。 男性は彼女が恋愛に慣れていないとわかっていたようですが、それでも「自分の恋心が軽んじられていると感じてキツかった」とのこと。告白する相手の勇気や覚悟を考えれば、こじらせ女性ならではのリアクションは思いやりがないかもしれません。 魅力的なのに自虐するのはなぜ? 「好きな人が『私って浮気されるダメキャラなんですよ』と笑ってネタにしているのを見て苦しくなった」(30歳男性・塾講師) こじらせ女性は自虐を言いがちですが、それを見る男性は複雑な気持ちになります。好きな人が自分を卑下するのを聞けば「なぜそんなことを言うの?」と反論したくなるでしょうし、恋愛対象じゃない人については「面倒くさい人」と感じるでしょう。自虐に対して良識ある大人は一緒に笑ったりしません。「そんなことないよ」とフォローしなければと思うので、自虐が多い女性は“扱いにくい人”認定されてしまうのです。 ちなみに、この男性にこじらせ女性とお付き合いできたのか聞いたところ「途中で気持ちが冷めた」とのこと。恋のチャンスを潰さないためにも自虐は言わない方が良さそうです。 気づいて! 現実の幸せ 「好きな女性には推しているアイドルがいて、誰と付き合っても推しと比べちゃうから彼氏ができないと言うんだけど、彼女はもう29歳。いろんな意味で『早く気づいて!』と思っている」(32歳男性・マーケティング) 推し活に人生を賭けるならいいですが、リアル彼氏も欲しいと思うなら、この男性が言うように現実を見た方がいいかもしれません。三十路になり、いわゆる適齢期をすぎてから結婚に焦っても巻き返しは難しくなるでしょう。推しとは別に彼氏を作り結婚したいと考える人は、どこかで気持ちを切り替える必要があります。 本当の気持ちを大切に 恋愛をこじらせている人は本心とは裏腹な言動を取ってしまいます。自分を守るために本当の気持ちと真逆のことを言ったり、我慢して強がったりするでしょう。 でも、恋愛は本音をさらけ出して相手に受け入れてもらうことからスタートします。警戒心を解いて自分の心にまっすぐ向き合うことを大切に。そうすれば、今まで以上に恋がしやすくなるはずです。 <筆者情報>沙木貴咲ライター/占い師。自らの恋愛経験だけでなく、占い師として数多くの相談を受けるなかで、さまざまな恋と愛の真実を見つめ続けている。結婚・出産・離婚を経て現在は二児の母。 ©Fotomay/Adobe Stock 文・沙木貴咲 https://ananweb.jp/anan/547512/ Source: ananweb

  • 2024.05.09

「オレは一緒に楽しみたかっただけ…」彼女を傷つけた25歳男性の「最低な行為」とは – 文・三松真由美 | ananweb – マガジンハウス

現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、付き合っている彼女に食べ物の好き嫌いが多いことにモヤモヤしている25歳男性。彼はおいしいものを彼女と一緒に楽しみたいと思っていますが…。三松先生の回答は? 陽一(25)彼女には、“好き嫌いレス”でいてほしいがどうしたらいいんだ? 【レスなひとびと】vol. 240 「えー、食べないの?」 煙もくもく下北沢の焼肉屋で、陽一はげんなりする。彼女の華ちゃんは、好き嫌いが多くてホルモンを食べないのだ。 「だって言ったじゃん。苦手だって」「そうだけど。頼めばちょっとくらい食べるかなって」「いや、食べないよ」 結局、ホルモンの盛り合わせはすべて陽一が食べることになった。あーあ、ほんとはハラミも壺漬けカルビも食べたかったのに、ホルモン尽くしか。 華との出会いは、社会人テニスサークル。白いスコートをバッチリ履きこなすスタイルのよさに一目惚れ。陽一の猛アタックで付き合いはじめた。交際してからわかった。華は食べ物の好き嫌いがムッチャ多い。 ホルモンや刺身が無理らしい。馬刺しやラム肉も。なんならキュウリとセロリも。あ、青い魚もって言ってる。お酒も飲めない。酒好きな陽一は、かなりショック。 早いところ、親にも紹介したいと思ってる。でも、好き嫌いの多さがネック。陽一の実家は北海道。刺身やラム肉は不可避。というより、陽一が地元フードを食べたい。一緒においしいねって楽しみたい。 想像してみる。陽一の家族と食事をするとき、華が嫌いなものを全部残したりしたら…。絶対、お互いに気まずい。大人なら、そこは華もがんばって食べてほしい。 「せめてお酒は飲もうよ。華の両親もよく飲むって言ってたし、体質的にダメなわけじゃないんでしょ? 一口でもいいよ」「翌日に響くし、コンディション悪くなるのが嫌なの」 頑なに拒否。本当はちょっとずつでいいから飲めるようになってほしい。結婚したら、一緒にワインとかで洒落た晩酌する夢がある。デートからの帰り道、陽一は思い立つ。いいムードの時に、少しだけ飲んでみてもらえばいいのでは? と。「意外とおいしいじゃん!」となり、華の考えも変わるかもしれない。 決行は、華が陽一の家にお泊まりする次の土曜日。翌日もデート予定だし、コンディションが悪くなったとしても、おうちデートにすれば大丈夫。土曜の夜、おやすみ前の時。近くに置いておいた梅酒を手に取り、口に含む。 「華…」 名前を呼んで顎クイ。キスをしつつ、梅酒を華の口に流し込む。 「ん!?」 驚いた顔の華が、手でグッと陽一の胸を押す。 「ありえない 今日はもうしない」 そう言ってサッと服を着て、ふてくされて寝てしまった。あれ、これって作戦失敗? 【三松さんからのコメント】 陽一さん、それって食ハラだし、アルハラです。翌朝、華さんはもう出ていっちゃってたんじゃないですか? 恋が終わりそうな予感です。 苦手なものを「一緒に楽しみたいから」「家族に自信をもって紹介したいから」といった理由で強要するなんて、華さんも「自分は大切にされていない」と感じてしまうのではないでしょうか。食べるものに限らず、誰しも苦手なものはある。高いところがダメだったり、大きな音がダメだったり。自分は好きだから、相手も好きになってくれるはずと思うのはやめて。世界は自分中心に回ってるわけではない。 ご両親との食事だって、工夫すれば乗り切れる。「あれもこれも食べられない」「苦手なものが多すぎる」と伝えるのではなく「これが食べたい!」とリクエストすればいいのでは? 刺身やラム肉にこだわらずとも、北海道ならおいしいものがいっぱいあるあるある。例えばチーズフォンデュとかね。 頻繁に食事の機会があるわけではないですし、「彼女はチーズが好きでたまらない」とでも言っておけばいいのです。苦手なもの、ありすぎると健康上の問題がありますが、他の食べ物で栄養がとれるのであれば問題ない。どうしても一緒に食とお酒を楽しみたいなら、それを条件に婚活しなおして。今のままだと、華さんがお気の毒です。 「”好き嫌いレス”でなんでも美味しそうに食べる彼女が理想なのはわかるが、誰だって苦手食材はあるっしょ。そんなことで悩むのは器が小さいやつだ。ドンと構えて親に会わせよう」   三松 真由美 恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。 ©yamasan/Adobe Stock 文・三松真由美 https://ananweb.jp/column/lessbito/547419/ Source: ananweb

  • 2024.05.04

元カノから深夜の着信…夫の不倫を疑う妻が「絶対にしてはいけないNG行動」 – 文・安本由佳 イラスト・ELLEJOUR | ananweb – マガジンハウス

婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします! 今回は、夜な夜な夫のスマホを監視している28歳主婦のお悩み。 深夜2:00の着信…「絶対に怪しい」 『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです! さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。 お悩み:深夜2:00に夫のスマホが鳴ったので「誰?」と聞いたら「友達」と言われました。しかし絶対に怪しいと思って、夫が寝た後にスマホを見たら(パスコードは勘で入れたら当たりました)元カノからだったんです。履歴を確認したところ2年前に別れてからは連絡をとっておらず、気の迷いなのかなと思いつつもモヤモヤが止まりません。 元カノのLINEはブロックし、トーク履歴も勝手に削除しました。夫は気づいているのかいないのか、そのことについて何も触れてきません。自分に自信がないからだとわかっていますが、毎晩夫のスマホチェックがやめられずどんどん不安が募ります。(28歳・会社員) 夜な夜な夫のスマホを盗み見る妻 相談者さん、不信感も不安もわかりますが、いったん冷静になって自身の行動を振り返りましょう。 夫のスマホを勝手に見るにとどまらず、元カノの連絡先やトーク履歴を勝手に削除!? …それは、さすがに夫も気づいていますよ。直近の着信履歴が消えてなくなっているわけだから、気づかないわけがないですよね。 夫の立場になってみてください。知らないところで夫が自分のスマホを盗み見て、元カレの連絡先とトーク履歴を削除していたらどう感じますか? 触れるに触れられなくなっている彼の気持ち、想像できますよね。 気になるなら正面から伝えて 相談者さんも頭ではわかっていらっしゃると思いますが、スマホをチェックしたり元カノの連絡先を削除したりしたところで夫を繋ぎ止めることはできません。 「自信がない」とおっしゃっていますが、相談者さんは妻です。夫は元カノと別れ、一緒に生きていくパートナーとして相談者さんを選んだのですから堂々としてください。 隠れて夜な夜なスマホを盗み見るなんて、自身の価値と魅力を落とすような行動はやめませんか。 現時点では深夜2:00の着信だけで、その後コンタクトした形跡があるわけでもないのですよね。だったら大袈裟に捉えなくても…と思いますが、どうしても気になるようなら夫に直接言いましょう。 妻として毅然と「不快だから連絡とるのはやめて」と忠告してください。 筆者紹介 安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年~2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。 ©Mohammad Xte/Adobe Stock 文・安本由佳 イラスト・ELLEJOUR https://ananweb.jp/column/yasumotoonayami/546831/ Source: ananweb

  • 2024.04.27

誕生日翌日のデート代は…彼氏「 (昨日はオレがおごっただろ) 」私「私が全部払うの!?」この後どうなる! – 文・安本由佳 イラスト・ELLEJOUR | ananweb – マガジンハウス

婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします! 今回は、ケチすぎる彼氏の言動にモヤモヤしている29歳女性のお悩み。 誕生日はご馳走してくれたけど、その翌日に… 『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです! さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。 お悩み:付き合って4か月になる彼氏のことで相談があります。私も彼も30歳で同い年なのですが、彼がケチを自称していて、デートはいつも割り勘です。先日は私の誕生日だったこともあり彼が全てご馳走してくれたのですが、すると翌日のデートは当たり前のようにランチもディナーもカフェ代も払わされたんです。 車で出かけていたのですが、ガソリン代やETC代も出してくれず、感謝の言葉すらありませんでした。お財布を出す気配すらないので「私が全部払うの?」と聞いてみましたが無視されました…。それでも好きな気持ちはあるので別れたくはないのですが、すごくモヤモヤしています。こんな彼とうまく付き合っていくにはどうすればいいと思いますか。(29歳・会社員) 彼氏は「ケチ」以前の問題 相談者さん、一連の彼の言動は、ケチだとか価値観の相違とかいう以前の話ではないでしょうか。 根本的に、彼は相談者さんに対する敬意が足りていません。「どう思われてもいい」と考えているのが透けて見えます。 同い年のカップルで、普段のデートをワリカンにしようと決めるのは二人の自由です。しかしいくら誕生日に彼がご馳走したからといって、翌日のデートで財布を一切出さない、払うそぶりも見せない、相談者さんが「全部払うの?」と尋ねても無視、挙句の果てには彼女に支払わせておいて感謝の言葉もないなんて…失礼にもほどがあります。 彼と付き合い続けるためのルール ただ相談者さんが、それでも彼とお付き合いを続けたいというのであれば…今後のデート会計に関してルールを明確に定めることを勧めます。 たとえば共通財布を作り、デート代はそこから出すと決めてはどうでしょうか。誕生日プレゼントは互いに予算を決めて贈り、どんなに些細な話でもしてもらったことには感謝の言葉を欠かさない等、細かく約束するんです。 それでも彼がルールを守らなかったり相談者さんを蔑ろにする場合には、もう諦めて離れてください。 筆者紹介 安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年~2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。 ©Robert Kneschke/Adobe Stock 文・安本由佳 イラスト・ELLEJOUR https://ananweb.jp/column/yasumotoonayami/545469/ Source: ananweb

  • 2024.04.25

「この人はあり? なし?」幸せな結婚・恋愛をするための「見極めテクニック」 – 文・おおしまりえ | ananweb – マガジンハウス

彼のことが好きなのか判断できないとき、ぐるぐると同じことを考えたり、感情がフリーズしたりして、しまいには何をどうしたらよいか分からなくなることがあります。この「迷い」の状態を効率的に抜け出すには、頭(思考)と心(感情)の状態を知ることが解消への一歩です。 この人でいいの? 自分はどうしたい? 好きなのかわからない出会いを整理して進める方法 【おおしまりえの恋愛道場】vol. 254 相手のことは嫌いじゃないし、もう少し知ってみたい気もする。でも、好きかと言われるとよくわからない。恋愛の入口では、こんな迷いが生じることが良くあります。 特に婚活といった結婚相手を探すときには、諸条件と気持ちと未来への不安が入り混じり、自分の答えがわからなくなるといった声を耳にします。恋愛に限らず、「迷い」が生じているときというのは、頭(思考)と心(感情)がそれぞれ特徴的な状態になっています。今回は迷いが生まれるときの代表的なパターンと、それを解消していく取り組みについて紹介します。 好きかどうかわからないとき、頭と心はどうなっているのか 心理学をベースに迷いが生じた状態を見ていくと、実は3つのパターンに分けることができます。まずは迷いが生じた際の、頭と心の3パターンを紹介します。 パターン 思考が働きすぎている 迷いが生じる際によくあるパターンの1つ目は、心(感情)よりも頭(思考)が働きすぎて、心の声をうまくキャッチできなくなっている状態です。具体的には、「ないなー」と感情がNOだと思っていても、思考が「これはGOだ!」とYESを示していると、自分の中で矛盾が生じ、違和感として現れます。この状態は、婚活など条件が明確な際に起きることが多いです。条件とは頭で出していることが多いので、条件に当てはまらないけど感覚的にはOKという矛盾状態は、よく起きるのです。 パターン 心のブレーキがかかっている 心も頭もGOを出しているけど、このまま進んだ結果、大きな変化や傷つくリスクがあるなと直感的に判断すると、恐怖や不安などが出て心のブレーキがかかるのが、2つめのパターンです。人間は反射的にリスクを避ける生き物です。つまり大きな変化や失敗の可能性など、リスクが伴うとわかると、どんなによい答えでも行動にブレーキがかかってしまいます。 パターン 経験したことない感覚でうまく理解できない 人は未経験のモノに飛び込むとき、恐怖や不安を覚えるだけでなく、処理しきれない感情を抱くことがあます。文字通り「経験したことがないから分からない」といった状態で、頭が「???」で埋め尽くされるイメージです。 恋愛でいえば、例えば「ものすごく好き」といった未経験の感情を覚えたときや、今まで出会ったことのないタイプの人だった場合、文字通り経験がないので、混乱してフリーズすることが多いです。 「好き」を判断するのに有効な取り組み3つ 迷いが生じるパターンはおもに3つと紹介しました。それぞれタイプは異なりますが、どれも心の状態の把握を促すことで、迷いは少しずつ整理されていくことが多いです。ここでは迷いを解消するために有効な取り組みを、3つ紹介します。 彼に触れたときを想像してみる 最初は、ひとりでゆっくり時間を作り、イメージをしながら感覚的な本音を見ていくやり方です。イメージをするって普段当たり前にやることですが、アスリートも取り入れるくらい、本気でやると有効と言われています。 やり方は、ゆったりと座ったり横になったりして、目を閉じて迷っている彼のことを想像します。そして少しずつ彼と自分の距離が近づいていき、手をつないだりハグをしたりする姿を想像してみてください。 このとき、「なんとなく触れられたら嫌だな」といった違和感を覚えたら、その感覚をありのままに見てみましょう。また「ちょっとドキドキするけど、悪くない」といった感覚があったら、それも受け入れて観察していきます。 イメージで出た答えは、YESもNOもどちらがよいとか正解とかはありません。心の声がダイレクトに反映されていることが多いので、どんな答えでもありのままを見ていくことがポイントとなります。 もし思考で出した答えが今回出た答えと違った場合、「違うからどうするか?」といった一段気づきが深まった上での検討ができるでしょう。 モヤモヤを文字にしてみる 文字にするやり方は、至ってシンプルです。モヤモヤと迷った状態がスッキリするまで、紙に文字として書いていきます。 このとき文字はきれいな文章になっていなくてOKです。また、「なぜ?」「だったらどうする?」など、ロジカルな思考を挟まないことが成功の秘訣です。「迷うー」「どうしよう」「わからない」「もー嫌!」など、感情の状態をそのまま書き、次の感情が浮かんだらまたそれを書き記すといった方法を続けると、だんだんと自分の本音がキャッチしやすくなります。 第三者に話してみる 第三者に話すことの最大のメリットは、相手からの質問やリアクションといった、自分以外の要素が入ることで、思わぬ本音が出てくることです。第三者に話をする際の注意点として、聞き手は否定をしないことが最も重要です。聞き手が話す人にそっと寄り添ったり、時折意見を交えたりすることで、本音がポロッと出やすくなります。 好きかどうか迷う状態は、出口が見えなくて苦しく感じることもありますよね。今回は3つ解決策をご紹介しましたが、それ以外にも「行動する」という、いたってシンプルな取り組みも有効です。「とりあえず付き合ってみる」など大胆な行動は勇気がいりますが、もう1回デートしてみるとか、あと1カ月はやり取りを続けてみるなど、頑張れる人も多いかもしれません。 自分の迷いと上手に付き合うことは、自分の感情との付き合い方がうまくなることです。それを身につけられると、恋愛中の振る舞いにもとっても役に立ちます。ぜひ、迷いを恐れたり面倒がったりせずに、少しだけ向き合ってみませんか。 おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト 10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。 ©Trickster*/Adobe Stock 文・おおしまりえ https://ananweb.jp/column/renai-ohshima/546622/ Source: ananweb

  • 2024.04.20

「ケンカばかり…」30歳新婚夫婦の「長続きカップルが絶対にしないNG行動」と対処法 – 文・安本由佳 イラスト・ELLEJOUR | ananweb – マガジンハウス

婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします! 今回は、新婚なのに喧嘩ばかりで夫婦の危機に陥っている30歳女性のお悩み。 結婚前は喧嘩なんてしたことなかったのに… 『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです! さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。 お悩み:昨年結婚したばかりの新婚です。一年間遠距離恋愛をしていて念願の結婚だったのですが、いざ一緒に住み始めたら喧嘩ばかりしています…。原因は家事分担や言い方など些細なことなのですが、結婚前は喧嘩したことなど一度もなかったのに、新婚早々こんなふうで大丈夫なのだろうかと不安になります。 夫も「また喧嘩だね。アホらしい」とため息をついていて、家にいる時間も楽しくなさそう…。どうすれば夫婦円満でいられるのでしょうか。未熟な私にアドバイスをください。(30歳・会社員) 一緒に暮らせばぶつかるのは当然 相談者さん、喧嘩したりぶつかることを恐れる必要はありません。 どれほど気が合っていたって、夫婦は他人です。他人が一緒に暮らし始めたらこれまで気づかなかった粗も見えます。我慢できないこともあるし、イライラもします。これまで喧嘩せずに済んでいたのは、ただ単に、粗に気づかずいられる距離を保っていたからです。 衝突は避けられないものと割り切り、大袈裟に捉えるのはやめましょう。 円満な夫婦が「しないこと」 とはいえ、喧嘩ばかりで家庭の雰囲気が悪くなると互いにストレスですよね…。 どうすれば無駄な衝突を避け、夫婦円満でいられるのかというと――それは「期待するのをやめる」ことです。 相談者さんが喧嘩の原因として挙げている家事分担にしろ言い方にしろ、相手に対してイライラしてしまう時って「してくれたら良いのになんでしてくれないの!?」と勝手に期待し、腹を立てていることがほとんどです。 してほしいことがあるならきちんと言葉にして丁寧に伝えればいいのに、「察して」を発動するから揉めるんです。 他人を思い通りに動かそうなんて夫婦でも無理。エスパーじゃないのだから気持ちは口にしないと伝わりません。 もし今まだ冷戦状態なのであれば、帰宅した彼にバックハグでもしながら「仲良くしたい」と素直な言葉で伝えてください。強がって意地を張っても誰も得しませんからね! 筆者紹介 安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年~2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。 ©Kawee/Adobe Stock 文・安本由佳 イラスト・ELLEJOUR https://ananweb.jp/column/yasumotoonayami/545450/ Source: ananweb

  • 2024.04.06

婚活で重要なのは…?「2度目のデートに誘われない」女性の「NG行動」 – 文・安本由佳 イラスト・ELLEJOUR | ananweb – マガジンハウス

婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします! 今回は、2度目のデートに誘われず苦戦する30歳女性のお悩み。 2度目のデートに誘われない理由は… 『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです! さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。 お悩み:マッチングアプリで婚活中の32歳です。 実物よりアイコンが盛れているせいなのかどうか理由は定かではないのですが、一度会っただけでフェードアウトされることが多いです。 会っている時は楽しく話せていると思うし、見た目が好みじゃないせいだと結論づけていますが、他に原因がありますでしょうか。2度目のデートに誘われるためのアドバイスが欲しいです。(30歳・会社員) アイコンを盛るのは逆効果! 相談者さん、マッチングアプリのプロフ画像を盛るのは逆効果です。 「実物よりアイコンが盛れている」という自覚があるなら、すぐにでも実物と差のない写真に取り替えることをオススメします。 初見において男性が女性の何を見ているかって8割は容姿です。しかし結婚相談所を経営している私の目から見て、容姿に対して厳しいジャッジをしているのはむしろ女性のほうです。男性はストライクゾーンがかなり広い印象を受けます。 実物そのままで十分にストライクゾーンに入るのだから、プロフ写真を必要以上に盛る意味ないんです。無駄に期待値を上げてしまうと、対面時に「イメージが違う…」とネガティブな印象を与えて損しますよ! 実物そのままの写真を載せておき、会った際に「想像より可愛い」と感じてもらった方がよほど好印象です。 絶世の美女以外は中身の加点がマスト たとえば相手のストライクゾーンど真ん中を撃ち抜く絶世の美女ならば、中身がどうであれ(長期にわたって愛されるかは別として)二度目のデートに誘われるし熱烈に口説かれるでしょう。 しかしそんな女性はほんの一握り。ほとんどは絶世の美女ではないわけだから、見た目が好みだったとしても、外見にプラスして中身が加点にも減点にもなります。 プロフ写真を差し替えてもなお二度目のデートに誘われないケースが続く場合は、中身で加点するんだという意識を持ってください。 相談者さんはお相手に何を与えることができますか? ウリはどこですか? 彼があなたと一緒にいるメリットは何…? フィーリングやその場のノリで過ごすのではなく、会話の中であくまで自然に「私と付き合うとこんな良いことがあるよ」とプレゼンする気持ちで接してみてください。 筆者紹介 安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年~2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。 ©Strelciuc/Adobe Stock 文・安本由佳 イラスト・ELLEJOUR https://ananweb.jp/column/yasumotoonayami/542640/ Source: ananweb

  • 2024.03.28

「仕事ができても恋愛ベタ…?」バリキャリ女性の欠点と「愛され女性になる方法」 – 文・おおしまりえ | ananweb – マガジンハウス

仕事はできるのに、恋愛はいつも苦戦続き。そんなバリキャリ系女性は、仕事で身につけたある能力を恋愛でも発揮し、彼を疲れさせているかもしれません。その能力と、恋愛関係を幸せに保つための改善方法を解説します。 問題解決グセが仇になる!仕事デキ女が恋愛で苦戦する仕組み 【おおしまりえの恋愛道場】vol. 252 仕事と恋愛の両立って、難しいと感じますか? 近年、バリバリ仕事も頑張り、恋愛や美容などのプライベートも頑張る女性が増えているように思います。どちらもエネルギッシュに向かう姿勢は素敵ですが、中には「仕事はできるけど、恋愛は頑張ってもうまくいかない」と頭を悩ませる方もいます。 彼女たちが恋愛で苦戦する理由の1つには、仕事で身につけた“ある能力”が仇になっているのかもしれません。今日は仕事もプライベートも充実させたい女性が起こしがちな、落とし穴について解説します。 仕事のできる女性が持つ“恋愛に悪影響な能力”とは 仕事をバリバリ頑張る女性が身につけている“ある能力”が、恋愛シーンでは仇になってしまうことがある。皆さんこれを聞いたとき、一体どんな能力だと思いますか? 先に結論をお伝えすると、それは「思考優先で決める力」です。 例えば、「今日はダラダラしたいな〜」と思っても、「仕事があるし、人としてズル休みはダメだ!」と普通なら考えますよね。この仕事があるし〜と合理的に考え直し、自分を律する力の土台になるのが、理性という名の思考です。つまり誰しもが持つ力であり、持っていたほうがいい能力なのですが、仕事を頑張っている女性ほど、この思考で物事を判断していく力が発揮されすぎてしまい。恋愛に不都合が生じる傾向があります。 なぜ、思考で判断していく力が恋愛に悪影響を及ぼすかもしれないかと言うと、恋愛関係の土台は「好き」とか「なんか一緒にいたい」といった感情でできているからです。「好き」という気持ちは、頭で考えてひねり出すものではありません。相手と接する中で、自然と湧き上がる気持ちを起点に恋愛を始めたら、その後の展開を思考であーだこーだと動かそうとすると、うまく行かないことが増えていくのです。 思考優先のクセもたらす落とし穴3つ 「気持ち」や「思考」などの目に見えない話は、少し想像しにくいかもしれません。ここでは、思考を優先して恋愛すると起きがちなトラブルを3つご紹介します。 彼との関係が仕事モードになる 彼のことが好きで付き合い始めたのに、付き合ったら相手のいろんな部分が目についてくることもあります。そんな時、仕事ができる女性たちは、なんとか改善できないかと考え始めます。そして「こういう時はこうしよう」とルールを決めたり、「ここを改善してほしい」とダメ出しをし始めたりします。 こうした仕事モードなやり取りを恋愛に持ち込みすぎると、彼はプライベートで心が休まらなくなります。あなたの助言を無視したり、反論して喧嘩になったりした経験は、誰しもあるはずです。女性側は「なんで相手のために言っているのに」とイライラするかもしれませんが、こうなると彼にとっての2人の関係は、口うるさい上司が家にいるようなものなのです。 自分の気持ちを後回しに考える 「この人は性格も穏やかだし、一緒にいても不安はないし、なにより結婚願望が強いから、付き合っても良いかも!」婚活中の女性は、恋愛相手をこうした理性的な判断で決めがちです。しかしこれも、思考優位な女性のよくやる落とし穴です。 ここに「恋愛対象として好き」という気持ちが前提としてあるなら、何も問題はありません。そうでないなら要注意。恋愛的な気持ち抜きに思考で判断して恋愛を始めると、交際からほどなくして、あなた自身も違和感を抱いたり、一緒にいるのが苦しくなったりするからです。 恋愛の始まりは、どんな時でも湧き上がる好きという気持ちが優先されないと、長期的に見たとき幸せになりにくいです。しかし、仕事で思考的な判断を沢山している女性ほど、同じノリで恋愛も思考で判断して始めてしまうことが多くなります。 楽しむことより個人の効率化や目標達成に意識が向く 恋愛関係に思考での判断を持ち込みすぎる女性は、同時に「目標」「ゴール」などを、恋愛関係の中に決めがちです。例えば、彼と年以内に結婚したいから、いつまでに同棲を始めていつまでに貯金をいくらためて…と決めていませんか。これを彼と2人の目標として決めていくなら良いのですが、個人の目標として意識し、タスクまで切り始めるとかなり危険です。 なぜなら、結婚や同棲といった個人では決めきれない事柄を、個人の頑張りで前に進めようとしているからです。やりすぎると、彼があなたのペースについて来られず、関係が破綻することもあります。 目標という思考的な考えを恋愛に持ち込むなら、まずは2人で共有すること。そして足並みを揃えて向かうことが大切です。仕事ができる女性ほど、自分の頑張りでなんとかしたいと思いがちですが、それをすると彼が息切れするので注意しましょう。 仕事デキ女が恋愛でいい関係を築くポイント ここまで、仕事ができる女性がやりがちな、思考を優先した恋愛での落とし穴を3つ紹介しました。なんとかやめたいものですが、普段から思考で判断しすぎている女性としては、そもそも気づくのも難しいかもしれません。次に、いい関係を築くために、思考優位な振る舞いから脱却するポイントを2つ解説します。 感情を感じる 「今私はどう感じているか」これを常に自分に問いかけてみると、だんだんと思考を動かしながらも感情の声に敏感になることができます。気づけた感情はできるだけ無視しないで欲しいものですが、まずは気づかない状態を脱するだけでもOKです。 感情を感じたり気づいたりすることに慣れていくと、恋愛で無理な判断をしたり、我慢をすることがだんだんと減っていきます。その結果、自分らしい恋愛というのが叶っていきます。 彼と同じペースを意識してみる 思考で判断するクセがついている女性は、相手に流されるのを嫌がり、自分のペースで前に進みたがる傾向があります。時には彼がそのペースについて来られないこともあるでしょう。そんな日は、ダメ出しをするのではなく相手のペースに寄り添ってみてください。 例えば、二日酔いでデートの予定をダメにした彼がいたら、「飲み会は一次会で切り上げること!」とルール決めするのではなく、つらそうな姿にそっと寄り添ってみてはどうでしょう。人間誰しも、調子の良いときと悪い時があります。悪い時ほど、仕事ができる女性は自分の思った通りに状況を動かしたくなるものですが、それは思考がビンビンに働いているサインです。もちろん「デートの予定が潰れて私は悲しい」という気持ちは伝えてもいいのですが、相手をダメ出ししたりルールで縛ったりするのは避けましょう。 思考優位な考え方や生き方は、成長とともに身につく1つのスキルです。それ自体はとても便利で私達を助けてくれることも多いですが、恋愛に関しては発揮しすぎると仇になります。 彼との関係でいつもギクシャクしてしまう人は、自分が思考モードで相手に接していないか、少し振り返ってみてください。 おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト 10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。 ©metamorworks/Adobe Stock 文・おおしまりえ https://ananweb.jp/column/renai-ohshima/540960/ Source: ananweb

  • 2024.03.14

「彼氏にイライラしてしまう自分が嫌…」 問題の原因と「長続きカップルになるための解決策」 – 文・おおしまりえ | ananweb – マガジンハウス

彼に対してイライラしてしまう。そんなとき感情に流され喧嘩をして、あとで後悔することはないでしょうか。繰り返す状況を変える1つの方法として、イライラする感情の根っこを見ていく方法があります。つい彼を変えたくて、喧嘩や命令を繰り返す方女性は、この話が参考になるかもしれません。 大好きな彼なのに…許せない性格にイライラして衝突する際の対処法 【おおしまりえの恋愛道場】vol. 251 恋人に対して、些細なことでイラッとすることは誰しもあると思います。でも中には、ほぼ毎日彼氏に対してイライラしたり、頻繁に喧嘩に発展したりするケースもあります。こうなってくると、その関係に明るい未来は見出しにくくなりますよね。 好きで付き合ったはずなのに、気づけば相手にイライラが募る原因は、一体何があるのでしょう。今回は恋人にイライラしてしまう心の仕組みについて、対処法と合わせて解説していきます。 許せない気持ちは相手のせい? 実は問題は自分の中にある 相手に対してイライラしてしまったり、怒りをぶつけたりする状態を解消したい。そう思ったら、まずはそのイライラの根本原因を知ることが重要です。一般的に考えると、イライラするときは相手の対応や態度など、具体的な“何か”に対して苛立ちを覚えているものです。 でももう少し心の仕組みになぞらえて問題を見ると、そのイライラは相手の中に、自分の嫌な部分や、嫌いな人、過去の体験などを重ねているケースもあります。これは心理学用語で「投影」と呼びます。私達は普段から、何か物事を見るとき、その物にくっつけて、別の何かを重ねて見ていると言われています。 例えば、「昔の彼氏は時間にすごく厳しかったから、デートに少しでも遅刻すると怒られる」といった経験を持って次の彼氏と付き合ったとします。そうすると、今の彼とのデートの際、ちょっとあなたが遅刻して待ち合わせ場所に行ったとき、今の彼氏がなんとなく機嫌の悪そうな顔をしていたら、「怒らせたかも」と瞬間的に思いますよね。これがまさに、昔の彼氏と今の彼氏を重ねている状態といえます。 他にも、人は自分のコンプレックスや嫌な部分を他人に見つけると、嫌悪感や苛立ちを抱きやすいと言われています。例えば、彼氏がいつもだらしなくて苛立っていたとします。でもよくよく気持ちを見ると、小さい頃、自分が親から「あなたはだらしないから、しっかりしなさい!」と、何度も怒られた経験が原点になり、彼氏に重ねて怒っていることもあります。 イライラや怒りの問題を自分から解消する さきほど、「イライラや怒りなどのネガティブな感情は、自分の嫌な部分や、嫌いな人などを重ねているから起きていることがある」と解説しました。ではこうした感情は、どうやって解消し、彼とのいい関係づくりに向き合っていけばいいのか、順番に解説していきます。 自分の中の根っこの感情にしっかり気づく解決するために1番大事なことは、問題の根本原因に気づくことです。すなわち、「彼に対するイライラは、本当は自分の中にある別の感情に対する苛立ちである」といったことに気づくことです。 どんな問題も、問題の原因に気づくことで、解決に大きく近づくと言われています。彼への負の感情は、自分の中のどんな経験や思い込みから来ているのかを、まずはゆっくり振り返っていきましょう。 自分の中の過去を整理し解消する自分の中の負の感情や思い込みを見つけたら、それを整理したり解消したりすることで、他人にも同じような感情を抱きにくくなります。 例えば先ほどの例で解説した「イライラする彼のだらしなさは、本当は自分が過去に親から厳しく言われた『だらしなくするんじゃない』という言葉に罪悪感があったから」だと気づいたとします。これに気づけたら、抱えた罪悪感に対して、自分で自分を許したり、「私はもうだらしなくないから、大丈夫」と自分にOKを出したりしましょう。こうして感情や思い込みを手放したり上書きできると、不思議と他人に対しても許せるようになったり、感じにくくなっていきます。 自分の行動や言葉を変えていくこうして無意識レベルの深い原因をある程度整理できたら、意識的な行動や言動もセットで変えていけるとより効果的です。 今回の例であれば、彼のだらしない部分を見たら、それに一言言いたくなる自分を意識して静止したり、「だらしないのは嫌だけど、おおらかなのが魅力だよね」と、いつもと異なるポジティブな声がけをしたりするなどです。感情だけでなく理性で行う行動も変えることで、受け手である彼もその影響を受け、いい方向に変わっていく可能性が高くなります。 イライラしたら、自分を知るチャンス! 相手にイライラを感じたら、その感情をぶつけるのではなく、自分を知って変える機会にできるのが、このお話の理想です。私達はなにか問題を見つけたら、他人を変えようとしがちです。でも、どんなときも他人を変えることはできません。問題があったら、その問題に対する自分の反応を変え、自分の行動を変えるしかできません。そして、自分の影響を受けた他人も自然と変わることを待つのです。 これを面倒と考えるか、自分を知って変わるチャンスと捉えるかはその人次第です。もし、日常の小さなことから、自分の感情を知り、自分を変えていくことを繰り返していれば、気づけば自分が大きく変わり、恋愛もいい方向へと変わっていくことは間違いありません。ぜひ彼と喧嘩する前に、抱いた自分の気持ちと向きあってみてください。 おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト 10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。 ©Sasint/Adobe Stock 文・おおしまりえ https://ananweb.jp/column/renai-ohshima/538273/ Source: ananweb