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  • 2024.05.23

「事態はあらゆるレベルで悪化している」フランスの気鋭監督が映し出したパリの知られざる真実 | ananweb – マガジンハウス

この夏さらなる盛り上がりが期待される都市である、パリ。日本でも人気の高い観光地ですが、そんななかでご紹介するのは、見たこともないパリの姿を映し出している話題作です。 『バティモン5 望まれざる者』 【映画、ときどき私】 vol. 645 パリ郊外にあるのは、「排除された者たちの地帯」という語源を持つ「バンリュー」と呼ばれる地区。ここにはいくつもの団地が立ち並び、労働者階級の移民家族たちが多く暮らしている。その一画にあたるバティモン5では再開発のために老朽化が進んだ団地の取り壊し計画が進められていた。 そんななか、臨時市長となったピエールは、バティモン5の復興と治安を改善する政策の強行を決意。しかし、横暴なやり方は住民たちの反発を買ってしまう。そして、移民のケアスタッフとして長年働いているアビーたちを中心とした住民側と、市長を中心とした行政側が、ある事件をきっかけに衝突。やがて激しい抗争へと発展していくことに…。 日本では知ることのできないパリの“暗部”を垣間見ることができる本作。今回は、ananwebに4年振りの登場となるこちらの方に、その裏側についてうかがってきました。 ラジ・リ監督 2019年に発表された長編映画監督デビュー作『レ・ミゼラブル』で主要な映画祭の賞レースを席巻し、世界にその名を知らしめたラジ・リ監督。前作と同じ製作スタッフが再び集結し、本作でも貧困地域が抱える問題に真正面から切り込んでいます。そこで、現地での反響や自身が感じている使命、そして日本に対する印象などについて語っていただきました。 ―パリに対して華やかなイメージを持っている日本人にとっては、前作同様に衝撃を受ける作品ですが、フランスの観客からはどのような反応がありましたか? 監督 普段からフランスのメディアがこういった事実を見せることはないので、現実とのギャップに多くの方が驚いていたようです。そもそもパリに「バンリュー」のような場所があることを知らない人すらいるくらいですから。 そういったこともあって、僕の作品を通して何が起こっているのかを目の当たりにした方が多かったようです。フランスといえば、人権を掲げ、啓蒙思想が浸透している理性的な国というイメージがあるかもしれませんが、実際はそうではありません。だからこそ、僕の使命はいままで語られることのなかったフランスの真実をみなさんに示すことだと考えています。 圧力に近いような動きを感じることもあった ―『レ・ミゼラブル』が公開されたときは、作品を観たエマニュエル・マクロン大統領が閣僚たちに指示を出したという動きもあったと言われていますが、本作も改善に向けて政府が動き出すきっかけになったこともありましたか? 監督 本作で扱っているのは劣悪な住宅問題についてですが、政治家たちが隠したいと思っているようなことがテーマとなっています。そういったこともあって、改善どころかなるべく人々に見せたくないというような圧力に近い動きを感じました。とはいえ、これはもはや隠し切れないほど大きな問題になっています。実際、フランスでは500万人ほどの人が劣悪な住環境に暮らしているような状況ですから…。 そんななか、貧困地区を再開発し、中流階級の人たちを呼び込んで街のイメージを刷新させようとする動きが出てきています。ただ、そうすると結局そこに暮らしていた人たちが排除されてしまうため、新たな問題が起きるのではないかなと。特にいまは世界的スポーツイベントを控えているので、政府としてはあまりこの問題にフォーカスされたくないという意図があるのだと思います。 ―つまり、盛り上がりを見せるいっぽうで、貧困地域との差がより大きくなってきているということでしょうか。 監督 それは間違いなくありますね。大規模な再開発計画が進められたので、それに伴って貧しい人たちを排除するような動きがありました。事態はあらゆるレベルで悪化していると言わざるを得ません。 扱っている題材は、自分自身が経験してきたこと ―この状況を改善するためには、どういった取り組みが必要だとお考えですか? 監督 現状については確認していますが、正直なところ僕もどうしたらいいかわからなくなっています。ただ、わかっているのは、いまの政府はまったくいいところがないので、フランスは壊滅的な状態にあるということです。 ―だからこそ、映画を通して状況を伝えていくのがご自身のすべきことだと考えていらっしゃるのですね。 監督 まさにその通りです。次回作でもこれまで語ってきたように90年代に起きた問題について主に取り上げていく予定ですが、これからもこの路線で自分の使命をまっとうしたいと思っています。 ―では、ストーリーを構築するうえで苦労したことがあれば、お聞かせください。 監督 シナリオを完成させるまでに3年ほどかかっていますが、「それぞれのアイデアをどのように組み合わせていけば整合性が取れるのか」といった部分が一番難しかったですね。住宅に関する問題を抱えている人や排除されてしまった人など、いろんな方に直接話を聞きにいっては頭を悩ませました。 ―監督といえば、リアリティのある映像を得意とされていると思いますが、撮影時に意識していることについて教えてください。 監督 そもそも扱っている内容は、僕自身が経験してきたことでもあるので、どうすれば映像に現実味を出せるかというのが身に染みてわかっているのは大きいですね。だからこそ、現場に行くだけでリアルなシーンを撮ることができるんだと思います。 「戦い続けていく女性を描きたい」という思いがあった ―本作には俳優以外にも現地の方も出演しているのでしょうか。 監督 エキストラの8割は、実際の住人たちに演じてもらっています。「出たい!」とみんなが言っていたので、希望者が多すぎてむしろ大変なくらいでした。 ―俳優ではない方たちには演技指導をされたのか、逆に普段のままでいてほしいと伝えたのか、どのような演出をされましたか? 監督 僕の場合は、どうしてほしいかというのを事前にきちんと伝えるようにしています。なので、「自由にやっていいよ」という感じよりも、わりとしっかりと演技指導をさせてもらいました。 ―フランスの観客は衝撃を受けていたとのことですが、当事者の方たちの反応はどのようなものだったのでしょうか。 監督 映画で語られているのが自分自身の物語ということもあって、非常に喜んでくれました。彼らにとっては、撮影に参加したことも誇らしい経験となってくれたようで僕もうれしいです。 ―また、本作では女性のキャラクターが印象的に描かれています。女性を描くうえで意識されたこともありましたか? 監督 主人公であるアビーのように、市民のための援助活動を熱心に行っている力強い女性というのは、実際の貧困地区にもたくさんいます。そういったこともあって、彼女たちにオマージュを捧げたいと思い、今回は女性を中心に描きました。アビーのキャラクターに関しては、モデルが1人いるというよりも、実在するさまざまな女性をミックスして作り上げています。 ―アビーの存在には希望も感じましたが、ラストはどのようにして決められたのでしょうか。 監督 彼女がどういう道を進んで行くのかという結末については、かなり初期の段階から決めていました。というのも、「戦い続けていく女性を描きたい」という思いがあったので。ただ、本作は登場人物が多いこともあって、それぞれをどういうふうに動かしていけば最終的にこのシーンにたどりつくかを考えるのが難しかったです。 日本には強い感銘を受ける部分がある ―話は変わりますが、日本には4年前にもいらっしゃっているので、どのような印象をお持ちなのかを教えてください。 監督 ヨーロッパより10年も、20年も先を行っているような最先端の国だなと感じています。僕のルーツはアフリカのマリ共和国ですが、そこと比べると1世紀くらい未来にいますよね(笑)。それくらい近代的な国というのが第一印象でした。 ただ、取材などを受けているうちに日本でも最近は移民や貧困の問題があることを聞き、世界中どこにでも同じ問題はあるのだなと。どんなに発展した国であっても、すべてがうまくいっているわけではないのだと改めて認識しました。 ―だからこそ、監督の作品は日本でも多くの方に観てほしいと感じます。では、日本のカルチャーで興味を持っているものはありますか? 監督 僕たちの世代はみんなそうだと思いますが、やっぱり日本の漫画やアニメは大好きですよね。特に『ドラゴンボールZ』とか。なので、そういうカルチャーが生まれた国で自分の映画が上映されることは、本当に誇らしいことだと感じています。 あとは、「職人」と呼ばれる方々が1つのことに情熱と愛情を込めて取り組んでいるのが素晴らしいなと。そうやって美しいものを作り出している姿にも強い感銘を受けています。 ―それでは最後に、ananweb読者にメッセージをお願いします。 監督 女性の方々はがんばって働いていると思いますが、ぜひ権力もつかんでほしいと考えています。というのも、男性ばかりが中心になると戦争をしたりして、国をめちゃくちゃにしてしまうと感じているからです。これからは、もっと女性の時代になるように願っています。 “不都合な真実”が私たちに問いかける これまで抱いていた“花の都”パリのイメージを大きく覆し、観る者の心を激しく揺さぶる衝撃作。権力に屈することなく声を上げて戦う女性たちの姿に、決して他人事ではないと感じさせられるはずです。 取材、文・志村昌美 目が離せない予告編はこちら! 作品情報 『バティモン5 望まれざる者』5月24日(金)、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国公開配給:STAR CHANNEL MOVIES (c) SRAB FILMS – LYLY FILMS – FRANCE 2 CINÉMA – PANACHE PRODUCTIONS – LA COMPAGNIE CINÉMATOGRAPHIQUE – 2023 https://ananweb.jp/anew/550525/ Source: ananweb

  • 2024.05.05

モフモフ系ワンコぬいや地獄図ステッカーも…! 東京駅エリアで絶対欲しい美術館グッズ | ananweb – マガジンハウス

現在、東京駅エリアで開催中の展覧会を2つピックアップします。静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)の特別展「画鬼 河鍋暁斎×鬼才 松浦武四郎」と、アーティゾン美術館の「ブランクーシ 本質を象る」です。それぞれのミュージアムショップで買えるユニークなグッズもご紹介! 特別展「画鬼 河鍋暁斎×鬼才 松浦武四郎」 展示室入り口 ※本記事の写真は、主催者の許可を得て撮影しています。 【女子的アートナビ】vol. 332 静嘉堂@丸の内で開かれている本展では、幕末明治期を生きた天才絵師・河鍋暁斎(1831~89)と、探検家や著述家など多彩な才能を持つ松浦武四郎(1818~88)の二人にフォーカス。暁斎の絵画を中心に、武四郎が集めた古物などの文化財や資料も展示しています。 河鍋暁斎は、7歳のとき絵師の歌川国芳に入門。さらに10歳で狩野派の絵師に師事し、40歳前後で絵師としての地位を確立。「画鬼」と呼ばれた絵師で、あらゆるものを描くことができ、出版物の挿絵から写実的な作品まで幅広く手がけ活躍しました。 松浦武四郎は、蝦夷地(北海道)の調査を6回行った探検家で、北海道の名付け親としても知られています。明治新政府から開拓判官に任命されていましたが、政府の政策に反対して職を辞したあと、いっそう古物蒐集に情熱を注ぎました。 武四郎は暁斎の画力を気に入り、自分の出版物に挿絵を依頼。さらに、本展の必見作で今では重要文化財になっている《武四郎涅槃図》も、武四郎が暁斎に注文して描いてもらったものです。 中央:重要文化財 河鍋暁斎《武四郎涅槃図》明治19年(1886) 松浦武四郎記念館蔵 プレス内覧会では、本展の企画を担当した静嘉堂文庫美術館学芸員の吉田恵理さんが、《武四郎涅槃図》について次のように解説しています。 吉田さん 本作品は、武四郎が存命中に自分自身をお釈迦様に見立てて河鍋暁斎に描かせた大胆不敵でユニークな絵画です。作品のなかでは、トレードマークの大首飾りをかけ、幸せそうな顔をして寝ている武四郎の姿が描かれています。武四郎の周りには、彼が集めた観音様のお像やさまざまな彫刻、人形なども描かれています。さらに、本作品のなかに登場する大首飾りや古物の一部も、今回一緒に展示しています。武四郎の理想の世界を存分にお楽しみください。 欲しい…!《地獄極楽めぐり図》ステッカー 河鍋暁斎《地獄極楽めぐり図》 明治2~5年(1869~72) 静嘉堂蔵 ※会期中場面替えあり 本展では、河鍋暁斎の《地獄極楽めぐり図》も展示されています。 本作は、日本橋の小間物問屋・勝田五兵衛の愛娘である田鶴(たつ)の追善供養のために描かれたもの。14歳で亡くなった少女が、地獄を見物したり、閻魔大王と宴会したりしながら極楽にたどり着く奇抜な物語です。現世と同じようにあの世でも楽しく過ごす少女の姿が生き生きと描かれた本作品は、暁斎の代表作のひとつです。 《地獄極楽めぐり図》ステッカー 2種 各¥700 静嘉堂のミュージアムショップでは、この《地獄極楽めぐり図》をモチーフにしたステッカーも販売中。「旅立ち~再会編」と「冥界見物~極楽往生編」の二種類あり、仏様に見守られながら極楽に向かう田鶴のさまざまな姿がステッカーになっています。小さなグッズですが、暁斎の鮮やかな色も再現され、画力の高さが感じ取れます。 「ブランクーシ 本質を象る」 コンスタンティン・ブランクーシ《接吻》1907-10年、石膏、石橋財団アーティゾン美術館蔵 JR東京駅の八重洲中央口から徒歩5分で行けるアーティゾン美術館では、現在「ブランクーシ 本質を象る」が開かれています。 本展では、ルーマニア出身の彫刻家、コンスタンティン・ブランクーシ(1876~1957)の彫刻作品を中心に、絵画や写真作品も展示。ブランクーシ・エステートをはじめ、国内外から集められた作品約90点が紹介されています。 20世紀彫刻を代表する作家のひとりであるブランクーシは、ブカレスト国立美術学校に学んだあとフランスに渡り、ロダンのアトリエで助手を務めます。しかし約一か月でロダンのもとを離れ、独自の造形を追求して前衛的な作品を生み出し、アメリカなどで高く評価されました。 アーティゾン美術館学芸員の島本英明さんは、本展について次のように解説。 島本さん ブランクーシは、まとまった数の作品を集めるのが簡単ではないアーティストです。今回は国内外の美術館や機関、個人コレクターなどからお借りし、彫刻作品を23点揃えることができました。特に、早い時期の作品が充実しています。また、ブランクーシにとっては写真も大切な要素のひとつでした。彼は自分の作品を写真に撮り、創作を再解釈していました。会場では、彫刻を中心に、関連する写真や絵画をあわせて展示しています。 かわいい…!モフモフ系ワンコのぬいぐるみ アーティゾン美術館ミュージアムショップ 美術館のミュージアムショップでは、本展のオリジナルグッズが充実。アーティゾン美術館が所蔵するブランクーシの傑作《接吻》のグラスやTシャツ、キーホルダーなどもあります。 ぬいぐるみ¥1,650 ちょっと変わり種のグッズは、モフモフ系ワンコのぬいぐるみです。これはブランクーシの愛犬をモチーフに製作されたもので、お顔もキュート。 ブランクーシは「白」にこだわりがあったそうで、アトリエの床も壁も白く、自分の服装も愛犬も白でした。本展の会場では、彼のアトリエをイメージした展示室もあるので、ぜひそちらで「白」へのこだわりも体感してみてください。 Information 特別展「画鬼 河鍋暁斎×鬼才 松浦武四郎 『地獄極楽めぐり図』からリアル武四郎涅槃図まで」会期:2024年4月13日(土)~6月9日(日)場所:静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)開館時間:10:00~17:00※土曜日は 18:00、第4水曜日は20:00 閉館※入館は閉館の30分前まで休館日:月曜日、5月7日(火)※ただし4月29日(月・祝)、5月6日(月・祝)は開館入館料:一般 ¥ 1,500、大高生 ¥ 1,000、中学生以下無料  「ブランクーシ 本質を象る」会期:2024年3月30日(土)~7月7日(日)場所:アーティゾン美術館(6階展示室)開館時間:10:00~18:00(5月3日を除く金曜日は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで休館日:月曜日(4月29日、5月6日は開館)、4月30日、5月7日入館料:ウェブ予約チケット¥1,800円、窓口販売チケット¥2,000(予約枠に空きがあれば、美術館窓口でもチケットをご購入いただけます) 学生無料(高校生以上要ウェブ予約) 同時開催:石橋財団コレクション選(5・4階 展示室)特集コーナー展示 清水多嘉示(4階 展示室) https://ananweb.jp/anew/544100/ Source: ananweb

  • 2024.04.27

【2024年最新韓国ドラマ】キム・スヒョン&キム・ジウォンらの恋にときめく!! ラブストーリー最新作 – 文・かわむらあみり | ananweb – マガジンハウス

気になる話題の映像作品をおすすめするコラム【テレビっ子の窓】第14回。日本の作品から韓国の作品まで日々チェックしている、テレビウォッチャーで、ライター・エディター・コラムニストのかわむらあみりがお届けします。 Netflixシリーズ『涙の女王』独占配信中 【テレビっ子の窓】vol.14注目作が続々登場する韓国ドラマの中でも、今回は主人公とヒロインの恋にときめく最新ラブストーリーを4作ご紹介します! ラブストーリー『涙の女王』 Netflixシリーズ『涙の女王』独占配信中 田舎出身の“スーパーマーケットの王子”ペク・ヒョヌ(キム・スヒョン)は、財閥のクイーンズグループ3代目となる“百貨店の女王”ホン・ヘイン(キム・ジウォン)と結婚3年目を迎えるも、関係はすっかり冷え切り、夫婦仲の危機に直面していました。離婚を切実に考えるようになっていたヒョヌでしたが、ヘインがある出来事に見舞われると、ふたりの心情にも変化が訪れて…。 Netflixシリーズ『涙の女王』独占配信中 今作が初共演となる、『サイコだけど大丈夫』のキム・スヒョンと『私の解放日誌』のキム・ジウォンがW主演し、『愛の不時着』の脚本家パク・ジウンが、『星から来たあなた』以来再びキム・スヒョンとタッグを組んだラブストーリー『涙の女王』(2024年)。最初はなんとも情けない夫に見えるヒョヌと高飛車なヘインが、だんだんと変わっていくさまに笑ったり、驚いたり、ほっこりさせたれたり。ふたりの愛の行方に釘付けに! ヒーリングロマンス『ドクタースランプ』 Netflixシリーズ『ドクタースランプ』独占配信中 高校時代のライバル同士だったヨ・ジョンウ(パク・ヒョンシク)とナム・ハヌル(パク・シネ)。大人になって、美容外科医として華々しいキャリアを築いていたジョンウと麻酔科医として激務をこなしていたハヌルは、偶然再会します。しかし、それぞれが人生最悪のスランプに陥っていたふたりは、思いがけずお互いの存在に癒やしを感じ始めて…。 Netflixシリーズ『ドクタースランプ』独占配信中 ライバルだったふたりが、やがてかけがえのない存在になっていき、人生最大のスランプを共に乗り越え再生していく姿を描いているヒーリングロマンス『ドクタースランプ』(2024年)。上を目指しているときには気づかず、大きくつまずくようなことがあって初めて自分自身を見つめ直し、そばにいる人の大切さを実感するジョンウとハヌルの姿にじーんとするはず! ラブコメディ『婚礼大捷<こんれいたいしょう> -愛結ぶ二人-』 『婚礼大捷<こんれいたいしょう> -愛結ぶ二人-』 U-NEXT独占配信中 Licensed by KBS Media Ltd. © 2023 KBS. All rights reserved 優秀なシム・ジョンウ(ロウン)は、科拳(官僚登用試験)に主席合格するも、ある出来事によって出世できないまま8年間を過ごします。その頃、未婚の男女が増えて問題となるなか、鬱憤がたまっていたジョンウのもとに未婚の3姉妹を結婚させるよう王命が下り、“仲人の神”ヨジュことチョン・スンドク(チョ・イヒョン)宅へ行き、共に協力しあうようになるのですが…。 『婚礼大捷<こんれいたいしょう> -愛結ぶ二人-』 U-NEXT独占配信中 Licensed by KBS Media Ltd. © 2023 KBS. All rights reserved 朝鮮時代を舞台に、ワケありの男女が独身同士を結婚させるべく“仲人”となって奮闘する、時代劇版の婚活ラブコメディ『婚礼大捷<こんれいたいしょう> -愛結ぶ二人-』(2023年)。以前、パク・ウンビンと共演した時代劇『恋慕』は日本でも話題となり、朝鮮王朝時代の装いも板に付いているロウン。異なる価値観を持つ仲人のふたりが、次第に恋に発展していく様子や、コミカルでテンポのいいストーリーも見どころ! ロマンチックコメディ『ウエディング・インポッシブル』 『ウエディング・インポッシブル』 U-NEXT独占配信中 © STUDIO DRAGON CORPORATION まだ駆け出しの女優ナ・アジョン(チョン・ジョンソ)は、演技力はあるものの芽が出ない状況に焦っているなか、友人の財閥御曹司から、偽装結婚の話を持ちかけられます。彼は自分の秘密を隠したいから、そしてアジョンは自分の夢を叶えるために承諾。しかし、彼の弟イ・ジハン(ムン・サンミン)は結婚に猛反対し、妨害してくるようになって…。 夢と野望のために奮闘する男女が、予測不可能な物語を繰り広げるロマンチックコメディ『ウエディング・インポッシブル』(2024年)。キム・ヘス主演時代劇『シュルプ』で王子のひとりを演じて注目されたムン・サンミンと、先日韓国で開幕した「MLBワールドツアーソウルシリーズ2024」の始球式に登場して話題を呼んだチョン・ジョンソのどたばたラブストーリー! 今回は、現代劇から時代劇まで、さまざまなストーリーをベースにした主人公とヒロインの恋愛模様が見どころの最新韓国ドラマをお届けしました。この機会にぜひ観てみてくださいね。 文・かわむらあみり 文・かわむらあみり https://ananweb.jp/anew/544928/ Source: ananweb

  • 2024.04.24

アートな街“東京丸の内”に最新アート作品が集結! 無料で楽しめるGW穴場スポット | ananweb – マガジンハウス

東京・丸の内の行幸地下ギャラリーで、若手アーティストの作品が集まる展覧会「ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI(アートアワードトーキョーマルノウチ) 2024」が開催。入場無料で最新アートを見られる注目の展覧会をご紹介! 最新アート20点が集結! アートアワードトーキョー丸の内 2023 グランプリ受賞作品 浅野克海「この世界、魂を震わすモノ」 【女子的アートナビ】vol. 333 「ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI(アートアワードトーキョーマルノウチ) 2024」(以下、AATM)とは、若手アーティストの発掘・育成を目的とした現代美術の展覧会です。 今年で18回目の開催となるAATMでは、日本全国にある主要な美術大学・芸術大学・大学院18校からノミネートされた147点の作品から選ばれた20点を展示。初日となる4月25日(木)には、グランプリなど各賞が発表され、丸ビル1Fマルキューブで表彰式が行われます。この表彰式は、オープンスペースで開かれるので、誰でも観覧可能です。(詳しい日時は、最後のInformation欄でご確認ください) AATMの会場となる「行幸地下ギャラリー」は、JR東京駅の地下道と直結。地下鉄丸ノ内線の改札を出てすぐの地下通路にあります。まさに駅チカで、しかも入場無料。東京に遊びに来たついでに、気軽に立ち寄れる場所です。 アート界のプロが厳選! 会場イメージ(昨年の様子) 本展で審査員を務めるのは、美術館の学芸員や芸術大学の教授、ギャラリー代表など7名の専門家の方々です。 審査員のひとり、東京都現代美術館 学芸員の藪前 知子さんは、一次審査を終えたあと次のように述べています。「今回の審査では、コロナ禍の特殊な環境の中で制作の第一歩を踏み出さなくてはならなかった世代が、どのように独自の表現に到達しているのかにおのずと注目することになりました。空間の欠落や身体の痛み、外界との違和感が一層研ぎ澄まされているのを感じ、とても刺激を受けました」 ラーメンのアートも…! 磯崎海友《ラーメン依存症》Photo: Takafumi Kato では、今回展示される20作品のなかから、いくつかピックアップしてご紹介していきます。 まずは、依存をテーマにしたユニークな版画作品《ラーメン依存症》。色彩や線のタッチなど、一見するとおしゃれなイラスト風なのですが、ラーメンをわしづかみにして口に含む女性の姿はけっこうグロテスク。シャワーからも水の代わりにラーメンが流れていて、異様な光景です。 作者の磯崎海友さん(多摩美術大学 大学院)は、ご自身の制作について次のよう述べています。「依存を描くことを通して、人の生き様を垣間見る。生きることを見つめる。私にとってはその行為自体がとてもポジティブなことだ。」 本展では依存に関する他の作品も展示予定です。 原ナビィ《ぶっちぎり》 続いては、力強い作品《ぶっちぎり》。げんこつの描写にすごいパワーを感じます。作者の原ナビィさん(東京藝術大学)は、本作について「ぶっちぎりの絵。楽しんで描いた。」とコメントを発表。作品もコメントもインパクトがあります。 山口遼太郎《そら ひかり》 また、本展では、絵画だけでなく立体作品も展示されます。《そら ひかり》は、静謐な雰囲気が漂ってくる不思議な陶芸作品です。制作した山口遼太郎さん(京都市立芸術大学 大学院)のコメントは、次のとおり。「日常に溢れる小さなひかりをモチーフに、陶土で小さく繊細な造形を行った。静かな場所にキラッと何かが光る場面や風景を表現した。」 鈴木晴絵《〈あなたのための森〉積み木のチェック》Photo: 古賀 慧道 次の作品《〈あなたのための森〉積み木のチェック》も立体作品。積み重ねた小さな木材の上に、かわいい木のオブジェがちょこんと乗っていて、素朴なフォルムですが何か惹き付けられます。本展では、版画と立体を組み合わせたインスタレーションによって、素朴さの奥に潜む作家の世界を表現します。 作者の鈴木晴絵さん(女子美術大学 大学院)は、次のような詩的なコメントを寄せています。「事物に意味を付け縛るのは私。それを刻み、複製し、重ね合わせる。いつのまにか私から解放され森になる。あなたのための森」 ※2024年3月卒業・修了時点の大学名を明記しています。 アーティストに質問&感想もシェアできる! また、開催中のアートイベントを見つけられるスマートフォンアプリ「PINTOR(ピントル)」を使えば、本展で展示されている作品の解説を読むことができます。 さらに、作品について質問を投稿すると、アーティストから回答をもらうことも可能(※一部参加作家を除く)。ほかの来場者と感想をシェアすることもでき、より深く楽しいアート体験ができます。 ぜひ会場で! 本展では、全20作品が会場でどのように展示されるのかも見どころのひとつです。ネットの画像だけで作品の迫力や魅力は伝えきれないので、ぜひ現地でアートが放つエネルギーを体感していただきたいです。 また、本展会場からすぐ近くにある「丸の内仲通り」付近には、草間彌生、ヘンリー・ムーア、舟越桂など世界的アーティストたちの彫刻やオブジェ全19点があちこちに展示されています。もちろん、これらの作品も無料で鑑賞できますので、ぜひ今回の若手アーティストたちの作品と一緒にご覧ください。 Information 会期:2024年4月25日(木)~5月12日(日)11:00~20:00※最終日のみ18:00まで※観覧可能時間は変更になる場合がございます※4月25日(木)丸ビル1F マルキューブにて表彰式を行います。(16:00~17:00)展示会場:行幸地下ギャラリー ※入場無料 【審査員】(五十音順)今村有策氏(東京藝術大学大学院美術研究科 教授)木村絵理子氏(弘前れんが倉庫美術館 館長)後藤繁雄氏(編集者、クリエイティブディレクター、京都芸術大学 教授)小山登美夫氏(小山登美夫ギャラリー 代表、日本現代美術商協会 副代表理事)建畠晢氏(埼玉県立近代美術館 館長)藪前知子氏(東京都現代美術館 学芸員)野口玲一氏(三菱一号館美術館 学芸員)   https://ananweb.jp/anew/544630/ Source: ananweb

  • 2024.04.21

首に巻くだけじゃもったいない! スカーフをおしゃれに使いこなしている海外スナップ5選 – 写真・文 平野秀美 | ananweb – マガジンハウス

ヨーロッパ在住のファッションジャーナリスト、平野秀美さんのファッションスナップレポートです。今回はファッション小物として大活躍するスカーフのおしゃれな使いかたをスナップで紹介いたします。 1. 帽子のように使ってみる 個性的で華やかなルックスを演出できるスカーフ。頭に被せるように使用すると、独自のスタイリングを楽しむことができます。また、ヘアスタイルを隠したり、毛束をまとめたりすることもできるので、特に髪のセットが難しい日や、急な外出の際にも便利です。 2. ヘアバンド風に使う 洗練されたアクセントとしてヘアスタイルを引き立てることができるヘアバンド風のスカーフの使いかた! スカーフをヘアバンドとして使うことで、シンプルな髪型に個性的なポイントを加えることができます。また、柄違いや太さを調整することで、見た目がだいぶ変わるので、その日のスタイルに合わせて印象を変化させることができるのも楽しいですよね! 3. 頭全体を覆ってみる 頭を覆い、あごの下で結ぶタイプ。なかなか真似は難しいですが、高級ブランドのシルクのスカーフは肌触りも良く、柄が個性的なものが多いので、ちょっと変わった使いかたでもおしゃれに見えますよね! スカーフ1枚でスタイル全体の印象も変わるので、つい何枚も持っていたくなりますよ! 4. 定番のネック巻き スカーフは素材や柄、色彩などのバリエーションが豊富であり、それらを首に巻くことで、普段のコーディネートに個性的な要素を取り入れることができます。スカーフを首に巻くことで、季節やシーンに合わせたスタイリングができます。冬は暖かみのある素材や厚手のスカーフを使って防寒対策をし、夏は軽やかな素材や涼しげな色彩のスカーフを使って、清涼感を演出することができますよ! 5. ターバンのように巻いてみる ターバン風にスカーフを巻くことで、ユニークなファッションステートメントを作り出すことができます! 普段のヘアスタイルに変化を加えたり、カジュアルなスタイルにひと工夫するだけで、目を引くスタイリングを楽しむことができます。 スカーフはさまざまな柄や色、素材があり、それを使ってスタイリングにアクセントを加えることができます。普段のコーディネートに遊び心や個性をプラスしたり、フォーマルなシーンで華やかさを演出したりできるので、今後はよりスカーフ使いを楽しみたいですね! 写真・文 平野秀美 https://ananweb.jp/anew/545069/ Source: ananweb

  • 2024.04.20

人気のオーバーサイズコーデで失敗しない! 超参考になる海外スナップ6選 – 写真、文・平野秀美 | ananweb – マガジンハウス

ヨーロッパ在住のファッションジャーナリスト、平野秀美さんのファッションスナップレポートです。今回はオーバーサイズコーデがおしゃれなインフルエンサーを6名紹介します。 1. 全てがオーバーサイズ! こちらはジャケットもトップスもオーバーサイズのオシャレなスーツスタイル。スーツと言えば身体に合ったサイズを選ぶかたが多いと思うのですが、それはビジネススーツ上の話。こちらはスーツと言っても普段着やパーティなどでオシャレに着こなせるファッションスーツ。ポイントは、ボトムスにありそう。オーバーサイズといってもご自身の丈に合ってるかどうかが、オーバーサイズを上手に着こなしているか、だらしがなく見えてしまうかの境目になりそうです。 2. ニットは大きめが可愛い ニットはなんだか大きめがかわいく見えるのは、私だけでしょうか? そのゆったりとしたシルエットが女性らしい柔らかさを引き立ててくれます。身体のラインを隠すことで、リラックス感やふんわりとした雰囲気を演出してくれます! また、大きめのニットは暖かみがありますので、その風合いや質感が、人々に心地よさや安心感を与えてくれるのではないでしょうか。 3. オーバーサイズのコート このような大きめのコートは、サイズにゆとりがあるので余裕が生まれ、自然と流れるようなシルエットが生まれます。これにより、スタイリッシュでありながらリラックス感のある雰囲気を演出することができます。この抜け感が、ファッションにおける自由さや個性を表現するのに一役買っています! かっこよく着こなしたい時には、オーバーサイズを選ぶとよいでしょう。 4. 重ね着上手なオーバーサイズ 長めのズボンに長めのシャツを組み合わせたオーバーサイズスタイルの魅力は、バランスの取れたプロポーションを生み出せること! ズボンとシャツがどちらもオーバーサイズなので、全体のシルエットがゆったりとした印象になりますよね。これにより、身体のラインを隠しつつも、洗練されたルックスを作り出しているようです。また、このようなスタイルは、トレンド感やストリートファッションの要素も含んでおり、個性的でおしゃれな印象を与えることができます。 5. 大きめTシャツでゆるカワスタイル 大きめのTシャツはカジュアルなスタイルにぴったりでありながら、適度な抜け感やこなれ感を演出することができます。そのため、ファッションの自由度が高く、さまざまなシーンやスタイリングにマッチする魅力的なアイテムです! 今回は大きめのワイドパンツをチョイスし全体的にゆったりとした印象の中で、デニムジャケットは普通サイズを選んでいるところがポイント。バランスを保っています。 オーバーサイズのアイテムはさまざまなスタイリングに適応しやすいです。他の服とのレイヤリングや組み合わせを工夫することで、個性的でユニークなルックスを作り出すことができるので、これからもオーバーサイズのファッションは人気がありそう。ぜひインフルエンサーたちの着こなしルックも参考にしてみてくださいね。 写真、文・平野秀美 https://ananweb.jp/anew/542490/ Source: ananweb

  • 2024.04.16

ご縁が遠のく理由があります…!「うっかりシングル女性」の特徴 – 文・かわむらあみり | ananweb – マガジンハウス

婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第170回は、ひとりでいることが普通になってしまい、うっかり婚期を逃してしまう女性の特徴をお届けします。 1. 仕事をしているのが楽しい 【結婚引き寄せ隊】vol. 170 令和のご時世、無理に結婚しなくても、ひとりでいても、ふたりでいても、さまざまな選択肢が許容される時代です。まったく恋愛や結婚に興味がないなら、まわりが落ち着いていったからといって、無理をする必要はありません。それが自分の望むことならば、人生に悔いなく生きるのがベスト。 ただ、一番やっかいかもしれないのは、本当は「恋人が欲しい」「結婚したい」のに、うっかりシングルが続いてしまう場合です。実際、30代の最後までしっかりシングルでいた筆者は、うっかり1,000人の男性と対面することになってしまうという婚活を経験し、この度エッセイ本『どうしても、結婚したかった。1000人の男性と出会った私の婚活ラプソディー』を発売したほど。だからこそわかるのですが、相手が欲しい人は、これからお伝えするようなところが自分にないか、確認してみてください。 まずは、仕事をしているのが楽しい場合です。仕事に意識が集中しているため、恋愛や婚活をしようというところまでは、なかなか頭がまわりません。さらには、物理的に忙しくて、彼氏が欲しいと思っても、出会いのないまま気づくと仕事ばかりしている…という状況に。 仕事で成果を挙げることはもちろん素晴らしいこと。ですが、たまには、これから訪れるであろう出会いの可能性にも意識を向けて行動してみると、新しい気づきがあるはず。 2. 誰かに深くコミットするのが苦手 次に、コミュニケーション上手な女性は、出会いが多い印象です。相手が同性でも異性でも、交流することが苦にならず、社交的なタイプだといえるでしょう。いろいろな人たちとつながりを持つことができるということは、それぞれの人たちからお誘いの声がかかる機会も多く、さらには出会いのチャンスも広がりやすいということになります。 その反対に、誰かに深くコミットするのが苦手な性格だと、同性はもとより、恋愛や結婚を考えるようなパートナーへコミットするなんて、とんでもないことになります。筆者はもともとコミュニケーション下手で、小さい頃はけっこうな人見知りでもありました。 そんな性格なのに、仕事でもまったく出会いがないゆえに、重すぎる腰をあげて婚活を始めたところ、何年もかかってしまうことに…。なのでせめて、思い当たるところがある方は、ちょっとずつでも、疲れない程度に出会いの場に出向くといいでしょう。 3. 推しの影響が大きい 最後に、うっかりシングルが長引く理由として、推しの存在による影響が大きいということもあります。筆者の場合、大好きなアーティストの歌を聴いたりライブに行ったりするだけで、幸せホルモンが出ますし、推しの俳優が出ているドラマや映画を観ると、ひとたび時を忘れて没入してしまいます。 推しの存在は、とても豊かな時間を持てることでもあって、むしろオススメしたいぐらい…ではあるのですが、それは「シングルのままでいい」「結婚は考えない」「まだ出産を考える年齢ではない」など、出会いを考えない時期か、「そういう人生でいい」と自分で納得している場合。そして推しの存在にひっぱられて、現実社会でリアルに男性と付き合うことを忘れてしまうことがないタイプや、推しの応援と並行してバランスよく自分の恋愛も進行できるなら、なんの問題もありません。 逆に、そういったことができないタイプは、現実には手の届かない存在にハマりすぎて、ご縁が遠くなってしまうこともあります。これは筆者自身もそうでした。あわてて出会いを探しても、すぐにうまくいくとは限らないため、時間をロスする可能性もなきにしもあらず。でも、ちゃんと現実の結婚計画が立てられるなら、存分に推しに没頭してもいいと思います。だって、楽しいですもんね! 1年は長いようでいて、あっという間。時間は有限ですから、あとで悔いを残さないように、その年齢ならではの気持ちを恋活や婚活に生かしてくださいね! みなさんの恋がうまくいきますように!! 文・かわむらあみり ©AI Visual Vault/Adobe Stock 文・かわむらあみり https://ananweb.jp/anew/541539/ Source: ananweb

  • 2024.04.14

脱野暮見え『グッチ』のローファーがポイント! おしゃれなオールブラックのコーデ5選 – 写真、文・平野秀美 | ananweb – マガジンハウス

ヨーロッパ在住のファッションジャーナリスト、平野秀美さんのファッションスナップレポートです。今回は久しぶりのブラックスタイル特集! 春夏になったらブラックを着る機会が減るかもしれませんが、実は意外とどんな時も大活躍のブラック。どんなスタイルか見ていきましょう。 1. ワンピースにサッと羽織って このシンプルで洗練された雰囲気は目を引きますよね! ブラックの羽織りものが全体のコーディネートを引き締め、大人の余裕を感じさせてくれます。またワンピースもブラックなので、コーディネートは比較的簡単! とは言っても、雰囲気がとっても出ていてカッコよくきれいに決まってます。 2. 煌びやかなパーティーにも 華やかさとエレガンスさが魅力的で、パーティにもぴったりなワンピース。きらめくパーツが施されていて、ブラックとこのビジューが組み合わさることで、着る人の魅力を引き立て、パーティの雰囲気に華を添えます。落ち着いたカラーで人気も高そう。特別な日の雰囲気を盛り上げる一着として、このようなワンピースは、多くの人々に魅力をアピールできますよ! 3. 小物次第で雰囲気が変わる シンプルで洗練されたこのオールインワンは、サイドのスタイルが大胆なデザインに仕上がっています。モノトーンのカラーリングと流れるようなシルエットが特徴で、多くの場面で使いやすく、さまざまなスタイルに合わせやすいという利点があります。またこちらの女性のように、個性的なジュエリーを選ぶと、より他のかたとのファッションセンスに違いが出て、オシャレに磨きがかかります。 4. 『グッチ』の厚底ローファーがポイント こちらは『グッチ』の厚底ローファーと、短めスカートのワンピースがピッタリ。脚長効果が抜群であり、さらに全体がブラックで決まっているのに重苦しくない! 理由は、肌ををしっかり見せて、メリハリをつけているから。ここまで全身ブラックなのもやっぱりカッコ良いです! 5. 素材違いを十分楽しむ 私がおすすめのこちらのスタイル、トップスはヨーロッパでもよく見かける透け感バッチリのタイプ。まだまだヨーロッパは肌寒いので、4月でもウールコートを着ている季節ではありますが、ブラックスタイルが決まりに決まってます。また、リップカラーとマッチしたチラリと見える赤パンプスも素敵! ブラックスタイルの魅力は、そのシックで汎用性の高いカラーリング。どんな場面でも適切で、シンプルながらも洗練された印象を与えてくれるので、季節問わず上手に活用していきましょう! 写真、文・平野秀美 https://ananweb.jp/anew/542511/ Source: ananweb

  • 2024.04.07

『フェンディ』のショーを見た人はやっぱりステキ! 色使いが上手なおしゃれさんのコーデ6選 – 写真・文 平野秀美 | ananweb – マガジンハウス

ヨーロッパ在住のファッションジャーナリスト、平野秀美さんのファッションスナップレポートです。おしゃれな人を見ると、色の使い方がとても上手な人が多いことに気付きます。ヨーロッパのファッションウイークのショー帰りのかたをメインに、色使いがおしゃれな人のスナップを紹介いたします。 1. ピンク + グリーン! 今すぐ真似したい色のコンビはこちら!ピンクとグリーンが合う理由は、色相環上でほぼ補色関係になるから。ピンクは赤を含み、赤と緑は色相環上で対向する補色なので、ピンクとグリーンを組み合わせると、鮮やかなコントラストが生まれ、視覚的に引き立ち合うのだと思います。 2. 意外だけど合う色の組み合わせ 『フェンディ』のショー後に撮影したこちらのふたり。私は個人的にはどちらも参考にしたい色の使い方をしています。左のかたはレッド+スカイブルー、右のかたはベージュグレー+イエローと、どちらも参考になりますよね。特にレッドとスカイブルーの組み合わせは、合わせにくそうに見えますが、こうして見るとお互いの色を強調してくれているようで、不思議な存在感を発揮してくれています。 3. ふたりので組み合わせトーンもすてき こちらは『マックスマーラ』のショーを見に来たかたのスナップです。左のかたは淡いピンクコートの中をホワイトでまとめた明るめのスタイル。対照的に、ブラウンベースの落ち着いた右のかたのコーディネートも素敵。そしてふたりのグラデーションもマッチしています。 4. ブルーを効かせたコーデ 個人的にオススメしたいのは、こちらのコーディネート! 淡いブルーをメインに濃いめのブラウンを全体に持ってくるという、なんとも勇気のいるコンビネーション。携帯ケースまでブルーなので、全体の統一感もバッチリ! 色を楽しむ場合、全体のバランスを考慮することを忘れてはいけません。 5. バッチリ決まったブラウン系! 全体的にブラウン系で決めたこちらのかた、絶妙に異なるブラウンがそれぞれのパーツを上手に見せてくれているスタイル。ブラウン系のコーデの場合、やっぱりゴールドのアクセサリーは似合いますね。彼女のブロンドヘアまでもが統一感あって魅力的に見えます。 6. 決めたい部分を派手に 『J.W.Anderson』のショーを見に来たかたのスナップ。個性的なパフトップスの鮮やかなイエローがバッチリ目を惹きます。その他全体の色は落ち着いているので、ポイントに集中してカラーを集めている印象。スッキリとまとめたヘアスタイルも素敵! おしゃれをするにあたり、色の選び方はとっても重要な要素のひとつ。今回はこんな色のコンビネーションも素敵! と言えるスナップをご紹介いたしました。今後のファッションの参考になれば嬉しい限りです。 写真・文 平野秀美 https://ananweb.jp/anew/542497/ Source: ananweb

  • 2024.04.02

フランス映画界の実力派俳優「京都や奈良での経験は忘れられない」日本での思い出を語る – 写真・園山友基(ヴァンサン・ラコスト) | ananweb – マガジンハウス

映画ファンにとって毎年欠かせないイベントのひとつといえば、横浜フランス映画祭。今年も豪華なゲストたちによって大きな賑わいを見せましたが、今回はこちらの方にお話をうかがってきました。 ヴァンサン・ラコストさん 【映画、ときどき私】 vol. 641 『EDEN/エデン』や『アマンダと僕』などに出演し、フランス映画界をけん引する若手実力派俳優として知られるヴァンサンさん。オープニング作品『愛する時』では、ある過去を抱えながら小さな息子と暮らす女性マドレーヌと運命の出会いを果たす裕福なインテリ学生のフランソワを演じています。そこで、役作りの裏側や人間関係で大事にしていること、そして日本での忘れられない思い出などについて語っていただきました。 ―まずは、本作に出演したいと思った決め手について教えてください。 ヴァンサンさん 監督のカテル・キレヴェレのことはよく知っていましたし、彼女の過去作『スザンヌ』もすごく好きだったので、ぜひ仕事をしたいと考えていました。あとは、この作品で描いているテーマも非常におもしろいし、20年にわたるカップルの姿にもロマンがあるなと。いろんなものが詰まっている複雑な役どころでもあったので、友人であり素晴らしい俳優でもあるアナイス・ドゥムースティエと一緒に演じたいという思いになりました。 役のアイデンティティを表現するために10キロ以上減量 ―ananwebではキレヴェレ監督に以前取材をしたことがありますが、非常に細かいところにまでこだわりを持っていらっしゃる方という印象を受けました。現場ではどのような演出がありましたか? ヴァンサンさん 確かに、彼女の演出はとてもこだわりが強いですよね。そんななか、僕がこの役を演じるうえで言われたのは、まず痩せることでした。なぜなら、内面のもろさや繊細さ、そしてキャラクターの持つ優しさを身体で表現してほしいというリクエストがあったからです。そのために糖分をまったく取らずに10キロ以上も減量しましたが、そうすることで役のアイデンティティを表現しています。 ―なるほど。また、劇中の2人はそれぞれの秘密を共有し合うことによって、特殊な愛情で結ばれていたと思いますが、彼らの関係性をどのようにとらえましたか? ヴァンサンさん マドレーヌとフランソワは、お互いを求めているというよりも、社会から存在を拒否されている2人であるがゆえにお互いを支え合って生きているカップルだと思いました。苦しい生活のなかでフラストレーションが溜まっていくところもありますが、真摯な愛情もあるのでそこが映画としても美しい部分だと感じています。 人間関係で大事なのは、自分らしくいられるかどうか ―ご自身が人と付き合ううえで大事にしていることがあれば、お聞かせください。 ヴァンサンさん 僕自身は幸いなことにすごく自由に生活ができる国で、何の問題もなく暮らしているので、恋愛に関しても自分が思う通りの人間関係が実現できていると思います。とはいえ、自分らしくいられるかどうか、というのは一番重要ですね。 相手に求めているものがあるとすれば、優しさとユーモアがあって、いろいろな感性を持ち合わせている人であること。ともに時間を過ごすことになるので、それらは僕にとって欠かせないものです。 ―また、ヴァンサンさんはこれまでに数多くの作品に出演されており、毎回まったく違う印象を受けるのですが、作品選びはどのようにしていますか? ヴァンサンさん まず僕が作品を選ぶ際に重視しているのは、監督がどういう人かということです。どんなにシナリオがよくても、監督の解釈によって変わるので、監督の芸術的なビジョンに自分がピンと来るかどうかは必須ですね。 あとは、自分が観客として観たときにおもしろそうと思う作品には出たいなと考えています。僕にとって映画が生活の一部というのもありますが、観客としての視点は大切にしている部分です。 オフは何よりも自分の時間を大切にしている ―ご自身の見せ方で意識されていることもあるのでしょうか。 ヴァンサンさん 僕は若い頃から仕事を始めたので、最初はティーンエイジャーの役からスタートしましたが、その後はコメディやドラマでいろんな役を演じてきました。そのなかでも、なるべく同じタイプの役を選ばないようにはしています。とはいえ、俳優は提案をもらってから成り立つ仕事なので、いい話をもらうまでに時間がかかることもありますね。 ―ちなみに、オンオフはどのようにして切り替えていますか? ヴァンサンさん 撮影のときは長い期間ほかのことが何もできないので、オフのときはなるべく自分のために時間を使うように心がけています。家族や友人に会ったり、旅行をしたり、本を読んだり、映画を観たり、自宅のインテリアを考えてみたり、スポーツをしたり。とにかく自分の時間を大切に考えるようにしています。 日本の文化は、どれも特別で繊細 ―日本に来るのは3度目とのことですが、どのような印象をお持ちですか?  ヴァンサンさん いろんな文化があって素晴らしいと思いますが、そのひとつである映画には質が高くて美しい作品が多いと感じています。そういった部分は、昔から現在まで絶えることなく受け継がれているので、是枝裕和監督や今村昌平監督、北野武監督、濱口竜介監督といった監督の映画が僕は好きです。ほかにも、漫画や文学、そして食にいたるまで特別な文化ですし、どれも本当に繊細ですよね。 ―もし、日本での印象的な思い出などがあれば教えてください。 ヴァンサンさん 初めて日本に来たのは友達とのバカンスでしたが、ちょうどフランスがワールドカップで優勝したときでした。その瞬間は京都にあるバーにいたので、日本人とフランス人が一緒になって喜んだことが記憶に残っています。 それから僕は動物好きということもあり、鹿を見に奈良に行ったこともありました。ただ、せんべいをあげていたらどんどん鹿が集まってしまい、せんべいはなくなったのに15匹くらいの鹿に取り囲まれて追いかけられたことも(笑)。あれは忘れられない経験ですね! 人生に悩みがあるのは、とても自然なこと ―それでは最後に、ご自身と同世代のananweb読者に向けてメッセージをお願いします。 ヴァンサンさん 人生においてずっと悩みがあると感じることもあるかもしれませんが、これはとても自然なことです。なので、悩みを抱えている自分自身も受け入れていったらいいのではないかなと思います。他人に目を向けてみれば、みんなも将来に不安を持っている状態にあることがわかるので、「これは普通のことなんだ」と再認識できるはずです。 実際、僕自身も自分がしていることが正しいかどうか、確信を持てていません。でも、それよりも自分に対して疑いを持ったり、悩んだりすることは悪いことではないと考えるほうがいいのではないかなと。そうやっていろんなことに好奇心を持って乗り越えていくのは大事だと思っているので、みなさんにもそれを伝えたいです。あとは、友達と話をしたり、音楽を聴いたり、映画を観たり、外に意識を開いていくような生活にしていくのもオススメですね。 インタビューを終えてみて…。 これまで作品ごとにまるで違う顔を見せているヴァンサンさん。それだけに素顔はどんな感じか楽しみにしていましたが、フレンドリーでとても自然体な方でした。フランス映画界には欠かせない一人でもあるので、今後も幅広い作品での活躍を期待したいところです。 作品情報 「横浜フランス映画祭 2024」 写真・園山友基(ヴァンサン・ラコスト) https://ananweb.jp/anew/540717/ Source: ananweb