画像まとめ

5/5ページ
  • 2023.06.16

パスタ大好き、ストレス過多…「自律神経の乱れで肌荒れしやすい人」の特徴と対策 #218 – 文・大久保愛 | ananweb – マガジンハウス

不規則な生活や気圧の変化などで自律神経が乱れ、特に月経前などに肌トラブルを起こしがちな人が増えているよう。中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、ニキビなどの肌荒れしやすいNG行動と対策を教えてくれます! 最近、ニキビなどの肌トラブルに悩んでいませんか? 【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 218 朝起きて鏡を見たときにニキビがある、赤みがあるなど肌トラブルを発見してしまったときには、朝から気分がブルーになってしまいますよね。人に会うのが嫌になったり、外出する気がなくなってしまったり、一日の気分にも影響してしまうこともあると思います。 また、自律神経が乱れやすい低気圧がやってくる高温多湿のこの時期には、ストレスに敏感になる、だるさを感じやすいなどに加え、ホルモンバランランスも連動して乱れてしまうことがあります。ホルモンバランスの乱れは、月経前のニキビの原因になってしまうことも。 また、糖質、脂質の多い食事をとる習慣などがあったり、寝不足、ストレスが多い人は、当たり前の話になりますが、肌トラブルになやまされやすくなります。とくに高温多湿で肌がベトつき皮脂分泌も増えるこの時期、月経前にできやすいフェイスラインのニキビ対策となる食薬習慣を紹介していきます。 今週は、月経前の肌トラブルの対策となる食薬習慣                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          じんわりと汗をかくようになりましたね。皮脂分泌も増え、毛穴が詰まりやすくなる今日この頃ですが、紫外線量も増え、角栓ができ、毛穴が黒ずみやすくなりますよね。さらに、低気圧やエアコンなどの影響から自律神経が乱れやすい時期とも言えます。そうすると、睡眠の質が低下したり、過食になりやすくなったり、ストレスに弱くなったりとお肌にとってダメージを与える要素がてんこ盛りになります。 また、自律神経が乱れるとホルモン分泌も乱れやすく、月経前のにきび、過食、イライラ、気分の落ち込みなどに悩まされることも増えてしまいます。この状況を漢方医学では、『肝気鬱結』、『湿熱』がたまっている状態と考えます。そこで、自律神経を整えるために『気滞』を解消し、腸内環境を整え、抗酸化を行うために『清熱』し『湿熱』を除去することを考えます。ということで食べるといい食薬は、【アボカドとトマトのサラダ】です。そして、今週のNG行動は、常習的な【パスタランチ】です。 食薬ごはん【アボカドとトマトのサラダ】 味付けを粒マスタードとお酢で整えるので、香り高いイソチオシアネートやクエン酸などの酸味によって「気滞」の改善を促します。また、アボカドやトマトなど抗酸化作用の高い野菜を使うことで、「清熱」や「湿熱」の除去を行います。粒マスタードは常備していない家庭も多いですが、夏野菜のサラダやソテーにスプーン1杯くらい加えると味が締まり、さっぱりとして、機能性も高まるのでおすすめ調味料の一つです。 <材料>酢・オリーブオイル・粒マスタード 各大さじ1アボカド  1/2個(一口大)レタス   4枚(ちぎる)トマト   2個塩     お好みで <作り方>材料をまぜたら完成です。スライスマッシュルームやパプリカ、砕いたナッツなどを入れてもよいです。 NG行動【パスタランチ】 麺類は、たまには良いのですが、常習的になっていたら注意です。パスタランチを想像してみてください。野菜などの食物繊維、お肉や魚介類などのタンパク質が具材として含まれていたとしても、圧倒的に糖質の量が多くはないでしょうか。また、一般的なパスタは油と一緒に和えられていることが多く、糖質や脂質のとりすぎとなってしまい、栄養バランスが乱れやすいメニューの一つとも考えることができます。皮脂分泌が多く肌がベトベトしているとき、ニキビができているとき、便秘がちなときには、和食を中心とするようにしていきましょう。 カラダの状態が反映されるのが、お肌です。毎月、ニキビで悩んでいる方は、肌トラブルだけに注目するのではなく、カラダ全体を整えるようにケアしてみてはいかがでしょうか。ほかにも心とカラダを強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく 食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方がぜひご覧ください。 ※食薬とは…『食薬』は、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という古代と近代の予防医学が融合して出来た古くて新しい理論。経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。 近年急成長する予防医学の分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれているところです。 ですが、古代とは違い現代ではさまざまな研究が進み明らかになっていることが増えています。『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が生じる食事としてアウトプットすることに特化したのが『食薬』です。 Information <筆者情報>大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田で薬草を採りながら育ち、漢方や薬膳に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・美容を学び、日本人初の国際中医美容師を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、未病を治す専門家として活躍。年間2000人以上の漢方相談に応えてきた実績をもとにAIを活用したオンライン漢方・食薬相談システム『クラウドサロン』の開発運営や『食薬アドバイザー』資格養成、食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」シリーズの展開などを行う。著書『心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破のベストセラーに。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『食薬事典(KADOKAWA)』、「食薬ごはん便利帖(世界文化社)」、「組み合わせ食薬(WAVE出版)」、「食薬スープ(PHP)」など著書多数。公式LINEアカウント@aika 『1週間に一つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。 『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。 ©toofuneko/Gettyimages©PeopleImages/Gettyimages 文・大久保愛 https://ananweb.jp/column/yoisyokuzai/490880/ Source: ananweb

  • 2023.03.24

ラーメン大好き、おなかがゴロゴロ…「花粉症が悪化しやすい人」の特徴と対策 #205 – 文・大久保愛 | ananweb – マガジンハウス

花粉症などのアレルギー症状に悩まされていませんか。中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、その対策と症状が悪化してしまうNG習慣を教えてくれます! 今年は花粉症が酷くなっていませんか? 【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 205 桜が満開となる地域が続々と増えてきていますね。春分の日も過ぎ、暖かい陽気の日も長く続くようになり、ようやく長かった冬も終わりを迎えた印象になりました。そして、マスクとの距離感も徐々にもとの生活に戻りつつあります。ですが、花粉症を強烈に感じている方は、マスクとの距離感がより強固なものへと変化していることだと思います。 そして、卒業、入学、進級、転職、転勤などさまざまな区切りとなり変化のときとなる3月。みなさん、健やかにお過ごしでしょうか。今までお世話になった人たちや4月に新しく出会う人たちに対して、爽やかな印象を与えておきたいと考えるかたは多いと思います。ですが、花粉症で常にポケットティッシュを持ち歩き、鼻の周りは赤くむけ、会話をしながら鼻水がたれたり、くしゃみがでてきてしまっては、相手が気にしていなかろうが本調子ではない自分の状態に悲しくなってしまいます。そこで、今週は花粉症が悪化してしまうNG習慣と食べるとよい食薬について紹介していきます。 今週は、花粉症の対策となる食薬習慣                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          肌寒いタイミングもありますが、徐々に暖かくなり、お散歩するのが心地よい季節がやってきました。春のピンク色の花が映えた街並みを思い浮かべるだけで、外出の楽しみが一つ増えてラッキーな気分になりますよね。春の美しさは、あっという間に過ぎ去る儚さも心を動かされるポイントだと思いますが、桜日和のポカポカ陽気のタイミングだ! と狙って外に出ると必然的に降りかかるのが花粉です。 今年から花粉症デビューしたというかたも多いのではないでしょうか。花粉症などアレルギー症状は、漢方では腸内環境が悪化し『湿熱』というアレルギーの原因が体内に存在すると考えられています。また、花粉や黄砂、ウイルスなどの病原菌、寒暖差などから身を守っているものを『肺』や『衛気』とよびますが、これらの働きが低下しているときにも花粉症に悩まされると考えられています。 そのため今週は、『肺』や『衛気』を補う食薬をとりいれて体を守る力を強化し、アレルギーを引き起こす『湿熱』の原因となる食材を食べないようにしましょう。ということで今週食べるとよい食薬は、【キノコたっぷりブリしゃぶ】です。そして、逆に今週のNG行動は、『湿熱』の原因となる【ラーメンを食べる】ことです。 食薬ごはん【今週食べるとよい食薬:キノコたっぷりブリしゃぶ】 『肺』と『衛気』を養う栄養素といえば、免疫のサポートに働くビタミンD、炎症を抑えるオメガ3脂肪酸、腸から整える食物繊維です。これらを1品で叶えてくれるのが、キノコたっぷりブリしゃぶです。ブリにはオメガ3脂肪酸が、キノコ類には食物繊維が豊富に含まれています。そして、キノコ類とブリには共通してビタミンDも多く含まれています。 レシピはこちらです。 <材料>ブリ     2切れ(4ミリくらいにスライス)舞茸・しめじ たっぷりお好みで干しシイタケ 3つ千切り生姜  2片昆布     3cm醤油・みりん 各大さじ1水      400ml <作り方>ブリ以外の材料をお鍋でコトコト煮て、ブリをしゃぶしゃぶにして食べる。 NG行動【ラーメンを食べる】 花粉症がひどい! と鼻をかみながらラーメンを食べてはいないでしょうか? 小麦製品とオメガ6脂肪酸が多い食材ですよね。腸内環境を乱し免疫を低下させたり、炎症を促したりすることで『湿熱』を作り出し、アレルギー症状を悪化させる原因となってしまいます。花粉症がつらいと思っている人は、ちょっと控えてみましょうね。 そして、花粉症に悩む人は、なるべく和食を心がけ、肉と魚があったら魚を選ぶようにしてみましょう。ほかにも心とカラダを強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく 食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方がぜひご覧ください。 ※食薬とは…『食薬』は、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という古代と近代の予防医学が融合して出来た古くて新しい理論。経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。 近年急成長する予防医学の分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれているところです。 ですが、古代とは違い現代では様々な研究が進み明らかになっていることが増えています。様々な研究が進み『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が生じる食事としてアウトプットすることに特化したのが『食薬』です。 Information 大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田で薬草を採りながら育ち、漢方や薬膳に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・美容を学び、日本人初の国際中医美容師を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、未病を治す専門家として活躍。年間2000人以上の漢方相談に応えてきた実績をもとにAIを活用したオンライン漢方・食薬相談システム『クラウドサロン』の開発運営や『食薬アドバイザー』資格養成、食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」シリーズの展開などを行う。著書『心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破のベストセラーに。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『食薬事典(KADOKAWA)』、「食薬ごはん便利帖(世界文化社)」、「組み合わせ食薬(WAVE出版)」、「食薬スープ(PHP)」など著書多数。公式LINEアカウント@aika 『1週間に一つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。 『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。 ©Hiro Kamijo/Gettyimages©Hello World/Gettyimages 文・大久保愛 https://ananweb.jp/column/yoisyokuzai/476017/ Source: ananweb

  • 2023.01.26

夜、尿意で起きる、生理痛や肩こりが酷い…「暖めても冷える人」の特徴と対策 #197 – 文・大久保愛 | ananweb – マガジンハウス

強い寒気により寒さが一段と厳しくなっています。暖房や厚着、カイロなど外からの保温はもちろん必須ですが、中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生によると、それでも冷えを感じる人は、代謝が低く、体内で熱をうまく作り出せないのだそう。そこで愛先生が、今すぐできる寒さ対策を教えてくれます! 冷えは、さまざまな不快症状を引き起こします 【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 197 今週は、10年に一度レベルともいわれる強烈な寒波がやってきましたね。雪が降る地域も多かったようで、その様子は窓から眺めている分には白銀の世界が美しく感じられますが、扉を開けた瞬間に急激な寒さと交通麻痺の影響などが体調や日常生活に影響してきますよね。 冷えるとカラダに力が入りやすくなり、肩や首のこりを強く感じたり、手先や足先がしもやけになったり、下半身のむくみが悪化したり、寝つきが悪かったり、朝方起きてしまったりと睡眠の質が低下したりと、ちょっとした不快症状が増えてしまうことがあります。 ただ、暖房や厚着、カイロなどに頼ることに加え、栄養バランスを気にかけることで、外部からの保温だけではなくエネルギーを効率よく作り出しカラダの中からも温まる食薬を取り入れることも大切です。ということで、今週は10年に1度レベルの寒さに対抗する食薬習慣を紹介したいと思います。 今週は、温活対策となる食薬習慣                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            最近、寒さから肩こりや頭痛、腰痛がつらい、お腹痛くなる、生理痛がひどくなった、夜中にトイレに何度も起きる、むくみがひどくなったということはないでしょうか。これらは冷えに付随する症状ですが、これだけ寒いと『温活』しないと! と考えはじめることもあると思います。 みなさん、『温活』と聞くとどんなことを想像しますか? 腹巻、レッグウォーマー、白湯、カイロを貼る、ショウガや唐辛子を使った料理などでしょうか。どれも冷えの緩和につながりますが、自ら熱を作り出すことを促すためにはちょっと弱いかもしれません。そんなときに漢方では『脾腎陽』を補い対策をとります。 イメージとして『気』を補うだけでは、暖房やカイロや厚着に頼っている状態。『脾腎陽』を補うことは、エネルギーを作り出す仕組みから改善していくことを表します。そのため、根本的に冷え体質を改善していきたいときには、『脾腎』の働きを支えることが大切です。ということで、今週食べるとよい食薬は、エネルギーを作り出すミトコンドリアの働きを助けてくれる【アサリとホタテの海鮮鍋】です。 食薬ごはん【今週食べるとよい食材:アサリとホタテの海鮮鍋】 レシピはこちらです。 <材料>ベビーほたて   80gあさり      100g昆布       3㎝水        500mlもやし      1袋椎茸       4つ醤油・みりん   各大さじ1ネギ       おこのみで  <作り方>材料をお鍋にいれてコトコト煮込むだけ。野菜や魚介、肉などお好みで加えてください。 【ホタテ】 『気』を補うタウリンを含み、低脂質であるため胃が弱い『脾気虚』のタイプの人にとってもおすすめ食薬。エネルギーを作り出すミトコンドリアの栄養となる鉄やビタミンB群、マグネシウムを含み『腎陽』を補うためにも役立ちます。さらに、脳疲労の改善に役立つプラズマローゲンも含むため集中力の低下を感じる人にもおすすめです。 【アサリ】 貝類は共通して、鉄、亜鉛、マグネシウムなどのミネラル、タウリン、ビタミンB群が豊富です。さらに旨味も強いので、顆粒出汁いらずの天然出汁で十分美味しく仕上がります。『補気血』『気滞血瘀』『補腎』の働きが期待できます。 寒い時には、カラダを暖める空調や洋服、入浴、腹巻、カイロ、スープなどを取り入れることは自然なことだと思います。それでも、寒さを凌ぐことができない人は、代謝を向上し熱を作り出すために必要な栄養素を補ってあげましょう。ほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく 食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。 ※食薬とは…経験則により構築されている『歴史ある漢方医学』と、近年急成長している分子栄養学や腸の考え方、生命科学などの『最先端の予防医療』を融合することで、より理論的で具体的な食の提案ができるようにしたものです。東洋医学と西洋医学の良いとこどりをしています。 また、漢方医学では、人は自然界の一部として存在し周囲と柔軟にバランスをとることで、よい状態を維持できるという『生体観念』という考え方を根幹としています。そのため、『食薬』では、日照時間、気候、土壌(LPS、ファイトケミカル)、微生物(口腔内細菌や腸内細菌)などの環境変化と連動して体調変化もするものと考えています。季節の移り変わり、日々の気候の変化、腸内細菌の変化などとの関係にも注目し、1年を通して季節や体調にに合わせ食薬を選び習慣として取り入れることで体調のコントロールをしていきます。 Information 大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく 食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。公式LINEアカウント@aika 『1週間に一つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。 『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。 ©Yukarina/Gettyimages©Tara Moore/Gettyimages 文・大久保愛 https://ananweb.jp/column/yoisyokuzai/464459/ Source: ananweb

1 5