真貝聡

  • 2024.05.01

lyrical school「『コーチェラ』出演が最終目標」 現体制初のアルバム発売 | ananweb – マガジンハウス

去年2月、男女混成の8人組グループとして再出発したlyrical school。現体制初となるオリジナルアルバム『DAY 2』をリリースされたということで、今作の聴きどころを教えてもらった。 夢の「コーチェラ」出演に向けて布石となるアルバムが完成。 「『Ultimate Anthem』は、今後のリリスクを象徴する曲になると思います。ライブでは声出しや手拍子など、一体感を生む仕掛けもあります!」(ryuya) 「私もこの曲が一番のお気に入りで、〈New lyrical empire〉というフレーズの通り、リリスクの新しい姿を打ち出した曲になっていて。個人的にも満足いく歌入れができた自信作です」(hana) 「自分がフックを歌わせていただいた『Fallin’』は、最初に僕がレコーディングをして、あとからメンバーの声が入った音源を聴いたときに感動しましたね」(malik) 「『Ringing』の歌詞は頭の中を覗かれてるような感覚になるほど、私そのものっていう感じがします」(sayo) 「『Night Walking』は、私とryuyaで歌っているのですが、初めてロングバースでラップできたことも嬉しかったです!」(mana) 「キーが高くて歌えるか心配だった『DRIVE ME CRAZY』は、歌い込むにつれて声が出るようになって。おかげで歌唱レベルが上がりました」(tmrw) minanさんとreinaさんは、chelmicoのRachelさんが作詞した楽曲を挙げた。 「『CHOCHO』は人生に迷っている方々の背中を押してくれる曲になっています」(minan) 「今やライブの定番曲の『mada mada da!』は夏に向けて気持ちが上がる曲です」(reina) アルバムのラストを飾るのは、現体制になって初めて発表した楽曲「NEW WORLD」だ。 「一番歌っているし、一番聴いてきた思い入れの強い曲。それが今作に収録されたことで、改めて胸にくるものがありました。始まりの曲だけど、この先も私たちの心の支えとなってくれる宝物です」(mana) 渾身の作品を完成させたリリスクに、今後の目標を聞いた。 「私たちは『コーチェラ・フェスティバル』出演を最終目標に掲げていて。今作が夢を掴む布石になればと思っています」(minan) 現体制初のオリジナルアルバム『DAY 2』。8人になって最初のデジタルシングル「NEW WORLD」、最新曲「Ultimate Anthem」「Ringing」を含む全13曲収録。【通常盤(CD)】¥3,300(ビクターエンタテインメント) リリカルスクール 左下から反時計回りにreina、tmrw、mana、sayo、hana、ryuya、minan、malik。2010年ガールズラップユニットとして結成、’23年2月から現体制に。5月5日、渋谷 The GAMEで「lyrical school oneman live 2024“DAY 1”」開催。 ※『anan』2024年5月1日号より。写真・小笠原真紀 取材、文・真貝 聡 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/545948/ Source: ananweb

  • 2024.04.24

SHISHAMO「気を張っていた時代があったからこそ、今の私たちがある」 3年ぶり新作アルバム | ananweb – マガジンハウス

去年11月にCDデビュー10周年を迎えたSHISHAMOが、オリジナルアルバムとしては約3年ぶりとなる新作『SHISHAMO 8』をリリースした。今作は3ピースロックバンドであることの強い覚悟と、気概がみなぎった一枚だ。 今の3人が自然にやりたいことをやれば、それが“SHISHAMOらしさ”になる。 「アルバムでいうと『SHISHAMO 6』までは、表現の幅を広げることを念頭に置いていたんです。だけど『SHISHAMO 7』からは、“3ピースとしてできることが、まだまだあるよね?”という想いで制作してました。今作はその強化版です」(宮崎朝子・Gt/Vo) 「個人的に気に入っているのは、1曲目の『最高速度』です。最初のベースからブイブイいくところとか、3人のバンドサウンドがとてもカッコいいんです。この曲をボートレースのテレビCM(「だれもが躍動する、スポーツ」)で知ってくださった方もいると思うんですけど、CMで流れたサビのキラッとした感じを想像しながら聴くと、1音目からギャップを感じてビックリすると思います」(松岡彩・Ba) 「今、私たちが突き詰めたいと思っていることは、“歌詞の持つ世界観をいかに3人の音だけで広げていけるか”なんです。言葉から得られる情報以上に、聴いた人の頭の中で情景が広がるアレンジや演奏を大事にしていて。特に6曲目の『ハリボテ』は、それを体現できた楽曲だと思います」(宮崎) 「私は13曲目の『恋じゃなかったら』がお気に入りです。最後に3人で歌うパートがあるんですけど、これは今までのSHISHAMOの曲ではなかった。あと、9曲目の『なんとなく。』以降からトーンが暗くなっていく分、アルバムのラストを『恋じゃなかったら』が飾ることで、前を向いて作品を締める感じがいいなと」(吉川美冴貴・Dr) 「最高速度」「私のままで」「きらきら」の歌詞には「自分を見つめ直し、誰かの真似ではなく“等身大の自己”を受け入れる」というメッセージが散見される。これは10代から戦い続けてきた彼女たちの導き出した、一つの答えだという。 「やっぱり女3人でバンドをやるのは、周りから先入観を持たれやすい。そういうことと戦っていた時期もありましたし、“なめられちゃいけない”“もっと尖っていなければ”と、ピリピリしていた時期もあって。でも自分たちが信じる音楽を続けてきて、それが自信になってからは、すべてのことを楽しめるようになったんです。例え話ですけど、昔だったら“3人でピンクの衣装を着ちゃいけないよね”みたいな風潮があったんですけど、今なら3人が何を着たとしてもSHISHAMOになる。今の3人が自然にやりたいことをやれば、それが“SHISHAMOらしさ”になるんです。今まで積み上げてきたものがあるからこそ、“なめられちゃいけない”と気を張っていた時代があったからこそ、今の私たちがあるんです」(宮崎) 8thオリジナルアルバム『SHISHAMO 8』。デジタル配信シングル「最高速度」「私のままで」を含む全13曲収録。【初回限定盤(CD+DVD)】¥4,950 【通常盤(CD)】¥3,300(GOOD CREATORS RECORDS/UNIVERSAL SIGMA) シシャモ 上から、松岡彩(Ba)、宮崎朝子(Gt/Vo)、吉川美冴貴(Dr)。2013年に1stアルバム『SHISHAMO』でCDデビュー。6月2日から『SHISHAMO 8』を引っ提げて全国のZeppを回るワンマンツアーを開催。 ※『anan』2024年4月24日号より。写真・内田紘倫(The VOICE) 取材、文・真貝 聡 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/544378/ Source: ananweb

  • 2024.04.09

リュックと添い寝ごはん「ジャンルレスな音楽になるのは必然」 新アルバムが完成 | ananweb – マガジンハウス

リュックと添い寝ごはんは、高校在学中に「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」への出場、初の全国流通盤をリリースした後、’20年に1stフルアルバム『neo neo』でメジャーデビュー。若くして才能が認められた彼らだが、ここ数年は世間からの印象と、自分たちが本当に鳴らしたい音楽とのギャップに悩んでいたという。葛藤を抱えていた中、いかにしてニューアルバム『Terminal』を完成させたのか? 青春ロックだけに囚われない、ジャンルレスな音楽性に到達した。 左から、ぬん(Gt)、松本ユウ(Vo/Gt)、堂免英敬(Ba)、宮澤あかり(Dr)。 「今回のアルバムに収録している『Be My Baby』を作ったことで、1stミニアルバム『青春日記』のような“青春ロック”だけじゃなくていいんだ、ってことが自分の中ではっきりと分かったんです。ただ、楽曲制作はかなり難航しまして…。作業が進まないまま、夜中3時を迎えて“このままじゃいけない。芸能の神様がいる伊勢に行った方がいいのかも”と思い立ち、気づいたら始発の新幹線に乗っていました。伊勢市周辺の宮川中央公園を歩いていたら、突然サビのメロディが降ってきて、そこで一気に曲が完成したんです」(松本) ほかのメンバーも、今作を通して新たな気づきを得たという。 「『Dreamin’ Jungle』をきっかけに、自分自身が大きく成長できましたね。以前だったら絶対に弾かないようなベースフレーズをふんだんに盛り込ませてもらったことで、自分になかった引き出しをどんどん開けていった感覚があります。この曲を作って以降、自分の中から生まれてくるフレーズがだいぶ変わりました」(堂免) 「『long good‐bye』は音作りにすごくこだわったのと、フレーズ作りでユウくんが『電車っぽい感じにしたい』と言っていて。最初はどういうことか分からなかったんですけど、ちょっと掴めたような気がして。最終的に理想の音を作れたんです。あと、どうすればドラマティックな感じになるのかを考えて。サビ前はシュガー・ベイブの『DOWN TOWN』のフレーズを参考にするとか、こだわりがたくさん詰まった曲になっております」(宮澤) 「『未来予想図』はみんなで合宿に行った時に、“夏フェスでやれる曲を”ということで作った曲です。勢いに任せて演奏する曲で、この前もライブでやらせてもらったんですけど、青春を取り戻せた感覚になりました。何回聴いても学生時代を思い出せるような楽曲になっています」(ぬん) これまでのアルバムは、現在までの自分たちを作品に昇華してきたが、『Terminal』は「これからの自分たちは、こういう音楽を作っていきたい」と指針を提示した一枚だという。今や“青春ロック”だけに囚われない彼らが、そこにはいた。 「一時は『君たちは何をやりたいのか分からない』とか『音楽の方向性を1つに絞った方がいいよ』と言われていたんです。だけど、自分はそれが腑に落ちなかった。僕らはサブスク世代で、年代やジャンル問わずに、いろんな音楽を聴ける環境で育ってきてるので、ジャンルレスな音楽になるのは必然。これから同じようなバンドが増えていく中で、より自分たちの軸をしっかりと持ちながら、今まで以上にいろんなジャンルの曲を発信していきたいと思います」(松本) 3rdアルバム『Terminal』。先行配信曲「Be My Baby」「恋をして」「天国街道」をはじめ、最新曲「Dreamin’ Jungle」「long good‐bye」を含む全11曲収録。【完全生産限定盤(CD)】¥2,500(SPEEDSTAR RECORDS) りゅっくとそいねごはん 左から、ぬん(Gt)、松本ユウ(Vo/Gt)、堂免英敬(Ba)、宮澤あかり(Dr)。’20年に1stフルアルバム『neo neo』でメジャーデビュー。4月18日から6月30日まで全国12か所を回るリリースツアーを開催予定。 ※『anan』2024年4月10日号より。写真・森川英里 取材、文・真貝 聡 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/541801/ Source: ananweb

  • 2024.01.24

千葉翔也がソロアーティストデビュー「声優で培った、内面から溢れ出す表現を歌でも活かせました」 | ananweb – マガジンハウス

『86―エイティシックス―』『青のオーケストラ』など、数々のTVアニメで主役を務める、人気声優の千葉翔也さん。そんな千葉さんが、1st EP『Blessing』でソロアーティストデビューを果たした。 「所属させていただくレーベルのKING AMUSEMENT CREATIVEには、蒼井翔太さんや内田雄馬さんなど、錚々たる声優さんがいて。特に、水樹奈々さんと宮野真守さんは、僕が学生の頃から憧れていた方々。『声優界には、歌でもすごい実力の人がいるのか』と衝撃を受けました。そんな方々とレーベルメイトになれて光栄です!」 今回、千葉さんは「Blessing」と「I’ll be」で作詞にも挑戦。歌詞を書く上で大事にしたのは2つ。一つは、現状を肯定する応援歌。もう一つは、自分らしい言葉を書くこと。特に「Blessing」は“スポットライト”や“リハーサル”など、自身と身近なワードを使っている。 「僕には憧れる存在がたくさんいて、その人たちよりも自分の実力が足りていないと、どうしても焦ってしまう。“もう見ているだけのリハーサル辞めて”という歌詞には、今の自分のままで本番に飛び込んでみよう、という気持ちを込めて書きました」 今作のレコーディングでは、声優の経験が大いに役立ったという。 「台本に“楽しい”というセリフがあったら、それを心の底から感じながら発するのが重要。それこそ『Hi‐Five!』は、上手く歌うよりも楽しい気持ちを込めて歌いました。声優で培った、内面から溢れ出す表現を歌でも活かせました」 改めて、千葉さんの提示する音楽とは何なのだろう? 「今回の5曲はそれぞれが違う個性を放ちつつ、大きな共通点があって。僕は、皆さんに笑っていてほしいんだなと気づいたんです。『WISH』の“笑っていて I always wish”という歌詞が示すように、『歌いたいのは、みんなを笑顔に導くことなんだ』」 1st EP『Blessing』全5曲。【初回限定盤(CD+M‐CARD)】¥3,630 【通常盤(CD)】¥2,530(KING RECORDS)※M‐CARDは「Blessing」Music Video等の動画コンテンツをダウンロードして楽しめるカード。 ちば・しょうや 東京都出身。主な出演作に、TVアニメ『86―エイティシックス―』(シンエイ・ノウゼン)、『ようこそ実力至上主義の教室へ』(綾小路清隆)、『ヴィジュアルプリズン』(結希アンジュ)など多数。 ジャケット¥49,500(アタッチメント/サカスピーアール TEL:03・6447・2762) ※『anan』2024年1月24日号より。写真・小笠原真紀 取材、文・真貝 聡 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/527683/ Source: ananweb

  • 2023.12.03

結成10周年! ヤバイTシャツ屋さん「あえてCDで出す」ベストアルバム発売 | ananweb – マガジンハウス

爆速爆音のメロコアサウンドと、一度聴くと耳から離れない秀逸な歌詞が魅力のヤバイTシャツ屋さん。結成10周年を記念し、遂にベストアルバム『BEST of the Tank‐top』をリリースした。 プレイリストで事足りる時代にあえて僕らはCDでベスト盤を出す。 「普通はレーベル側から提案されるとか、そういった感じの理由で出すじゃないですか。でもサブスク全盛の今、ベスト盤の存在意義って正直なくなりつつあって。レーベルも『ベストアルバムを出そう!』と積極的には思わないんですよ。…やけど出す。そこに強い気持ちがあるんです」(こやまたくや・Gt/Vo) 今作のために作った新曲「BEST」にこんなフレーズがある。〈プレイリストで事足りるよ プレイリストで事足りるのにさ…あえてCDで出す〉。ここに彼らのユニークさと、ロックバンドとしてのアイデンティティを感じる。 「ベストアルバムに入れる新曲って、今まで温めていたとっておきの曲とか、未解禁やった曲とか。ベストやから10年間のことについて歌うとか、これまでの楽曲の歌詞をちりばめた集大成的な楽曲とか。様々なやり方があると思うんですけど、“ベストアルバムそのもの”について歌いました(笑)」(こやま) これまで多種多様な曲を発表してきた彼らに、特に思い入れの強い一曲を聞いた。 「『かわE』ですね。映画『ニセコイ』の主題歌なんですけど、それまでラブソングっぽい曲がヤバTにはなくて。こやまさんもラブコメを書けるような性格ではないので、最初はかなり困っていて。実は『かわE』の前身となった曲があったんです。楽器のレコーディングが終わり、ボーカルレコーディングをしてる途中で、こやまさんが『あかん、これは歌われへん』って。提出期限が迫っている中で『すぐに新しい曲を作るから、これはボツにしたい』と言って、レーベルの人に怒られながらできたのが今の『かわE』。いざ完成したらみんな大納得で、お客さんにも人気の曲なので思い入れが強いです」(ありぼぼ・Ba/Vo) 「僕は『NO MONEY DANCE』です。コロナ禍で収入がない月があって、ヤバイと思いつつ『もう笑い飛ばすしかない!』みたいな心境で書いたんですよ。いつかお客さんとみんなで歌える曲にしようと思って、普段よりもコール&レスポンスもたくさん盛り込みました。リリースから3年が経ち、やっとお客さんも声が出せるようになり、もみくちゃのライブハウスでこの曲を演奏できるようになった時は、ようやくこの曲が完成した、と思えて感慨深かったですね」(こやま) 「一時期はコロナの影響で、騒がしくてテンポの速い音楽性のバンドが、どうしても元気がなくなっていたんですね。『それでもロックバンドとして、うるさくて速い音楽をやっていこう』というメッセージを込めたのが『dabscription』。また違ったヤバTの一面を見られる楽曲です」(もりもりもと・Dr/Key) 楽曲「BEST」の歌詞〈再評価されたい〉にちなんで、再評価されたいと思う過去の楽曲もそれぞれに教えてもらった。 「『かわE』とか『癒着NIGHT』とか昔の曲も、まだまだバズリ代(しろ)があると思います。『ハッピーウェディング前ソング』も、もう一回バズってもいいっすね」(こやま) 「『泡 Our Music』です。発売当初はコロナ禍に入ったタイミングで、シングルでは一番売れなかったんです。ただ、すごく勢いのある楽曲なので、ライブハウスの活気が戻ってきた今、やっとこの曲が本領発揮できてます」(ありぼぼ) 「ヤバT史上、一番壮大なメロディの『肩 have a good day‐2018ver.‐』。僕らの新境地を感じられると思うので、『ライブで観たらどんな感じだろう?』と想像も膨らませてもらいたいです」(もりもと) 10年という節目を迎えたことを、3人はどう感じているのだろう? 「結成当初は『やっていけるかな?』と不安になることがありましたが、今はすごくいい関係で。初の全都道府県ツアー中なんですけど、オフの日があればメンバーに遊びに誘われます。10年経ってこれなら、まだまだ安泰ですね(笑)」(もりもと) 「四星球とか周りの先輩には『もう10年!?』と驚かれるんですけど、そう意外に感じられることがいいなと思っていて。私たちは、バンド名的にも楽曲的にも“フレッシュさ”が大事な気がするんです。そこの意外性は大事やなって」(ありぼぼ) 「そうやね。いつまでも若さと勢いがあるように見られたいので、10周年は取り下げます! 今後は『6年目っす』って嘘つきます」(こやま) ベストアルバム『BEST of the Tank‐top』。新曲「BEST」を含む全27曲収録。【完全生産限定盤(CD+BD+バスタオル)】¥8,500 【初回限定盤(CD+BD)】¥4,800 【通常盤(CD)】¥3,000(UNIVERSAL SIGMA) やばいてぃーしゃつやさん 左から、もりもりもと(Dr/Key)、こやまたくや(Gt/Vo)、ありぼぼ(Ba/Vo)。結成10周年を記念して、全57公演に及ぶ初めての全都道府県ツアーを来年3月まで開催中。 ※『anan』2023年12月6日号より。写真・土佐麻理子 取材、文・真貝 聡 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/519125/ Source: ananweb

  • 2023.10.03

CHAI「これが“CHAIの正解”と言える一枚」 新アルバムを全世界同時リリース | ananweb – マガジンハウス

CHAIが約2年ぶりとなるニューアルバム『CHAI』を全世界同時リリースした。去年の海外ツアー中に楽曲制作とレコーディングを行った今作は、音楽のジャンルを一言で言い表せないほど、実に多彩な楽曲が並んでいる。 「まさに今作はジャンルレスがテーマ。CHAIを始めた時からポップスを目指してきて、ついに理想の形になったの。しかも、ただのポップスじゃない。ちゃんとオリジナリティのあるポップスができて、これは“CHAIポップ”だと思った。集大成ではなくて、これが“CHAIの正解”と言える一枚」(マナ・Vo/Key) 正解というのは、具体的に楽曲のどんなところを指しているのか? 「CHAI結成前からニューウェーブが好きで、ESG、トーキング・ヘッズ、トム・トム・クラブ、ディーヴォとかに影響を受けてきた。でもニューウェーブの曲を作ろうと思えば思うほど、ポップスにはならなくて。逆にポップスを意識するとニューウェーブから離れていって、求めていた形にできなかったの。だけど『GAME』を作った時に、ニューウェーブの中のポップスができたんだよね」(マナ) 「『Driving22』を作りながら、マナと『これ、チャーリー・プースじゃない?』って盛り上がったの。『この雰囲気の音を、いま日本人の女性で出している人はいないよね』と言い合ったぐらい、とにかく自信がある。あとは『PARA PARA』のように、どこかキラッとして、ポップで分かりやすくて、ニューウェーブっぽくて、ファンクでR&Bで…みたいなのってダサくなりがちなんだけど、これはダサさのかけらもない。マナが言うように、ニューウェーブをポップに変えられたんだ」(カナ・Vo/Gt) 「4曲はドラムを叩いているけど、残りはトラックメイカーさんによる打ち込み。こんなミュージシャンは見たことないと思うぐらい、フレキシブルにいろんな見せ方をしているし、それがCHAIの良さでもある。自分が叩いた曲でいえば『PARA PARA』が大好き。あの年代感の音を現代風にアップデートして、洋楽の要素と日本人のアイデンティティをうまくミックスしてる。打ち込み系の曲なら『KARAOKE』もめっちゃ好き。ラテン風の音にマナとカナが日本ぽいメロディを乗せてくれて、これは私たちにしかできない、それこそ“CHAIポップ”だと思った」(ユナ・Dr/Cho) 「これまで“セルフラブ”(自分を愛すること)を軸に、いろんな角度から歌詞を書いてきた。今回は曲調も雰囲気もすべて違うけど、どれもCHAIの歌詞になるように意識したのと、もっと多くの人を巻き込みたいと思った。個人の気持ちをただ言うんじゃなくて『こうしたら人生は楽しいと思う』という提案とか、大勢を意識した言葉に変換できた。ジャケットも、初めてセルフラブを意識したビジュアルにできたの。テーマは“自分たちが自分たちの未来を見て応援してる”。大きなステージでCHAIが演奏する姿を見てる私たちが『CHAIかわいい! 大好き~!』と叫んでるイメージ。ビジュアルからメッセージまでCHAIの全部を出せたアルバムだね」(ユウキ・Ba/Cho) アルバムツアー「We The CHAI Tour!」が開始され、現在北米&メキシコを周遊中、11月からは4年ぶりとなるヨーロッパ・UKツアーが控えている。 「生きてきた環境も文化も違うから、国によって感じ方も違うけど“かわいい”だけは世界共通なの。みんなが持っている感覚だからこそ、より私たちが歌うべきだと思った。生まれた瞬間からかわいくない人って、この世には存在しない。それを信じてやってきたし、各国で“かわいい”を叫べば叫ぶほど、今度は私たちが言う前にみんなが叫んでくれる。ツアーを通して『みんな、“かわいい”って叫ぶ準備できてるよね?』って世界中で言いたいね!」(マナ) 4thフルアルバム『CHAI』。「We The Female!」、最新シングル「NEO KAWAII, K?」を含む全10曲収録。【完全生産限定盤(紙ジャケットCD+フラッグ)】¥3,300 【通常盤(ジュエルケースCD)】¥2,750(Sony Music Labels) チャイ 左下から反時計回りに、マナ(Vo/Key)、カナ(Vo/Gt)、ユウキ(Ba/Cho)、ユナ(Dr/Cho)。“NEOかわいい”をコンセプトに活動。「We The CHAI Tour!」で北米・メキシコツアーを開催中、11月からヨーロッパ・UKツアーを開催予定。 ※『anan』2023年10月4日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE) 取材、文・真貝 聡 (by anan編集部) https://ananweb.jp/news/507351/ Source: ananweb