離婚

  • 2024.06.04

「俺の遺伝子をいっぱいあげる」…妻が愕然とした不倫夫のLINEやりとり【前編】 – 文・塚田牧夫 | ananweb – マガジンハウス

パートナーが浮気をしていると感じたら、見たくなるのは相手のスマホ。浮気の痕跡を見つけたくなる人は多いかもしれません。明美さん(仮名・33歳)もかつて夫の浮気を疑い、スマホを覗いてしまったそうですが、そこでとんでもない事実が発覚したとのこと。いったい何があったのか、当時の詳しい状況を教えてもらいました。 不倫に気付いたキッカケ 「3年ほど前です。夫の敏則(仮名)が友人と飲みに出かけると言って出かけていきました。夜遅くなってもなかなか帰ってこないので、LINEを入れたんですね。でも、返事はなし。電話をかけても出なかったんです。 深夜1時を回ったころにようやく帰ってきたのですが、その日から、夫は部屋でもスマホをよく触るようになりました。 夫はスマホを触るとき、私のほうをチラッと見るんです。夫は、私が気付いていないと思っていたかもしれませんが、私はわかっていました。そして、これは何かあるな…と思いました」 LINEを覗いてみると… 「そんな日がしばらく続き、私は夫のスマホを覗いてみようと思いました。ロック解除の番号は知っていたのですが、覗くのはそのときが初めて。 夫が寝静まったころに、夫のスマホを手に取りました。そして、LINEを開きました。そこで、『A』という名前で登録している女性と、頻繁に連絡を取り合っていることがわかりました。 LINEのやり取りを見ると、夫はその女性を『カズミン』と呼んでいました。どうやら、夜のお店で知り合ったようでした。 怒りがわきあがりましたが、とりあえずその日は、5分ほど覗いて終了。しばらく様子を見ることにしたんです」 「あなたの遺伝子が欲しい」とのメッセージに… 「それから私は、毎日のように夫のLINEを覗きました。怪しまれないように、短時間だけです。するとやはり、夫はカズミンと毎日のように連絡を取り合っていました。 しかも、内容がかなり熱烈。“会いたい”“愛してる”などの言葉を連発し、ときに、“早く抱きたい”などの言葉を送っていることも…。 そして、カズミンのほうから、“あなたの遺伝子が欲しい”なんていう過激なメッセージもありました。それに対して夫が、“いっぱいあげるよ”なんて返しているのが、とても気持ち悪かったです」 女性のSNSを発見 「そうやって、夫のLINEを2週間ほど覗いていたんですが、ひとつ気付いたことがありました。カズミンが、登録の名前を頻繁に変えるんです。 『すず』とまったく別の名前になったり、『あ』とただの一文字になったり。また、アイコンも頻繁に変えられていました。 その後、夫のSNSアカウントなどをたどりながら、カズミンらしきアカウントも発見しました。ただ、そちらはあまり更新はしていないようでしたが、顔は確認できました。金髪で、おそらく20代半ばくらい。でも、写真を加工していて、明確に顔を認識することはできませんでした。 頻繁にLINEの名前を変えたり、LINEの内容などから、もしかしたら夫は、とてもヤバい女性に掴まったのではないかと、むしろ心配になってしまいました」 “夫のLINEを覗いたことで、夫の不倫が発覚した女性”の告白をご紹介しました。 夫も、まさかこんなに頻繁に妻にLINEを覗かれているとは思っていなかったでしょう。しかし、不倫当事者は気分が盛り上がると、周りが見えなくなります。そして、傍にいる人は、そんな姿に違和感を覚え原因を突き止めようとします。だからこそ、不倫をする人は必ず周囲にバレて、制裁が下るのです。 ©Pheelings Media/Luis Alvarez/gettyimages ※ 2022年10月25日作成 文・塚田牧夫 https://ananweb.jp/anan/446314/ Source: ananweb

  • 2024.05.29

夫に不倫を容認されました… 改心した昼顔妻が衝撃を受けた「夫の一言」【後編】 – 文・塚田牧夫 | ananweb – マガジンハウス

大好きな彼の二股が発覚して傷ついた玲香さん(仮名・31歳)は、その際に寄り添い支えてくれた幸徳さん(仮名)と交際し、結婚に至りました。しかし時間が経つにつれて、幸徳さんがまったくタイプではなかったことに気付いたそう。むしろ一緒にいるのを不快に感じるほどになり、別れるキッカケになればと、彰人さん(仮名)と不倫。しかし、それすらも幸徳さんは受け止め、“戻って来てくれればそれでいいから”と玲香さんに伝えたそうです。その後、状況はどう変化したのでしょうか…。 不倫相手との関係の変化 「彰人との不倫に気付かれた時点で、幸徳から別れを切り出されるかと思っていましたが、そうはなりませんでした。もともとは離婚をするために始めた不倫だったこともあり、彰人との関係を続けることに意味が見出せなくなりました。それに、幸徳に言われた、“戻って来てくれればそれでいいから”の言葉が胸に響いたところも少しあります。彰人とは次第に疎遠になっていきました」 自宅を突然訪れたのは… 「彰人は私の3歳下。独身だし、私のことなんてすぐに忘れて、普通にまた彼女ができるだろうと軽く考えていました。ところが、彰人のほうから頻繁にLINEが届くようになりました。“いつ会えるの?”と催促してくるんです。私は少し面倒に感じ、ないがしろにしていました。するとある休日、家に幸徳と一緒にいるときにインターホンが鳴りました。胸騒ぎがして、ゾワゾワッと何かが込み上げてくる感覚を覚えました。恐る恐るインターホンのモニターを覗くと…なんと、彰人の姿が映っていたのです」 対峙する夫と不倫相手 「彰人の突然の自宅訪問に焦った私は、慌ててドアの外に出て対応しました。こんなことをされると困ると、帰るように促しても、彰人は引き下がりません。“夫に会わせて欲しい”と詰め寄ってきました。しばらくして、玄関のドアが開きました。幸徳が顔を出し、“どうぞ入ってください”と招き入れたのです。3人でテーブルに着き、幸徳と彰人が向かい合う状態に。重苦しい空気が漂いました」 「関係を続けてもらってかまいません」と… 「彰人が、“いつ別れるんですか?”と幸徳に尋ねました。“もう終わっているんでしょう?”と。“早く彼女を解放してあげてください”と訴えました。それに対して、幸徳は少し間をおいて“もうちょっと待ってください”と応えました。そして、“そのあいだは関係を続けてもらってかまいません”と言ったのです。衝撃的な発言を受け、彰人は面食らったようにしていました。あまりに大人で懐の深い言葉に、彰人は意気消沈した様子。勝ち目はないと思ったんでしょうか。肩を落として家を出ていきました。幸徳の対応に、私も改心するつもりでした。幸徳とならきっとやり直せるだろうと思いました。でも、ダメでした。一度掛け違えたボタンをもとに戻すのは難しく、ずっと違和感を抱えたままの生活が続き、1年ほどしてお互いの同意のもと別れることになりました。幸徳に対しては、本当に申し訳なく思っています。私と出会わなければ、きっともっと早くに幸せになれたことでしょう」 “離婚するために不倫した妻の告白”をご紹介しました。一度壊れてしまった関係を修復するのは相当難しいようです。その原因を作ったのは自分だとしっかりと受け止め、反省を生かし、今後の人生を歩んでいくしかないのでしょう。 ©kapinon/Adobe Stock ©metamorworks/Adobe Stock 文・塚田牧夫 https://ananweb.jp/anan/551368/ Source: ananweb

  • 2024.04.02

離婚届を取りに行く寸前でした…「夫婦ゲンカがこじれた原因」4つ – 文・山田周平 | ananweb – マガジンハウス

夫婦生活を送っていれば、ぶつかり合ってケンカをすることだってあるでしょう。それによって絆が深まる場合もありますが、ときには大事になってしまうケースも…。今回は「夫婦ゲンカが大きくなってしまった原因」について、既婚者の男女の声をご紹介します。 両親に告げ口されていた 「子どもの習いごとや進学関係のことで意見が合わずにぶつかったときに、妻が自分の両親に相談したことで問題が大きくなってしまったことがあります。俺が子どもの将来を真剣に考えていないみたいな言い方をされていて、向こうの両親からもかなり怒られました…。納得はいきませんでしたが、これ以上は大ごとにできないと思い、俺が謝るしかなかったですね」(30代・男性・デザイン関係) 家庭の問題に第三者が入り込むと、必然的に事が大きくなるもの。しかも、了承を得ずに誰かに相談などをされると、夫婦間の信頼関係が崩れる原因にもなるかもしれません。下手に両親に告げ口のようなことをする前に、慎重に考えてから行動をしたほうが安全なのでしょう。 「はいはい、申し訳ありません」と言われた 「夫がゴミ出しを忘れていたのを軽く注意しただけなのに、夫もイラッとしたのか『はいはい、申し訳ありません』と煽るように言ってきて、そこから大ゲンカになりました。その後かなり長時間にわたって言い合いをしましたが、最終的に夫から『すみませんでした』と真剣に謝罪をしてきました」(20代・女性・ネイリスト) 話し合いやケンカをしているときは、どうしてもイライラして余計な一言を放ってしまいがち。中でも、「はいはい」「わかったわかった」「私が悪かったですよ」「謝ればいいんでしょ」といった言葉は、火に油を注ぐことになるだけです。謝るのなら素直にきちんと謝るべきですし、話し合いたいのなら真剣に話し合う姿勢を見せたほうがいいでしょう。 数日間にわたり無視をされた 「会社の同僚と飲みすぎて朝帰りをしたときに、ちょっとしたケンカになって妻にものすごく怒られました。謝っても許してもらえず、そこから数日間ずっと無視されて…。さすがに耐えきれず、『無視はやめろよ』と言ったら、とんでもない言い争いになってしまい、家の中がさらに気まずい空気になりました。あれは本当に生き地獄のような数日間でした」(30代・男性・建築関係) 腹が立って怒りがおさまらないときは、相手の顔を見るのも嫌になるはず。とはいえ、無視する期間が長くなればなるほど、修復するのが難しくなってしまうだけです。引っ込みがつかなくなると、仲直りするきっかけも失うことになるので、どこかで折り合いをつけるように意識しておくべきでしょう。 「離婚したほうがいいかもね」と言われた 「お金の使い方で言い争いになったときに、夫が『じゃあもう離婚したほうがいいのかもね』と言ったんです。私もカチンときて『そうだね、そうしよう』と言い返して、離婚届を取りに行く寸前までいきました。最終的に夫が『言いすぎた』と謝ってきたので事なきを得ましたが、あのままだったら離婚していたかもしれません」(30代・女性・広告代理店) ケンカ中は売り言葉に買い言葉で、思ってもいないことを口にしてしまうことも。ただし、「離婚」や「終わり」といった言葉はかなり重い一言です。「そういう気持ちがあったんだ」と思われてしまい、夫婦の絆を揺るがす問題にも発展しかねないですよ。 何気なく取った言動が、ケンカを必要以上に大きなものにしてしまうこともあります。最終的にはお互いに思いやりを持ち合っていないと、そのまま離婚するようなことにもなりかねないので注意してくださいね。 ©Peak River/Adobe Stock ©polkadot/Adobe Stock 文・山田周平 https://ananweb.jp/anan/541542/ Source: ananweb

  • 2024.03.26

“パパを見捨てないで”… 不倫後の離婚で「心をえぐられた子どものひと言」4つ – 文・塚田牧夫 | ananweb – マガジンハウス

不倫による離婚が、夫婦だけの問題で済めばいいですが、そうはいかない場合もあります。子どもがいれば、巻き込んでしまうことになるでしょう……。今回は、“不倫後の離婚で心をえぐられた子どものひと言”について、経験のある男女に話を聞いてみました。 「パパ、運動会来てくれるかな…」 「息子が幼稚園の年長にあがったころ、夫の不倫が発覚して離婚をしました。しばらくして、幼稚園で運動会があったんです。夫はそういったイベントが好きな人でした。前年の運動会では息子と一緒の競技に出場し、息子もとても嬉しそうにしていました。その記憶があったんでしょう、運動会の数日前に“パパ、来てくれるかな……”と言っていました。運動会について夫には何も伝えていなかったので来るはずもなく、心が痛みました」カオリ(仮名)/30歳 不倫が原因で離婚したあとでは、以前のように子どもの運動会に参加するわけにもいかないのでしょう。子どもにとっては酷な話です。 「指輪どうしたの?」 「数年前に夫が不倫し、そのときにだいぶ揉めました。娘もいたので、私としては離婚したくない気持ちもあったのですが、結果的に別れを選択しました。その頃から私は、普段から身に着けていた薬指の指輪を外して過ごすように。すると、あるとき娘が私の手を見て言ったんです。“指輪どうしたの?”と。まだ幼いのに、そんなところに気づくんだ、と少し驚きましたし、どう返せばいいのか答えづらかったですね」ユカ(仮名)/33歳 結婚指輪がなくなったことに気づかれたというエピソード。返答に困る反面、子どもの成長も感じられたようです。 「パパを見捨てないで」 「以前に、職場の同僚の女性社員と不倫をしてしまいました。それが妻にバレて、しばらく家を離れて別居生活を送っていたんです。離婚が決まり、荷物をまとめに久しぶりに家を訪れたときでした。娘が何かを察したのかソワソワしている様子。そして妻に、“パパを見捨てないで”と訴えていました。それを聞いて、思わず涙がこぼれて顔を上げられませんでした」シュウジ(仮名)/35歳 子どもは詳しい状況を理解していなかったのでしょう。去っていく父親の姿を見て、母親が突き放しているように見えてしまったのかもしれません。 「しばらく見ないあいだに老けたね」 「夫と離婚した原因は、私の不倫でした。不倫相手に対してそこまで思い入れはありませんでしたが、夫は激怒し、離婚を突きつけられました。子どもの親権は夫に。息子とは月に1回は会えることになっていました。でも、なかなか予定が合わず、数か月ぶりに息子に会ったときのことです。息子と会うなりいきなり、“しばらく見ないあいだに老けたね”と冷たく言われてしまい、大きなショックを受けました」リサ(仮名)/31歳 子どもと一緒に過ごせなくなったのは自業自得。ですが、突き放すような息子の対応に寂しさを覚えたのでしょう。 “不倫後の離婚で心をえぐられた子どものひと言”をご紹介しました。離婚の原因が不倫となると、抱える罪の意識もより大きなものになり、子どもの言葉がより深く胸に突き刺さるのでしょう。 ©Monet/Adobe Stock ©ziggy/Adobe Stock 文・塚田牧夫 https://ananweb.jp/anan/540437/ Source: ananweb

  • 2024.03.15

結婚を後悔してます… 離婚経験のある女性に聞いた「結婚してはいけない男性」の特徴 – 文・山田周平 | ananweb – マガジンハウス

結婚をした後は温かくて幸せな家庭を築いていこうと思い描くはずです。でも、きちんと相手を見極めてから結婚を決めないと、結局は後悔することになってしまうことも…。今回は、離婚経験のある女性に聞いた「結婚してはいけない男性」の特徴について紹介します。 一人で趣味に没頭し続ける 「ゴルフ、釣り、フットサル、車、ギターなど、夫はかなりの多趣味でした。子どもができた後も趣味に没頭し続け、休日も家にいないことが多かったです。お金もかかるし、いつまでも一人だけ独身みたいな生活をやめてくれなかったので、一緒にいるのが無理になりました」(20代・女性・出版関係) 趣味を持つのは悪いことではないですし、いろいろなことに興味を抱けるのは素敵なことでしょう。でも、結婚後も家庭をかえりみずに趣味に没頭されたら、一緒にいる身としてはイライラが募るはず。常に自分が最優先な人とは、長く家庭を続けるのが難しいかもしれません。 隠れて借金を重ねている 「あるとき、夫の友人から『貸したお金を返してほしい』と連絡が来ました。問いただしたら80万円近く借りていて、ほかの人にも数十万円の借金が…。しかも、『小遣いが少ないからだよ』って逆ギレされて大ゲンカになりました。遊ぶお金欲しさに簡単に借金をするような人だったので離婚して正解でした」(30代・女性・看護師) 夫婦間でも、多少の隠し事などはお互いにあるかもしれません。とはいえ、相手を裏切るような行為をしたり、隠しておくべきではないことを隠したりするのは許されないこと。特に、内緒で借金をするというのは家庭崩壊にもつながりかねない行為なので、お金にだらしない人との結婚は注意が必要でしょう。 結婚してモラハラだと気づいた 「もともと俺様系の人ではあったのですが、結婚前はやさしくしてくれていました。でも結婚後は一切何もしなくなり、共働きなのに家事はすべて私。おまけに少し文句を言うと怒鳴り出して、まるで奴隷のように扱ってくるんです…。友達に『あなたの夫はヤバすぎる』と言われて目が覚めて、ようやく離婚を決意しました」(30代・女性・不動産関係) 常に対等な関係でいられる人じゃないと、一緒にいても自分がつらい思いをするだけ。たとえ尽くすのが好きであっても、限度を超えてしまうと、夫婦関係を続けていくことは難しくなるでしょう。強い言葉や態度をとる人には、根底に思いやりや優しさをちゃんと持っているのかを見極めてくださいね。 嫌なことがあるとすぐ逃げ出す 「離婚した元夫は、家の購入を考えていたときに、手続きが面倒すぎて私に丸投げしてきました。もともと嫌なことがあると逃げ出す癖があって、私と大ゲンカをしたときも実家に避難するような人。テンパるとすぐにパニックになる姿を何度も見て、さすがに嫌気が差しましたね」(30代・女性・薬剤師) 逃げ癖がある男性には、どこか頼りなさを感じてしまうでしょうし、対応に苦労することも多いかもしれません。向き合うことができないと、夫婦の信頼関係も築きにくいので、いつまでも絆が深められないでしょう。緊急時にどういった対応をするのかをチェックしておくと、その人の本質的な部分が見られるはずですよ。 結婚生活を送っていく中では、大変なときや乗り越えなければいけないものもたくさん出てくることでしょう。だからこそ、お互いを思いやり、二人で力を合わせて生きていけるような相手を見つけることが何よりも大切だと言えます。 ©polkadot/Adobe Stock ©takasu/Adobe Stock 文・山田周平 https://ananweb.jp/anan/538348/ Source: ananweb

  • 2024.02.25

離婚して他の男性と結婚したい…身勝手な妻の「勘違い」 – 文・安本由佳 イラスト・ELLEJOUR | ananweb – マガジンハウス

婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします! 今回は、身勝手な夫との離婚を考え始めた36歳主婦のお悩み。 夫と別れて別の男性と結婚したい 『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです! さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。 お悩み:結婚して10年。今年から末っ子が入園し、ようやく自分の時間がもてるようになりました。すると、夫に対する違和感が増大してきたんです。夫は子どもが生まれてからも自分が一番で、趣味や仕事など自分のこと最優先です。 もちろん家族を養うために仕事を頑張ってくれているので感謝はしていますが、この先まだ人生長いことを考えると、もっと私のことを大事に考えてくれる人と一緒になりたいと思ってしまいます。夫にも気持ちを伝えていますが理解してもらえている様子がなく、自分の気持ちをどう処理していいかわからなくなっています。(36歳・主婦) 夫婦は所詮他人 相談者さん、夫婦はしょせん他人なのです。分かり合えない部分があって当然だし、違和感を覚えるのがむしろデフォルトではないでしょうか。 世の中の夫婦は皆、違いがあることを大前提として、歩み寄ったり許し合ったり見て見ぬ振りをしたりしながら結婚生活を続けています。 確かに相談者さんの夫は身勝手なのだと思います。自分の趣味や仕事を優先し、妻子を大事にしない男――相談者さんの目にはそう映っていて、不満が溜まっているのですよね。 しかし一方で、夫は家族を養うためにしっかり働いて稼いでくれています。少なくとも経済的には夫・父親の役目を果たしてくれているわけです。 夫の自分勝手がどの程度のレベルなのかにもよりますが、まだ小さなお子様もいるわけですし、現時点で大きな実害がないなら片目を瞑って深く考えずにやり過ごしてはいかがでしょうか。 架空の男性との結婚を夢見ても無理 「もっと大事にしてくれる人と一緒になりたい」とおっしゃいますが、具体的に他の男性がいるのでしょうか…? いるとしたら不倫しているということになりますが、既婚の女性に手を出すような男性を「もっと大事にしてくれる人」と評価するのは認識が間違っていると言わざるを得ません。 実在しているわけではないのなら、現時点では架空の人物であり、存在しない男性と結婚することは不可能ですよね。 夫と別れた後に理想通りの男性が現れるかもしれないと希望をもたれているのかもしれませんが、もし実際にそんな人が現れたとして、その男性が10年後も変わらぬ態度で接してくれる保証はどこにもありません。 考えれば考えるほど大袈裟に捉えてしまいますから、差し迫った問題が起きていないならやり過ごすのが賢明です。 そうして時間が経てば、夫に対しても、また違う見方ができるようになるものです。 筆者紹介 安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年~2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。 ©OKAN/Adobe Stock 文・安本由佳 イラスト・ELLEJOUR https://ananweb.jp/column/yasumotoonayami/535239/ Source: ananweb