温活

  • 2023.12.03

水炊き&かに鍋スープまで登場!? 話題の“あったか~い自販機ドリンク”3つ | ananweb – マガジンハウス

寒い季節になると自動販売機に登場するホットドリンク。いま街で話題になっている3つのユニークアイテムを紹介! なぜ、こうした商品が誕生したのか、担当者による開発秘話もお届けします。 SNSでも注目。あったか~い自販機ドリンク。 【From AQUA】白湯 水アイテムも多様に! 温かさが体に沁みます。駅の自販機などでよく目にするミネラルウォーター「From AQUA」シリーズから、冷たい、常温の水に加えて、ついに白湯がお目見え! 温度は55°C程度、冬でも体を冷やすことなく水を楽しみたいという人から、厚い支持を集めている。280ml¥120(JR東日本クロスステーション ウォータービジネスカンパニー ) JR東日本クロスステーション ウォータービジネスカンパニー 担当者に、開発秘話を聞きました!当社では従来より、谷川連峰の天然水を活用したミネラルウォーターを製造・販売し、2020年からは「From AQUA 天然水ゼリー」など、派生商品の展開も積極的に行っています。近年ミネラルウォーター市場の拡大、当社自販機での実績が好調なことから、秋冬期のミネラルウォーター需要のさらなる拡大を狙って、ホットのミネラルウォーターである「From AQUA 白湯」を発売することに。お客さまからも「白湯が飲みたい」というご要望を複数いただいておりました。一般的に、白湯は自宅で起床後すぐに飲むイメージがあったので、エキナカという外出時・移動時に需要があるのかというポテンシャルの模索に苦労したものの、各種データの分析結果から潜在需要は高いと判断、商品化に踏み切りました。習慣的に飲まれる傾向が高いというデータもあり、発売後は「嬉しい、毎日飲みます!」というようなお声を複数いただいたのが特徴的でした。今後さらに気温が下がると思うので、販売実績に期待しています。 【DyDo】(左)博多水炊きスープ 雑炊仕立て、(右)かに鍋スープ 雑炊仕立て まさかのお米入り! 小腹がすいた時の味方。かに鍋の味わいを昆布や野菜の出汁で引き立てた「かに鍋スープ 雑炊仕立て」は、魚介類の旨味と醤油で深い味わいに。「博多水炊きスープ 雑炊仕立て」は、鶏の旨味とコクを楽しめる白濁スープ。どちらも米の粒感を楽しめる。朝や仕事の合間など、手軽にお腹を満たせて、温まれます。185g 各¥151(ダイドードリンコお客様相談室 TEL:0120・559・552) ダイドードリンコ 担当者に、開発秘話を聞きました!寒い時期の小腹満たしとして、当社の既存商品である「濃厚デリ こくとろコーンポタージュ」をはじめとした温かい缶スープは人気があります。コーンだけでなくお米で美味しく小腹満たしをしていただけないかと考え、2021年にお米入りの「参鶏湯風スープ」を発売したところ、大変反響をいただきました。そこで、お米を具材にしたシリーズ品として“鍋の〆”をイメージした「かに鍋スープ 雑炊仕立て」「博多水炊きスープ 雑炊仕立て」を発売することに。お米は熱をかけると崩れて粘り気が出て、製造中に缶底にくっついてしまうため、米粒丸ごとの食感を残すことにこだわり、お米をほんの軽く焙煎するなど試行錯誤を重ねました。第1弾の米入りスープ「参鶏湯風スープ」の発売には約3年を要しました。また、寒い時にスープとして飲みたくなるよう旨味も大事に。販売先についてのお問い合わせが増え、美味しいというコメントも多く、大変嬉しく思います。開発時は商品を購入する時の楽しさも大事にしています。 ※『anan』2023年12月6日号より。イラスト・徳永明子 取材、文・重信 綾 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/519081/ Source: ananweb

  • 2023.12.03

芸能界随一の鍋好き! ZAZY「読者のみなさんにおすすめしたいのは、キムチ鍋」 | ananweb – マガジンハウス

芸能界随一の鍋好きとして知られるZAZYさんに、ハマったきっかけや魅力、楽しみ方の極意までを教えてもらいました。今すぐ試したくなる作り方のコツやひと手間にも注目! 巷で話題! ZAZYさんが語る、ぽかぽか鍋愛! 大学時代、お酒を飲むことが大好きだったので、運動をしない飲みサーを作ろうという動機から鍋サークルを作りました。そう、順番が逆なんです(笑)。家で鍋をすれば1人1000円とかで結構飲めるし、冬だったのでちょうどええやん、と。でも、鍋サークルを名乗るからにはちゃんとやろうと。レシピ本とかを買って作り始めるうち、あれ、鍋が好きかも? となったんです。 僕はもともとロジックがあるものに興味があって、料理も好き。“鍋のネギは斜めに切るもの”という無意識のうちに刷り込まれていたルールが、繊維の断面積が増えることでスープを吸いやすくなり、ネギ感がまろやかになるからと知って、全てに理由があるんや! と面白くなった。鍋作りに夢中になったのはそれからです。初めてスーパーで鶏ガラを買った日のことも覚えていて。本に「スープの素でも可」と書いてあったけど、大学生で時間もあるからとやってみたら、すごく美味しかった。鶏ガラを処理する作業も楽しくて、いろんな鍋に挑戦するきっかけにもなりました。 最近も、週に3~4回は鍋をしています。逆に、みなさんは自宅で鍋以外の何を食べているんですか? と聞きたい。やっぱり楽ですもん。面倒くさい日は、肉と野菜を1種類ずつ入れるだけでも成立しますからね。今は、レシピは見ず、スーパーをうろうろして、「今日は里芋が安いから入れよう」みたいに決めていく。誰かと食べる時も、「海鮮のさっぱりしたやつ」「鶏が食べたい、こってりがいい」などヒントをもらえたら、それに応じて作れます。 anan読者のみなさんにおすすめしたいのは、生姜やニンニク、豆板醤などの調味料を使い、フライパンで一度しっかりと作った豚キムチを入れるキムチ鍋です。キムチを炒めることで酸味が少しマイルドになって甘みと旨味が増し、豚肉に焦げ目がつくことで香ばしさとコクが生まれて味がボケません。あと、つくねをひき肉から作る時は、ネギの端や白菜の芯、シイタケの軸など鍋に使わない部分をみじん切りにして入れると、彩りがきれいやし、ほら、SDGsにもなりますよ? 今の季節はスープに生姜を入れると温まりますね。思っているよりもたっぷり、がポイント。みじん切りや薄いスライス、すりおろしなど、お好みでどうぞ。 と、いろいろ言いましたけど、鍋はテキトーに作ることをおすすめします。よっぽど変なものを入れない限り、「なんそれ!」と大失敗することはないですから(笑)。実験的にやって、美味しかったら採用、ダメやったらやめる、くらいでいい。トライアンドエラーを繰り返すことも、鍋の醍醐味のひとつやと思います。 ZAZYさんのプライベート鍋ショット! 実際に人にふるまった鍋たち。「白菜やキャベツをギチギチに敷き、上に飾り切りにした野菜やメインの肉を置くときれい。スープをそっと入れると崩れにくいです」 ZAZY’s 楽しい鍋のコツ 【POINT 1】グツグツしすぎないスープの温度が高くなると、お肉類が硬くなったり、野菜から水分が出すぎたりもするので注意してください。グツグツと沸き立っているのは、100°Cで沸騰している状態なので避けること。80°Cくらいにキープする努力を。 【POINT 2】実験的精神でテキトーに作るレシピを忠実に再現する面白さもあるけど、縛られすぎたら新しい鍋や味に出合えない。“この間はシイタケを半分にカットしたから今日は丸ごと1つに”“お豆腐を厚揚げにしよう”など、小さなことからチャレンジを。 【POINT 3】鍋奉行になりすぎない人に美味しい鍋を食べさせようとして、「肉、いま食べて!」と、盛り上がっているトークを遮る鍋奉行は、あんまり好きじゃない。やっぱり鍋は空気感が大事じゃないですか。火力の調整もできるだけ、しれっとやります。 ざずぃー 1988年6月27日生まれ、大阪府出身。紙芝居芸を得意とするピン芸人。ラジオ『ZAZYの週明けにイチャモン』(stand.fm)が月曜22時~配信されている。 ※『anan』2023年12月6日号より。写真・内山めぐみ 取材、文・重信 綾 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/519076/ Source: ananweb

  • 2023.12.01

筋トレより簡単かつ効果的!? “下半身冷え”を改善する、股関節&足関節ほぐし | ananweb – マガジンハウス

下半身冷えを改善するには、筋トレするより、硬くなった股関節と足関節(足首)をほぐしてあげるのが、簡単かつ効果的! 股関節と足関節がほぐれれば、下半身の筋肉がフル稼働。第二の心臓・ふくらはぎも働きだして、冷えない下半身に変わっていきます。 下半身冷えの原因、固まった関節をほぐす。 筋肉には全身を動かし、熱を生み出すという大切な働きがある。 「特にお尻や太ももなど大きな筋肉がある下半身は、熱を生み出すエンジンのよう。でも、間違った体の使い方をして、上手に使えていない人が多いんです」(ピラティストレーナー・千葉絵美さん) 特に気になるのが歩き方。下半身の筋肉を最小限しか使わない歩き方をしている人がほとんど。 「歩き方を見直すだけでも、下半身の冷えはだいぶ改善します。一方で間違った歩き方を続けていると、股関節と足関節が固まり、血流が滞って冷えやすくなります」 日々の歩き方を見直しつつ、固まりやすい股関節と足関節をマメにほぐせば、滞った血流が改善。冷え知らずの下半身が手に入る。 CHECK! 日々の歩き方を見直そう エクササイズをやるより断然即効性が高いのが、日々の歩き方を見直すこと。股関節と足関節を使った、下半身が温まる歩き方を身につけて、血流を上げていこう。 股関節と足関節が固まり、下半身が冷える歩き方 前かがみ スネと太もも前の筋肉で歩く ペタペタ足を引きずるような歩き方 歩幅狭い 前かがみで腰が落ちた状態だと歩幅が狭くなり、脚の前側の筋肉だけを使った歩き方に。股関節と足関節の可動域も狭まり、硬くなる。 股関節と足関節を柔軟に使い、下半身が温まる歩き方 2cm背を高くするイメージ 足裏~お尻の下半身の筋肉をフル稼働 足指を意識 歩幅広め 身長が2cm高くなるイメージで背筋を伸ばし、足指で地面を掴むように意識。歩幅を広めに歩くと、下半身の筋肉をフルに使える。 1日何回でも行いたい、股関節&足関節ほぐし。 1、とにかくしゃがむ かかとまで床につけてしゃがめないのは、股関節と足関節が硬くなっている証拠。少しずつ床に近づけていこう。 足を腰幅に開いてしゃがみ、つま先は外に向ける。両手は胸の前で合わせ、腕の力で両膝を外に押すようにする。息は止めず、自然な呼吸で。10呼吸キープ。 かかとをつけてしゃがめない人は…両手を軽く床について体を支え、かかとを最大限下ろせるところまで下ろす。重心はかかとの方にかける。その状態をキープして10呼吸。少しずつかかとを床に近づけていく。 2、かかとを上げ下げ 足の指を使ってかかとを上げ下げすることで、足裏からお尻までの筋肉を一気に刺激できる、ハードなエクササイズ。 両手を体の前で軽く床につき、かかとをゆっくり上げ下げ。足の指で床を捉えるイメージで。下げる時は床ギリギリまでで床につけない。5回往復。 LEVEL UP!両手を胸の前で合わせ、足指の力だけでかかとを上げ下げする。 3、股関節をほぐす 座っている時間が長いと硬くなりやすい股関節。座ったままでもできるエクササイズで、こまめにほぐそう。 1、椅子に浅く座り、足を軽く開き膝が直角になるようにする。親指以外の4本の指を太ももの付け根に添える。 2、息を吸いながら、両ひじを引くようにして胸を押し出す。 3、息を吐きながら背骨を丸める。2~3を5回繰り返す。 4、股関節をさらにほぐす 日中はほとんど使っていない、股関節の回旋の動き。内側と外側に回旋させることで股関節のこわばりが取れる。 1、左側を下にして横向きで床に寝る。左手は頭を支え、右手は股関節に当てる。 2、右膝を少し曲げ、股関節と膝を内側に回旋し、次に外側に回旋。この動きを10回繰り返す。呼吸は自然に。左脚も同様に。 トップス¥7,500 パンツ¥12,800(共にルルレモン TEL:0800・080・4090) 千葉絵美さん ピラティストレーナー。ピラティススタジオ「studio‐emi」を主宰。自身が開発した手ぬぐいを使ったトレーニング「手ぬトレ(R)」をYouTubeで配信中。近著は『キレイをつくるピラティス』(白夜書房)。 ※『anan』2023年12月6日号より。写真・中島慶子 スタイリスト・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・浜田あゆみ 取材、文・板倉ミキコ (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/519337/ Source: ananweb

  • 2023.11.24

朝食はパン、胃腸が弱い…「気温が下がると不調になりやすい人」の特徴と対策 – 文・大久保愛 | ananweb – マガジンハウス

寒い日には温かなお風呂やお鍋が恋しくなりますよね。だけど、それだけでは冬の冷えからくる不調対策に十分とは言えないそう。そこで、中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、体を温まりにくくしてしまうNG習慣と、すぐにできる入浴法などの対策を教えてくれます! 体がなかなか温まらない人はいませんか? 【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 241 温活はじめていますか? この時期になると、今までシャワーで済ませていた人もお風呂に浸かりたいと思う人が増えると思います。 入浴の際、冷え性の人は、39度から40度くらいの少しぬるめのお湯に10分から15分くらい浸かるのがおすすめ。あまり熱すぎると交感神経が刺激され、睡眠の質に影響したり、急激に上昇した体温をもとに戻すために逆に冷えてしまったり、心臓に負担がかかることがあります。無理せずにリラックスできるくらいの温度で入りましょうね。 また、入浴剤として、マグネシウムが含まれていたり、炭酸系であったり、気を整える理気作用のある柑橘系の精油などを加えるのもよいですね。入浴後は、レッグウォーマーや腹巻をして、湯冷めしないようにしましょう。ちなみに、就寝時間の90分くらい前に入浴することで、就寝時に深部体温が程よく下がり、睡眠の質を向上させられます。 温かい体を作るためには、外部から体を温めてくれる入浴はもちろん、湯たんぽやカイロなども有効ですが、食事、運動、睡眠、ストレス環境などを整え、体がエネルギーを作り出せる環境を整えてあげることも大切です。ということで、今週は、体の中から温める食薬習慣を紹介していきます。 今週は、体の中から温める食薬習慣 寒さが厳しいですが、お鍋が美味しくなったり、寒いとモコモコのかわいいルームウェアや防寒グッズが増えたり、お風呂の時間が楽しくなったり、よいこともありますよね。 とくにお風呂では、好きな入浴剤やアロマオイル、マッサージクリームやクレイパックなど、いろいろ試したいものを使ってみたり、ハーブティーを飲んだり、映画やドラマを観たり、音楽を聴いたり…。お風呂の時間は温活の一つですが、乾燥ケアやむくみとりなどの美容の時間になったり、映画鑑賞でリラックスタイムになったりと、日替わりでテーマを決めたくなるくらい楽しむことのできる楽しい時間にすることができます。まだ、シャワーだけで済ませているという人は、早速自分の心と体のために少しだけ時間を用意してあげて、入浴してみてくださいね。 そして、寒い時期に温かく過ごすためには、エネルギー生成を円滑に行うことのできる体が必要です。エネルギーを作り出すミトコンドリアにしっかりと栄養素が届くように、胃や腸のケアをしつつ、適切な栄養素を取り入れることが大切です。 漢方医学では、胃腸虚弱で一度冷えるとなかなか温まらない状態を『脾腎陽虚』といいます。このタイプになると、冷えだけではなく、疲れやすさや、気分の落ち込み、朝のだるさ、中途覚醒など悩みは複数になってくる可能性も考えられます。そこで本格的に寒くなる前に『脾腎』をサポートしていくことがおすすめ。ということで、今週食べるとよい食薬は、【山芋と明太子のお好み焼き】です。逆にNGな習慣は、【朝食のパンとスムージー】です。 食薬ごはん【山芋と明太子のお好み焼き】 『補腎』に役立つジオスゲニンを含む山芋、ビタミンDとカプサイシンを含む明太子、そして血流を促すネギ、アミノ酸スコア100でマルチに働く玉子を組み合わせて、お好み焼きのようにして食べましょう。山芋を『脾』の働きをサポートしてくれるので、胃腸が弱い人でも優しく栄養補給できる食材です。 <材料>山芋   6センチ(ポリ袋に入れ瓶底で荒くつぶす)玉子   2個明太子  1腹ネギ   1/2本(輪切り)醤油・みりん 各大さじ1海苔・あおさ お好みで好きなソース <作り方>山芋、玉子、明太子、調味料をポリ袋にいれよく混ぜる(※)。クッキングシートをフライパンに敷く。ネギをいれて、炒める。そこにを加え蓋をして蒸し焼きにする。海苔やアオサをトッピングして好きなソースをかけて完成。 NG行動【朝食のパンとスムージー】 温かい体を作りたいと考えるときには、血糖コントロールと糖質過多にならない食卓づくりは欠かせないものとなります。とくに朝食にタンパク質を食べると消化管が動き、熱が作り出され、体が活発になるようにスイッチを入れてくれます。体温を上げていきたい人は、生姜やニンニクなどのスパイスもいいですが、朝のタンパク質はマスト。パン中心の食事は、糖質中心になることでビタミンB群が消耗されたり、和食に比べてタンパク質や食物繊維が少なくなりがちです。 また、体のために食べている人の多いスムージーは、糖質が多く、噛む必要のない冷たい飲み物でもあるためダイレクトに胃腸を冷やしてしまいます。冷えが気になる人は、ごはん、味噌汁、肉か魚のような和食を朝食にしてみてはいかがでしょうか。 朝食は、パターン化されやすいものです。毎日同じものを食べることになるということは、積もり積もって体質づくりに大きな影響を与えるものとなります。体は、なんてことない日々の繰り返しによって作られているので、体質改善をしていきたいと考えるときには、朝食の見直しから始めるのもおすすめです。そのほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく 食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。 ※食薬とは…『食薬』は、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という古代と近代の予防医学が融合して出来た古くて新しい理論。経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。 近年急成長する予防医学の分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれているところです。 ですが、古代とは違い現代ではさまざまな研究が進み明らかになっていることが増えています。『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が生じる食事としてアウトプットすることに特化したのが『食薬』です。 Information <筆者情報>大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田で薬草を採りながら育ち、漢方や薬膳に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・美容を学び、日本人初の国際中医美容師を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、未病を治す専門家として活躍。年間2000人以上の漢方相談に応えてきた実績をもとにAIを活用したオンライン漢方・食薬相談システム『クラウドサロン®』の開発運営や『食薬アドバイザー』資格養成、食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち®」シリーズの展開などを行う。著書『心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売1か月で7万部突破のベストセラーに。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『食薬事典(KADOKAWA)』、「食薬ごはん便利帖(世界文化社)」、「組み合わせ食薬(WAVE出版)」、「食薬スープ(PHP)」など著書多数。公式LINEアカウント@aika 『1週間に一つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。 『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。 ©Takae/Adobe Stock 文・大久保愛 https://ananweb.jp/column/yoisyokuzai/518898/ Source: ananweb

  • 2023.11.10

スナック菓子好き、深夜の動画…「インフルエンザに感染しやすい人」の特徴と対策 – 文・大久保愛 | ananweb – マガジンハウス

例年12月後半頃から流行するインフルエンザですが、今年はすでに流行が始まっています。毎年感染症にかかってしまう人や免疫機能の低下が気になる人は、今すぐ対策を始めることをおすすめします。そこで、中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、インフルエンザに感染する原因となるNG習慣と、すぐにできる対策を教えてくれます! 免疫機能の低下が気になっていませんか? 【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 239 コロナ渦の3年間は、インフルエンザに感染する人はかなり減っていましたが、今年は非常に増えてしまっていますよね。それに加え、また新型コロナウイルスに感染する人が増えてきてしまったら、免疫機能が低下している人は何度も様々な感染症にかかってしまうかもしれません。そうなれば、つらい日々を過ごすことになり、心も体も疲弊してしまうでしょう。そうならないようにするためには、体の基礎作りがとても重要です。 もうインフルエンザにかかってしまった人も、毎年感染症にかかってしまう人も、食事・睡眠・運動のレベルをワンランクアップしていく必要があるのではないでしょうか。ということで今回は、インフルエンザにかかりやすいタイプ、そして、その対策について、食事の観点から解説し、効果的な食薬習慣を紹介していきます。 今週は、インフルエンザ対策のための食薬習慣 例年であれば、年明け頃からインフルエンザが流行するとされていますが、今年は一足早く流行が始まっています。また、インフルエンザは経験されているかたも多いと思いますが、ワンシーズンに何度もかかってしまうかたもいらっしゃいます。その一方で、一度もかかったことのないかたも一定数いますよね。あなたはどちらでしょうか。 この違いは免疫機能の違いですが、漢方医学では『気虚』や『腎虚』の人が感染しやすいとされています。たとえば、朝、昼の食事を適当に済ませ、夜だけがっつり食べたり、ストレスが多く、日中クッキーやスナック菓子や菓子パンなどを食べたりしている人、また、毎日晩酌で気分転換したり、会社やスーパーの往復など最低限の運動量で毎日過ごしていたり、深夜までSNSや動画などを見ている人などがこれに当たります。 自身の食事・運動・睡眠・ストレスなどの状態に配慮しておらず、自己管理ができていない人が『気虚』や『腎虚』になりやすく、インフルエンザにかかりやすいタイプと考えられます。ということで、今回は『補気』と『補腎』のために役立つ食薬をおすすめします。 今週食べるとよい食薬は、【牡蠣と玉子のチゲスープ】です。逆にNGな習慣は、腸内環境を乱す【気分転換のクッキーやスナック菓子】です。 食薬ごはん【牡蠣と玉子のチゲスープ】 『腎』や『気』のサポートとなる亜鉛やマグネシウムなどミネラルを豊富に含む牡蠣の料理を取り入れましょう。そして、体を温めるカプサイシンを含み、免疫の要となる腸内環境を整える発酵食品であるキムチを合わせ、アミノ酸スコア100のフワフワ玉子を加えることで『補気』できるスープがおすすめです。 <材料>トマト        1個(さいの目)キムチ        60g豆腐         半丁(スプーンですくって一口大)水          400ml牡蠣         6個味噌         大さじ1~2すりゴマ       大さじ1溶き玉子       2個 <作り方>味噌と溶き玉子以外の材料をお鍋に入れ、ひと煮たちさせる。味噌をとき、溶き玉子を加え、玉子が固まったら完成。 NG行動【気分転換のクッキーやスナック菓子】 市販のクッキーやスナック菓子は、砂糖や異性化糖、人工甘味料×小麦粉×酸化した油などでできているものが多いです。習慣が体を作ることは、皆さんご存じだと思いますが、毎日の気分転換やストレス発散として、そういったものを食べる習慣を身に着けていたら、健康から遠ざかってしまうことはイメージしやすいのではないでしょうか。これらは、免疫機能を整える上で大切な腸へのダメージを与える食材です。そのため、口内炎やヘルペス、ものもらい、カンジダ膣炎などになりやすく、最近免疫が低下しているのではないか…と考える人は、控えることがベターです。 人の往来が増え、忙しい年末年始へと向かっていきます。ウイルスと出くわす機会も多く、生活習慣が乱れる機会も多くなる時です。自分の体は自分で守ることができるように、家庭でのご飯は、体をいたわるご飯になるようにしたいですね。そのほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく 食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。 ※食薬とは…『食薬』は、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という古代と近代の予防医学が融合して出来た古くて新しい理論。経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。 近年急成長する予防医学の分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれているところです。 ですが、古代とは違い現代ではさまざまな研究が進み明らかになっていることが増えています。『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が生じる食事としてアウトプットすることに特化したのが『食薬』です。 Information <筆者情報>大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田で薬草を採りながら育ち、漢方や薬膳に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・美容を学び、日本人初の国際中医美容師を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、未病を治す専門家として活躍。年間2000人以上の漢方相談に応えてきた実績をもとにAIを活用したオンライン漢方・食薬相談システム『クラウドサロン®』の開発運営や『食薬アドバイザー』資格養成、食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち®」シリーズの展開などを行う。著書『心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売1か月で7万部突破のベストセラーに。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『食薬事典(KADOKAWA)』、「食薬ごはん便利帖(世界文化社)」、「組み合わせ食薬(WAVE出版)」、「食薬スープ(PHP)」など著書多数。公式LINEアカウント@aika 『1週間に一つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。 『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。 ©akaricream/Adobe Stock 文・大久保愛 https://ananweb.jp/column/yoisyokuzai/516580/ Source: ananweb

  • 2023.10.15

下着につけるだけでじんわり温まる! 「よもぎ温座パット」から低温タイプが新登場 | ananweb – マガジンハウス

ananフェムケア連載「Femcare file」。今回のテーマは「今から始めるフェムケア温活」です。温活=冬だけではありません。冷えに悩む女性に一年中おすすめしたい、下腹部をやさしく温めてくれるアイテムをご紹介します。 【グラフィコ】ウィズフェム よもぎ温座パット ルナコオーガニック 6回分 低温タイプ ナプキン型のよもぎパットと専用発熱体を下着につけるだけで、デリケートゾーンから骨盤まわりをじんわり温めてくれる「よもぎ温座パット」シリーズから、年間を通じて使いやすい温度設計の低温タイプが新たに登場。体調やその日の気分によって、使い分けができるようになりました。通常タイプと同じく、肌に触れるトップシートは、100%オーガニックコットンを使用。ふんわりやわらかい肌触りで、汗や水分をほどよく吸収してくれる。 よもぎ温座パットの使い方 1、「発熱体」を袋から取り出し4~5回振ってください。 2、「よもぎパット」の包装紙をはがします。 3、「発熱体」を「よもぎパット」の裏面のシール部分にしっかりと貼ってください。 4、「発熱体」は下着と「よもぎパット」ではさむようにして直接肌に触れないように装着してください。 「冷えは気になるけど、熱いのが苦手」という人にもぴったりな、穏やかな温かさが続く低温仕様。1回2~3時間の使用で、体の芯からぽかぽかするのを実感できる。バラエティストアで数量限定販売。6個入り¥1,199(グラフィコ ) 商品の魅力を深掘り! 不調に寄り添うグッズを毎日の“お守り”代わりに。 韓国の伝統美容法・よもぎ蒸しを手軽に楽しめることで人気の「よもぎ温座パット」に、低温タイプが仲間入り! グラフィコ商品企画部長の岩重杏子さんに、通常タイプとの違いや開発秘話など、お話を伺った。 「通常タイプのよもぎ温座パットが発売されたのが、今から15年前。その頃、インターンで働いていた女性が、韓国でよもぎ蒸しに着想を得た商品が流行っていると教えてくれたのがきっかけでした。実際に使ってみるとすごく良かったので、日本人女性にマッチする形にして広めたいと思い、開発をスタート。温度やハーブの配合を改良し、安全性も考慮したうえで商品化をしました。ただ、当時は韓国の美容法について、今ほど認知度は高くない時代でした。そこで、“温活”という新たなワードを使って、体を温めることの大切さについての啓蒙活動から始めることに。実は、“温活”という言葉を作ったのは弊社なんですよ」 徐々に認知が広がり、ユーザーから喜びの声が寄せられるように。 「使ってみたお客様から、“不調が改善しました”“妊活中のお守り的な存在でした”など、嬉しい反応が続々と…。同時に商品へのご要望も積極的に取り入れ、リニューアルを重ねてきました。パッケージのコンパクト化やナプキンの厚みの改良、温度など、毎年何かしら改良しています。今回、低温タイプを発売したのも、お客様からのお声がきっかけでした。女性の不調って本当に人それぞれで、症状も重さも違うんですよね。そんななか“季節を問わず、よもぎ温座パットを使用したいが、熱くて冬以外は使いにくいのが残念”という声が。そんなお悩みに着目し、熱さが苦手なお客様でも一年中心地よく使える温度帯の低温タイプを発売しました」 通常タイプとの使い分けは? 「どちらもシーンを問わず使っていただいて問題ないのですが、デリケートゾーンの温度の感じ方は人それぞれなので、熱いのが苦手という方は、低温タイプをぜひ一度お試しいただきたいです。また、体調によっても温度の感じ方は違うと思うので、リラックスしたいなという日は低温タイプ、手足まで冷えている日は通常タイプというように、気分や体調によって使い分けていただくと、より快適に過ごせると思います。弊社のECサイトでは、無料の体質診断テストを設けていて、中医学の観点からのアドバイスや体質に合うおすすめのアイテムなどをご提案しているので、こちらもぜひ参考にしてみてください」 今後も女性の生活を豊かにしていくアイテムが登場予定だそう。 「女性の血液の巡りを整えるものや、妊活向けのアイテムも発売する予定です。つらい時に気軽にセルフケアできる文化がもっと広がっていくといいなと思います」 ※『anan』2023年10月18日号より。取材、文・岡井美絹子 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/510248/ Source: ananweb

  • 2023.01.26

夜、尿意で起きる、生理痛や肩こりが酷い…「暖めても冷える人」の特徴と対策 #197 – 文・大久保愛 | ananweb – マガジンハウス

強い寒気により寒さが一段と厳しくなっています。暖房や厚着、カイロなど外からの保温はもちろん必須ですが、中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生によると、それでも冷えを感じる人は、代謝が低く、体内で熱をうまく作り出せないのだそう。そこで愛先生が、今すぐできる寒さ対策を教えてくれます! 冷えは、さまざまな不快症状を引き起こします 【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 197 今週は、10年に一度レベルともいわれる強烈な寒波がやってきましたね。雪が降る地域も多かったようで、その様子は窓から眺めている分には白銀の世界が美しく感じられますが、扉を開けた瞬間に急激な寒さと交通麻痺の影響などが体調や日常生活に影響してきますよね。 冷えるとカラダに力が入りやすくなり、肩や首のこりを強く感じたり、手先や足先がしもやけになったり、下半身のむくみが悪化したり、寝つきが悪かったり、朝方起きてしまったりと睡眠の質が低下したりと、ちょっとした不快症状が増えてしまうことがあります。 ただ、暖房や厚着、カイロなどに頼ることに加え、栄養バランスを気にかけることで、外部からの保温だけではなくエネルギーを効率よく作り出しカラダの中からも温まる食薬を取り入れることも大切です。ということで、今週は10年に1度レベルの寒さに対抗する食薬習慣を紹介したいと思います。 今週は、温活対策となる食薬習慣                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            最近、寒さから肩こりや頭痛、腰痛がつらい、お腹痛くなる、生理痛がひどくなった、夜中にトイレに何度も起きる、むくみがひどくなったということはないでしょうか。これらは冷えに付随する症状ですが、これだけ寒いと『温活』しないと! と考えはじめることもあると思います。 みなさん、『温活』と聞くとどんなことを想像しますか? 腹巻、レッグウォーマー、白湯、カイロを貼る、ショウガや唐辛子を使った料理などでしょうか。どれも冷えの緩和につながりますが、自ら熱を作り出すことを促すためにはちょっと弱いかもしれません。そんなときに漢方では『脾腎陽』を補い対策をとります。 イメージとして『気』を補うだけでは、暖房やカイロや厚着に頼っている状態。『脾腎陽』を補うことは、エネルギーを作り出す仕組みから改善していくことを表します。そのため、根本的に冷え体質を改善していきたいときには、『脾腎』の働きを支えることが大切です。ということで、今週食べるとよい食薬は、エネルギーを作り出すミトコンドリアの働きを助けてくれる【アサリとホタテの海鮮鍋】です。 食薬ごはん【今週食べるとよい食材:アサリとホタテの海鮮鍋】 レシピはこちらです。 <材料>ベビーほたて   80gあさり      100g昆布       3㎝水        500mlもやし      1袋椎茸       4つ醤油・みりん   各大さじ1ネギ       おこのみで  <作り方>材料をお鍋にいれてコトコト煮込むだけ。野菜や魚介、肉などお好みで加えてください。 【ホタテ】 『気』を補うタウリンを含み、低脂質であるため胃が弱い『脾気虚』のタイプの人にとってもおすすめ食薬。エネルギーを作り出すミトコンドリアの栄養となる鉄やビタミンB群、マグネシウムを含み『腎陽』を補うためにも役立ちます。さらに、脳疲労の改善に役立つプラズマローゲンも含むため集中力の低下を感じる人にもおすすめです。 【アサリ】 貝類は共通して、鉄、亜鉛、マグネシウムなどのミネラル、タウリン、ビタミンB群が豊富です。さらに旨味も強いので、顆粒出汁いらずの天然出汁で十分美味しく仕上がります。『補気血』『気滞血瘀』『補腎』の働きが期待できます。 寒い時には、カラダを暖める空調や洋服、入浴、腹巻、カイロ、スープなどを取り入れることは自然なことだと思います。それでも、寒さを凌ぐことができない人は、代謝を向上し熱を作り出すために必要な栄養素を補ってあげましょう。ほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく 食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。 ※食薬とは…経験則により構築されている『歴史ある漢方医学』と、近年急成長している分子栄養学や腸の考え方、生命科学などの『最先端の予防医療』を融合することで、より理論的で具体的な食の提案ができるようにしたものです。東洋医学と西洋医学の良いとこどりをしています。 また、漢方医学では、人は自然界の一部として存在し周囲と柔軟にバランスをとることで、よい状態を維持できるという『生体観念』という考え方を根幹としています。そのため、『食薬』では、日照時間、気候、土壌(LPS、ファイトケミカル)、微生物(口腔内細菌や腸内細菌)などの環境変化と連動して体調変化もするものと考えています。季節の移り変わり、日々の気候の変化、腸内細菌の変化などとの関係にも注目し、1年を通して季節や体調にに合わせ食薬を選び習慣として取り入れることで体調のコントロールをしていきます。 Information 大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく 食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。公式LINEアカウント@aika 『1週間に一つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。 『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。 ©Yukarina/Gettyimages©Tara Moore/Gettyimages 文・大久保愛 https://ananweb.jp/column/yoisyokuzai/464459/ Source: ananweb